一ヶ月近く空いた更新ですが、楽しんでいただけると幸いです。
それでは九話、お楽しみください。
伊織「ふふふ…こっちに来て二晩連続で飲み会とは…大学生活って怖いな…」
千紗(なんでこんなのと一緒に帰らないといけないかなぁ)
北原は未だにフラフラしてるし、千紗はちょっと怒ってるようにも見えるし、どうにかならないもんかねぇ
伊織「ただいま戻りました。」
千紗「ただいま。」
「ただいまです。」
登志夫・時田・寿「おう、おかえり三人とも。」
何故裸エプロン
伊織「おぶっ⁉」
北原は更に吐きそうになってるし。
登志夫「?どうしたら伊織?」
寿「二日酔いか?」
時田「吐くならトイレだ。」
伊織「その格好のせいですよ‼」
「なんで裸エプロンなんですか?」
寿「ああ、この格好か」
時田「この後潜るからその準備をしていたもんでな。」
登志夫「このしたにはきちんと水着を着ているから安心しろ。」
奈々華「三人ともちょっといいー?」
登志夫「ん?」水着+エプロン
時田・寿「ん?」裸エプロン
伊織「嘘つきぃぃいいいいーっ‼」
「いや、嘘はついてないだろ。水着着てるって言ったのは登志夫さんだけだし。」
伊織「そうだけども!なぜお前は平気でいられるんだ!?」
「慣れだな。ところで服はどうしたんですか?先輩方。」
寿「お?」
時田「おお、気付かなかった。」
伊織「気付かないほど全裸に馴染んでいるなんて…」
奈々華「今日のお客さんなんだけど、あっ、おかえりなさい、千紗ちゃん、伊織くん、八くん。」
千紗「ただいま。」
「ただいまです。」
登志夫「んで、今日の客がどうかしたか?」
奈々華「急病の人が出たみたいで来週に延期してほしいって。」
登志夫「なんだ、そりゃ残念だな。」
時田「ってことは今日のダイビングは中止か。」
時田・寿「仕方ない。たまには服を着るか。」
伊織「普通は常に着ているものですけどね。」
「できれば毎日着てください。」
はじめて北原と共感できた気がする。
奈々華「はい、それじゃあ」
全員「いただきます!」
伊織「先輩がたってよくここで昼飯をくってるんですか?」
時田「そうだな。手伝いに来ていることが多いからな。」
寿「雑用とかアシスタントとかでな。」
登志夫「折角来て貰ったのに中止でスマン。」
「急病じゃ仕方ないですよ。」
流石に来れないのに金とるわけにはいかないしな。
時田「さーて、夜の飲み会まで時間が空いちまったな。」
今日も飲み会かよ。何日連続だよ。
寿「そうだな。」
時田・寿「伊織、夜までどうする?」
伊織「なぜそこで俺に振るんですか?」
寿「質問に質問で返すなと教わってないのか?今時小学生でも知っているというのに。」
時田「現地集合がいいのか?」
伊織「今更そんな子供じみた事言わないでください!それと、今日飲み会があるのも今始めて知ったわ!」
時田「飲み会に参加しないなんてお前は一体何のサークルに入ったつもりなんだ‼」
伊織「え!?ダイビングじゃないの!?」
奈々華「ダメよ、伊織君。」
「どうかしたんですか?」
奈々華「今日も夜遊びなんて許しませんからね。」
伊織「あの…奈々華さん……?」
奈々華「伊織君がウチに来て三日目だけど知ってる?」
伊織「えっと、何をでしょうか?」
奈々華「自分の部屋がどこにあるかを。」
「おまえ、部屋で寝たこと無いのかよ…」
伊織「…………俺、こっちに来てからろくな寝方してねぇ。」
初日、先輩達と講堂前で酔い潰れ、
二日目、今村と一緒に酔い潰れていた。
寿「?授業にきちんと出ていれば睡眠は充分なはずだろう?」
伊織「学費を出してくれている親御さんに謝れ‼」
俺はダメ親父が出してくれているから、その点についてはなんとも思わないな。
伊織「言われてみれば俺、自分の部屋にまだ、一歩も入ってなかったです。」
奈々華「でしょう?大学生になってはしゃぐ気持ちもわかるけど、来てから三日連続で夜遊びなんてダメよ。」
「仮に飲みに行くにしても酔い潰れない程度にしておくとかあるだろう?」
伊織「二人の言う通りです。今日はおとなしくココににいることにします。」
そっちをとるのな。酔い潰れない飲み方を探して飲みまくるとか言い出したらどうしようかと思った。
伊織「ということで今晩は不参加です。いいですね?」
時田「まあ、仕方ない。」
寿「伊織は不参加か。」
登志夫「お客さんが来ないから用意した道具をしまっておいて貰えるか?」
時田「わかりました。」
「手伝います。」
寿「助かる。」
伊織「いやーホントすみませんね。今日の飲み会は参加できなくて。」
「全く思ってないだろ。」
時田「なにいいさ。そういう事なら仕方ない。」
寿「今日の飲み会は青海女子大学との交流会だしな。どうせ人数は足りるだろ。」
片付け後
時田「んで、飲み会までどうする?」
寿「そうだな、伊織は来ないしな……八はどうする?」
「パスで。」
寿「このシャイボーイめ。」
時田「お前から見て初対面は相手から見ても初対面なんだ。恥ずかしがるだけだと人生損だぞ?」
寿「無理にとは言わない。気が変わったらいつでも言ってくれ。」
「わかりました。」
いつになるかはわからないがな
伊織「ここまでしても許して貰えませんか!」
パンイチで土下座している変態がいる。
「とりあえず、通報でいいですか?」
千紗「やめて。」
「意外だな、あいつの肩を持つなんて。」
千紗「そんなつもりはない。ただ…」
「ただ?」
千紗「ウチの店に変態がいるって回りに知られたくないだけ。それで店の評判とか落としたくないし。」
「さいですか。」
時田「おい伊織、何があった?」
伊織「俺…思い出しました。自分が何のサークルに入ったのかを!」
「ダイビングだろ?」
伊織「いや!そんなもんに入った覚えはない。」
時田「素晴らしい掌返しだな。」
寿「手首がねじ切れんばかりだ。」
伊織「だからお願いします、奈々華さん!今日の飲み会に行かせて下さい。」
奈々華「え、えっとねとりあえず顔を上げて服を着よう?」
千紗「だいたい、どうして服を脱ぐのよ。」
全くだ。このサークルに染まるの早すぎんだろ…
伊織「裏表のない誠意を表明する為‼」
時田「確かに赤裸々な意思表示ではあるな。」
寿「やっぱり伊織の考え方はうちのサークル向きだな。」
奈々華「~~あのね伊織君、大学生になって遊びたい気持ちはわかるけど、こういう生活はダメだと思うの。」
伊織「ですが御大将…‼」
奈々華「ダメです。ご両親からお預かりしている伊織君にそんな荒んだ生活をさせるわけにはいきません。」
伊織「そこをなんとか❗」
奈々華「ダメなものはダメ!今日、伊織君は自分の部屋の荷解きをするの。」
伊織「んで、どうすれば許可が下りると思いますか?」
「いや、あそこまで言われたら諦めろよ。」
寿「荷解きなら手伝ってやるぞ?」
伊織「嫌です❗俺は諦めません。」
時田「いったい何がお前をそこまで突き動かしているんだ。」
伊織「恥ずかしながら性欲です。」
寿「本当に恥ずかしいな。」
伊織「そんなことよりどうしたら奈々華さんを説得できますか?」
寿「とりあえず荷解きを済ませるべきじゃないか?」
時田「そうだな。」
伊織「けど、それだけじゃ…」
「足りないって言うのか?」
伊織「おそらく。」
寿「なら、お前が自立した一人前の男だとアピールできる部屋を作ればいい。」
伊織「んな事言われても……」
「そんなのすぐにはできないでしょうに…」
時田「…仕方ない。可愛い後輩の為に一肌脱ぐとするか。」
寿「伊織が一人前の立派な大人の男だと一目でわかるように部屋作りをしてやる。」
伊織「せ…先輩がた!」
大丈夫か?
ありがとうございました。
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