ぐらんぶるwith比企谷八幡   作:元サッカー部

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お久しぶりでございます。
とりあえず、言い訳
自動車学校終わって免許の更新行ったら、翌日には学校始まったので書く暇無かったんです。許してください。
許すよって人だけ20話目です。お楽しみください。


伊豆春祭後の大学生活

伊豆春祭が無事終わり、ある一つの事を除きいつもの生活に戻ると思われたのだが、どうやらそれ以外の問題が生じていたようだ。

 

伊織「うおっ!?なんだこの手紙の量は!」

 

耕平「何かあったのか?」

北原と今村が話しかけてくる内容は、やはり机の上に乱雑に置かれた、大量の手紙についてだった。

 

「見ての通りただの脅迫状だが?」

 

伊織「脅迫状に"ただの"なんておかしくないか!?」

最初は戸惑ったが、人間すぐになれてしまった。

 

「あくまで手紙を渡されてるだけだからな。行動に移す輩がいたら流石にヤバイがな。」

 

耕平「ところで、古手川は一緒じゃないのか?」

 

伊織「そう言えばそうだな。」

 

「千紗なら今日は熱を出して休んでるぞ。微熱だから来ようとはしてたけど、奈々華さんと登志夫さんに止められて家でゆっくりしてるはずだ。」

 

伊織「過保護だな。」

 

耕平「おそらくそれもあって、この手紙なんだろうな。直接古手川に見られては、たとえお前達が別れたとしても、自分と一緒になるなんてまずあり得ないからな。」

 

「別れる気は更々ないがな。」

 

伊織「しれっと惚気やがったぞ。」

 

「そんなつもりはねえよ。なんか案無いか?」

 

伊織・耕平「無いな。」

 

「威張って言うなよ……北原は梓さんと距離近いし、今村はこの前の伊豆春祭で告白されたんじゃないのか?案の一つや二つのぐらいすぐ出ると思ったんだが。」

言うや否や、殺気が先程よりも数段上がった。今まではターゲットが俺だけだったのが二人にも飛び火したようだ。悪いとは思うが、少し楽になるな。

 

伊織「比企谷!今それ言う必要あったか!?」

 

耕平「こっちまで敵視されてるんだか!?」

 

「すまん、悪意は無かったんだ。」

悪意はない。出来心だったんだ。

 

耕平「昼飯でも食べながら対策考えないか?」

 

伊織「そうだな。比企谷もそれでいいか?」

 

「ああ、ありがとな。二人とも。」

 

伊織「良いってことよ!」

 

耕平「同じサークルの仲間だしな。」

おおっ!耕平のみならず、北原まで光輝いて見える!

 

伊織「それにあわよくば、千紗の友達紹介してもらえるかもだしな!よろしく頼むぞ!比企谷。」

少しでもコイツらの事を良く思った数秒前の自分を殴ってやりたい。いや、むしろこのバカを殴りたい。

 

 

「しかし、こんなに手紙を貰ったのは生まれて初めてだ。」

 

耕平「他の学部の連中からも渡されていたからな。すごいな古手川。」

 

伊織「とりあえず、どうすんだよこの状況。」

 

「どうすっかねえ。」

三人寄れば文殊の知恵とは言われるが、三人の中二人がパンイチだとどうやらそれには当てはまらないらしい。全く案が浮かんでこない。

 

?「お前ら、ちょっといいか?」

 

野島「同じ学科の野島だ。」

 

山本「山本だ。」

 

「脅迫状か?」

 

耕平「誰宛だ?」

 

伊織「それとも全員か?」

 

野島「もう受け取り慣れたのか。」

 

山本「お前ら、対策案が無くて困ってるんだろ?同じ学科のよしみで力になろうかと思ってな。」

 

耕平「マジで!?」

 

伊織「お前ら良い奴だな!」

何か裏がありそうだけどな。

 

野島「お前らごとき(変態や腐り目)でも女の子とお近づきになれる催眠術だよ。」

 

山本「あるんだろ?」

 

伊織「お前ら喧嘩売ってんだろ。最安値で買うぞ。」

裏がありそうどころか裏しかなかった屑野郎だった。

 

山本「え……?ないのか?」

 

野島「ならお前らに彼女なんて不可能なはず……」

 

伊織「二人とも表出ろやボケェ!!」

 

野島「えっ、ないの?」

 

伊織「ない!」

 

「ないな。」

 

耕平「例えあったとしてもお前達には言わん!」

約一名ほど言わなくて良いことを言った気がするんだが、大丈夫か?

 

山本「ッチ!!」

 

野島「おーい、やっぱ無いってよ。」

 

御手洗「チッ!ねえのかよ。」

 

藤原「ケッ!話になんねえな。」

 

八幡・伊織・耕平(なんなんだこの連中…)

初めて三人の考えがシンクロしたような気がせんでもない。

 

山本「で、どうする?」

 

野島「部室棟の裏に小さな山があったろ。」

 

御手洗「あそこなら人が来ないだろ。」

 

藤原「そうだな。あそこにすっか。」

 

「ヤバイな、俺たちを埋める場所の相談してるぞ。」

 

耕平「催眠術がないとわかった途端コレか。」

 

伊織「手首がネジ切れんばかりの手のひら返しだな。」

 

「お前はそれを言っちゃダメだろ。」

前科ありだからな。

 

野島「よーし、比企谷ァァ、俺たちとかくれんぼしようぜェェェ。」

 

山本「北原と今村も一緒になァァァ。」

 

伊織「しねぇよ!怖えよ!!」

 

耕平「なぜ俺達までに!?」

 

藤原「その顔だけで理由は充分だァァァ。」

 

伊織「お前らよく聞け、比企谷はともかく、俺らについては誤解なんだ。」

 

野島「ほほう?」

 

山本「命乞いか?」

 

耕平「命乞いって単語をリアルで聞いたのは初めてだ。」

 

「出来れば死ぬまで聞きたくなかったけどな。」

 

伊織「俺と比企谷が言ってた梓さんって人はお前らが考えているような関係じゃなくてだな……」

 

耕平「同じサークルに所属しているがな。」

 

伊織「別に付き合っているわけでもないんだ。」

 

耕平「たまに同じ部屋で、同じ布団で寝ているがな。」

 

山本「おーい、スコップ持ってこーい。」

 

野島「軍手とタオルもなー。」

 

伊織「耕平ィィ!」

 

耕平「自分だけ助かろうなんて甘ぇんだよ……!」

 

耕平「それより、俺のはそれこそ誤解なんだ。こいつと違って全くのデタラメなんだ。」

 

御手洗「ほーう?」

 

藤原「言ってみろ。」

 

耕平「俺が告白なんてされるわけないだろう!」

 

伊織「俺の目の前で告白されていただろう。」

 

「俺は見てないけど、伊豆春祭のステージでのあれは、ソイツのために二人でしたことじゃないのか?」

 

耕平「くっ!そもそも、俺のストライクゾーンは小学生から高校生までだ!」

 

伊織「告白されたこととは関係ないけどな。」

 

御手洗「おーい、他に参戦希望はいないか~?」

 

藤原「今ならサンドバッグ殴り放題だぞー!」

 

耕平「北原ァァ!!」

 

伊織「テメェと同じことをしたまでだが!」

 

伊織「だから、違うんだ!そうじゃなくて俺と梓さんはな!!」

 

山本「わかった、わかった。」

 

野島「詳しい話は裏山で聞くから。」

 

耕平「絶対聞く気ないだろ!!」

 

山本「男だらけのうちの学科に咲いた一輪の華をよくも……!学年男女比140:3だぞっ!」

 

藤原「北原と今村だって女の影があるじゃねぇか……!!」

 

耕平「落ち着けお前ら、話せばわかる!!」

 

山本「黙って歯を喰いしばれ!!」

 

耕平「お……俺たちを殺ったら損だぞ!」

 

野島「けっ!また命乞いか。」

 

伊織「いや!いやいや、その……ほらアレだ!」

 

伊織・耕平「……ご……合コン組んでやるよ!」

 

非モテ軍団「今日から俺たち親友だ!」

親友軽いなおい。

そんな軽い親友関係なんて、俺はごめん被る。

 

 

 

 

 

 

伊織「と言うわけで、」

 

伊織・耕平「梓さんのお友だちを紹介して頂きたく……」

 

時田「何がというわけなんだ。」

 

寿「お前らは毎日楽しそうだな。」

 

梓「ん~~そうだねぇ。」

 

耕平「お願いします!!」

 

伊織「俺たちを助けると思って!!」

 

梓「ちーちゃんに頼めば?」

 

耕平「そ、それは……っ!」

 

伊織「千紗頼む!!」

 

千紗「二万回死ね。」

 

「ほうほう、北原。人の彼女に何頼んでんだ?あぁ?」

流石にこればっかりは見過ごせないな。

 

耕平「聞いての通りです……」

 

伊織「あいつ最近やたらと不機嫌だし、比企谷もお願いするとキレますし……」

逆になんでキレないと思ったのか。自分の彼女でないとはいえ、その友達を売るわけないだろうに。どこの誰とは全く知らなくても。

 

梓「仕方ないなぁ。条件付きね。」

 

耕平「マジですか!!」

 

伊織「何でもやります!!」

 

梓「まぁ、条件付きって言っても、まだなんも条件考えてないんだよね。それはまた今度考えて言うよ。じゃ伊織たちにぴったりの子連れてきてあげるね。」

 

伊織「え!?」

 

耕平「ちょ……」

 

時田「ん?どうした?」

 

寿「なぜ慌てる?」

 

伊織・耕平「だってコイツにぴったりって事は……」

 

伊織「テメエ!それ女じゃねえだろ!!」

 

耕平「お前のなんか生き物ですらないだろうが!!」

 

寿「あいつらは何を想像してんだ。」

 

時田「想像力たくましいな。」

 

梓「それじゃ、ちょっと出てくるね。」

 

梓「ただいまー」

 

伊織「う、うっす。」

 

耕平「お……おかえりなさい。」

 

伊織「それで、梓さん。」

 

耕平「お友だちは……」

 

梓「うん、連れてきたよ。はい、それじゃ入ってー」

可哀想に。このバカたちと合コンを強要されるなんて。

 

?「えっと、どうも…………!!?」

二人は初対面の相手を目の前に、顔が壊れてしまったようだ。とてもじゃないが人様に見せていい顔じゃない。

 

?「な……何?何?」

 

伊織「おおお……!」

 

耕平「普通の人だ……!新鮮だ……!」

ここまでなるか?普通。

 

伊織「ありがとうございました!!!」

 

耕平「助かりました!!!」

 

梓「いやいや、なんのなんの。」

 

 

寿「ここに来たって事は入会希望か?」

 

時田「この時期によく見つけてきたな。」

 

梓「別に私が見つけてきたわけじゃないケドね。」

 

千紗「じゃあ誰なんですか?」

 

梓「ああ、それはね、伊織たち。」

 

伊織・耕平「は?」

 

?「青女一年吉原愛菜。ティンベルを辞めてPaBに入会します。」

 

耕平「吉原……」

 

伊織「愛菜……?」

 

伊織「ハッ!その名前、まさかお前……」

 

耕平「ケバ子か!!?」

 

愛菜「だからその呼び方やめてって何度も言ってるでしょ!!?」

 

伊織「どうやったらアレがこうなるんだ!?」

 

耕平「化粧はともかく髪は!?」

 

愛菜「あれはウィッグ!!」

 

時田「なるほどな。」

 

寿「そういう事か。」

 

梓「春祭の後にウチに入会したいって言われてねー後化粧も教えてほしいって。ちーちゃんにも化粧教えよっか?」

 

千紗「だ、大丈夫です。」

 

梓「そこまで1から10まで全部教えるわけじゃないんだしさ、気構えなくていいよ?それに、八くんにも、化粧してもっとかわいい姿見せたくない?」コソッ

 

千紗「それは、そうですけど……!」カオマッカ

 

梓「なら決まりだね!じゃあ伊織。約束忘れないようにね。」

 

伊織「いやこれ、詐欺じゃないですか!?」

 

耕平「ただの脱皮したケバ子じゃないですか!!」

 

愛菜「アンタら本当に失礼ね!!」

ホントにな。相手がわかった途端に手のひら返し。もうコイツらの得意技だな。

 

愛菜「とにかく今後ともよろしくお願いしますって事で。」

 

時田「おう、宜しくな。」

 

寿「歓迎しよう。」

 

伊織「お、おい。耕平。」

 

耕平「ああ……まさか、俺たち……」

 

伊織・耕平「アイツに合コン組んでもらうのか?」

今さら考え直しても時既に遅し、自業自得だな。

 

え、お前は合コンに行かないのかって?行くわけないだろ。なんたって彼女持ちなんだから。




感想・改善点・誤字報告・番外編案待ってます。
ありがとうございました。
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