四日連続(実質三日だけど)
おじさん、もう頑張ったよ。
新年一発目、十三話お楽しみください。
side伊織
伊織・耕平「「これって…」」
時田「そろそろ必要になるからな。」
寿「サイズを確認してみてくれ。」
伊織・耕平「「おお…」」
ダイビングスーツが見えたがその下に制服が。俺には女物、耕平には男物が置かれている。
伊織「…なんですかこれ。」
時田「そろそろ必要になるからな。」
寿「サイズを確認してみてくれ。」
時田「今日は真面目にサークル活動を行う。」
伊織「真面目って言葉を知らないっぽいな。」
耕平「留学生か?」
寿「いいから話を聞け。」
伊織「いや、そう言われても。」
耕平「こんなん渡されてどうしろ。」
時田「そろそろダイビングを体験させたいと思ったからだ。」
伊織「こっちの用途は言われなくてもわかってますよ!」
耕平「制服の用途を説明してください。」
寿「両方ともダイビングに使うんだが?」
耕平「何かヤバい薬でもキメてんのか、この二人。」
伊織「いや待て、俺たちが知らないだけでダイビングとは、本来そういうものなのかもしれない。」
可能性は限りなく低いが。そういえば、
伊織「千紗と比企谷は休みですか?」
奈々華「二人なら買い物に出てるわよ。」
耕平「二人してですか?」
登志夫「うちの店で使う食材の買い出しを頼んだんだ。。量もそれなりにあるしな、八にも一緒に行くようにお願いしたんだ。」
そういうことならサボりではないのか。
まぁ、千紗がダイビングをサボるはずがないしな。
side千紗
今比企谷くんと二人で買い物にでている。
千紗「ごめんね、うちの店の事なのに。比企谷くんにまで手伝ってもらって。」
「構わないぞ、俺は居候だしな。手伝いぐらいはしないとな。」
千紗「別に居候だからってそこまで手伝いをしないといけないってことはないと思うけど。」
「そんなことはないぞ。仮にもうお前をここに住まわせん、みたいなことにならないためにも、常に手伝うぐらいでいた方がいいと思うからな。」
千紗「うちはそんなことしないと思うけど。」
絶対しないはず、捨てるなら伊織の方を先に切るんじゃないかな?最悪私の部屋にでも匿えばいいと思うし。
そんなこんなで家に着いた。
side八幡
千紗「ただいまー」
「ただいま戻りました。」
時田・寿「「おかえり。」」
奈々華「ふたりとも、お疲れ様。」
登志夫「悪かったな二人とも、雑用押し付けて。」
それは構わないんだが…北原と今村の二人が女物の制服をもってブツブツ呟いてる。内容まではさすがに聞き取れないが、俺も一歩間違えるとあんな風に見られたかもしれないのか。
千紗「……変態。」
辛辣だな…
伊織「違うぞ、千紗!?」
耕平「これはダイビングに使うと渡されて!」
必死だな
千紗「ダイビング……?ああ、そういう事。」
「俺に渡してきたやつと同じ扱いになるんですか?」
時田「そういう事だ。」
寿「やっとかないと大変だからな。」
千紗「そうかもしれませんけど…」
伊織「あの千紗が、平然と受け入れているだと…」
耕平「本当に制服が必要だとは…それに比企谷も渡されているとは。」
伊織「しかしこれをどう使うんだ?」
耕平「抱き枕と合わせるとサメ避けになるとか?」
伊織「まず沈まないだろ。」
耕平「ならそうだな…」
千紗「あの二人は何の話をしてるんですか?」
時田「制服の用途を考えているようだ。」
寿「どんな使い方をするのか実践で見せてほしいものだな。」
「漫才の打ち合わせじゃないんですか?」
寿「ぱっと見るとそうなるよな。」ケラケラ
時田「それじゃ、真面目に説明するか。」
寿「ダイビングで使う機材は大体こんな感じだ。」
机に置かれているのはスーツ、ウェイト、レギュレーター、フィン、マスク、シュノーケルだったか?これらはまだわかるが担いで使うみたいなもの(BCD 浮力調整装置 )は全く分からないし、腕時計(ダイビングコンピューター)なんて必要か?他も色々あるけどよくわからん。
伊織「制服は必要ないじゃないですか!」
耕平「やっぱり嘘か!!」
時田「黙って聞け。これらを揃え空気の入ったタンクを借りてようやく始められるんだ。」
寿「レンタルもあるから買う必要はないがな。」
伊織「はあ…」
耕平「それで?」
時田「つまりダイビングというのはな、」
寿「割とお金がかかるんだよ。」
伊織「ああ、それは少し予想してました。」
寿「見るからにそんな感じだもんな。」
「因みにどのくらいかかるんだ?」
千紗「お店にもよるけど、うちはこのくらい。多分平均とあんまり変わらないと思う。」
と言って一枚の紙を渡してきた。
大体一万円、それが一回毎にだ。
伊織「けっ、結構高い。」
「社会人ならともかく、俺たちにはキツいな。」
耕平「マイエンジェル係数に支障が…」
時田「とまあ、ここまで話せばもうわかるだろう?」
伊織「へ?何が?」
時田「そいつの使い道だ。」
伊織・耕平「「ふむ。」」ポワポワポワ
伊織「……」プルプル
耕平「……」フフフフ ウンウン
千紗「なんだか凄い想像をしてるみたいですけど。」
時田「たくましい想像力だな。」
寿「本当に面白い奴らだ。」
「何想像してるか是非とも聞いてみたいな。」
時田「想像力働かせているとこ悪いが、お前ら伊豆春祭って知ってるか?」
伊織「はい?」
耕平「知りませんけど、比企谷は知ってるのか?」
「昨日知ったばかりだな。詳しくは知らん。」
寿「五月にやるうちの大学祭の事だ。」
伊織「はぁ…」
耕平「それが何か?」
時田「サークル対抗ミスターコンテストってイベントがあってだな、優勝サークルには賞金が出るんだよ。」
伊織・耕平「「ふーん、そうですか。……まさか俺たちに出ろと?」」
時田・寿「「正解。」」
伊織・耕平「「嫌じゃあああっ!!!」」
時田「我儘を言うな。」
寿「これも立派なサークル活動だ。」
伊織「裸で酒飲んだり女装してミスターコンテストに出るのが活動だと!?」
耕平「ホントにここは何のサークルなんだ。」
伊織「ちゃんと比企谷も出るんでしょうね!?」
時田「そのつもりだ。服もすでに渡している。」
「しっかりと渡されているぞ。」
寿「男女両方な。」
伊織・耕平「「は?」」
寿「面白半分で両方渡してみたんだ。どっちを着るかはお楽しみということにしてな。」
「なんで両方もらったことをバラすんですか。」
時田「なんだ、ダメだったのか?」
「いや、ダメと言うわけではないんですが…」
寿「ならいいじゃねえか。ちなみにこのイベントは男子コンテストとも呼ばれていてな。」
時田「俺たちは男コンと略している。」
伊織「最低だ!」
耕平「最低の略称だ!!」
伊織「千紗は知ってたのか!?」
千紗「一応、去年とかも見てたから。」
耕平「ふぅ、俺は御免です。そんな服着て笑い物になるなんて冗談じゃない。」
伊織・千紗・八幡「「「……」」」
何言ってんだこいつ、今のままでも十分に笑い物だから気にする必要ないだろうに。
時田「なぁ耕平。」
耕平「なんですか。」
時田「お前は美形だ。」
耕平「なっ、何を…」
時田「お前が出ればきっと勝てる。」
寿「サークルの為にお前の魅力を貸してくれないか?」
伊織「じゃあ俺らは必要ないですね。」
寿「なぜだ。」
伊織「だって耕平がいるじゃないですか。」
時田「なぁ伊織。」
伊織「なんですか。」
時田「お前はネタ枠だ。」
伊織「ブチ殺しますよ。」
北原がネタ、今村が美形なら…
「俺は何枠になるんですか?」
時田「ゾンビ枠だ。」
寿「全米もビックリするくらいに頼むぞ。」
確かにノーメイクでゾンビeyeだから否定はできない。
時田「まぁ、こっちの話はこのくらいにしておくか。」
寿「最終的に出ると言うまで追い詰めたらいいだけだしな。」
伊織「サラッと聞き捨てならない事言ってんぞ。」
耕平「折を見て闇討ちした方が良さそうだな。」
時田「んじゃ、二人ともそいつを着てみてくれ。」
伊織・耕平「「へ?」」
寿「今日は装備をつけて海に出てみるぞ。着替えてくれ。」
時田「八も部屋に戻って着替えてきてくれ。」
寿「千紗ちゃんもな。」
千紗「私もですか?」
寿「しばらく八とバディを組んでもらうからな。」
千紗「わかりました。行こっ、比企谷くん。」
「わかった。」
そう言って俺と古手川さんはそれぞれ部屋に着替えに戻った。
着替え終わって元の場所に戻ると、北原以外はいなかった。しかし、えらく緊張しているようだな。
「どうかしたのか?北原。」
伊織「あっ、ああ。実は俺金づちだからな、泳げないんだ。」
「そうなのか、先輩たちもいるんだし大丈夫だとは思うが、無理はするなよ?」
伊織「そのつもりではいるんだが、な。」
千紗「伊織。」
伊織「うん?」
古手川さんも着替え終わったのか。だが、ボディラインがしっかりと見えてしまうな。この間の事もあるしな。
煩悩退散。
千紗「大学生活が始まる時、ワクワクした?」
伊織「ん~~そう言えば、し……てたなぁ…」
千紗「……それならきっと、楽しめると思う。」
伊織「?」
よくわかってないみたいだな。俺もよくわからん。
千紗「それより二人とも、そろそろ行こっ。もうだいぶ置いて行かれてるよ。」
といい三人急ぎ足で海まで出ていった。
内容的にはあまり進んでいませんが文字数平均ぐらい来たのでここまでで、今回はここまで。
ありがとうございました。
感想・改善点・誤字報告・番外編案待ってます。