ザクが征く!!鉄血のオルフェンズ   作:イブ_ib

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前回のあらすじ。
敵前逃亡社長はヤクザのヘソを曲げてっ・・・!1050年資源衛星行きっ・・・!


歳星

現在我々は歳星に向かっている。

 

「まだ歳星ってのにつかねぇのー?もう10日も経ってるぜ」 

ライドが窓に張り付き文句を垂れる。

それを横目で見ながらマサキはコーヒー片手に木星について思いを馳せていた。

マサキにとって木星は木星船団公社がくそでかい船を用意して4年がかりで行くところであり、マサキのような一般ピープルにはとんと縁のない話であった。

しかし火星ですらあの様に住める今、木星もなんか上手いことしているに違いない。

あの野菜ジュースみたいな雲の下はどうなっているのか。期待で胸がいっぱいだ。

 

「マサキさん、歳星というのは惑星巡行船の事で木星の地表にある訳じゃないんですよ」

ビスケットの言葉に期待が脆くも崩れ去って行ったのであった。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆

大型惑星巡行船

歳星

 

「でっっっっか・・・!」

この一言に尽きるっ・・・!!!圧倒的サイズっ・・・・・!!!

ドロス級*1と互角かそれ以上の大型惑星巡行船に着いた鉄華団は団長、副団長、餅乾、三日月、クーデリアが歳星へ向かい、後はお留守番となった。  

 そして・・・

この一言に尽きるっ・・・!!!圧倒的サイズっ・・・・・!!!

ハンマーヘッドから名瀬さんの奥方が手伝いに来ているのだが彼女らの圧倒的乳よ。

シノが夢中になるのも無理ないて。

 

「あ、マサキさん。ちょっといいですか?」

「うん?」

 

◆◇◆◇◆

イサリビ格納庫

ヤマギに呼ばれて来たら、いきなりPADを渡され雪之丞さんから説明を受ける。

「マサキ、唐突でわりぃんだがこのままだとこいつが壊れちまう。装甲や関節パーツ、消耗品を全とっかえしねぇ事にはすぐダメになっちまう」

「成程、やはりか」

作戦終了後には必ず整備交換点検してたのに、こっちに来てからは簡単な修理しかしてなかったからなぁ。

まぁおやっさん達は頑張ってくれてるけど・・・

「幸い今オルガ達がテイワズのリーダーと話をつけてくれているからな、設備が整っている歳星なら満足いく整備が出来るんじゃねえかな」

 

◇◆◇◆

「鉄華団のテイワズ入りを祝って乾杯!!」

「おいおいまだ正式に決まった訳じゃ・・」 

その後オルガはグレイズの売却資金を盛大に使い飲む事となった。

どう考えても集団率いて飲みに行くようなとこでは無いのだが、まぁ良いだろう。

「美味いなぁ」

◆◇◆◇◆◇

「ジオン公国のお偉方♪禿に眉無しゴリラに狐♪みんなにちやほやお坊ちゃま♪」

既にマサキは酔っ払いシノ達と二件目に行く話をしていた。

「それじゃ・・行くカァ・・!!」

 

翌日・・・

「前が見えねェ」

トラブルがあったのかボコボコにされたマサキがベッドに横たわっていた。

 

「マサキさぁぁぁん!調子はどうですかぁぁぁ!」

「そんなに怒鳴らなくたって聞こえるよ・・・」

この前オルガが名瀬さんと会う際に船医の当てを見つけてもらう様に頼んだのだ、そして届いたのがアマミヤという女医だった。

来た当初は年少、年長共に胸にくぎ付けだったのだが・・・

声がでかい、尋常じゃないぐらいデカいのだ。

アマミヤ曰く海賊相手の銃弾やまぬ戦地で働いていたので声がでかくなったとか・・・

(腕はいいらしいんだけどね‥)

それと、ザクを歳星で整備してくれる事になったらしい。

 

◆◇◆◇◆

ガーゼと包帯だらけのマサキは無理を押して歳星のドックに来てみた。

「ああっ!まさかバルバトスをこの手でいじれる日が来るなんて!この美しいフレームデザイン!幻のツインリアクターシステム!・・・OSの阿頼耶識が生きてるなんて!」

整備長が興奮してまくし立てていた。

「・・・そんな機体を予算上限無しで整備出来る~!」

「すんませーん!すんませーん!!俺のザク知りません!?」

「むっ!君があのMSのパイロットか!あのMSは色々調べたいところがあるそうだから別のドックに置いてあるぞ!」

「わかりました」

◇◆◇◆

「何だこりゃ!?」

マサキが目にしたものは、殆どの装甲が取り払われ内骨格が露わになっているザクの姿だった。

そのザクの周りを防護服に身を包んだ研究者達が難しい顔で色んな所を見ていた。

その中の一人がこちらに気づいた様で、向かってきた。

「君があのMSのパイロットか」

「あ、はい。どうしたんですかあまりに大掛かりですけど」

「あのMS動力源に核を使ってるんだろ?熱核反応炉!私も長年核の研究をしていたがあんなデカい物を見るのは初めてだ!!」

「アアソウナンデスカ」

話を聞いていると後ろからエーコ・タービンがやって来た。

「あっマサキも来てたんだ」

「エーコさん、この方々は?」

「この人たちは原子力について研究している学者さんなの、マサキのMSが珍しいから整備がてら見てるんだって」

「へぇ・・・まぁしっかり直してくれるに越したことはないがね」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

「先ほど送付したファイルに詳細を書きましたが、現在核融合炉の解析は92%。只今複製品のパーツ作成に取り掛かります。」

「解った、まぁ急がなくてもいい。下手に事故でも起こして嗅ぎつかれても面倒だからな」

「はっ」

テレビ電話が切れると、声の主マクマード・バリストンが葉巻の灰をぐいと押し付けた。

「エイハブ・リアクターを使わないMS・・か。面白くなってきやがったな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
ジ・オリジン版




暗礁地帯という汚れの宙に、見え隠れする人屑という氷塊。
どうやら、水面下の謎の根は深く重い。
人の運命は、神が遊ぶ双六だとしても、
上がりまでは一天地六の賽の目次第。
鬼と出るか、蛇と出るか、謎に挑む敵中横断。
次回「襲撃」。
マサキ、敢えて火中の栗を拾うか。


鉄血世界はエイハブ・リアクターが万能すぎて核は兵器ぐらいにしか使われてなさそう。
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