これからもこのようなペース(週一投稿)、もしくはさらに遅くなるかもしれません。
待っていただけると何よりでございます。
それでは、七話目です。お楽しみください。
side耕平
耕平「あの、すみません。」
この人はジャガイモ、この人はジャガイモ、ジャガイモ、ジャガイモ………
モブ先輩「あぁ、新入生か。どんなサークル探してるんだ?よかったらうち来るか?」
耕平「はい。………なサークルなんですけど。」
モブ太先輩「寝惚けるな。そんなサークルあるわけないだろ。」
モブ男輩先「大学に女子高生がいるか。」
モブ介先輩「漫研に行け。」
side八幡
どうやら北原の奴がある学生をロックオンしたようだ。
かなり美形だな。どう見ても北原と接点があるようには見えないが?
耕平「くそ…っ!どうしてだよ…っ!」
膝から崩れ落ちた。
耕平「どうして、俺を中心にした女子高生美少女ハーレムサークルがないんだよ…!!」
悲痛な叫びだな…
耕平「どうして…どうしてっ」
あ、北原の奴話しかけに行った。
伊織「なあ、耕平」
耕平「あ、あぁ?うわああぁぁ!?」
思いっきり殴られてる!?
伊織「おい、いきなり何すんだよ。」
耕平「また服をはぎ取るつもりだろ!?お前にやる服なんぞ一着たりとも持ってないわ‼」
伊織「大丈夫だ、もうそんなことはしない。」
耕平「誰がそんなもん信用できるか。」
伊織「他にもらうアテができたからな。それより耕平。諦めなければ夢は叶う。世の中ってのはそういうもんだろ?」
違うな。
耕平「…だが、現実は冷たいんだ。」
その通りだ。努力で夢が必ず叶うのはフィクションの世界だけだ。俺たちはこの世界に生まれた瞬間から自分が何を思って、何をするか、その全てが決まっている。諦めなければ夢は叶うなどありえない。
耕平「どいつもこいつも、やれ寝ぼけるなだの、大学に女子高生がいるかだの、漫研に行けだのと、わけのわからない事ばかり……‼」
そりゃそうだわ。前言撤回、そんなのは夢じゃなくて勝手な妄想だわ。
耕平「大学に来たら新世界が広がって夢のような生活が待っていると思っていたのに…」
伊織「あるさ。」
耕平「…え…?」
伊織「あるに決まっている。新世界も夢の生活も、ただお前はその入り口に気付いていないだけなんだ。」
耕平「そう…なのか…?」
伊織「ああ、どうだ?一緒に、夢の入り口に踏み込んでみないか?」
耕平「…ああ❗」
伊織の言い方が悪徳商法のそれにしか見えないんだか。
あいつが将来その道に走らないように先輩たちと見張った方がいいのか?
時田・寿「うぇぇーるかぁぁーむ‼」
耕平「謀ったな貴様ぁ一一一ッ!?」
耕平「ふぅ、服は人類の叡智の一つだなぁ…」
時田「さて、それでは新入生諸君、ダイビングサークル、Peek a Boo 《ピーカブー》へようこそ!」
寿「早速だが席を決めるので皆さっきテープを貼った腕を出して並んでくれ!」
新入生がぞろぞろと並んでいく。俺は北原を見張っていたからそんなテープもらっていないんだが?
時田「よし、Cテーブルに行ってくれ。」
寿「お前は向こうのBテーブルだ」
伊織「何やっているんですか?」
寿「ああ伊織、お前はわかっているから大丈夫だ。安心してAテーブルに行け。」
伊織「…?はあ。」
「あの、時田先輩。俺はどこに行けば?」
時田「そうだな、お前ならAテーブルでも問題ないとは思うがなぁ、AかBの好きな方に行ってくれ。」
「そのAとBにはどんな違いがあるんですか?」
時田「アルコール度数の違いだな。Aは20%以上、Bは3から8%、Cは0%のソフトドリンクということにしてある。好きに選んでくれて構わないぞ?途中で移動してくれても構わんしな。その代わり、逃げたりするなよ?」
「わかってますよ、タダ酒から逃げるわけないじゃないですか。ゆっくり大量に飲ませてもらいますよ。」
side伊織
Aテーブルとは言っていたけど何か差があるのか?
手前からC、B、Aの順か
Cはソフトドリンクか、まぁ妥当だよな新入生は本来未成年で飲酒禁止なんだから。
Bはビールやワー類か。ほろ酔いな気分にさせて、楽しもうといった考えか。ならAはいったい何が?
Aは………ウイスキーにウォッカ………?
東「お!昨日の新人か!こっちだこっち!」
安西「今日は楽しく飲もうじゃないか!」
横手「よーし今日の野球拳は負けねぇぞ」
伊織「チェンジ!Bテーブルにチェンジで!」
横手「それで伊織、何を飲む?」
伊織「ウーロン茶でお願いします。」
横手「よしわかった。」
と言いながらウォッカ:9、ウイスキー:1で注いでいるのはどういうことだ?自分のか?自分のなんだよな⁉
横手「ほい、ウーロン茶。」
伊織「俺のかよ⁉これは俺の知っているウーロン茶じゃない!」
横手「何を言ってるんだ。きちんとウーロン茶の色が付いてるだろう?」
東「そうだぞ新人。しかも色だけじゃなくて火までつけられるんだぞ?」
伊織「火がつく時点でそれはもう大部分がアルコールだ!」
時田「おいおいお前ら、あんまり新人を苛めるなよ。」
寿「ほら伊織、水だ。」
伊織「あ、どうも。すみません。」
とりあえず、確認を。幸いライターはこの場にあるし。
火が………付いた………
伊織「…どうしてこの水火がつくんですかね?」
時田「可燃性なんだろ。」
寿「色はきちんと水なんだ。気にするな。」
「昨日寝るまで飲んだんだから今更何をガタガタ言ってるんだ。腹くくれ。」
伊織「貴方がたは飲み物を色でしか識別できないんですか!?そしてそれだけ飲む原因を作ったのはお前だ、比企谷!」
「だから俺もこうして飲みに来てやっているだろう。文句を垂れるな。」
伊織「うるせぇ‼こうなったらお前が潰れるまで飲ませてやる。覚悟しておけ❗」
時田「それなんだが、八は一気飲みができない体質なんだ。下手にさせてしまうと病院送りになりかねない。」
寿「流石にして良いことと悪いことの区別はつけておけよ?」
伊織「ぐっ、仕方ない。なら、飲む量で勝負だ‼」
「構わないが…」
時田「倒れないようにな。」
寿「間違っても喧嘩なんてするなよ?」
伊織「わかってますよ。」
時田「ならよし。楽しんでいってくれよ。」
と言って全員を見渡した。どうやら始めるようだ。
side八幡
時田「それじゃ、新入生諸君楽しんでくれ。かんぱーい!」
新入生「かんぱーい!」
Cテーブル
アハハハハ
Bテーブル
ウフフフフ
Aテーブル
時田「"杯を乾す"と書いて!」
寿「"乾杯"と読む!」
PaB「せーのー、かんぱーい‼」
伊織「おい比企谷、飲め!」
と言ってウイスキーをただそのまま次いだものを持ってくる。
「構わないがお前、自分のを忘れてるぞ?俺が注いでくるから待ってろ。」
と言って俺はスピリタスを探す。
ここで八幡のワンポイントアドバイス!スピリタスはアルコール度数驚異の96%!頭が沸いてるとしか思えないがここの人たちはそれをストレートで飲む。急性アル中にならないのが不思議で仕方ない。流石にストレートをだすと恨まれる気がして仕方ないし、ショットガンにしてやろう。Cテーブルからジンジャーエールを拝借してっと、1:1の比で注いでできあがり。
「ほらできたぞ。」
伊織「サンキュー。じゃあ」
伊織・八幡「乾杯!」
ふむ、いけないことはないな。だがやっぱりウイスキーはカクテルで飲みたかったな。
伊織「ウゲエエェ!?比企谷お前何入れた⁉」
「スピリタスとジンジャーエールを混ぜたものだが。どうかしたか?」
伊織「スピリタスってなんだよ!聞いたことねえぞ?」
「世界最高峰のアルコールだ。」
千紗「二人とも何してんの?」
缶ビールを飲みながら古手川さんがやって来た。
「見ての通り二人で飲んでる。」
千紗「一人は既に死にかけだけど?」
「スピリタスのジンジャーエール割りを飲ませてみたが、やり過ぎかのか?」
千紗「流石に最初からそれは無理だよ。」
伊織「千紗!勝手に俺を殺すな!まだ生きてる!」
?「水も飲まないと倒れるぞ。」
確かこいつは北原に騙された…
伊織「ああ、どうも。」ゴクゴク
伊織「……」火がつく。
伊織「ウオッカぁぁああああーーー‼」
?「良い飲みっぷりだな北原伊織」
伊織「こ、耕平!これは復讐のつもりか!?」
ほう、彼は耕平というのか。
耕平「いや、そんなつもりはない。ただ…一人くらい潰して入会させないと脱出できないように見えてな。」
伊織「……だが俺を潰したところで、俺は既に入会が決まっているから無駄だぞ?」
耕平「なんだと貴様ぁ‼ふざけるな俺はただ騙されただけじゃないか‼」
伊織「騙された方が悪いんだよ!バーカ!」
「おい、喧嘩するな。」
時田「どうしても揉めるんなら勝負しろ。」
伊織・耕平「勝負?」
時田「ああ、代々伝わるPaB式のにらめっこだ。」
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