ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー 作:通りすがる傭兵
「......気乗りはしないけど、やるだけやろう。惰性で続けてる気がしないでもないけど、やれって言われてる気がするんだよな」
「ガンスミスと」
「M1895ナガンの」
「「銃器紹介!」
ガンスミス
「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介、解説していくラジオ番組です」
ナガン
「偏見思い込み勘違い......そこは大目に見てほしいのう。間違いがあれば随時感想欄などにて受け付けているのじゃ」
ガンスミス
「性能諸元は主にWikiを参考にしています」
「「それでは、スタート!」」
ガンスミス
「もうすぐクリスマス! 1年前に解説したのが懐かしいばかり」
ナガン
「1ヶ月前の収録じゃがのう」
ガンスミス
「年末は忙しいししょうがないでしょ。去年? 今年?はやたら暇だったけど」
ナガン
「あれは元指揮官が仕事を全部引き受けたからじゃぞ」
ガンスミス
「まじ?」
ナガン
「今年は絶対にないから安心せい。そのようなこと今の指揮官がさせると思うか?」
ガンスミス
「......それもそうか」
ガンスミス
「と言うわけで今回のゲストはこちら! 妙に男心をくすぐるかっこいい名前でお馴染み」
SVD
「ドラグノフ狙撃銃だ。私をゲストに呼べるとはとんだラッキーマンだな」
ナガン
「予定をこじ開けたんじゃがの。こやつが銃器の整備不良だのなんだの使って」
SVD
「......オイ」
ガンスミス
「それでは性能諸元に参りましょう!」
SVD
「無視するな!」
性能諸元 SVD ☆4 SR
口径 7.62mm
使用弾薬 7.62×54mmR弾
装弾数 10発
採用 ソビエト連邦軍 ロシア軍 他
開発経緯 モシンナガンを超えろ!
ガンスミス
「この銃の正式名称をSnayperskaya Vintovka Dragunova、頭文字を取ってSVDとも言うし、開発者の名前を取ってドラグノフとも言う。ラジオではIoPのカタログ表記のSVDで統一するぞ」
ナガン
「ちなみにロシア語を訳すのであれば“ドラグノフ式セミオートマチックスナイパーライフル”となるぞ」
ガンスミス
「開発は1960年代。いかんせん旧式化と老朽化が進む狙撃銃、ことモシン・ナガンを更新できまいかというのがことの発端だ」
SVD
「他にもWW2で市街地における狙撃手の有効性が確認されたことも開発要因のひとつに挙げられるな」
ガンスミス
「そして3人の技師が試作品を提出。その中で優れていたSSV-58が採用され、63年にSVDとして制式採用される運びとなった」
SVDってどんな銃?
ガンスミス
「細身なスタイルが目を引くデザインだな。他にも銃床部分に開いた穴など、軽量化にもこだわり見た目通り重量は軽い。なんとたったの4.3キロ」
ナガン
「重めの小銃とそう変わらんが、本当に軽いのかそれは?」
SVD
「PSG-1は8.2kg、WA2000は約7kg。セミオートに限るが、狙撃銃としては破格の軽さなんだが?」
ナガン
「質問に質問で返すでない。それで、他に特徴はあるのか?」
ガンスミス
「そうだな、AK-47の設計をおおいにさんこうしてるところとか。機関部もなんとなく似てるし作動方式も同一。
耐久性は言わずもがなではあるが、パーツに互換性はないのが惜しいばかりだ」
SVD
「よく精密射撃に難があると言われるんだが、実際そうでもないぞ私は。
指標のMOAは1.0位だし、同条件のARより精度高いんだから」
ナガン
「いやARより精度の低い狙撃銃とか安心して背中預けられんのじゃが」
SVD
「心配しなくていい、私は優秀だからな」
ナガン
「そういう意味ではなくて」
ガンスミス
「おーい、戻っといでー。話がそれてるよ。あと君は銃身ぶつけすぎだから反省するように、SVDは銃身厚ないんだからすぐ歪むんだよ?」
ナガン
「注意するそばから逸れよって......わしがやればいいのじゃろう。
SVD、資料には暗視スコープの記載があるのじゃが、説明できるか?」
SVD
「ああできるぞ、こいつのことだな? 厳密には“対暗視装置スコープ”だけどな。
バッテリーで照準線を光らせて暗視のようなことも出来るんだが、真価は敵の赤外線発信装置を発見するフィルタがついてることだ。現在では赤外線発信装置が小型化した分、廃れてしまったがな。
一応もってるが、普段はノーマルスコープだ」
ナガン
「そいつは初耳じゃな。他には何かあるか?」
SVD
「あるぞ。ついてないモデルもあるが、私のには銃剣ラックがデフォルトで付いていてな。
私の活躍の場を奪った不届き者を切り刻むことが出来る」
ガンスミス
「おまっ! カバーついてるからって刃物振り回すなよ危ないだろうが!」
ナガン
「自業自得じゃな......」
MOA......角度を表す単位であるが、銃の場合は集弾性能を
表す単位。
例えば1MOAならば、100m先の的にお直径2.9cmの円内に命中弾が収まる、程度の精度。
精密狙撃銃であればMOAは0.5〜1以下、セミオート狙撃銃であれば1前後が指標となる。
一般的なARとなると1〜4程度。これは弾薬や銃身の長さなどにもよっても左右される。
またどのような条件によってテストされたかにもよって変化するので、参考程度に留めておこう。
まとめ
ガンスミス
「というわけで東側では現在も生産の続く有名狙撃銃SVDの紹介でした。如何だったでしょうか。
AKと似て非なる、掘り下げるほどに抱いていたイメージが崩れていった面白い銃でしたね。
......次回は少し長くなりそうです。では、またお会いできることを祈っています」