文系の俺が理系校に進学と同時に飲酒するなんて間違っている。
俺は比企谷八幡。総武校を卒業し、この春から伊豆大機械工学科の一年だ。
高校では文系の俺だったが、高2の冬に親父に土下座までされてお願いされては無碍にもできない。
人間死ぬ気で勉強すればなんとかなるもんだな。
さて入学するに当たって問題がある。俺は先に述べたように文系であって理系になったわけではない。講義についていく自信はない。だから、急遽友達が必要になる。分からない内容を質問しても嫌な顔一つしない人がベストだ。教授にきけだって?いやだってさ、大学の教授絶対舌打ちとかしそうじゃん。雑用押しつけられても面倒だし‥
それに一人暮らしも始まる。専業主夫を目指している俺としては料理・洗濯・家事ならなんでもある程度はこなせるから問題はない、がそれは一人立ちをしたときのはなしだ。寮や居候の場合は別だ。ご近所付き合いは当然苦手だ。周りに迷惑をかけないように心掛けると自分が自分でないようで変な気がして嫌だ。親父が知り合いのダイビングショップに居候することになった。入学前から不安しかないが気合い入れていこう。
と思っていた時期が俺にもありました。
寿「おい、八幡、酒が減ってないじゃないか。」
時田「心配しなくても酒ならまだある。」
「ああ、はい、わかりましって違う!なんで俺に酒を飲まそうとしてんですか!俺留年してないからまだ未成ねっつ!?」
時田「それ以上は言わさん。」
寿「おまえは自分の年を言ってないし、俺たちも聞いてない。何一つ問題ない。」
(いやあるでしょう、むしろ問題しかない)言っても酒飲まされるだけだから口にはしないが。
ちなみに二人は伊豆大の先輩で経済学科の時田信治先輩と機械工の寿竜次郎先輩だ。
ダイビングサークル・Peek a Boo《ピーカブー》の会長と幹部的立ち位置らしい。
登志夫「八はもっと食べて飲んでしないと大きくなれないぞ。」
「いや、大学生にもなって縦には伸びないでしょう、暴飲暴食繰り返し横に伸びてデブまっしぐらですよ。
な、奈々華先輩も止めてくださいよ。」
奈々華「そうね、そろそろやめてあげよ、二人とも。」
よかった、奈々華先輩はこっちg
奈々華「って言いたいけどここにきて一週間も経つのに先輩呼びする八くんは助けてあげません。」
寿・時田「いよっしゃー」
まじかこの人たったそれだけで天使が悪魔に
ってそうじゃない。っく、背に腹は代えられまい。
「って助けてくださいよ、な、奈々華さん」
くっそ恥ずかしい。
俺が居候しているダイビングショップ・Grand Blue《グランブルー》店長の古手川登志夫さん
そしての看板娘でPaBのOG古手川奈々華さん。極度のシスコンでとても気が合う。
時田「仕方ない。」
寿「今日はこのぐらいにしておくか。」
「この次は成人するまでとっていてほしいですね。」
よかった解放された。
そう言って二人はそれぞれ家に帰って行った。
登志夫「そういえば八、言い忘れてたけど、明日から俺の甥っこがここに来る。幸いお前と同じ機械工だ。
仲よくしてやってくれ。」
「はい、分かりました」
店長の甥か。どんな奴なんだろうか。時と場合によっては宴の身代わりにできるだろうか。
何はともあれ明日が楽しみだ。
翌日
PaB「アウトー!セーフ!よよいの」
時田・寿「っよい!」
拝啓母ちゃん、マイラブリーエンジェル小町。
目の前で全裸の男連中が野球拳をしているのが日常となってきました。
「ってあれ?店長と奈々華さんがいない」
時田「奈々華さんはナイトダイブの視察に行っている。」
寿「店長は車でどこか出かけたぞ」
「車ってことは店長の甥っこを迎えに行ったのか」
時田「甥っこ?」
「はい。俺と同じ機械工らしいですよ。」
寿「ってことは時田。」
時田「そうだな寿。」
時田・寿「新人ゲットのチャァーンス。」
東「今年は二人は確定か。」
確か店長の娘さんもタメだからその人と甥っこで二人か
横手「いや三人だ。」
っえ、二人じゃないのか?
ほかにどんなやつが
安西「そうだな、八幡もいるんだし三人の間違いだろう。」
俺のことかよ。ステルスヒッキーで早く逃げないと
寿「どこへ行くんだはぁ~ち~」怒
時田「乾杯がまだだ~ろ~がぁ~」怒
す、ステルスヒッキーが破られた、だと。
なんで俺が入会している前提で話が進んでいるのだろうか。
「待ってください、俺入会するとは一言も言ってないですよ。」
時田「何を言っている、八幡。」
寿「そうだぞ、八幡。人の酒をあれだけ飲んでおいて入会しないってのはどうかと思うぞ。」
「自分から飲んだ記憶はないんですが、むしろ無理矢理飲まされたんですが。」
時田「じゃあ、飲んだ分の金は返してもらえるのか?」
寿「ちなみに入会すれば払わなくていいぞ。」
なるほど。なら一度入会してしばらくしてフェードアウトすればいいか。
「分かりました。入りますよ。」
時田「よし分かった。言質とったからな。」
寿「ちなみに、途中で辞めやがったら金額倍で返してもらうからな。」
「この野郎」怒
まぁ、仕方ない。腹をくくるか。
「分かりました。最後まで付き合いますよ。」
時田「よし、それなら」
PaB「乾杯するぞ、八幡!」
ああ、本当に
「ったっく、昼間っから飲みすぎですよ」
あったかい