嫁と妹と暮らしています。   作:うたた寝犬

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daily1「記念日」

毎年寒い時期になると見聞きするインフルエンザで死者が出たというニュースを、俺はずっと他人事のように思っていた。

インフルエンザは確かに辛いけど、罹る度に何だかんだで完治して乗り越えて来た。だから、辛いけど死ぬほどじゃないな、みたいな考えが俺の中にはあった。

 

 

 

けどそんな俺は、風邪をこじらせて死ぬところまでいった。

 

 

 

 

前からちょっと身体が怠いな、軽く頭痛がするな、とは思ってたけど熱はそんなに無いから大した事ないと思ってた。

 

「大事を取って休んだら?」

妻…、のんちゃんは俺のことを心配してくれてそう言ってくれたけど、会社の方で大事な案件が迫ってたから、俺は心配してくれたのんちゃんに非常に申し訳ないと思いながらも、休まず仕事に向かった。

 

その案件は大詰めだったから、俺はその日、帰宅することなく会社で夜を明かす覚悟で残った。労働時間とかサービス残業とか問題じゃなくて、この仕事を成功させるかどうかが俺の今後の進退を大きく左右したから、俺は辛い身体に鞭を打って頑張ることにした。

 

 

深夜1時を回ったころ、完成の目処が立った。むしろ完成した。後は最終チェックを残すだけだ。

「…ちょっと、寝る」

終わりが見えたから俺は一息入れるつもりで、仮眠を取ることにした。朝の4時ぐらいに起きて…、それから仕上げよう。

 

そう決めて俺はデスクに突っ伏して、すっと眠りに落ちた。

 

 

そして俺が次に目を覚ました時、見慣れない白い天井を見上げていた。

「……?あれ、ここは…?」

状況が飲み込めずにそう言った次の瞬間、

 

「大志くん!?」

「兄貴!」

 

俺の視界に、妻と妹が…、のんちゃんと志乃が飛び込んで来た。2人とも、目を真っ赤にして泣きはらした表情だった。

 

キョトンとする俺に、2人は泣きながら何があったのか説明してくれた。

 

俺が会社で寝た後、同僚が声をかけてくれたが起きなかったこと。

俺は全身が汗だくで、顔色が真っ青だったこと。

慌てて同僚が救急車を呼んでくれたこと。

運ばれた緊急病院で、間一髪命を取り留めたこと。

 

一通り説明を聞いた俺は、すぐにあることが頭に浮かんだ。

「…っ!そうだ、会社…!今日、大事な取引が…!」

慌てて会社に向かおうとして俺は立ち上がろうとするが、出来なかった。身体の不具合じゃなくて…、志乃が、俺に抱きついてたからだった。

 

「…か、ないで…」

 

抱きつきながら、志乃は一晩中泣いて枯れかけた喉から必死に声を出した。

「…兄貴、お願いだから…、今日は、いかないでよ…」

 

言いながら、俺の背中に回した志乃の手に力が込もる。

 

「お願い、だから…、お父さんとお母さんみたいに、いかないで…!もう、家族がいなくなるのは、嫌だよ…!」

 

「……!」

志乃の懇願を聞いて、俺は自分のバカさ加減を呪った。

 

俺と志乃は幼い頃に、両親を事故で亡くしている。俺はその時中学生で、現実を何とか受け止めようとしたけど…、うまく出来なかった。でも、俺より7つ下の志乃がいたから、俺は自分がしっかりしなきゃいけないんだと思って、志乃に辛い思いをさせないように頑張った。近所のおばさんや色んな人の助けを借りながらだけど、何とかやってこれた。

 

それでも、俺にとって、志乃にとって、互いに唯一の肉親には変わりない。

 

家族が、手の届かない遠くに行ってしまう怖さは分かっていたはずなのに…、俺はまた、志乃にそれを味わわせてしまうところだった。

 

「志乃、ごめん」

辛い思いをさせてしまった志乃に、俺はしっかりと謝った。

「…今日は、俺はここにいる。志乃のそばに…、手の届くところにいるよ」

 

「…うん」

安心したのか、志乃は俺の背中に回した手がほんの少し、緩んだ。

 

志乃を安心させたはいいけど、俺は頭の片隅ではやはり仕事の事を考えてしまう。

「大志くん、これ…」

そのタイミングで、のんちゃんが1枚のメモ用紙を渡してきた。受け取って書かれていた文面を読むと、それは同僚と上司からのものだった。

 

同僚からは、俺の代わりに取引先に向かうことと、誰が見ても取引が成功するように分かりやすい仕事をしていた俺への感謝と、手柄は全部くれてやるから快復したら一緒に飯に行こうという約束が書かれてた。

上司からは、俺1人に負担をかけすぎていたことへの謝罪と、治療費や入院費は会社できっちり負担することと、快復した暁には取引成功を祝って上司の奢りで飲みに行く約束が書かれてた。

 

おいおい、みんな良い人すぎかよ。俺は心の中で突っ込んだ。

 

読み終えたところで、のんちゃんが声をかけてくれた。

「大志くんの周りは、みんな良い人だね」

「だろ」

会話の内容は明るいけど、まだのんちゃんの顔は泣きはらしたままで、声も少し掠れてた。心配をかけてしまったことが否応にも分かったから、俺は丁寧に頭を下げた。

 

「のんちゃん…、心配かけてごめんなさい」

 

心からの謝罪の言葉だったけど、のんちゃんは長い長い無言を挟んだ後に、

 

「…だから、朝…、休めばって言ったのに…」

 

静かだけど、怒気を滲ませた言葉が返ってきた。

「ご、ごめん…。大事な仕事で穴を開けるわけにはいかなくて…」

「言い訳なんて、聞きたくない。…朝早くに、大志くんが病院に運ばれたって連絡来た時は…、ほんとに、本当に心配したんだからね…」

話しながらのんちゃんの口調は涙まじりになってきて、俺は消えてしまいたいくらいに申し訳ない気持ちに押しつぶされそうになる。

 

「…ごめん」

今の俺にできるのは、ただひたすらに、心を込めて謝ることだけだった。でも、

 

「…許さないもん」

 

のんちゃんは許してくれなかった。俺の奥さんは、怒るととても頑固になってしまう。こうなると謝り倒しても許してもらえないのは分かってるから、何とか許してもらおうと…、泣くのをやめてもらおうとして、尋ねる。

 

「…ええと…、のんちゃん、どうしたら許してもらえる?」

 

「………」

 

のんちゃんはキュッと口を結んで、ちょっと怒ったような表情を俺に向けて考えた後、

 

「…ただいまって、言って」

 

涙を溜めた目で、

 

「ちゃんと身体治して、退院して…、家に帰って来て、ただいまって言って。それで、これからずっとそれを続けてくれること」

 

真っ直ぐに俺の目を見ながら、

 

「それが出来るって約束してくれるなら…、私は、大志くんのこと許すよ」

 

そう言ってくれた。

 

俺は迷わず誓った。

「わかった。…これから毎日、無事に家に帰る。だから、のんちゃん。許し…、ううん。もう、泣かないで」

のんちゃんは言葉は返してくれなかったけど、しっかりと頷いてくれた。

 

 

 

 

マフラーとコートが手放せない寒い季節のこの日に、俺は死にかけた。一度死んだようなものだ。

 

死にかけたからこそ、家族がどれだけ大事でかけがえのないものなのか、わかった。

 

だから俺は、この日から毎日…、家族がいることの幸せを噛み締めて生きることを誓った。

 

*** *** ***

 

カタカタカタカタ。

俺はモニターに目を向け、手元のキーボードを叩いて書類を作っていた。

 

「おーい岸辺!来週の取引の件、準備は進んでるか!?」

係長からの確認に、俺はパッと顔を上げて答えた。

「今出来ました!確認お願いします!」

手直し込みで完成した取引に必要な書類一覧を係長に渡して、確認してもらう。

 

「…よし、いいだろう」

「ありがとうございます!」

係長からの合格の一言を聞き、俺はお礼を言いながら丁寧に頭を下げた。

 

「おいおい、俺はただ見て確認しただけだ。お礼を言われるようなことはしちゃいないぞ?」

「いやいや、この案件で係長からの許可が出ないと、俺帰れないんで」

「バカ野郎、まだ15時だ。帰るには少し早えぞ」

「すみません!」

揚げ足を取るような言い方でも、これはこの人独自のいじりだと分かってるから、俺は明るい声で謝罪できる。

 

一息入れて、係長が確認するように俺に尋ねてきた。

「岸辺、お前今週中に仕上げなきゃいけない仕事、まだあるか?」

「ええと…、今週で急ぎで仕上げるようなものは、もう全て終わってます。なので、来週以降の仕事で前倒しできるものをこれから進める予定ですが…。それが何か?」

「いや…。良かったら今日、仕事が終わったら呑みにいかないかって誘おうと思っただけだ。どうだ?」

係長からの飲みニケーションの誘いだった。この人は悪酔いするような人じゃないし、良いお店沢山知ってるし、飲み代を部下に出させるつもりがカケラもない人だし…、正直、魅力的なお誘いではある。

 

でも…、

「すみません、係長。今日は…」

「うーん、ダメか?」

「…はい。その、今日は嫁に早く帰ってきてくれって言われてるんで…」

「ああ、そういうことか。なら、またの機会にするか」

「本当に申し訳ないです!」

今一度、俺は深々と頭を下げたけど、係長は気にするなと言いたげに笑った。

「まあ、お前さんは半年前に家族に心配かけちまったからな…。家族優先で、構わねえよ」

プライベートに理解がある人でマジで助かります!

 

「ありがとうございます!」

「礼は要らねえよ。岸辺の都合のいい日にでも行こうや」

「ありがとうございます!」

「だから礼は要らねえって」

係長は笑って許してくれる。俺、この人は当分頭上がらない気がする。

 

 

 

 

自分のデスクに戻って来て、俺は一息ついた。

「係長、なんだって?」

隣の席の同期が…、半年前に俺を助けてくれた同僚の高岡が話しかけてきた。

 

「いや、別に何もないよ。強いて言えば飲みに行こうって誘われたけど…、今日はちょっと無理ですって言ったら、別の機会に行こうぜって言われたくらい」

「お前、本当に係長に好かれてんな…。つか係長も係長だよ。誘いながらも強要しない、そんで行ったら行ったで全額きっちり出すだろ?神かよ」

「それな。というか別に、俺が特別好かれてるってわけじゃないと思うぞ?あの人飲みの席で、みんなの褒め言葉しか言わんし」

「だよな。ますます神じゃん」

「神だな」

俺たちの中で係長は社長を飛び越して神まで昇格していた。

 

係長を崇めたあと、高岡が質問して来た。

「岸辺お前…、神からの誘いをなんで断ったんだ?」

「家の用事」

「あー…」

我が家のことを多少なりとも知る高岡にはそれで察しがついたようで、力を抜いて彼は笑った。

「記念日か何かか?」

「そんなとこ」

「はー…、お前、いいなぁ…」

心底羨ましい、とでも言いたそうに高岡は深いため息をついた。

「え?どの辺が?」

「どの辺がって…、オレと同い年なのに自分の家庭があることだよ。オレ長らく彼女無しの独り身なのに…、お前ときたら、もう嫁さんがいるじゃねえか!羨ましいんだよこんちくしょう!」

高岡が激怒した。逆ギレだ。

「いや、嫁がいることは前から高岡に言ってたじゃ…」

「あんな美人だったなんて聞いてねえよ!お前が入院した時に見舞いに行って初めて見たけど、超可愛いじゃん!」

「でっしょおー!」

「やかましいわ!お前の嫁さんじゃなかったら速攻口説きにかかったわ!」

「え、それはダメ!」

「わかっとるわ!それと、あと妹!お前、『あいつはちょっと愛想が無い』とか言ってたくせに、お前と話す時めっちゃ笑顔じゃん!普通に可愛かったわ!」

「マジで!?俺の妹、ちゃんと可愛い!?」

「あーもう可愛い可愛い!お前の妹じゃなかったら…」

「やだ!いくら高岡でも志乃はダメ!渡さない!」

高岡が俺の家族に加わる寸前の場面を阻止したところで、

 

「うるせーぞ高岸コンビ!黙って仕事しろ!」

 

神の怒りが俺たちに降りた。フロア中の視線が集まってるのがわかる。職場で騒ぐのはいけない。

「「すみません!!」」

俺たちは声を揃えて謝ったけど、神の怒号は止まらない。

 

「岸辺ぇ!」

「はい!」

「俺も高岡の意見には全面的に同意だ!お前の嫁さんと妹さん、マジで可愛いぞ!」

「ありがとうございます!」

「でもうちの家内と娘には敵わん!あの2人は世界1だ!」

 

自らの家庭を褒めて注目が集まったフロア中に笑いをもたらしたあと、怒号は高岡に飛んだ。

 

「高岡ぁ!」

「はい!」

「お前はそうやってがっつくところを直せば、少なくとも仕事はもうちょい上手くいくぞ!」

「係長!仕事もそうですけど恋の方もアドバイスをお願いします!」

「知らん!」

「係長ー!」

崩れ落ちる高岡を見て、この日1番の笑いがフロアで巻き起こった。

 

*** *** ***

 

暖かい職場を定時で上がり、俺は家に直帰した。

係長や高岡には「家の用事」と言ってあるけど、実は俺も何の日か知らない。ただ、のんちゃんから「今日は大事な日なんでしょ?」と言われてるだけだ。

 

(…多分、なにかの記念日なんだけど…、何の記念日だっけ?6月だから…、テスト関連?それとも祭り…、いや、6月に祭りは無いよな…)

記憶を漁るけど思い出せない。元々俺自身、記念日とかを作るのが好きだったから俺が作った記念日なんだろうけど、いかんせん、記念日の数が多すぎた。自分でも全部把握しきってない。

 

思い出せないまま、俺は自宅の玄関まで辿り着いてしまった。思い出せてない事を怒られませんようにと願いながら、

 

「ただいま!」

 

暖かい我が家に帰ってきた。

 

「大志くん、おかえりなさい」

「おかえり兄貴」

帰るとすぐに、職場満場一致で可愛いと太鼓判を押されたのんちゃんと志乃が出迎えてくれた。のんちゃんは料理の途中らしくてエプロン姿。志乃も俺と同じように帰ってきたばかりみたいでまだ制服姿で…。

 

(制服…?)

 

志乃の制服が、俺の記憶の琴線を引っ掻く。

 

(6月…、制服…、学校…、あっ!)

 

思い出した!

「今日、遅刻記念日だ!」

思い出すと同時に、俺は答えを口にしていた。

 

俺の答えを聞き、2人は一瞬だけキョトンとしたあと、すぐに笑ってくれた。

「その感じだと、兄貴も忘れてたんでしょ?」

「…もってことは、志乃も?」

「うん」

同じく忘れてた事を確認して、やっぱり俺はコイツと兄妹なんだなと改めて再確認した気持ちになる。

 

その一方…、

「うわあぁぁぁ……」

のんちゃんはヘナヘナと力なく座り込んでいた。

 

「のの、のんちゃんどうしたの!?」

「…遅刻記念日って…、ダメなやつじゃん…。大志くんのスケジュール帳見て、大事な日だと早とちりして、気合い入れて料理作ったのが、何か恥ずかしい…」

「そんなことないよ!今日だって、大事な記念日だから!」

「…二人とも何の日か忘れてたのに?」

その言葉に、俺たち2人はギクリとする。せめてどっちかが覚えてれば…、と思うと同時に、志乃がのんちゃんのそばに座り込んだ。

 

「希さん、あのね…。遅刻は確かにいけないことだけど、昔の今日にあった遅刻は良い遅刻だったんだよ?」

「良い遅刻?」

「うん。私その…昔からあんま寝坊しないコなんですよ。特に、両親が死んでからは、熟睡したことほとんど無くて…。だけどあの日の私は珍しくぐっすり寝てて、それで兄貴は起こすの躊躇って、結局2人して遅刻したっていう…」

そういう記念日です、と、志乃は柔らかい表情で言った。

 

志乃に続いて俺ものんちゃんのそばに座った。

「俺も志乃も、確かに今日のことは忘れてたけど…。のんちゃんがいなかったら、忘れたままだったよ。だからのんちゃん、思い出させてくれて、ありがとう」

「……」

お礼を言われたのんちゃんはとても躊躇って、顔を真っ赤にしながら、

 

「…どういたしまして」

 

そう言ってくれた。

 

そう言ってくれるのんちゃんは凄くかわいくて、俺は思わず抱きしめてしまいたくなった(志乃が隣にいなかったら確実に抱きしめてた)。

 

そして俺のそんな胸中を察したらしく、志乃がわざとらしく咳払いをした。

「っていうか、折角だから食べようよご馳走!からあげが私を呼んでる!」

「え、あ…、そ、そうね!あったかいうちに食べましょう!」

「う、うん!そうだね!」

のんちゃんと俺はそれぞれ別に気恥ずかしさを誤魔化しながら、志乃に誘導され、ようやく玄関から移動できた。

 

 

着替えて、手を洗って、俺が食卓の席に着くころには、2人とも座ってた。

そして3人揃ったところで、

「「「いただきます」」」

誰が合図するでもなく、俺たちは自然と声を揃えて食事を始めた。

 

 

のんちゃんが作ってくれた美味しい晩御飯を食べながら、俺は思う。

(もしあの時死んでたら…、こんな幸せな場所にいられなかった…。あの時死ななくて…、またここに戻ってこれて、本当に良かった…)

 

*** *** ***

 

両親は昔死んで、俺も半年前に死にかけて、でも死ななくて。

今は、嫁と、妹と幸せに暮らしてる。

これはただ、それだけの話。

 




ここから後書きです。

初めましての人は初めまして、うたた寝犬です。
初めましてではない人はこんにちは、うたた寝犬です。

この度は本作を読んでくださり、ありがとうございます!

本作は「兄の嫁と暮らしています。」において故人である兄…、岸辺大志さんが生きていたら、という妄想を書き綴る物語です。原作単行本買って、読んで、カバーめくる度に、岸辺家族が過ごした、もしくは過ごせたであろう風景を見て、
「なぜ貴方が…、大志さんが居ないんだ…」
と嘆いてました。嘆きがマックスになった時、ふと、
「じゃあ、そういう話を書こう」
と思い、筆をとった次第です。

稚拙ですが、大志さんが生きてて幸せな岸辺家、及び、岸辺家周辺の日常を、これからポツポツと書いていきたいと思います。

原作改変という形になっている本作ですが、原作はとても素晴らしいです!

重ね重ね、本作を読んでくださりありがとうございます!
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