インフィニット・エボリューション 最凶の二人の男と最凶の二体の星の狩人   作:武者ジバニャン

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今回から、投降ペースを緩めようと思いますが、どうかご了承ください。


それと前回の後書きに書きましたが、コメント欄にてリクエストなどを受け付けます。






前回...見事ディザスターを撃破した仮面ライダーエボルこと、織斑秋邏。しかしこの闘いの勝利は、彼の壮絶にして悲しき宿命のスタートラインに過ぎない....。


第五章 定め

 

 

 

 

REDY GO!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「.....」

 

 

 

 

 

ディザスター「あ...あ..あ..あ」

 

 

 

 

 

 

 

右腕を切り落とされた激痛で何を言いたいのか分からないディザスターの姿に、エボルは何の躊躇いも無く、必殺の一撃を繰り出した。

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「ウオオオオっ!!ラァアアアアアアアアアアアア一―――ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EVORTEC FINISH!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディザスター「がああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CHAO♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エボルの必殺のキックがディザスターに直撃。奴は壁に巨大なクレーターを作り激突、壁に埋め込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エボルト『やったな、秋邏』

 

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにより、織斑秋邏...仮面ライダーエボルの初戦闘は見事勝利に終わった......そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

ディザスター「がっ!!....ゴボッ!!.......ぐぇ!!....」

 

 

 

マスクの口部分から多量の吐血するディザスター。そんな奴に、エボルはゆっくりと冷静に近寄って来た。

 

 

 

仮面ライダーエボル「.....」

 

 

ディザスター「ハァ.....がはっ!!......どう、したん...だぁ?.....あき...ら....ヴハッ!!」

 

 

仮面ライダーエボル「.....」

 

 

 

これにエボルは無言。が、そんな時である。エボルトが秋邏に何かを伝える。

 

 

 

エボル『おい!秋邏、地面に落ちてる奴のトランスチームガンを見ろ!』

 

 

仮面ライダーエボル「ん?」

 

 

 

 

エボルが視界に映ったのは、自壊を始めるディザスターのトランスチームガンであった。トランスチームガンだけでは無い。スチームブレイドや、奴が所持していた思われるボトルすらも自壊を始めていたのだ。

 

エボルは、自身の足下に転げ落ちていた自壊を始めている一本...シャークのボトルを拾い見た。

 

 

 

仮面ライダーエボル「...これはネメシスという奴のボトルか?」

 

 

エボルト『いや、これは....』

 

 

エボルトは直ぐにそのボトルについて何か気づいたようだ。

 

 

仮面ライダーエボル「...何だ」

 

 

エボルト『こいつは...人為的に作られたボトル...つまり本物を似せただけの模造品だ』

 

 

仮面ライダーエボル「.....何だと?」

 

 

エボルト『恐らくだが...此処に居るディザスターは....』

 

 

 

 

彼が何かを言おうとしたが.....背後、壁に埋め込まれて虫の息であるディザスターが嗤う。

 

 

 

 

 

ディザスター「...は、ハ..ハッ♪」

 

 

仮面ライダーエボル「...貴様ぁ」

 

 

ディザスター「は..ハハッ...そう...俺はただ命じられて...来た...だけだぁ......ハハッ♪」

 

 

仮面ライダーエボル「...黒幕は何処に居る」

 

 

ディザスター「....ハァハァ....ガホッ!...あ..?」

 

 

 

 

エボルは殺気を隠さず、ディザスターに問い詰める。

 

 

 

 

 

ディザスター「ざんねぇ..ん....“彼は”...この沖縄には....居ない」

 

 

仮面ライダーエボル「...ん!」

 

 

 

 

 

するとディザスターの体が発光した、っと思ったら...壁に埋め込まれていたディザスターの姿が、1人の男に変わっていた。男の見てくれは平凡、何処にでも居る様な「普通」という言葉がお似合いの人物であった。

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「...こいつ、人間っ」

 

 

エボルト『当然だぁ。何せトランスチームガンはお前さんのエボルドライバーと同様に、人間が使って変身する物だ。だが...』

 

 

仮面ライダーエボル「だが...何だ」

 

 

エボルト『変身するには本来、必要な物がある』

 

 

仮面ライダーエボル「...何だそれは?」

 

 

エボルト『ネビュラガス...そしてハザードレベルだ』

 

 

 

エボルは、エボルトからネビュラガスの存在と性質、ならびにそれに対し尚且つライダーシステムなどに決して欠かせないハザードレベルの事を伝えた。

 

 

 

仮面ライダーエボル「...なるほど、すなわちネビュラガスの影響を受けていなければ、ハザードレベルは発生しないし、その所為で変身すら出来ないと」

 

 

エボルト『その通り。だがネメシスは言っていた、この星には“ネビュラガスと同質の物がある”っと...。秋邏、それに触れた、または何かのキッカケで体の中に入ったとか、記憶にあるか?』

 

 

 

仮面ライダーエボル「...それは...っ!?」

 

 

 

エボルト『ん?!どうした?!』

 

 

 

仮面ライダーエボル「ぐっ!急に頭が...ぁ!!」

 

 

 

何かを思いだそうとしたエボルが突如苦しみだした。しかしそれでもエボル...秋邏の頭の中に何かイメージのようなビジョンが現れる。

 

 

 

仮面ライダーエボル「っ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.......すばらしい!!..........お前たちは私の...........!!

 

 

 

 

.......お前たちは地球の........そして何れは人類を........!!

 

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「なん...だ...これ、は.....」

 

 

 

謎のビジョンに苦しむエボルにディザスターの正体である男が言う。

 

 

 

ディザスター「言った....だろう。君は最上位...の存在なんだ....」

 

 

仮面ライダーエボル「...ッ」

 

 

エボルト『秋邏!大丈夫か!』

 

 

仮面ライダーエボル「.....ああ、大丈夫だ」

 

 

 

エボルトに安否を伝えたエボルは、ディザスターに問いかける。

 

 

 

仮面ライダーエボル「...貴様は何を知っている」

 

 

ディザスター「....フフッ、俺が知っているのは....“何れこの世界は劣等種どもと共に終わる”ってことさぁハハッ♪」

 

 

 

勝利者である筈のエボルが嘲笑れているという可笑しい中、ディザスターは....。

 

 

 

ディザスター「君に....良い事を....伝えよう......“同族”としての...ね....」

 

 

仮面ライダーエボル「同族?だと...どういう...」

 

 

ディザスター「そ、れは...いずれ君自身が....知らなければ..がはっ!...ならないこと....だよ...それよりもねぇ...近々、彼...君の言う黒幕は......“ある場所で”実験を行うよ....」

 

 

 

ディザスターから重要なヒントが与えられた。それに関して問い詰めるエボル。

 

 

 

仮面ライダーエボル「...それは何処だ」

 

 

ディザスター「それは....自分で....考えな.....フフッ」

 

 

仮面ライダーエボル「......」

 

 

ディザスター「フフッ....僕はねぇ、以前は...何処にでも居る...普通のサラリーマンだった...だがISの所為で、妻や娘たちは変わってしまった......僕に暴力を.....行うようになった....昔は皆優しく....幸せだった....それを...それをぉぉ!!ISなんていう糞なガラクタの所為でぇ!!!」

 

 

仮面ライダーエボル「.......」

 

 

 

ディザスターは、この女性至上主義の世界で起きている迫害の被害者だったようだ。しかし、だとしても.....。

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「...貴様の理由など、どうでもいい...貴様は俺の大切な者を殺した...故に」

 

 

エボルト『秋邏...』

 

 

 

 

エボルトは理解した。エボルの...秋邏の怒りはとうに留まる事が出来ない程になっている事を.....。その証拠にエボルはディザスターの目の前に立ち、拳を力強く握り殺意を込めている。それを見るディザスターの表情は何処か救われたようなモノになっている。しかし秋邏は止めない、やめれば自身の今の怒りを如何すれば治まるかと言うのを考えきれないのだ。

 

 

 

 

故に、今の彼の狂気にも似た憎悪を収める“生贄”が必要なのだ。

 

 

 

 

 

ディザスター「フフッ.....いいさぁ.....()れよ」

 

 

 

 

 

ディザスターの言葉を合図に、エボルはしっかりと拳を構え、奴の顔面を捉える。そして......。

 

 

 

 

 

 

ディザスター「.................」

 

 

 

 

 

仮面ライダーエボル「................................ヌオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ――――――――――――――っ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬side

 

 

 

 

 

 

 

千冬「兄さん....」

 

 

 

私は子供たちと共に、火に包まれていく教会をただ見つめ、兄さんが戻って来てくれるのを祈るだけであった。

 

 

 

レナ「おねぇちゃん、せんせーは?しすたぁは?」

 

 

千冬「レナちゃん....」

 

 

私に抱っこされているレナちゃんの涙で濡れている顔を見るのは心苦しい。それにこの子の目の前でシスターは...。私はこの悲しき事実をどう伝えればいいんだ...それに、兄さんが未だ戻ってこない。

 

そんな時、子供たちの連絡で駆け付けた警察や救急隊の人たちが私の所までやってきた。

 

 

警官「織斑さん....もうこれ以上は....」

 

 

千冬「ですが...」

 

 

救命士「これ以上此処に留まれば、我々や貴方方も被害を被ります。ですので此処は一旦病院に行きましょう」

 

 

千冬「.....」

 

 

 

確かに、ここに居れば二次被害だって起きかねないだろう。だけど....その時だった。

 

 

 

 

救命士「おい!!アレを見ろ!!」

 

 

警官「な!?アレは!?」

 

 

「お姉さん!!アレ!!」

 

 

 

警官や救命士の人たちや子供たちが指差す教会の方を見ると、そこには......。

 

 

 

 

 

秋邏「......」

 

 

 

 

 

 

千冬「っ!!...あ...グスッ...ああ...に...兄さん...兄さんっ!!」

 

 

 

 

 

炎に包まれた教会から出てきたのは、秋邏兄さんだった!そして兄さんに両腕で抱き上げられているのは、シスターの亡骸だった....。

 

 

 

 

 

千冬「兄さんっ!!無事だったんだな!?」

 

 

秋邏「.....ああ」

 

 

 

だが兄さんは先ほどまでとは違い、髪が白髪になっていて、瞳の色まで血のような赤く染まっているのは何故だ...?

 

 

 

千冬「兄さん....一体何が....?」

 

 

 

私が問いを口にした時、子供たちが兄さんに抱き上げられているシスターの亡骸を見て、声を荒げる。

 

 

 

「秋邏先生!!シスターどうしちゃったの?!」

 

 

「シスター!!起きてよぉ!!ねぇ!ねぇってばぁ!!」

 

 

「シスター!!やだよぉ....やだよぉ!!」

 

 

「シスター!!死なないでぇ!!私達を置いて何処にも行かないでぇ!!」

 

 

「シスター!!」

 

 

レナ「しすたぁ!レナ、イイ子になるからおきてぇ!ねぇ!しすたぁ!」

 

 

救命士「皆さん!落ち着いて...なっ!!」

 

 

 

子供たちを落ち着かせようと声を掛けた救命士の1人が、秋邏兄さんを見て驚く表情を見せた。だがそれは他の救命士や警官たちも同じ顔となっている。しかしそれが段々恐怖に縛られたような怯えたモノになっていく。それに気づき、子供たちも秋邏兄さんを見て怯える。

 

 

 

千冬「(何故みんなそんな...怯えるような...)兄さん、一体....っ!?」

 

 

 

 

だが、皆が怯える意味が分かった、何故なら....。

 

 

 

 

 

秋邏「.......」

 

 

 

 

兄さんの両腕、そして左頬に赤い血が染まっていた。それはまるで誰かの返り血のようだった。此処には兄さんとシスターが居る、つまり.....。

 

 

 

 

千冬「に...兄さん....あの怪人は...?」

 

 

 

すると兄さんは、答えた。

 

 

 

秋邏「.......ああ、殺した」

 

 

 

千冬「兄さん....」

 

 

 

私はこう思った。この返り血があの怪人の物なら、奴は人間だったという事になる。ならつまり.....兄さんは人を.....。そんな私達の反応に対し、冷静に、冷徹に兄さんは語る。

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「....千冬」

 

 

 

千冬「兄さん....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【イメージBGM:仮面ライダー四号主題歌:time】

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「俺は.....IS学園に行く」

 

 

 

 

千冬「....え?」

 

 

 

 

 

本当はその言葉を聞いたなら、私は直ぐに喜んでいただろう。だが...そうはならなかった、なぜなら.....。

 

 

 

 

千冬「兄....さん....」

 

 

 

いつの間にか涙で歪む私の瞳に映ったのは.......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「.......」

 

 

 

赤黒く、虚ろになったにも関わらず、憎悪に満ちたかのような鋭い瞳をした兄さんが...そこに居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもです。コメント・感想が在りましたらどうぞ。


それではまた....。



第一幕、完。



次回....第二幕、渇望。
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