今明かされる衝撃の真実!(※いうほど衝撃ではない)
「ええ、はいっ、はいっ。 ええ! そうです、ええ、わかりました、よろしくおねがいします」
痩せぎすで神経質な性格を見て取れる男は電話をきると不機嫌そうに鼻を鳴らした。
先程までのペコペコとした態度が嘘のような豹変である。
「はっ! 上げ膳据え膳で人の成果を掠め取ることしか頭にない無能め態度だけは大物ぶりおって」
吐き捨てるように机の上にある葉巻をケースから取り出しヘッドをシガーカッターで切り落としガスライターに火を付けて先端部分を焙りながら炭化させ着火したことを確認しゆっくり吸い始めた。
トントントンドン!
軽く三回、強く一回扉がノックされ部屋の主人が許可するより早く乱暴にドアが開かれた、あとかかってた鍵は粉砕された。
「ん〜森田クゥん! 久しぶりだなァ……森田クゥん!」
突然の闖入者の声の大きさにびっくりして葉巻は吹き飛んだ。
グレーのスーツの下からはち切れんばかりの筋肉が張り付いているサイズが合ってない。
「ほ、宝生議員! なんですいきなり!?」
森田と呼ばれる男の前にあらわれたのは国会議員の宝生だ。
元軍人であり任務中に対魔忍としての力に目覚めたが選ばれた人間は人を導く義務があるとして政治家を志して野党議員となった変人である。
「ん…んんァ~、今日君の元にィ来たのは他でもないこ、れ、のこ・と・だよチミィ~」
そう言って机の上に出されたのは魔族との裏取引の帳簿であるそれをみて眉がピクリと動くがすぐに平静に戻って落ち着いた声音で語りかける。
「ええ、これがなにか?」
「んふぅー、冷静な顔つきだなァ、この程度は白を切ってどうとでも揉み消せるという顔だァ……」
「そもそもこんな資料を捏造しようと思えば捏造できますし私が何をしたわけでもありません」
「ンフフゥ~、仮に真実だとしても握りつぶすだろうねぇ」
ニヤニヤと嫌らしい顔をしてすっとぼける森田に何故か楽しそうな声で応じる宝生、いつもこの男は何が楽しいのかニコニコと楽しそうにしているのだ。
内心こんな程度では政治家は揺るがないと分かっているはずなのに何故ここに来たのか森田は訝しんだ。
「まァいい、こんな程度で慌てるような人間じゃア……面白くないし本題に移ろう」
「ハァ」
「実はだねぇ……私のォ、所に面白い連絡が入ってき・た・の・だよォ、不正の密告という奴ダァ、まあこの国で不正をしてないやつの方が少ないので嘘でも本当でも大したものではないんだが取引をしようというのだ、私と」
「それでなんでここに来てドアを壊したんです?」
「ンフゥ~、私とぉ、君はいろいろあって政治上は対立しているなァ……目の上のたんこぶ、という奴だ」
「――まさか」
「フフフぅ、まあ暴力による解決では色々と問題がある、んー正直な所ォ、貴重な我が国の防衛力でもある対魔忍を売って魔族や米連などに媚を売る売国奴である君を殺してやりたくぐらいはァ、気に入らないが私が直接手を出すわけにはァ、い、か、な、い、そこである提案を受けたんだよもし彼が言った通りのことが実際にできたら協力をして欲しいというね」
「協力?」
「そう、その人物の提案というのはァ……要は腕の売り込みだ内容は――」
そう言う宝生の体から熱気による湯気が立っているのが見える、ゴリラのような外見で実際ゴリラを素手で倒せる筋力があり魔族相手にしても護衛もいらず倒せるやつなのだ目の前の男は。
「また貴方ですか宝生議員! 来るたんびに扉を壊すのはやめてください弁償してもらえばいいというものではないんですよ!」
警備員が複数やってきて宝生を囲んだ、毎回毎回来るたびに扉をはかして業者が来るまでの後始末をしているので声が低くなっている。
「まだ話は途中だったんだがなぁ……」
「いいから扉を直すので出ていってください!!」
「はいはい、おっと電話がなってるよ」
トゥルルルルル トゥルルルル
警備員とやりとりをしている所に部屋の電話から着信音が鳴り響く。
森田は電話の受話器を取り椅子に座り直した。
「もしもし?」
「――森田議員……ですか?」
「はい、森田です、どちら様です……」
ズキューンンンン・・・・・・!
森田は受話器を持ったまま後ろに倒れた、その額には穴があいていた。
警備員達はあわててその場にしゃがみ込んだ。
銃声は一回だけでその後には電話からツーツーと話中音だけが部屋に鳴り響く。
「そ、狙撃だとぉ!?」
「も、森田議員……だめだ、即死だ」
続く銃声がないことを確信した警備員は森田議員の方へと駆け寄るがすでに息絶えていた。
宝生が狙撃された方向を向くとそこにはハニカムシェードに銃弾で出来たらしき穴が外からの風を送ってきていた。
穴を覗くと遠くにあるビルが見えた対面にあるビルとの距離は約400mあった筈だその状態で正確に相手に当てるだけでも難しいというのに狙撃者は窓からは対象が見えない状態での狙撃を成功させたことになる。
(外から内部が見えない状態で電話で狙撃対象の場所を限定しての狙撃を成功させるとは……、
神経質な森田くんが部屋にある電話に出るときには必ず同じ位置で椅子に座って真正面にある窓の方を見ることを調査済みというわけだ)
「ンんーしかしィ、ンフフ、いい腕だァ!」
政敵の排除をする代わりに対魔忍の援助をしろと言われた時は正気かと思ったが、自分に酔った身の程知らずの人間ではとても出来ない神業を見せられては興奮を隠せなかった。
なによりもわざわざ自分のような人間に取引を持ちかける酔狂な相手だこの先退屈しそうにない。
俄に騒がしくなった部屋で警察がくるまで宝生は顔に手を当て楽しそうに口を歪めていた。
新しいオリ主かと思った? 残念、ポルノ13だよ!
どうも
当然ですが偽名です、ナラの木は別名オークともいいます。
オーク・東郷の日本風の偽名ですね。
なんでこんな名前になったかというと現在日本で仕事をしておりロドリゲス・東郷だといろいろと違和感があるからだそうです。
ハーフ・オークに違和感もクソもないだろうと思いますが職場がハーフ・オークと分かると色々と不都合がある職場なのです。
なんの職場についたかといいますとですね。
対魔忍です
そうあれは暑い日でした。
SMにハマって体を痛めた自分はしばらく休業して仕事を再開して仕事帰りに路地裏を通りかかったらチンピラとすれ違いその直後に出てきた女に死の呪文「この人痴漢です!」を唱えられた。
ちげーし、というかあんなバインバインの肉付きしてるくせに水着並みに薄い格好するとか馬鹿か馬鹿なのか!あるいは対魔忍か!
対魔忍でした。
ちくしょう、ちくしょうと、冤罪で警察の留置所に閉じ込められて「性犯罪被害者と同じ気分をお前に味あわせてやるんだよオラァ!」と迫りくる囚人たちをボコボコにして部屋で涙で服を濡らしながら「対魔忍めこんど娼館で会ったらヌチョヌチョしてやる!」と思いながら寝入ったのです。
次に目を覚ましたら米連の研究所にいました。
なんでぇ???
最初は睡眠中に変な薬かがされて拉致られたのかと思ったのですがどうやら研究者の話だと数年前から被検体になっているみたいなセリフを聞いて?が浮かんでいましたがガラスに写っていた顔が前より若くなっているけど同じ顔なのでクローンかと思ったのですがさすがに現役バリバリで活躍している本人の記憶の複写は無理なのでなんだか寝ているうちに並行世界の自分に移り変わったようです。
くっ、しかしこのままでは米連の改造人間にされて。
『君は僕の友達だ。ここで捕まってアヘって!』
と対魔忍脳をインストールしアサギ化させ、囚われの身から陵辱(される)マシンへと仕立て上げるアサギ作戦の被害者にでもなってしまう!
ううっ……できません! 私の仕事は『人を狙撃すること』だから……ッ!
【フフッ、違うって君の仕事は『陵辱されてアヘる』だよ】
私の仕事は人間をそげki...
ピロロロロロ(ザー)ピロロロロロ(ザー)
私の……仕事は…『陵辱されてアヘる』ことッ……!
頭対魔忍.netに接続!
『オーク!』
『アサギライズ!』
そんな感じでモルモット扱いされて非人道的な実験を受けると思ったら意外と待遇が良かったです。
ブラックな仕事漬けよりは怪しい薬を飲んだりしてボケーッと過ごしてる方が楽で非常にいい気分転換になりました、偶に同じ被験者の鬼姉妹と仲良くなったり強化兵士のおんにゃの子と喋ったりしました。
Yesロリータ、Noタッチ! そうして訪れた休暇をなんやかんやで満喫していたら。
研究所が襲撃されました
あえてもう一度言おう
研究所が襲撃されました
し、死にたくねぇ! 俺は死にたくねぇんだよォ! という本能の訴えを受諾した自分は隙を見て銃を強奪して手錠をつけたままMUSOU乱舞しました。
侵入者と対決したりして最終的に脱出するという目的が一致したので共闘して研究所はオールひろゆきしたので行くところがなくなりました。
それを見かねた侵入者……対魔忍の人とのやりとりを簡単にまとめますと。
「君いい腕してるねー対魔忍にならない?」
「え? んー、……でもブラックなんでしょ?」
「きれいどころは多いぞ?」
「(ピクリ)」
「(脈あり)しかも世間知らずが多いから結構チョロい」
「なん…だと……」
「(対魔忍を)やらないか?」
「やります」
ということで第三の人生は対魔忍になることになりました。
強い男はモテる。 しかもガンマン。
剣士が多い対魔忍で強いガンマン、これはモテる(確信)
なんやかんやで軍隊やってる米連では別部隊の交流はそんなないからなー
特殊部隊には美人サイボーグや美人強化兵士もいるがピンポイントに配属されるわけもなく
そりゃちょっと頭足りないけどバインバイン美人ぞろいでピッチリスーツがいる五車学園いきますよ!
そう思うだろ、アンタも!!(謎の共感要求)
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その後、色々ありました。
対魔忍になるきっかけになったおっちゃんが裏切って戦うことになったり。
倒したおっちゃんは娘を人質に取られて自殺まがいの方法でしか助けられなかったという悲しい事情があったり。
助けた娘に「父さんの仇!」と命を付け狙われたり。
こういうヒロイックなイベント起きても別に色っぽいイベントはないんですけどね(遠い目)
しかし周りは脳筋だけど戦闘能力はクッソ高いんでちゃんとサポートすれば楽ちんだし以前の金ばらまきまくって下準備しまくって実行するのも自分だった時代に比べれば楽ですわー
えっ、次は対魔忍の女の子救出任務?
遠くから狙撃して助けちゃうぞー、
あっ、女の子背負って逃げやがった!
某ゾンビゲーにも出たハンドキャノンさんが唸るぜ!
Dr桐生印の注射を注射して応急処置OK!
あっ、お疲れ様でーす!
え、一人で勝手に仕事すんなって?
……だって無駄に突撃とかしちゃって強襲任務とかならともかく
救出任務だと使いづらいねん君等。
口下手だから上手く説明できないし……。
……気まずくなったから帰りまーす、さっき聞いた内通者をぬっ殺さんと。
一応野良議員を味方につけるようにして動くけど万が一の時には
この人になすりつけるよう細工しないとね!
仕事が終わった!よし次の仕事の時間だ東郷!→え?休みは?→休みを休め
【悲報】忙しい割にはモテない【風俗もいけない】
あれれーハーフオークでも対魔忍になればモテモテじゃなかったのかよ!
無口無愛想で独断専行が多いし濃い顔だから駄目?
……俺は嫌われてはいない(水柱感)
(T_T)ちくしょう対魔忍の男のモテ率はどうなってるんだ!?
八津九朗→元レンジャー部隊出身の有能なハゲ、日常描写はないけど信頼はされても女にモテモテタイプではない
秋山達郎→ご存知NTR対魔忍にして見習い対魔忍で主人公属性。
貧乳の美少女と巨乳の実の姉に好かれてるがNTRる。
続編で爆乳対魔忍に誘惑されたりする。
ふうま小太郎→対魔忍決戦アリーナ主人公
マジカルハイパー兵器持ち、敵であろうと篭絡しまくって味方にするわポイ捨てするわの超絶プレイボーイ
ただし腹違いの姉を実の父親の部下にNTR調教される
天満 八生→対魔忍決戦アリーナの登場キャラ
お館様にTSさせられてNTR調教済みの恋人(♂生やされてる)相手に♀初体験
モブ対決魔忍→裏切って仲間の対魔忍♀を「前からお前を狙ってたんだよおラァン!」するが殺されるポジション。
あるるれぇー思い返すとモテる奴でもNTRまくってるゥ!?
クソ! なんて世界だ……
しかし対魔忍の子はスタイルがいい女の子が多いけど戦うのが前提だからか気が強い子が多くて苦手っすわー。
こうなんだね甘やかしてくれる子がいいね!
研究所の米連の鬼姉妹はつるぺただけど懐いてくれて良かったなー
甘やかしてくれる女子がロリしか居ないという悲劇!
甘やかしてくれるロリでスタイルがいい子……ロリ巨乳…うっ、頭が!
お、俺はロリコンじゃないんだ……娼館に行って欲望を鎮めなくては…
え? 未成年は駄目? そんなー(´・ω・`)
淫獄都市ブルース外伝 悪鬼去来改め ポルノ13-一周年記念で対魔忍になったけど忙しい割にモテなくて辛い
完
オーク・東郷は改造人間……否、改造オークである!
彼を改造した米連は世界制覇を企む悪の秘密結社である(※派閥の一部に限る)
対魔忍によって救出され正義の心に目覚めた彼は人間の自由と尊厳を守るために対魔忍となって魔族や米連と日夜戦い続けるのだ!(一部誇張あり)
というわけで淫獄都市ブルース外伝 悪鬼去来改めポルノ13でした。
悪鬼→オーク 去→決戦アリーナ時空から 来→RPG時空に
というネタで狙撃ならアイツだろうな→あれ名前違うし別人かよ!→偽名でしたというのをやりたかっただけなんですが次回から普通にやりますですはい
あっ、一応ちょっとの間は本編の方に置きますが
しばらくしたら新しく作った外伝の方に内容を編集して移動します
それでは次は淫獄都市ブルース本編でお会いしましょう
ノシ