ドールズフロントラジオ 銃器紹介コーナー   作:通りすがる傭兵

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題名のつけ忘れを修正しました。このすかぽんたんめ


第79回 P90

 

 

ガンスミス

「WA2000じゃないの。銃の調子は?」

 

WA2000

「応える必要も無いくらいに完璧。それで、何か私に用事?」

 

ガンスミス

「......ああ、P90を探してるんだ。今日非番だからラジオ収録したいって伝えてたんだけど、どうも宿舎に居ないみたいで」

 

WA2000

「ふ、ふーん? 私に探すのを手伝って欲しいってこと?」

 

ガンスミス

「そう思ってたんだけどもう時間ないし、今日のラジオの助手頼んでいいかな。今日非番でしょ?」

 

WA2000

「はい?」

 

ガンスミス

「今日はナガンもウェルロッドも任務だし探してたんだ。

 P90本人がいないのは惜しいところだけど、俺が知らない任務とか緊急出動(スクランブル)かもしれないから仕方ない。

後日に回せばいい話だけど今日くらいしか俺は時間取れないし、頼む!」

 

WA2000

「しょうがないわね、やってあげてもいいわよ」

 

ガンスミス

「んじゃ30分後のいつもの収録室で、よろしく」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガンスミスと」

 

「WA2000の」

 

「「銃器紹介!」

 

ガンスミス

「このコーナーは銃についてあんまり詳しくない指揮官殿に銃器を解説する、というテイで銃を紹介解説していくラジオ番組です」

 

WA2000

「偏見思い込み勘違い。そこは大目に見てほしいわね、間違いや面白い小話ががあれば感想などにて受け付けているわよ」

 

ガンスミス

「性能諸元は主にWikiを参考にしています」

 

「「それでは、スタート!」」

 

 

 

 

 

ガンスミス

「今日は珍しい組み合わせでの放送になるな。両方とも片割れが仕事で忙しいもんだから」

 

WA2000

「警戒任務となれば部隊の統制役になるHG戦術人形は欠かせないからね。今回は実戦経験の少ない新人のデビューも多いだろうから経験者は引っ張りだこよ」

 

ガンスミス

「新顔もだいぶ増えたしね。さて、今日のゲストはこちら」

 

Five-seveN

「はぁい、久しぶり。Five-seveNの登場よ。みんな私に会いたかったでしょう?」

 

ガンスミス

「はい、というわけで今日のゲストはFive-seveN、第4回の紹介以来だな。またFive-seveNの解説ってわけじゃなくて、今回の解説する銃に縁があるってことで呼ばせてもらったんだ。なんせ本人と連絡が取れないんだから仕方なくな」

 

Five-seveN

「......そう。新人は忙しいから仕方のない事なんじゃないの? 今回の警戒任務にでも駆り出されているんでしょ」

 

WA2000

「そうそう。防衛戦力の低下とかで他所の基地の警戒網まで担当しなくちゃいけなくって、最近忙しいのよね」

 

ガンスミス

「ま、そういうわけだ。今回だけじゃなくて暫くは変則的な放送になるかもしれんからよろしくな」

 

 

防衛戦力の低下......試作強化型アサルト様主催の大規模コラボのなんやかんやでその結果、S地区周囲の戦力が焼け野原になりました。

戦力を出し渋ったB基地は絶賛穴埋めに奔走中なのです。

 

 

 

ガンスミス

「と、いうわけで紹介する銃の性能諸元に参りましょう。

今日紹介するのはコイツだ!」

 

 

 

性能諸元 P90 ☆5 SMG

 

口径 5.7mm

 

使用弾薬 5.7×28mm

 

装弾数 50発

 

採用 ベルギー 他

 

 

開発経緯 その全てが型破り

 

 

ガンスミス

「そういうわけで専用弾を共有するFive-seveNに来てもらったわけさ」

 

Five-seveN

「だから呼ばれたってわけね。非番の日に、朝ごはんを食べている私に、有無を言わせず」

 

ガンスミス

「そ、それは謝るよ......

さ、さて開発は1980年代末期。冷戦が終わりに向かうにつれ戦争は国家間のものから対テロリズム、つまり銃後の戦争に変わりつつあった。

 その為に提唱されたPDWのコンセプトを体現する銃の開発のため『プロジェクト90』は始まり、この銃が生まれたってわけだ」

 

WA2000

「PDWについて説明はしないの?」

 

ガンスミス

「散々やったからもういいかなって。

ハンドガンくらい取り回しが良くて威力の高い護身武器って纏めとけばいいよ」

 

Five-seveN

「知らなければ私の登場する第4回や、IDWの登場する第73回。80年代以降に開発されたSMGの登場する回を見ておけば間違いはないわ」

 

WA2000

「......ま、時間がかからないことはいいことだわ」

 

ガンスミス

「そうそう。そんでもってプロトタイプ版の試作を経て、リスナーのイメージするP90の丸っこいSFめいたデザインの製品版が誕生するわけなんだ、が」

 

WA2000

「どうしたの?」

 

ガンスミス

「プロトタイプ版がまたトンチキなガワで、どうしてこうなったって形をしてるんだ。レプリカそこに作ったから見てみて」

 

Five-seveN

「......ハンディタイプの掃除機みたいな形ね」

 

WA2000

「ただの箱の後ろにカバーとグリップつけただけじゃない、実用性皆無にも程があるわよ。というか反動どうやって受け止めるのよこれ」

 

ガンスミス

「だからこれで製品化しなかったんだよ?」

 

 

ハンディタイプの掃除機みたいな......画像検索するとまじでそんな感じ。

『P90 プロトタイプ』で画像検索DA!

 

 

 

 

P90ってどんな銃?

 

ガンスミス

「前回のAUGも大概だけど、人間工学ってものに沿った丸みが目立つデザインがまず目を引くと思う」

 

Five-seveN

「箱をベースにグリップスペースをくり抜いて、ハンドルを足して、グリップ部をくり抜いて、なんだか穴あきチーズみたい」

 

WA2000

「とはいえ、ブルパップ式の利点と弾薬の反動の少なさはその印象の悪さをひっくり返せるくらいにはあるわね。

他にもチャージングハンドル、セレクターは左右から操作可能。排莢口は下に向けることで射手の気にならないようになってるわ」

 

Five-seveN

「たまに踏んで転ぶ人もいるらしいけどね」

 

ガンスミス

「とまあ、ここまでは常識の範囲内だろうから、視点を変えていこう。俺は思うに、コイツの真の特徴はマガジンにあると思ってるんだ」

 

WA2000

「マガジンに?」

 

ガンスミス

「ああ、いくら小口径といえども50発もの装弾数のマガジンなんて難しい。ブルパップ式となれば、長いマガジンは弾倉交換を妨げる要因になる上操作に支障をきたす。

そこで、この銃では面白い機構をマガジンに仕込んだんだ」

 

Five-seveN

「銃身に並行に取り付けることね」

 

ガンスミス

「そう! 普通の銃はスプリングで上げて弾を込めるから、機関部に垂直になるようにマガジンが刺さることが殆どだ。だが、この方式は弾倉が長くなると使いにくい。

ベルト式やドラム式など対策案は幾つか出たが、この銃はその考えを捨てたわけなんだな」

 

WA2000

「銃身に被せるように取り付けて、機関部のすぐ上でマガジンが弾薬を90度回転させて弾を送り込む。

長さはM4のSTANGマガジンよりは長いけれど、それを感じさせることは一切なく、取り回しの良さはそのままになったってわけよ」

 

ガンスミス

「故障が多かったり弾倉交換にコツが居るとかで一部現場から不評なんだけどね」

 

WA2000

「それはいわゆるコラテラルダメージというもので......」

 

Five-seveN

「専用弾も必要だし、知名度よりは採用は少ないのよね」

 

ガンスミス

「というか、ゲームで困ったらコイツ持たせとけって感じあるよね。見た目面白いし、装弾数多いSMGとして選択肢に入れやすいし。この前RFBがぼやいてたよ」

 

WA2000

「扱いが雑なのよ、扱いが」

 

 

 

 

まとめ

 

ガンスミス

「多少の問題点に目を瞑りさえすれば、トップクラスに優秀なSMGのひとつだと思う。

その知名度も一昔前のイロモノ枠じゃなくアメリカでは民間改造モデルが流通するほどにメジャーになりつつあるんだ。

もしかしたらこれからのスタンダードになる日が来るかも、なんて思うくらいにはな」

 

Five-seveN

「P90が増えれば私の露出も出番も増えるかしらね。弾が専用弾とかで申請めんどくさいし、すぐなくなるし」

 

WA2000

「こんな生々しい話していいの......?」

 

ガンスミス

「よくないから切り上げるよ!

と、いうわけで本日のゲストはFive-seveNとP()9()0()でした! それではまた次回っ」

 

 

 

 

あとがたり

 

Five-seveN

「それじゃ、休日手当はよろしくね〜」

 

WA2000

「......」

 

ガンスミス

「......」

 

WA2000→P90

「いつからわかってた?」

 

ガンスミス

「最初っから。WA2000は『バッチリ』とはいうけど、銃の調子では『完璧』なんて言わないからね。特に自分にやった仕事はね」

 

WA2000

「うわ、他所ではよく言ってたんだけどな。珍しいね」

 

ガンスミス

「研究不足だね。それに、変装については......」

 

ガンスミス→死神さん

「プロの目の前で誤魔化せるとは、思わないことサ」

 

P90

「うぇええええええええ!?」

 

死神さん

「ハッハッハ、今回は誰も彼も代役だったって事サ」

 




ガンスミス
「ぶえっくし! 誰か噂してるのかねぇ」

WA2000
「そんなことより次の依頼よ。次はあっちが基地に出向いてくれるから早く片付けて」
ガンスミス
「ハイハイ。さて、次の依頼は、っと」

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