『提督の奮闘記』   作:零戦

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ローマが出ないから小説書いたら出るかもしれない(白目


短編

 

 

 

 

 あれはいつの日か? そうあれはまだ私が俺だった頃から語るしかあるまい。君らはオカルトの類いは好きかな? まぁ嫌いでも私は語るがな。

 そう、あれは艦これが流行っている時だった。私はオタクであり艦これにハマっていた。その時の性別は男だ。そうだ、私は今でこそ胸がありアソコは無いが、あの時は男の象徴があったものだ。

 まぁそれはさておき、私は轢き逃げに出会して死んだよ。死の恐怖? 一瞬だったから分からんね。

 そう、私は死んだ。死んだはずなんだ、だが気付いたら私は海上を航行していた。

 そして頭の中に記憶が入り込んできた。その記憶は戦艦敷島だった頃の記憶だ。大東亜戦争で活躍した艦娘ではなく、私は日露戦争で活躍した戦艦の艦娘になっていたんだよ。その後、私は燃料が尽きようとした時に他の艦娘と合流出来て曳航されながら鎮守府に行けたわけだ。

 けどその鎮守府は最悪だ。鎮守府にいる艦娘達の目は言わばレイプ目に近い状態だった。

 

「この鎮守府の空気は悪いみたいだな?」

 

 私は近くにいた重巡高雄と摩耶にそう告げた。二人は私の言葉にどうするか思案していたが摩耶がポツリポツリと語り出した。

 

「……提督は捨て艦戦法をしたり色々悪い事をしているんだ。一月の稼ぎをしないとと言って他の提督達の慰めにあたしらを……」

 

 そう言う摩耶の目に涙が浮かんでいた。隣の高雄も手を口元で抑えて嗚咽を洩らしていた。

 ……成る程な……それなら。

 

「後は私に任せろ」

「ど、どうするんだよ」

「決まっている……私が提督をしてやる」

 

 私はニヤリと笑い、唖然とする二人を置いて私は武装――四十口径三十.五サンチ連装砲二基、四十口径十五.二サンチ単装砲、刀を装備して提督室に乗り込んだ。

 

「うん? 貴様は先程捕獲した敷島か。今から他の艦娘の錬度を上げるから捨て艦に――」

「こんにちわ、そして 死 ね 」

 

 私は提督――汚物――が何かを言っている最中だったが気にせずに抜刀して汚物の首と胴体を永遠に切り離した。

 

「な、何を――」

「長門、これからは私が提督になり指揮を取る。異存は無いな?」

「は、はい」

 

 いきなり殺された提督にあたふたしていた秘書艦の長門だったが、私の睨みで頷いた。記憶の中で私は聯合艦隊旗艦をしていたのだ。それにゲームしてたし問題はないね。良いか、問題は無いからね?

 その後、私は汚物から提督になり鎮守府の空気は一変したのはまた別の話だ。

 

「終わったぜ提督」

「ん」

 

 何故か秘書艦は摩耶だったが(長門に頼み込んだみたい)それなりの鎮守府だった。

 

 

終われ

 

 

二つ目 『二隻で一隻の艦娘』

 

 

 

 あれはいつの日か? そうあれはまだ私が俺だった頃から語るしかあるまい。君らはオカルトの類いは好きかな? まぁ嫌いでも私は語るがな。

 そう、あれは艦これが流行っている時だった。私はオタクであり艦これにハマっていた。その時の性別は男だ。そうだ、私は今でこそ胸がありアソコは無いが、あの時は男の象徴があったものだ。

 まぁそれはさておき、私は轢き逃げに出会して死んだよ。死の恐怖? 一瞬だったから分からんね。

 そう、私は死んだ。死んだはずなんだ、だが気付いたら私は海上を航行していた。

 そして頭の中に記憶が入り込んできた。その記憶は巡洋戦艦生駒と雲龍型航空母艦六番艦生駒だった頃の二つの記憶だ。

 何故二つの記憶があるのかは分からない。だが、艦艇は空母生駒の艦体だったのは間違いない。目の前の生駒は雲龍とか同じように飛行甲板も備えられ本来の完成姿になっている。

 

「とりあえず偵察機を飛ばすか」

 

 私は格納庫にあった六機の彩雲を飛ばして周辺を偵察する事にした。

 

「五番機より島を発見……朽ち果てた鎮守府?」

 

 三百キロほど南東のところに伊豆大島程の島を彩雲の妖精が発見した。私はそこに向かいつつ対空対潜警戒をしながら向かった。

 

「……朽ち果てたというレベルじゃないね」

 

 確かに島があり、鎮守府らしき建物がある。だが深海達の攻撃を受けたのか建物は半壊以上の崩壊をしていた。

 とりあえずそこにも妖精はいたので話を聞いてみた。

 

「……ルイジアード諸島鎮守府?」

 

 妖精達の話では人類が初期の反攻作戦を行った時の最前線鎮守府らしい。いやまぁ今でも最前線なのは間違いないけどね。でも数で押しきられて一旦鎮守府を放棄して後退したとの事だ。妖精達は鎮守府の防衛を命じられたけど……普通に捨て駒ですね分かります。

 

「資源はある程度あるよ」

「……そうか」

 

 通信機能が残っているならラバウルでもショートランドでも迎えには出せると思うけど、果たして此処まで来て私一隻だけでの戦果は提督達が納得するだろうか。大体は否だろうね。

 それならば……。

 

「妖精さん、私がこの鎮守府の提督になるよ」

「分かりました!!」

 

 現状はこれが一番良い方法かもしれない。とりあえず私は妖精達を集めて鎮守府の再建に乗り出した。

 

「はい、カレーだよ」

「バリウマ!?」

「元気百倍、妖精マン!!」

 

 私が料理を作って妖精達とワイワイとしながら数日を過ごすと鎮守府の建物も粗方は再建出来た。

 

「そろそろ建造して開発しようか」

「合点承知!!」

「そんなに……私達の力が見たいのか?」

「おいやめろ」

 

 そして私が開発で何故か開発出来た零戦熟練パイロットの妖精と戯れつつ工廠に赴いたら何故か巡洋戦艦生駒の艦体があった。

 

「久しぶりの建造で張り切ったら出来ました!!」

「妖精パネェ……」

「でも生駒本体が何処にも見当たらないんですよ」

「……嫌な予感がする」

「生駒さん、二つの記憶があると言ってましたし、もしかしたら生駒は二隻運用出来るかもしれませんよ」

「ナニソレコワイ」

 

 いやまぁ確かに巡戦と空母の二つの記憶があるよ? でもそんなに適合するかは……。

 

「適合率百パーですよ?」

「Oh……」

 

 妖精の言葉に私は溜め息を吐いた。念のために巡戦に乗艦したけど違和感などはなかった。なのでまさかの二隻運用をするはめになった。なんだよこのレ級感は?

 

「他の建造出来たよー」

「あぁうん。今行くよ」

 

 妖精に振り回されそうな未来と思いつつ私は軍帽を被り建造したばかりの艦娘のところに赴いた。

 

「ようこそルイジアード諸島鎮守府へ。私は生駒、空母と巡洋戦艦を扱える艦娘だ。そしてここの提督だ、まぁ宜しく頼む」

 

 

終われ

 

 

 




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