インフィニット・エボリューション 最凶の二人の男と最凶の二体の星の狩人   作:武者ジバニャン

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活動報告で忙しくて投稿ペースを緩めると書きましたが、いつも通りに投稿します!


注意、今回も駄文・駄作です。




ここでキャラ紹介(ただし登場は先である)




織斑春我(CV:中村悠一)



年齢26


身長190



秋邏とは双子で、秋邏と円夏の兄である。性格としては余り人と話したがらない秋邏とは違い、春我は人とのコミュニケーションを大事している方だ。それ故、IS学園在学中、何と男性初のIS学園生徒会会長を務めあげた経歴の持ち主。

明るいムードメイカーの役割などで他の学生たちから信頼され、弟の秋邏には無い位の存在感を持つ。


IS操縦並びに実力に関して秋邏とは互角で、千冬すら簡単に負かす事などもあり、スペックは尋常ではない。

だが卒業後、突如謎の失踪をし、天災科学者篠ノ之 束ですら見つける事が出来ずに居る人物。


第八章 衝突

前回、実の妹である円夏、千冬の弟であり従弟でもある一夏、そして幼馴染の束の妹箒と再会した仮面ライダーエボルこと...織斑秋邏。が、その円満に終わるという中、妹円夏から兄春我からの連絡が在った事を告げられ、それどころか何と春我は、何者かに命を狙われているという。そして物語は、そんな終わりから始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「春我が....命を狙われている?...一体、何が...?」

 

 

 

千冬「兄さん...」 

 

 

箒「秋邏さん...」

 

 

オータム「秋邏...」

 

 

一夏「秋兄....」

 

 

 

自身に対するディザスターの襲撃....そして今度は兄が命を狙われているという不吉な報....一体彼の、秋邏の周りで、そしてこの世界で何が起きているのか。しかし秋邏は、不安な気持ちを封じ込めて千冬たちに視線を向ける。だが......。

 

 

 

秋邏「...確かに春我の事は心配だ。だが奴もまた俺と同じ化け物並みの肉体能力を有している。そう安々と命を奪われないだろう、それにアイツはIS学園に来ると言ってたのだろ?円夏」

 

 

 

円夏「え!うん、確かに言ってた」

 

 

秋邏「...ならアイツは大丈夫だ。春我は一度言った言葉を違えた事はない。そうだろ?円夏」

 

 

円夏「兄さん...ああ!そうだ!!その通りだ!!」

 

 

そう己の妹に問う秋邏。これに円夏は共感したのか、自身の兄に対して強く頷き答える。そこに居るのは先ほどまで秋邏に抱き着き泣いていた少女ではなく、最凶の兄たちを持つその血筋を受け継ぐ者の顔であった。

 

 

秋邏「...ならば俺たち家族はアイツが戻ってくるのを待ってるだけだ」

 

 

円夏「ああ!兄さん!!」

 

 

 

この二人の姿に、千冬や箒、オータム、一夏の四人も心から不安が消え、秋邏たちのように春我の事を信じようと決意する。

 

 

 

 

 

 

 

 

円夏「あ、そうだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

円夏はもう一つ、何かを思いだしたようだ。

 

 

 

秋邏「...ん?どうした?」

 

 

円夏「実は...春我兄さんが秋邏兄さんに頼みがあるって...」

 

 

秋邏「頼み?何だ」

 

 

円夏「うん、それが......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その内容とは..........。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春我『円夏すまない、秋邏に大至急伝えてくれ!実は............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みーたんの動画、録画をして欲しいんだよねぇ~。お兄ちゃんからのお願いだお~☆ウヘヘヘェ~(*≧∀≦*)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「却下<●><●>」

 

 

円夏「だ.....だよねぇ( ̄▽ ̄;)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話は終わり告げ、一夏たちは学生寮に向かう。

 

 

 

一夏「秋兄、俺たちもう寮に戻るよ」

 

 

秋邏「...そう言えばだが一夏、寮では同室の筈だ。ルームメートは誰だ?」

 

 

 

 

そう、IS学園は完全な全寮制。そして生徒たちの全てが寮で生活する事を義務付けられている。これには理由があり、学園生徒および教師は、緊急時を除いた指定区域以外でのIS起動並びに使用は校則、国際条約で禁止されているのだ。ISという強力な兵器を扱う故、みだりに外での持込んで自己の勝手且つ、私利私欲に使用する事は決して許されない。

 

因みに寮では2人一組での生活が決められている。IS学園OBである秋邏は、それを知っている為、従弟である一夏との同居人が誰かを聞いたのだ。幾ら校則で義務付けられているとはいえ、思春期の男女が一つ屋根の下というのは流石に倫理上、宜しくない。

 

何より、IS学園は本来全寮制の女子校。そこに1人、男が居ると言うのは危険でイレギュラーな状態であり、最新の注意と警戒が絶対に必要なのだ。

 

もしこれを怠り、不祥事でも起きれば結果最悪の結末を辿るのは必定である。

 

 

 

 

一夏「俺のルームメイトは、箒なんだよ」

 

 

秋邏「...箒か、ならば問題はない、か...」

 

 

 

秋邏の言葉に箒が応え、彼を安心させようと自らを奮い立たせる。

 

 

 

箒「秋邏さん、どうかご安心ください!私は襲われないように日々鍛錬を積んでいますので!」

 

 

一夏「いや!襲わないし!!」

 

 

円夏「ああ、その通りだ。兄さん、箒はなぁ、剣道の全国大会で優勝したんだぞ」

 

 

秋邏「...ほう、すごいものだ」

 

 

箒「そ、そんなぁ///....」

 

 

一夏「無視かッ!!」

 

 

一夏のしょうもないツッコみは無視するとしよう。淡々と賞賛する秋邏に対し、箒は赤く染まった顔を両手で包んで恥ずかしがる。

 

ここで説明しとこう。彼女がどうして秋邏にこうまで慕っているかというと....その当時、春我と秋邏、そして円夏の両親は多忙でよく家に居ない為、彼ら三人は父親の親戚...つまり千冬と一夏の両親に預けられた。

 

千冬と一夏の両親は、箒と束の両親と親交が在ったため秋邏と春我と円夏は、千冬たちと7人で居るようになった。

 

その中で、年長者である春我と秋邏の2人は、千冬や束、一夏や箒を、円夏と同様に自分の妹弟のように面倒を見ていた為、千冬たちは、春我と秋邏を自分達にとって掛け替えのない存在として意識するようになっていった。

 

一夏は秋邏や春我を、男として尊敬し、千冬や束、箒と円夏は、女性として淡い秘めたる想いを抱くようになった。特に、箒が剣道を始めた理由...それは秋邏が、篠ノ之道場の門下生であった事が大きい。自分もいつか彼のように強くなりたい、彼の傍らに並び立ちたいと願い、懸命に励んできたのだった。

 

 

だが、実の姉である束がISを開発した所為で、政府公認の特別保護プログラムによる強制的な引っ越しを余儀なくされた。

 

 

 

 

秋邏「...あの、泣き虫の箒がなぁ...」

 

 

昔を思いだしたかのように呟く秋邏に、箒は彼の傍まで慌てて駆け寄る。

 

 

箒「む、昔のことですっ///それにもう子供ではありませんっ///!」

 

 

秋邏「...そう、だなぁ。確かに...だが」

 

 

箒「え...?」

 

 

 

秋邏の手が箒の頭を撫でる。まるで親が子をあやしてやるかの如く、そんな彼のいきなりな行動に、箒は呆然と立ちつくしていた。

 

 

 

箒「あ///ああ///あ、あの///!」

 

 

秋邏「...やはりまだまだ青い。この程度の事で気を乱しては未だ未熟だ」

 

 

箒「うう~///」

 

 

 

そう言った後、箒の頭を撫でていた秋邏は、手を離して見下ろしながらに言う。

 

 

 

 

秋邏「...さっさと行け。明日には“クラス代表”を決めるからな。遅刻は決して許さん」

 

 

箒「は、はい!!」

 

 

秋邏「...円夏と一夏もだ、いいな?」

 

 

円夏「ああ、兄さん」

 

 

一夏「わかったよ、秋兄......ところで」

 

 

秋邏「ん...どうした?」

 

 

 

一夏は申し訳ない様な顔で、聞いてきた。

 

 

 

一夏「え...えっとぉ...あの、さぁ、クラス代表って何?」

 

 

秋邏「............................................あ゛あ゛ん#?<●><●>」

 

 

 

 

当然、彼の無知さに怒る秋邏の威圧に、一夏は怯える。

 

 

 

 

一夏「あ、ああああああのう!!ほほほほほほほほほらぁ!!お、おれぇ!学園の事ぉ、しししししらないからぁ(((((((;゜Д゜))))))ガクガクブルブル」

 

 

秋邏「................はぁ、仕方ない。いいか?クラス代表というのは、文字通りそのクラス代表となって、学園主催のIS競技大会に出場してクラスに貢献する役目を持つ者の事だ」

 

 

千冬「次いでに言えば、大会に勝てばそのクラスには特典が付く時がある」

 

 

オータム「まぁ、それは勝てばの話しだがな」

 

 

一夏「へぇ~」

 

 

 

 

 

 

余りに他人事であるがこの少年、己の立場が未だ理解できてと見える。この学園において“男”という存在は余りにもイレギュラーな存在なのだ。これを理由に晒しモノにされる事だってあり得るが、彼はそれに気づこうとしない。

 

 

 

 

 

 

秋邏「...お前、他人事だが?」

 

 

一夏「だって秋兄、俺は完全なドが付く素人なんだぜ?その俺が選ばれる訳が無いwww」

 

 

秋邏「............」

 

 

千冬「............」

 

 

オータム「........」

 

 

円夏「............」

 

 

箒「..............」

 

 

 

 

 

 

台詞に草を生やして己の選出の可能性を否定する一夏。しかし彼の返答、最早それは世に言う「フラグ」というものであろう。にも関わらず、この少年の笑顔は何と煌めいているのだろうか、しかしこれは二次小説、文章だけという形なので分からないだろう。

 

 

今の一夏の笑顔を例えるならば...戦場で「帰ったらママが作るカレーを思いっきり食べるんだぁー」っと、戦場から生き残り故郷に帰れる事を願うモブキャラ。死亡フラグが100%ヤベーイ、ハエーイ(フラグが立つ的な意味)である。

 

 

これにはもう秋邏たちは「最早語るまい」っと内心思い、これに関して問うのはやめにした。

 

 

 

 

秋邏「はぁ...分かったから、早く行け!」

 

 

一夏「う、うん!行こう」

 

 

円夏「じゃあ兄さん、お先に!」

 

 

箒「秋邏さん!それじゃあ!」

 

 

秋邏「...明日は寝坊するな、いいな?」

 

 

 

 

「「「はい!」」」

 

 

 

 

一夏たちは寮に戻っていった。それを見守った秋邏たちもまた自らの部屋に帰ろうとする。

 

 

 

オータム「んじゃあ!オレたちも行きますかぁー」

 

 

千冬「ああ」

 

 

秋邏「...そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでいきなりの地の文で申し訳がないが、此処でもう一度IS学園の寮についてお話しよう。学生寮には学年別に分けられ、1年は下の階、2年は中段の階、3年は上段の階という上下関係が成されている仕組み。次に学園には生徒だけでなく教師にも寮が完備されている。そして教師たちにも連帯感を持ってほしいという想いもあってか、当然2人一組での相部屋であるのだ。

 

 

それとだが、学生寮には寮長室というのがある。これも相部屋であり学年別に分けられている。が、1年の寮長室の住人は織斑千冬ただ一人なのだ。何故彼女が1人かと言うと........。

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬「(漸く兄さんとの同じ寮長室だぁ!ありがとうございます!轡木学園長!)(*≧∀≦*)」

 

 

 

 

 

秋邏「.......................................なんだ、これは.....」

 

 

 

 

 

学園長の計らいで、秋邏は千冬の同室相手となった。が、その事に関して秋邏は既に轡木に聞かされている為、知っているし抵抗などしなかった。ではなぜ今、秋邏は呆然とする発言をしたのか?それは、今日から一緒に住む“部屋”に問題があったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬「ん?どうしたんだ?兄さん、元気が無いぞぉ♪フフッ///」

 

 

秋邏「................」

 

 

エボルト『おいおい....マジか?これ....この部屋に住むの?ガチで?....ウソだろぉ?秋邏(絶望)』

 

 

 

 

 

眼の前の“災厄”に、彼と同化している凶悪地球外生命体「エボルト」が、現実逃避も同然の台詞を吐いた。一体如何したというのか......それは。

 

 

 

 

 

床に散乱しているブラジャー、パンティ、テーブルにはビールの空き缶が数十本、既に食いかけらしいポテチの袋、つけっぱのテレビ。これは果たして20代の女性が住んでいるという部屋なのだろうか....。

 

 

 

 

 

秋邏「ん?」

 

 

 

 

その時、秋邏の視界に何かが映った。千冬の服なのだろう、しかし....。

 

 

 

 

秋邏「っ!!ぐう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

服から放たれたのは女性特有の甘く爽やかで、男ならずっと嗅ぎたいと思うほどの健やかな香り......ではなくっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

とても女性が着たとは思えない程の激臭、何日も放置したと思われる。これはもう都市を滅ぼせるバイオ兵器になれるのでは?と思える代物。これの持ち主とこれから共に過ごすのかと思うと、どの人間も「ウゾダドンドゴドーンッ!!」っと叫ばずには居られないだろう...。

 

 

 

 

よって秋邏は.....。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「...........だ」

 

 

 

千冬「ん?どうしたんだ?兄さん」

 

 

 

秋邏「いいから掃除だぁ!!」

 

 

 

千冬「ひぃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜1年寮長室から、激しい怒号とホラー映画にありそうな女性のすすり泣く声が明け方まで聞えたと、生徒たちから怯えながらの証言があったそうだ......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその翌日....授業を一つ潰してクラス代表を決める為の時間を設けた。

 

 

 

 

 

千冬「これよりクラス代表を決める!各々はソイツと思った相手を推薦すること!それと呼ばれた本人の拒否権はない!いいな!!」(寝不足により、眼の下にクマが出来ている)

 

 

 

「「「「「「「はい!!」」」」」」」

 

 

 

 

 

代表を決める話し合いを主導するのは副担任の1人となった千冬である。秋邏はオータムと真耶と共に、千冬の傍らでそれを傍観。そして今、代表推薦が行われ、生徒たちは自分が「これだ」と思える“人物”の名を挙げた。

 

 

 

 

 

 

「織斑一夏君を推薦しますっ!」

 

 

「私もです!!」

 

 

「私もぉ!!」

 

 

一夏「えー!?オレェー?!」

 

 

「だってぇー、せっかくの男の子IS操縦者だもん」

 

 

「そうそう!こういう時、持ち上げなきゃ♪」

 

 

 

当然一夏はこれに予想外だと言わんばかりに椅子を引っくり返して立ち上がり、これに異を唱える。

 

 

 

一夏「は、反対です!!俺は未だISの稼働時間は教官との模擬戦だけで30分未満なんですよ!!その俺がクラス代表をやるなんて無理です!!」

 

 

 

確かに一夏の言う通りだ。ここでISの国家代表候補生とは何か説明しよう。

 

国家代表候補生とは...その名の通り各国のIS操縦が卓越し、且つ優秀な腕前を持つ国の代表になれる候補者を意味する。候補生の役割としては、実戦データの収集や操縦技術の向上が主としており、国から専用のISを与えられているのだ。

 

そして一夏の居る1組にはその候補生が1人、それがセシリア・オルコットだ。彼女はイギリスの代表候補生なのである。専用機は「ブルー・ティアーズ」

 

 

他にも国家代表候補生は居る様だが、それはまたにしよう。そんなこんなでクラス中、一夏のクラス代表が決まったかのような流れになっており、この状況に窮地に立たされている本人は秋邏に助けを求める視線を送る.....が。

 

 

 

 

 

 

秋邏「...織斑、先ほどの織斑千冬先生からの説明を聞いていなかったのか?呼ばれた者の拒否は許されん。例え稼働時間が30分未満であろうと、例え......模擬戦相手の教官が勝手に自滅して、不戦勝したとしてもだ」

 

 

一夏「どうしてそれを!?」

 

 

秋邏「...知らぬ訳がないだろうが、バカが!当時の模擬戦データを見させてもらったが、お前ただつっ立って居ただけで、何も攻撃らしい事もしてないだろうが、ボケが!」

 

 

一夏「ううっ!」

 

 

 

 

 

 

因みにその時の一夏の模擬戦相手の教官はというと......。

 

 

 

 

 

 

 

真耶「う~///」

 

 

オータム「ハイハイ、恥ずかしかったよなぁ~」

 

 

 

 

と、オータムに慰められている、その時である。

 

 

 

 

セシリア「納得できませんわ!!」

 

 

 

突如、セシリアが叫びながら立ち上がり、一夏の推薦に異を唱える。

 

 

 

セシリア「そのような選出に異議があります!!いくら珍しいからと、無知で名ばかりのど素人に代表にするなど、恥知らずにも程がございますわ!!」

 

 

そう一夏に向かって睨みつけながら彼女のクレームは続くのだが、何故か彼女の矛先が秋邏へと向けられる。

 

 

セシリア「だいたいこんな極東の猿の国に居る事に苦痛を抱いて居るのに、その上、下等で愚かな男がわたくしの担任教師などという事態にも最悪の苦痛を抱きますわ!!最凶の男?スカーレットジェミニ?何ですか!そのくだらない異名は!!実にくだらないものですわ!!」

 

 

 

真耶「オルコットさん!!秋邏先生に対して失礼ですよ!!生徒が教師に対するその態度、改めなさい!!」

 

 

 

先ほどまでオータムに慰められていた筈の真耶が突如、怒りに満ちた表情でセシリアに怒鳴る。これにはオータムに千冬は驚愕の表情を見せるが、それでもしっかりと生徒を叱れるくらい教師が出来る所に内心頼れると感じていた。

 

あと、セシリアが軽く日本をディスっていた事に関して、周りの生徒たちは確りと聞いて彼女に殺意と敵意の眼差しを送っていたのは言うまでもないだろう。

 

 

それに真耶が怒ったのは何もセシリアが生意気な態度を取ったからだけではない。自身の想い人である秋邏に対して酷い言葉を放った彼女に真耶は怒っていたのだ。それは千冬とオータムも同じ想いである。

 

 

因みに千冬とオータムの頭の中で、既にセシリアが(おぞ)ましい殺害方法で99999回以上惨殺されているという恐ろしい内容に関して、君たち読者と地の文さんとの内緒だよ(・ω<)

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、セシリアは尚も秋邏に対する罵詈雑言を止めようとしない。

 

 

 

 

セシリア「嫌ですわ!!だって事実ですもの。それに男風情が、最強などと有り得ませんわ!男は所詮、女にとって踏み台でしかありませんもの!!」

 

 

 

一夏「おい!!いい加減にしろ!!俺ならともかく、秋兄をバカにするな!!」

 

 

箒「そうだ!!秋邏さんの事を何も知らないで知った口を叩くなっ!!」

 

 

 

自分達にとって敬愛する秋邏に対する暴言に、我慢できなくなった一夏と箒。しかし円夏だけは違った。必死に兄が受けている暴言に自分も一夏と箒みたく言い返したいと思うが、その受けている本人が冷静に腕を組んで、静かにセシリアの雑言を聞き流しているのだ、自分も彼の様に耐えなくては!という思いに必死になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、次に放たれたセシリアの言葉で事態は一変する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セシリア「所詮、ISに乗れるのだって何かしらの小細工でも使ったのでしょう?それだったら正に下等で屑な男のやり口ですわね。器がしれますわぁ♪」

 

 

 

 

ブチっ!!

 

 

 

その時、円夏の怒りは有頂天になった....そして。

 

 

 

 

 

セシリア「まぁ、ブリュンヒルデで在らせられる織斑千冬先生に担任の座を譲られて、ご自身は身を引いた方が宜しいのではなくて?それでしたら...ぐぶ!!」

 

 

 

生徒たち「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」」

 

 

 

千冬「なっ!!」

 

 

オータム「おい!!」

 

 

真耶「っ!!」

 

 

一夏「円夏!!」

 

 

箒「止せ!!」

 

 

 

 

 

秋邏「.........」

 

 

 

 

 

円夏「ハァ...ハァ....」

 

 

セシリア「ガハ.....え...?」

 

 

 

 

何が起こったのか、それは...秋邏に対しての雑言にとうとう怒りを露わにした円夏が、彼女の鳩尾に渾身の拳を入れたからに他ならない。彼女の拳をその身に受けたセシリアは、一体何が起きたのか分からないと言った顔ではあるが、口から血を流しているのが手で触れて分かったのか、立ち上がって円夏に問い詰める。

 

 

 

セシリア「な、何を致しますの?!このセシリア・オルコットに対しての無礼!!許されると思ってぇ!!!」

 

 

 

円夏「黙れぇ―――っ!!!!」

 

 

 

セシリア「ひっ!!」

 

 

 

秋邏以外「っ!!?」

 

 

 

秋邏「....」

 

 

 

円夏「貴様は秋邏兄さんを愚弄した!!秋邏兄さんの事を知らないでイケシャアシャアと抜かすなぁ!!」

 

 

彼女の殺意に満ち溢れた顔に、セシリアは完璧にビビッてしまったようだ。しかしそれでも円夏の怒りは収まらず、セシリアの胸倉を掴んで彼女の顔に向けて殴ろうとする。

 

 

 

セシリア「ひぃっ!!」

 

 

円夏「きっさまぁ!!!」

 

 

 

しかし....。

 

 

 

秋邏「...やめろ円夏」

 

 

円夏とセシリア「「っ!?」」

 

 

千冬「兄さん!!」

 

 

オータム「秋邏!?」

 

 

真耶「先輩?!」

 

 

一夏と箒「「秋兄!!|秋邏さんっ!!」」

 

 

生徒たち「「「「「「「っ!!」」」」」」」

 

 

 

 

円夏がセシリアを殴ろうとした時、秋邏が制止の声をあげるのだった。これには皆驚き、円夏はセシリアの胸倉を掴んだまま秋邏に問いかける。

 

 

 

 

円夏「なぜだぁ!?兄さん!!何で!!」

 

 

秋邏「...何を言っても無駄なバカに、殴っても何の意味が無いからだ。だからやめろ」

 

 

円夏「だけどぉ!!」

 

 

秋邏「...俺は“やめろ”っと言ったぞ?円夏。直ぐに彼女を離すんだ」

 

 

円夏「.......」

 

 

秋邏「円夏」

 

 

円夏「.....分かった、ごめんなさい兄さん」

 

 

秋邏の呼びかけに漸くセシリアを解放してあげた円夏は、直ぐに自分の席に戻って行った。あとだが、謝る相手を間違っていると思うのは地の文さんだけであろうか?

 

そんな事を思っていると、秋邏がゆっくりとセシリアに近づきながら話し掛ける。

 

 

 

秋邏「...セシリア・オルコット。貴様、男の俺が担任である事が苦痛だと言ったな?」

 

 

セシリア「え、ええ!そうですわ!!それが何か文句でも在りまして!!」

 

 

 

 

秋邏に対して毅然と対立する態度には敬服するが、相手が余りに悪い。何せ学生時代、こういう相手とは何度も遭遇し、何度も亡きも....容赦がない程倒している。

 

 

 

 

 

秋邏「...別に文句はない」

 

 

セシリア「なんですの!!」

 

 

秋邏「...ならば俺と、()()をしてみるか?セシリア・オルコット」

 

 

セシリア「....何ですって?」

 

 

 

秋邏からの宣戦布告に、セシリアは怒りを募らせる。

 

 

 

セシリア「男風情が!極東の猿風情がぁ!!このわたくしに勝負ですってぇ!?粋がるのは大概にしなさい!!」

 

 

秋邏「...そうか。ならば逃げるのか?逃げれば貴様は、その程度の()()と見なすがぁ....いいのか?」

 

 

セシリア「っ!!!いいでしょう!!やりましょう!!決闘ですわっ!!わたくしが勝ったら、IS学園から即刻出て行って貰いますわよ!?」

 

 

 

彼女の爆弾発言に、千冬たちは皆驚愕。異議を申そうとするが、秋邏はこれを....

 

 

 

秋邏「よかろう」

 

 

 

承諾したのだった。

 

 

 

千冬「なっ!?兄さん!!」

 

 

オータム「秋邏!?何考えてんだぁ!!」

 

 

真耶「先輩っ!!」

 

 

一夏「秋兄っ!?だめだぁ!!」

 

 

箒「秋邏さんっ!!そんなぁ!?」

 

 

円夏「兄さん!!」

 

 

 

皆が慌てふためく中、秋邏は冷静に、冷徹に話す。

 

 

 

秋邏「...ならば宣言しよう」

 

 

セシリア「宣言?なにを?」

 

 

秋邏「仕合は明日、その時に.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、千冬は内心セシリアに対して哀れんだ。何故に秋邏が最凶の男と言われたのか、そしてそれがどういう意味で付けられたのか、何も知らないセシリアに自分が出来る事...それは彼女が出すかもしれない退学届を受け入れる準備だけである。

 

 

オータムと真耶も同じ思いである。もしかしたら自分たちが受け持つクラスから、退学者第一号が生まれるのではという思いが....。

 

 

 

 

だが、発した言葉とは決して消えないし取り消す事は出来ない..........何故なら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「....明日、貴様を容赦なく、慈悲なく.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏の明確な殺意に満ちた瞳が、獲物を捉えているからに他ならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋邏「潰す」




今回此処までです。コメント・感想・リクエストなどはどうぞ書き込んでください。


それではまた。




次回....蹂躙。
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