ぐらんぶるwith比企谷八幡   作:元サッカー部

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お久しぶりでございます。
感想お待ちしています。
10話です。お楽しみください。



やはり俺の部屋作りを他の人がするのは間違っている。by 伊織

side 伊織

奈々華「えっ、もう荷解きが終わったの?」

 

伊織「はい、パパっと(先輩たちが)やっちゃいました。」

 

奈々華「流石は男の子、力があるのね。」

 

伊織「俺だって自立した大人ですから。」ガチャ

扉を開けた先に待っていたのは

 

 

 

 

 

 

 

エロ本、エロDVD、AV女優のポスター

伊織・奈々華「……」

こ、これは一体…

 

伊織「はっ、違うんです、奈々華さん。これは……!」

 

奈々華「いっ、伊織君も、男の子、だもんね。」

 

伊織「違いますって!これは…!」

 

奈々華「ワカッテル、ワカッテルカラ。」パタン…

 

side八幡

時田「どうだった、伊織」

 

寿「ばっちりだったろ?」

 

伊織「このド畜生どもがぁー‼比企谷!お前何故先輩たちのこの暴挙を止めなかった!?」

 

「一年の洗礼だろ。俺もやられたんだからお前も受けるべきだと思ったからな。」

今でこそ安全になったが、入って2、3日は勝手に部屋作りされてたからな。

 

時田「なんだ、失敗だったのか?」

 

伊織「むしろどうしてこの部屋を見せて成功すると思えるんですか?」

 

寿「エロ本を見つけた親はよく『大人になったわね』という反応をするだろう?」

 

伊織「それは意味が全然違うんですよ‼」

 

時田「文句が多いな。」

 

寿「じゃあどうして欲しいんだ。」

 

伊織「普通で良かったんですよ。初めて一人暮らしする大学一年生が作るような普通の部屋で‼」

 

時田「なんだそれだけで良かったのか。」

 

寿「それならそうと先に言えよ。」

 

伊織「たとえ俺の指示が足りなかったとしてもこの部屋作りはありえませんが…」

確かにな…

 

伊織「先輩がたを頼った俺すまわしてもらってるんがバカでした。あとは俺一人でやるんでもう帰って下さい。」

 

登志夫「おーい、誰か手伝ってくれ。」

一階から登志夫さんが呼んでる。

 

寿「行ってこい、伊織。」

 

時田「そうだな、点数稼ぎでもして来い。」

 

伊織「あんたら部屋に残すと何しでかすかわからないので嫌です。」

 

「そうは言ってもこの家で住まわしてもらってるんだから手伝いぐらいしてもいいだろ。」

 

伊織「そう言うならお前が行けよ。」

 

「俺はいいが、その場合お前は何言っても手伝ってくれないというレッテルが張られるが、それでもか?」

 

伊織「分かったよ!行けばいいんだろ、行けば!」

 

登志夫「おーい、まだかー?」

 

伊織「今行きます。」

 

時田「さて。」

 

寿「やるか。」

 

「やるんすね。」

 

寿「当然だろ。」

 

時田「あいつ一人参加できないというのは可哀想だからな。」

 

寿「ところで、どんな部屋を作ればいいんだ?」

 

時田「そうだな、さっきので良いと思ってたからな、さっぱりわからん。八、何かいい案はあるか?」

 

「ここで俺にふるんすか…そうですね、新入生らしい部屋がいいんですよね?あいつが言うには。なら……でどうですか?」

 

時田「なるほどな。」

 

寿「確かに新入生っぽくなるかもな。連絡しよう。」

プルプルプル

 

耕平『もしもし?』

 

寿『おう、耕平。今大丈夫か?』

 

耕平『先輩でしたか。どうかしましたか?』

 

寿『伊織の部屋作りをしているんだが、新入生らしい部屋を作って欲しいらしくてな、手伝ってほしいんだが頼めるか?』

 

耕平『分かりました。すぐ行きます。』

 

 

side伊織

数十分後

登志夫「悪いな伊織。手伝ってもらって。」

 

伊織「いえいえお構い無く、居候ですし当然ですよ。」

 

登志夫「そうか、なら、また頼むな。」

 

伊織「はい、任せてください。」

 

奈々華「あ、伊織くん。」

 

伊織「奈々華さん、さっきの説明をさせて下さい。」

 

奈々華「ううん、大丈夫。私は気にしてないから。」

 

伊織「いえ、そういう問題ではなく。」

 

奈々華「それに、さっき色んなお友達に電話で聞いたら、伊織くんくらいの男の子なら普通の事だって言ってるし。」

 

伊織「え?それ俺の不名誉が拡散されてません?とにかく、さっきの部屋は手違いなんです。」

 

奈々華「手違い?」

 

伊織「先輩や比企谷のジョークなんですよ。」

 

奈々華「あ、そうなんだ」

 

伊織「はい、今はもうバッチリ普通の部屋に…」

 

耕平「店長、テープありがとうございました。」

 

登志夫「おう。」

何故あいつがここにいる!?

 

伊織「すいません、奈々華さん、ちょっと部屋見てきます。」

 

奈々華「いってらっしゃい、後で見に行くね。」

 

部屋に入るとそこには

部屋の真ん中を境に

右には幼女のポスター、フィギュア、抱き枕等々…

左には某女の子が変身してキュアっと戦うあのキャラたちのポスターがところ狭しと貼ってある。

 

耕平「おう、どうだ北原伊織、俺プロデュースの快適部屋は…」

 

北原「……」スタスタスタ

 

耕平「?」

 

こんなもの貼りやがって

伊織「なぜお前がここにいるんだぁーっ!!」ビリィィッ

 

耕平「ノオオーゥッ!?貴様よくもこの俺自慢の一人暮らしスターターセットを!!」

 

伊織「黙れ耕平!人の部屋を勝手に自分色に染め上げやがって!!ぶち●すぞ!!」

 

耕平「人が丹精込めてコピーしてきたポスターを破り捨てやがって…末代まで呪ってやる…!」

 

伊織「コピー破っただけで呪われる俺の子孫が不憫すぎだろ…」

 

時田「どうだ伊織、今回は完璧だろう?」

 

寿「新入生らしい部屋だったら新入生が作るのが一番だからな。」

 

「感謝しろよ」

 

伊織「全然話になりませんが!?というか部屋の半分はお前の仕業か、比企谷!?」

 

「善意で手伝っているのに酷い奴だ。」

 

伊織「酷いのはお前らの頭だ!!」

 

耕平「おのれ人が手伝ってやったってのに好き勝手言いやがって。じゃあどんな部屋ならよかったと言うんだ!?」

 

伊織「これとは正反対の部屋だよ!!」

 

時田「なんだ、そうだったのか。」

 

寿「そうならそうと先に言え。」

 

伊織「言わなきゃわからないもんですかね…」

 

耕平「わかった、今すぐそういう部屋にしてやる。」

 

伊織「いやもう自分でやるから帰ってくれ。」

 

耕平「俺をお兄ちゃんと慕う女子中学生たちとの飲み会を目前に帰れるか!!」

 

伊織「お前、どんな餌でここに呼び出されたんだよ…」

 

「ちなみにそれ、先輩のウソな。」

 

耕平「なん…だと…!」

 

寿「うむ、ウソだ。」

 

時田「流石に女子中学生を飲みには誘えないな。」

 

耕平「チックショー!」

 

時田「手伝わなくていいならそれはそれで構わんが、部屋作り間に合うかどうかわからんぞ?」

 

伊織「それじゃ、俺が指示を出すからその通りに…」

 

登志夫「おーい、伊織。ちょっといいか?」

 

伊織「えっ、あっ、ちょっ。」

 

寿「行ってこい、伊織。」

 

時田「居候なんだから手伝いはし過ぎて問題と言うことは無いからな。」

 

伊織「ちゃんとやっててくださいね。」

 

耕平「部屋なら要望通りにしておいてやるさ。」

 

伊織「くっ、不安だか仕方ない。」

 

「俺は登志夫さんの手伝いが早く終わるようそっちを手伝うします。こっちはお願いしますね。」

 

時田「おう、任せろ。」

 

数十分後

さて、部屋はどうなっているのやら…

 

 

さっきまでのポスターの代わりに男×男のポスターが貼られ腐女子歓喜の部屋になっていた…

 

時田「しかし…伊織にこんな趣味があるとは。」

 

寿「おい、耕平。本当にこれで大丈夫かのか?」

 

耕平「ええ、俺と正反対という事はこれで間違いありません。」

 

「海老名さんが喜びそうだな」ボソッ

 

伊織「……」スタスタスタ

 

耕平「ん?どうした北原伊織…」

 

伊織「」ハイライトoff

 

耕平「キッキサマよせ…っ!さては俺に乱暴す…っ!エ…みたいに…っ!!」

 

伊織「さっきより酷くなってるじゃないですか!」

 

寿「ちなみにこのDVD は何なんだ?」

 

時田「再生してみるか。」

 

伊織「人の話を聞いて下さい。」

 

伊織「とにかく早く片付けないと、後から奈々華さんが来るんですから、こんな部屋を見られたらあらぬ誤解を…」

 

奈々華「伊織くんー?」コンコン

 

伊織「ひぃいいー!?」ガチャ バタン

伊織「奈々華さん、ど、ど、どうかしましたか?」

 

奈々華「伊織くんの部屋がどんなのか見に来たの。」

 

伊織「す、すいません、奈々華さん、先輩たちがまた勝手に部屋の模様替えしたみたいなんで、またやり直しなんですよ。なので部屋を見せるのはまた今度で…」

 

奈々華「なら私も手伝うわ。そっちの方が早く終わるでしょ?」

それはそうなんですがっ!今だけは勘弁してくださいっ!

 

奈々華「さっきの事まだ気にしてるの?大丈夫だよ。ああいうHなのって健全な男の子の証拠なんだし……」

 

男A「俺はお前が男でも構わない。」

男B「そうか、実は俺もお前の事が!」

 

伊織・奈々華「……」

なにやっとんだあの先輩らは!?

 

伊織「…あの、奈々華さん、今のはですね…」

 

奈々華「え、えっと、ごめんね、伊織くん。私ちょっとお友達に電話してこないと。」スタスタ

 

 

 

伊織「絶対に最高の部屋作って合コンいくぞオラァッ!!」

 

時田「お、おうそうだな。」

 

寿「協力してやるから少し落ち着け、な?」

 

「諦め悪すぎだろ…」

 

耕平(俺が寝ている間な一体何が……?)

 

side八幡

伊織「とにかく、もう後がありません。なんとかして奈々華さんの気に入る部屋を作る必要があります。」

 

時田「奈々華さんの気に入る部屋なぁ…」

 

寿「そう簡単に作れたら苦労しないんだが。」

 

伊織「できるできないじゃなくやるんです!!」

 

寿「会社員かお前は。」

 

時田「その考え方は嫌いじゃないがな」

 

「うちのアホ親父と同じような思考回路してんのかよ。将来社畜確定コースだな。」

 

耕平「んで、何か考えはあるのか?」

 

伊織「ああ、勿論だとも。」

不安しかないが大丈夫か?

 

伊織「いいか?奈々華さんは妹の千紗を溺愛している。」

 

耕平「そ、そうなのか…」

 

時田「千紗ちゃんの前ではそんな素振り見せないけどな。」

 

伊織「つまり、奈々華さんの気に入る部屋ってのは単純なもんだ。」

 

 

時田「なぁ伊織、これはさすがに違うと思うぞ?」

 

伊織「無駄口を叩いてないで手を動かしてください!」

 

寿「これもう完全にストーカーの部屋じゃねぇか。」

 

耕平「まさか知り合いの顔写真を貼った抱き枕カバーを作らされるとは…」

 

「これバレたら俺らも同罪になるんじゃ」

さすがにそれはない、よなぁ?

 

耕平「ところで先輩、そろそろ例の飲み会の時間では?」

 

時田「ん?ああ、そういえばいい忘れていたな。」

 

「何かあったんですか?」

 

時田「おう、例の飲み会だがな、向こうの都合で延期にして欲しいとさっき連絡があった。」

 

伊織「ーーは?延期?」

 

時田「延期。」

 

伊織「今日じゃない?」

 

時田「今日じゃない。」

 

伊織「ちょ…ちょっと待って下さい。という事は今俺がやっている事はなんの意味もないんじゃ…」

 

時田「そうだな。」

 

千紗「伊織、お茶…」

わーお、怒っていらっしゃる…

 

千紗「……」

伊織「」白眼

 

 

 

 

 

時田「よかったな伊織、念願の自立した生活ができる部屋じゃないか。」

 

伊織「こんな結末望んでねえーッ!!」

 

寿「まあ、飲めよ。独立祝いだ。」

取り壊し予定の離れに隔離されました。




ありがとうございました。
感想・改善点・誤字報告・番外編案待ってます。
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