ぐらんぶるwith比企谷八幡   作:元サッカー部

7 / 28
今後ともよくでてくるモブ'sはほかの回とは別人だと思ってください。


やはり俺が警備員に追いかけ回されるのは間違っているby伊織

side伊織

俺は北原伊織…男子高校を卒業し、この春から晴れてこの伊豆大学に入学した。

親元離れて暮らす海沿いの街。

希望に満ちた新たな出会いと新たな生活は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学と同時に灰色に染め上げられていた。

 

モブ男「あれが講堂前ので酔い潰れていたっていう…」

モブ田「パンイチとはすげぇ男だぜ……」

モブ介「初日からとんでもねえ野郎だ。」

 

せめて俺に聞こえないようにしろや

 

伊織(……ど…どうする?このままじゃ夢描いていた大学生活なんか)

けど裸で話しかけたら通報ものだしな…

 

モブ美「ねえねえあの人…」

モブ代「うわ、ちょっとカッコ良くない?」

モブ子「えー、で、でも…」

 

伊織(ん?なんだと!?)

イケメン死すべし、慈悲は無い!

 

伊織「確かに美形ー……!?」

なんだあいつの着ている服はw幼女がプリントされてるぜw

顔があれでもあれだけは無いな。

 

でも顔だけはイケメンだ。服のおかげですべてが台無しだがw

 

あいつもこっち見てんな。

 

ハッ

 

side耕平

周りの女子が騒がしいな。

顔が少しいいぐらいで服や私生活を教えたら一方的に拒絶するくせに。

だから嫌なんだ初対面の人間は。

 

だが、こいつはなんだ。留年合格でもしてはっちゃけたのか?裸とはなかなかやるな。

 

こういう奴は比較的こちらとしては共感できるな。自分まで裸になろうとは思わないが、自分をさらけ出せるというのは実にすばらしい。

 

が、フッ

 

 

伊織・耕平(こいつだけとは関わるまい。)

 

side八幡

教授「…説明は以上です。選択科目の希望は七日までに提出して下さい。」

 

モブ郎「サークル見学いこうぜ。」

モブ也「どこから行く?」

 

「どうする?北原の奴、ほおっておくか、それとも一声かけるか。」

 

千紗「放置で。知り合いと思われたくないし。」

 

「知り合いどころかイトコじゃないのか?」

 

千紗「やめて。」

やばい、その視線は俺をめっちゃぞくぞくさせる。新たな扉を開きそうになる。

 

伊織「おーい千紗、比企谷。お前らはサークル見学には行かないのか?」

 

千紗「そんな格好で話しかけてこないで。」

 

「サークル見学って言ってもお前はPaBに入会するだろ?」

 

伊織「それはそうだが、掛け持ちってダメなのか?」

 

「たぶん無理じゃないか?PaBは色々きついぞ?ダイビングは練習含めて時間的拘束があるし、体力も削られる。金も多少はかかるが、バイトをするとしても時間も短くなる。よくよく考えれば分かることだろ。それに」

 

伊織「それに?」

 

「先輩たちが逃がしてくれるわけないだろ。」

 

伊織「はなから逃げ道が存在しなかったのか…!」

 

「それに今日は新歓コンパだ、帰れないぞ。」

 

伊織「お前も行くのか?」

 

「そのつもりだが?どうかしたか?」

 

伊織「いやいや、昨日はお前のおかげでたくさん飲めたからな。お返しおしてやろうと思ってな。」

 

「几帳面だな、感謝される覚えはないぞ?」

 

伊織「ちげーよ。お前のせいで俺は今パンイチなんだよ!」

 

「そのことか。別に俺は何も悪いことしてないだろう?」

 

伊織「はあぁ!?」

 

「だってそうだろ。自分で飲まない、先輩の色に染まらないと言いながら結構自分で飲んでいたじゃないか。」

 

伊織「それはそうかもしれないが、お前が帰るときに一声かけてくれてもいいだろうが!」

 

「そんなことしたら俺まで捕まるだろ。」

 

伊織「思いっきり俺を売りやがって。まぁ、仕方ない。自分の意志の弱さにも問題があるのかもしれないしな。」

 

「むしろそれにしか問題がないんだが。」

 

伊織「シャラァァップ!それとこれは相談なんだが、これを聞いてくれれば、昨日のことは水に流そう。」

 

「なんだ?」

 

伊織「千紗に言われた通りこの格好は流石に俺もまずいと思っていた。」

 

「なのによく古手川さんに話しかけれたな。」

 

伊織「話は最後まで黙って聞け。そこでだ、着ているものを俺にくれ。」

フッそれについての対応は考えてある。

 

「警備員さん、あそこのパンイチが着ているものをよこせと。」

そう言って俺はクールに去るぜ。

 

警備員「分かりました。」

 

伊織「待ってくれ、もう一度俺にチャンスを…!」

 

警備員「彼の代わりに私が聞こう。なに、立ち話もなんだから場所を移そう。」

 

伊織「いやぁー!」

あ、逃げた。

 

警備員「ま、待ちなさい。」

 

気長にコンパまで待つか。

 

side伊織

警備員「すみません、この近くで半裸の怪しい男を見かけませんでしたか?」

 

モブ子「えー知らなーい。」

 

モブ代「何それきもーい。」

 

警備員「お気をつけください。」

 

フーッフーっ

なぜだ、…俺が一体何をしたって言うんだ…

 

耕平「…お前、何をやっているんだ?」

 

伊織「うおぅ!!?」

何で大学に幼女が!!?ってこれは確か

 

伊織「…ってなんだお前か。」

 

耕平「なんだとはなんだ、失礼な奴め。」

 

伊織「すまん、…これには色々と事情があるんだ。」

 

耕平「ふぅん?事と次第によっては助けてやらんでもないが。」

 

伊織「え?マジで?」

もしかしてこいつ

 

伊織「お前実は良いヤツだったんだな!」

 

耕平「今村耕平だ。……で何があったんだ?」

よくぞ聞いてくれた。

 

伊織「聞いてくれ、耕平!比企谷のヤツ俺をこの状態したくせに服すら脱いでくれないんだ!」

 

耕平「警備員さーん。」

 

伊織「ワンモアチャンスプリーズ!!」

 

耕平「バカを言うな、強制わいせつは立派な犯罪だ。もう話を聞く余地がないだろ。」

 

伊織「だから!それには事情があるんだよ!」

話のわからないヤツめ。

 

耕平「ならその事情ってヤツを留置場で話すこった。じゃあな。」

 

伊織「待った。」

仕方がない。最終手段だ。

 

伊織「話はもういい。その代わり、」

 

耕平「な、なんだよ。」

 

伊織「着ているものを脱いでくれ。」

 

耕平「ふんっ!」

 

伊織「ぐはっ!?」

 

こいつ、何を!?

 

 

side耕平

耕平「警備員さん」

 

警備員「なにかね?(オタTすごいな。)」

 

耕平「いえ、ついさっきパンイチの露出狂が話しかけてきたんで。」

 

警備員「本当ですか!して、どちらに?」

 

耕平「こっちです。」

けど

 

警備員「いませんが?」

なん、だと!?

 

耕平「いやでも、さっきまではいたんですよ!?」

 

警備員「分かりました。ではこのあたりを重点的に探してみます。くれぐれもお気をつけて。顔を見られていれば、復讐に来る可能性もありますので。」

それはまずいな。

 

耕平「分かりました。気をつけます。」

 

 

 

 

 

side伊織

警備員A「どこ行った?」

 

警備員B「くそー。」

 

 

なぜ警備員が増えているんだ。最初は一人だっただろ。

耕平のヤツ人のこと殴り飛ばした挙げ句、警備員まで呼びやがって!!

とは言え、服をなんとかしないとな…

他に知り合いと言えば…

仕方ない、どうせ後でまた世話になるし、背に腹は代えられないか…

 

 

side八幡

奈々華「ダイビングサークル"Peek a Boo"で~す。」

 

寿「興味ありませんか~?」

 

「よろしくおねがいしまーす。」

 

モブ郎「なぁ、あの人美人じゃないか?」

 

モブ太郎「スキューバダイビングって良い感じ。可愛い女子との出会いとかありそうだし。」

まぁどんなアピールしようと奈々華さんは一生お前らに振り向くことは無いけどな。妹一筋だし。

 

寿「すみませんね、手伝ってもらって。」

 

奈々華「いいのよ。」

 

モブ郎「リア充っぽいよな。それにほら、隣の人もイケメンだs」

 

「寿先輩、なんすかその服は」

 

寿「どうみてもウエットスーツの代替品だろ。なにせうちはダイビングサークルだからな。見てわからないか?」

 

「いや普通の服を着ましょうよ。奈々華さんは普通の服着てるじゃないですか。」

 

寿「なぜわざわざ服を着る必要があるんだ。どうせ、後のコンパで脱ぐんだから。」

 

「俺は脱ぎませんからね。」

 

寿「そうだな、お前は度数の高い酒はいくら飲んでも酔っぱらわない癖に、一気飲みすればどんな安酒でもたちまちぶっ倒れるんだからな。」

そうなのだ。ちびちびとしか飲めないから一気飲みサークルのPaBのペースで飲むと一分あればぶっ倒れて病院送りにもなりかねない。

ならなぜ入会したかって?そりゃお前、自分の家(居候)で自分のペースで好きなだけ、しかもほぼタダで飲めるんだから入らない理由がない。

 

寿「ところで伊織、お前はいつまでそこで隠れているつもりなんだ?」

 

伊織「ふぅ……助かりました。」

 

寿「まったく…通報されるなんて何をやっているんだ。」

 

「それ先輩には言われたくないでしょうね。」

 

伊織「そうだな、そして…何お前警備員呼んでんだ比企谷!!」

 

「服よこせって言われれば誰でもそうするだろ。」

 

奈々華「ダメだよ、伊織くん。そんなことしたら。」

 

伊織「くぅ、奈々華さんに言われれば仕方ない。」

 

「俺らが言うことは聞くつもりないのな。」

 

伊織「それよりちょっと頼みがあるんですけど。」

 

寿「ん?なんだ?」

 

伊織「服を貸して貰えませんか?」

 

寿「おいおい、いきなり変な事を言い出すヤツだな。」

 

伊織「いや変じゃないですよ。俺こんな格好のせいで警備員に追われたんですから。」

 

寿「しかしこの後飲みに行くなら二度手間になるだけだろう?八、伝え忘れたか?」

 

「ちゃんと伝えたと思いますよ?」

 

伊織「あれ?今俺が酒を飲む上に、服まで脱ぐことを前提として話を進めてませんか?」

 

寿「違うのか?」

 

伊織「違うでしょ。」

 

寿「今日は新入生歓迎コンパだ。俺たちの奢りだぞ?」

 

伊織「奢りというのは魅力的ですがとりあえず服をなんとかしないと…」

 

寿「貸してやりたいところだが俺もTシャツ一枚だけになってしまうからな。」

 

伊織「講堂前で全裸で寝てた人が今更何を…?」

 

寿「じゃあこうしよう、誰か新人を一人でも引っ張ってきたら服を貸してやる。どうだ?」

 

伊織「そうですね…」

 

「今なら飲み会は先輩たちの全額奢りだぞ。」

 

伊織「それはもともとだろ。」

 

「流石に分かるか。そこまでバカじゃないんだな。」

 

伊織「しまいにゃキレるぞ。」

 

寿「まぁ落ちつけ。で、どうするんだ。服がいるのか、いらないのか。どっちなんだ。」

 

伊織「先輩がたならグランブルーの場所も教えてくれるだろうし悪くないかな…よし乗った!」

 

寿「交渉成立だな。ところで、アテはあるのか?」

 

伊織「ええ、任せて下さい。」

と言って北原はまだ見ぬ新人獲得に向けて旅立っていった。

 

寿「上手くいくと思うかな?」

 

「無理だと思います。」

 

寿「八お前ちょっと見てこいよ。」

 

「分かりました。こっちの事はお願いします。決してそれ以上、脱がないでくださいね。」

 

寿「おう、任せろ。」

仕方ない、寿先輩が脱がないことを祈りつつ、北原が上手くいくか見てみるか。

 

 

 

 

 

 

 




本文で作者がオタTをバカにしたような内容がありますが、その様なつもりは微塵もございませんので、勘違いされないようお願い致します。

感想・改善点・誤字報告(来ないほうがいいがもしあったらお願いします )・番外編案待ってます‼
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。