ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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というわけでせっかくのバレンタイン。こういう解説もしなくちゃね


教えてナガン先生 その4『バレンタイン・デー』

 

 

 

 

 

「ガンスミスと」

 

「M1895ナガンの」

 

「「銃器紹介、番外編!」」

 

ガンスミス

「なぜなに教えて」

 

ナガン

「ナガン先生! のコーナーなのじゃ」

 

ガンスミス

「このコーナーはいつもの銃器紹介とは趣向を変え、それ以外のものを解説する不定期開催コーナーです」

 

ナガン

「今回のテーマは2月14日の祭日......と、言えば、学生や戦術人形にはピンとくるものも多いじゃろう」

 

ガンスミス

「そう、バレンタイン・デーでございます。いやあ青春の1ページだねぇ」

 

ナガン

「お主はそんな甘酸っぱいイベントとは無縁そうじゃがのう」

 

ガンスミス

「同級生の野郎どもにチョコは散々配ったけどな」

 

ナガン

「むさ苦しいバレンタインじゃのう」

 

ガンスミス

「それはどうでもいい話だろ。

 さて、女性が男性にチョコを渡す日ってイメージも強いバレンタイン。その始まりやなんでチョコを配るようになったか、なんてのは実際にはよくわかっていない人も多いはずだ」

 

ナガン

「始まりを知ればその想いも深まるものじゃ、というわけで、今日はバレンタインの起源と変遷について語ってゆこうとおもう」

 

 

 

 

 

 

バレンタインの始まり

 

ナガン

「バレンタインデー。もしくは聖バレンタインデー、セイントバレンタインデーなど、地域によっては呼び方は違うが、バレンタインという単語は共通しているわな。

 

というのも、この名前の由来は『聖ウァレンティヌス、又はバレンティヌス』という聖人に由来すると考えられておる。主にローマ・カトリックに由来する国の間で信仰される聖人の1人じゃな」

 

ガンスミス

「由来の始まりは紀元260年代、軍人皇帝時代のローマ帝国の皇帝のひとりクラウディウス2世が発したひとつの勅令から始まる。

『兵士は結婚してはいけない』というモノだ」

 

ナガン

「軍人皇帝時代というのは下剋上やら領土争いやら、在りし日のローマは何処かと言わんばかりの戦国時代。当然戦争が絶えず、兵士が戦場に駆り出されるは常。

 愛する者を故郷に残せば士気が下がると危惧したからこそ皇帝は兵士の婚姻、結婚を禁じたとされている」

 

ガンスミス

「婚姻を禁止され悲しむ兵士を見かねたのがキリスト教の司祭だった『ウァレンティヌス(バレンティヌス)』。彼らのためにこっそり結婚式を行うなどをしていたんだが、皇帝に見つかってしまってな。二度とするなと言われても頑なに首を縦に振ることはなく、そのまま処刑されてしまったというわけだ。

その日が2月の14日。恋人たちのために命をかけたヴァレンタイン司祭を悼む日......てのが定説なんだが、実際は少しだけ裏がある」

 

ナガン

「当時の政治状況は込み入っておってのう。

 ローマ皇帝が布教したい初期キリスト教はまだ聖書のみを規範としそれ以外を排除する動きが強かった。かといって市民に定着した元々の神話や宗教、風習を捨てさせるのは市民や部下からの反感を買うことになる。

 そこで元々あったローマ神話の女神の祝日の前日にこのような説話をねじ込み、以降の祭りを『ヴァレンタインに因んだ祭りである』と解釈を変更させ、定着を図ったんじゃな」

 

ガンスミス

「こういう例クリスマスでも見た」

 

ナガン

「為政者と宗教家と犯罪者は自身の正当化のためならなんだってやるわい。いつの時代もソレは変わらぬよ。

ちなみにヴァレンタイン司祭の実在は疑われておるため、20世紀に行われた公会議で史実の上で実在が明らかでないと典礼日(聖人の死を悼む日)から取り除かれるという顛末もあったのじゃが......ま、わしは神など信じぬからそもそもがもが」

 

ガンスミス

「それ以上はオフレコで頼むよーっ?!」

 

 

 

 

地域ごとの特色

 

 

ガンスミス

「ふう、危なかった。

さて、本来であれば恋人を祝福するという意味合いのつよい始まりなんだがそれがどうして現代のようになったのか。ソレについては地域差があるのでそれぞれ語っていこう。

 

ヨーロッパやアメリカでは、主に恋人や親しい人に花やケーキ、贈り物やカードを贈るようになっていった。日々の感謝を伝え、労り、愛を囁く、なんてな。

贈答品の一つとしてチョコレートを贈るようになったのは19世紀のイギリスからなんだとか」

 

ナガン

「えらく早口じゃのう」

 

ガンスミス

「キミがやらかすからだよ。原稿読んで、はやく」

 

ナガン

「せっかちになったのう......こほん。

北欧では花を贈る日や愛を伝える日など、そこまで意味合いが強いわけでもないそうじゃ。

東欧やロシア圏では、ローマ・カトリックの催しということもあって、ロシア正教会の力が強いせいか祝日として特に定着はしておらんらしい」

 

ガンスミス

「ま、1番特徴的なのは日本よな」

 

ナガン

「さすが文化のガラパゴス島といったところかの。

戦後に広まったバレンタインという文化は資本主義の広まりとともに特色と形を変えてゆくこととなる。

 今の形になったのは1970年代、日本の高度成長期が終わりを迎え資本主義が定着したと言えるころになるかの。

 

贈り物にはチョコレートを。

女性から男性へと手渡すことが殆どで。

女性から男性へ愛を伝える。

 

この形になったのはモロゾフ製菓が新聞に掲載した“あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう”なんて広告が発端になったとか、2月に売り上げが伸びない菓子屋の店長が発案した企画など諸説ある。

 定着する理由の一つとして女性から男性へ贈り物をする習慣が日本にはなく、目新しかったかもしれぬがのう」

 

ガンスミス

「他にも職場の人間やクラスメイトに贈る『義理チョコ』同性の友人に贈る『友チョコ』などの文化も日本だけだ。

ちなみにお隣も韓国も影響を受けてか、女性から男性へチョコを贈るなんて文化が定着している」

 

ナガン

「中国では『情人説(チンレジエ)』という呼び方で呼ばれ、男性が女性に花束を送り愛をささやく日になっていたりする。台湾じゃ大切な人と過ごす記念日と認識され、デートやディナーに行ったりするそうだ」

 

 

 

 

派生文化アレコレ

 

ガンスミス

「さて、男性諸君。バレンタイン・デーの1ヶ月後の3月14日はなんの日かな? そう、ホワイトデー......は、認識してるかは個人差があるのでちゃんと説明しよう。このように、バレンタインに関連する文化も存在する」

 

ナガン

「一番わかりやすいのは先にこやつが言ったホワイトデーじゃな。

主に日本や韓国に見られるもので、男性から女性へ、先のホワイトデーの返礼のプレゼントをする日じゃ。プレゼントに贈る菓子にもメッセージが込められているという話があるが、こじつけのようなもので特に意味はない」

 

ガンスミス

「他に韓国には4月の14日にブラックデーなるものがある。これはバレンタインデーにもホワイトデーも縁がなかった男女が集まり、黒い服を着てジャージャー麺やコーヒーなど黒い食べ物を食べるというものだ」

 

ナガン

「傷の舐め合いじゃな......」

 

ガンスミス

「傷つく人もいるんですよ!」

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「形に違いはあれど、基本的には好きな人や日々お世話になっている人に贈り物をする日だ。そこにこじつけて告白をするもよし、お菓子作りの腕を披露するもよし、日々の感謝を伝えるきっかけにするもよし」

 

ナガン

「少し野暮な話も多かったが、感謝や愛を伝えることが悪なはずはない。

ただし、虫歯には気をつけるようにするのじゃ。甘いものを食べた後はしっかりと歯磨きをしないと酷い目に遭うことになろう。特にFNCは気をつけるんじゃぞ。

それでは、また次回なのじゃ!」

 

 

 

余談

 

ガンスミス

「ちなみにバレンタインという名前は欧米圏ではそこまで珍しいわけでもなく、イギリスには開発者の名前を冠するバレンタイン巡行戦車なるものもあるわけだ。

 これは2月14日に設計図が提出されたとかからとも言われている。どちらにせよ、ちょっとした小ネタとして紹介させてもらったぜ」

 

 

 

 

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