元サッカー部でございます。
更新を待っていてくれた皆様感想をくれた皆様本当にありがとうございます。
これからも頑張っていこうと思います。
それでは十五話目お楽しみください。
side八幡
来週には伊豆春祭を控えた休日、俺たちはお好み焼きを作っていた。
梓「ほい、完成。」
伊織・耕平「おおー!」
千紗「相変わらず上手ですね。」
梓「それほどでも♪」
それでは、俺も一口
「んっ、おいしいですね。」
時田「美味くなきゃ困る。」
寿「売り上げをサークル予算の足しにするからな。」
伊織「春祭でお好み焼きを売るんですか。」
時田「というわけで、今日は一年生にこれを作れるようになってもらう。」
寿「しっかり梓にコツを教わってくれ。」
伊織・耕平「うーす。」
「はい。」
千紗「わかりました。」
梓「トッキーとブッキーは一緒に教えないの?」
時田「ああ、俺たちは…」
横手「時田ー、寿ー。」
東「行くぞー。」
時田「機材の準備に行ってくる。」
寿「終わったら皆で食いに来るから沢山焼いといてくれ。」
梓「いってらっしゃい。」
時田・寿「おう。」
と言い残して二人は別のところに向かって行った。
梓「じゃー始めよっか。」
千紗「はい。」
伊織・耕平「……」
?ふたりはやけに静かだな。どうかしたのか?
しばらくして
伊織「いやぁ、さすがに暑いな、耕平!」
耕平「そうだな北原!こう暑いと熱中症が怖いな。」
伊織「きちんと水分補給しないとな!」
耕平「じゃあ俺が飲み物を持って来てやるよ。」
急に大声出して、ついに頭でも逝ったか?
耕平「ほら、ウーロン茶。」
伊織「おう、サンキュー。ほら千紗、飲み物。」
千紗「ごめん、今手が離せないから後で。」
梓「じゃあ私がもらっちゃうね。」
伊織・耕平「え。」
梓「飲まないの?熱中症になっちゃうよ?」
伊織「いや、えっと、その…」ビクッ
梓「何?まさか変な物でも入ってるの?」
耕平「はははは、まさかそんな!ほら、飲めよ北原‼」
伊織「お、おうそうだな!ありがたく貰うよ‼」グビグビ
「あの二人どうかしたのか?」
千紗「さあ?とりあえず今はこっちだしね。」
「それもそうだな。」
そう言いつつ昼まで練習を続けた…その間二人は騒ぎ続けていた。
梓「ん~~上出来上出来。皆器用だね。」
千紗「梓さんほど上手く作れないですけど。」
梓「いーのいーの、大学祭なんだからある程度できてりゃ。それより、冷める前に皆も食べよ。」
伊織・耕平「うーす」。
八幡・千紗「はい。」
伊織「いやー、こういうロケーションならアレだな千紗。」
千紗「何?」
伊織「ビールが欲しくなるよな?」
耕平「そう来ると思って用意しておいたぜっ☆」
千紗「私はいらないけど。」
また始まったのか。
伊織・耕平「…」
梓「あっ、私もらってもいいかな?」
よく飲むな、この人も。流石はPaBの一員といったところか。
梓「ぷはーっ!ウマいっ!君たち二人気が利くね。」
耕平「それはそれは…」
伊織「お褒めに預かり恐悦至極…」
梓「うんうん、奈々華から聞いた通りかわいい後輩たちじゃない。」
八幡「奈々華さんから?」
耕平「仲良いんですか?」
梓「ちょくちょく電話する程度にはね。」
耕平「ふーん、電話を。」
梓「だから君の事よく知ってるよ。伊織クン。」
伊織「?はあ…」
奈々華「電話で聞かせてもらったからね、イロイロ。」
伊織「奈々華さんから電話…」
というなり飲んでいた酒が滝のように流れ出す。
耕平「うおあっ!?」
千紗「…伊織、汚い。」
梓「あーもう、何してるのさ。」
伊織「すみません…あのAVや男同士のとかは誤解で!」ボソボソ
梓「あはは、大丈夫大丈夫。」
伊織「いや、全然大丈夫じゃ…」ボソボソ
梓「実は私も両刀なんだ。」
伊織「〇☓△━+☆※♂♀!?」
梓「いやー、同じ趣味の子がいるってのはイイよね!今度イロイロ語り明かそう!」
耕平「同じ趣味?」
「なんの話だ?」
千紗「ダイビングの事でしょ。」
梓「うんうん、キミはわかってる!人を惹きつける魅力があれば小さな事なんてどうでもいいよね!」
伊織「……っ!」
耕平「本当だ。ダイビングの話っぽい。」
千紗「私も潜ると小さな事なんて気にならなくなるかな。」
「ダイビングにしてはなんかおかしい気もするが…」
耕平「おい北原、どうでもいい話をしている場合じゃないだろ。」ボソボソ
伊織「いや、結構な大事なんだが…」ボソボソ
耕平「それより今は例の作戦に集中しろ。」ボソボソ
伊織「ぬぅ…了解。」ボソボソ
千紗「二人ともどうかした?」
耕平「いやいや別に!」
伊織「ちょっと飲み物取ってくる!」
と言い飲み物を取りに行った。…何か裏がありそうだが…
伊織「はいウーロン茶。」
耕平「どうそ。」
梓「まだあるからいいよ。」
千紗「私も。」
「俺もいい。」
伊織・耕平「まだまだぁ!!」
今度はどうするつもりだ。
伊織「海といえばかき氷!!」
耕平「シロップは特製だぜ!!」
「いらん。」
かき氷のシロップってどれも味同じだし。
千紗「もうお腹いっぱいだから。」
梓「君ら二人で食べなよ。」
伊織・耕平「……」
千紗「二人ともさっきから何してるのよ。」
梓「あのさ、ちょっと聞いていい?」
伊織「はい…」
耕平「何ですか?」
梓「ちーちゃんを酔わせて何しようとしてんの?」
千紗「えっ!?」
伊織・耕平「ごふっ!!」
「まじかよ…」
こいつらとは縁を切ったほうがいいのかもな、せめて学内だけでも。
伊織「ななな、なんのコトだかさっぱり!!」
耕平「言いがかりも甚だしいなぁ!!」
梓「君らは嘘が下手だねえ潰して何かしようって言うなら私にも考えがあるけど?」
それはどっちの立場で?手助け?報復?
伊織「いえ!そういうんじゃないんです!!」」
梓「なら何をしようとしてたの?」
耕平「-くっ、こうなりゃ仕方ない!」
伊織「小細工はやめだ!…千紗!」
千紗「な、なによ。」
伊織「ミスコンに出てくれ!!!」
耕平「この通りだ!!!」
千紗「嫌。」
一刀両断。
耕平「こいつが全裸で土下座するから頼む!!」
千紗「上から踏めばいいの?」
伊織「せめて出る出ないの返事を!!とにかく頼む!」
耕平「この通りだ!!」
千紗「嫌ったら嫌。」
梓「ダメだよ、人に頼み事するのにそんなんじゃ。」
伊織・耕平「え?」
梓「ちゃんと頼む理由も言わないとね。」
伊織・耕平「……」
梓「理由ないの?」
伊織「いや、まあ、千紗が出たら優勝賞金ゲットできるじゃないですか。」
耕平「そうすると俺らが男コンに出ないで済むんですよ。」
梓「そっかーなるほどね。どう?ちーちゃん。」
千紗「絶対に嫌です。」
まあ、断るよな
耕平「うぬぅ…」
伊織「予想はしていたが…」
千紗「じゃあ最初から聞かないで。」
時田「おーいお前ら。」
寿「ちゃんとできてるかー」
先輩方が帰ってきたようだ。
横手「早く片付けろー。」
東「一杯やるぞー。」
梓「OK。ほら片づけるよー。」
全員「はーい。」
時田「なんだ、ダメだったのか。」
伊織「とりつく島もないって感じで…」
耕平「これで男コン出場確定か…」
お好み焼きづくりの裏でそんなことをしてたのか
寿「まあ、仕方ないな。」
伊織「そう言えば、先輩たちの時は誰が出たんですか?」
寿「俺たちの代か?」
時田「ミスコンなら梓が出たな。」
寿「予選落ちだがな。」
「そうなんですか?」時田「水着を忘れて下着で出て失格になったんだ。」
伊織「色々とすごいですね、それ…」
耕平「羞恥心がないのか…?」
寿「あいつはそういう女だ。」
side梓
いやー今年の一年はホント豊作だね~まさか私と同じ趣味の子がいるなんてね~
春祭が今から楽しみだね~あの二人じゃないけど、私もちーちゃんにはミスコン出てほしいしね~お姉さんが一肌脱ぎますか。
梓「ねえ、ちーちゃん。」
千紗「はい。」
梓「ミスコンくらい出てあげれば?」
千紗「嫌です。」
梓「女冥利に尽きると思うけどねえ。」
千紗「どこがですか。」
梓「ん~だってほら、あの子たち、ちーちゃんの優勝信じて疑ってなかったでしょ?」
ホントすごいよね。まあ、私もちーちゃんが優勝と思うけどね。
梓「それってちーちゃんが一番可愛いと思ってるからじゃない。」
千紗「……」
梓「そもそもお客さんなわけだし、賞金はこの店の売り上げになるんだから。それに、インストラクターやるなら人前に出るのは日常茶飯事だよ。」
奈々華「それはそうねえ。」
奈々華もちーちゃんを着せ替え人形にするつもりなのかこっち側の味方をしてくれる。
千紗「別に…何が何でも絶対に嫌ってわけじゃないですけど…ただ、私だけに恥ずかしい思いをさせようっていう考え方が気に入らないんです。」
梓「ぷっ、あははは。」
千紗「なんですか。」
梓「そりゃそうよね、確かに男らしくないわ。それならこれはどう?………」
千紗「もうちょっと考えてみます。」
ありゃ、ダメだったかな?あと一押しだと思うんだけどな~なら
梓「八くん。ちょっとちょっと。」
「?なんですか?」
梓「ちーちゃんをミスコンの出てくれるように説得してきてくれないかな?」
「いや、俺が言っても無理ですって。昼にあれだけ言っても無理だったんですから。」
梓「そんなことないと思うよ。しつこく言ったのはあの二人だし。八くんは何にも言ってないんだから。私もちーちゃんの可愛いとこ見たいしね。言ってみるだけでいいからさ。」
「それなら…まあいいですけど。失敗しても文句言わないでくださいね。」
これならたぶん大丈夫かな。
梓「奈々華ーもう一杯飲も~」
奈々華「ふふ、いいわよ。」
梓「でも意外だね。ちーちゃんがミスコン出るの止めないなんて着せ替え人形にしたいから?」
奈々華「うんそうよ。流石に無理やりなら止めるけど、説得まで止める気はないわよ」
やっぱそうだったか~
梓「でもさ、ちーちゃん可愛いんだし言い寄ってくる男の子とかいたらどうするの?」
奈々華「ふふふ、そうなったら自分が何するかわからないわね~」
梓「それもそうだね~」
うんうん、これでこそ奈々華だね。
side八幡
梓さんにお願いされ古手川がミスコンに出るように説得することになった。もう部屋に戻ったというので古手川の部屋の前まで来た。
「千紗さん、今大丈夫か?」コンコン
千紗「比企谷君?開いてるから入っていいよ。」
「お、おう。」
入っちゃっていいの?殺されない?俺、奈々華さんに殺されない!?
とドアの前で考えてると古手川が出てきた。
千紗「どうかしたの?」
「あ、ああ。梓さんから伝言を預かってきてな。」
千紗「そうなんだ、とりあえず入ろうよ。中で話は聞くから。」
「お、おう。」
なんか流れで思いもよらず古手川の部屋に入ることになった。しかし、
「あまり物を置いてないんだな。」
千紗「好きなのダイビングだしね。他に興味あることもあんまりないし。というかあまり女子の部屋をジロジロ見るのはどうかと思うんだけど。」
「す、すまん。」
千紗「いいけど。で、梓さん何て言ってたの?」
「ああ、ミスコンに出てほしいと言っていたな。」
千紗「全くあの人も。」
「出たくないのか?」
千紗「まぁ、恥ずかしいし。」
「俺は千紗さんなら優勝できると思うぞ。」
千紗「ほ、ホントに?本当にそう思ってる?」
「ああ、俺はそう思ってるし、PaBの人たちはみんなそうだと思うぞ。」
千紗「そっか、わかった。出るよ、ミスコン。」
「そうか、なら梓さんに伝えてくるわ。」
千紗「梓さんやお姉ちゃんにはいいけど他の人には伊織たちには言わないでね。」
「それは構わないがどうしてだ?」
千紗「ちょっとした報復。」
「物騒な。でもまあわかった。時田先輩たちにもか?」
千紗「先輩方はいいよ。二人に伝わらなかったら。」
「了解だ。じゃあな、おやすみ。」
千紗「うん、おやすみ。」
と言い俺は部屋から出て報告に向かった。
翌日
時田「早速だがお知らせだ。千紗ちゃんがミスコンに出ることになった。」
PaB「おおーーっ。」
伊織・耕平「えっ!!?」
伊織「マジですか!?」
耕平「一晩で心変わり!?」
寿「ひいては二人に俺たちから渡すものがある。さあ受け取ってくれ。」
伊織・耕平「?」
伊織「説得のご褒美か?」
耕平「何かダイビング用品だったり…」
といい取り出したのは制服だった。
伊織・耕平「なんでだっ!?」
時田「千紗ちゃんにミスコン参加にあたって条件を出されてな。」
寿「それが一年全員で出場することだそうだ。」
伊織「それじゃあ俺たちは何の為にアイツを!!?」
耕平「無駄な行動じゃねえか!!というか、比企谷のはどうしたんですか!?こいつもでるんですよね!?」
寿「そりゃ、一年全員だからな。」
時田「八には前にすでに渡してある。」
「人間諦めが肝心だからな。」
座右の銘が押してダメなら諦めろの俺だ。抵抗なんてとうの昔に諦めたわ。
伊織「せめてお前が女子のを!!」
耕平「ネタ枠はお前だろうが!!!」
「人に聞いておいて聞いちゃいねぇ。」
時田「楽しそうだな。」
耕平「仲が良くて何よりだ。」
ありがとうございました。
感想・改善点・誤字報告・番外編案待ってます。