艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん 作:黒瀬夜明 リベイク
たった1機で敵陣の中へと突っ込んでいった深海のエクストリームアウェリアスにジムとボール、サラミスと、マゼランが集中砲火を浴びせてきた。しかし、深海は焦ることなくエクストリームアウェリアスを操り、その全てを回避しヴァリアブルライフルの引き金を引きジムとボールを1機、また1機と撃ち抜いていく。
「流石に多いが、倒せない敵じゃない…アウェリアスウイング!」
バックパックの4枚のウイングから、アウェリアスウイングを全て射出した深海は、エクストリームアウェリアスを大量のビームが飛び交う中を飛翔させ更に敵機を墜としていく。その時オレンジ色のビームが1本、エクストリームアウェリアスの背後から近づいてきていたジムを撃ち抜いた。深海はそれに目を向けることなく、呟いた。
「やっと来たか」
「キィー!その、自分が正しいです。って言い方腹立つー!」
「ちょっとビスマルク姉さま落ち着いて……」
そこに現れたのGNビームライフルは撃ちながら接近してくるGN-XVと、ビームマシンガンを連射しながらサブアームのシールドを展開したパワードジムガーディアンだった。勿論戦闘中なので、深海はエクストリームアウェリアスの動きを止めることなく会話している。ヴァリアブルライフルが更にジムを撃ち抜き撃墜する。それに続くようにしてビスマルクもジムやボールを墜としていく。
「ふん!この程度の実力でこの私を墜とそうなんて、片腹痛いわ!」
「CP制御の敵に言っても仕方ないですよビスマルク姉さま…」
GN-XVとパワードジムガーディアンが互いに背中合わせの隊形を組む。ビスマルクとプリンツ、長い間を共に戦ってきた2人がお互いの背中を預け合うこの隊形は、行動範囲を狭めるも撃ち漏らしを極度に無くすことの出来る2人の必殺技の様な物だ。GN-XVとパワードジムガーディアンが回転しながら敵機の間を抜け、ジムとボールを撃ち抜いていく。
「ビスマルクさんたちはやらせないよ!」
そこに、赤とグレー、白で塗装された2枚のウイングユニットから光の翼を展開し残像を残しながら接近してくるリアアーマーに設置されたマウントラッチに折り畳まれた大型のビームソードとビームランチャーを懸架し、両肩アーマーには一対のビームブーメランを装備した4本のブレードアンテナとデュアルアイの目元に涙腺の様な模様が描かれた最上の機体「デスティニーガンダムリベリオン」が左腰からビームソード「アロンダイトカリバー」を抜き放ちジムを2機斬り裂いて現れた。
「やっと追いつきました!行きますよ
それに続いて現れた綾波の、白と深紅のツートンで彩られた両肩、両脚が角張った鋭利な形状をし、両膝には2本のビームサーベル発振刃を有した、X字状のバックパックと鬼羅サンドロックから使い続けている赤い耐ビームコーティングマントと、頭部の鬼の面を思わせるV字アンテナを持つ「ガンダム鬼羅エピオン」が柄同士を連結させ、緑色の巨大なビーム刃を形成した大出力のビームソードでジム2機、ボール2機の計4機を斬り裂き現れた。
「最上!綾波!」
「ボクたちも戦列に加わるよ!いっくぞー!」
デスティニーガンダムリベリオンがアロンダイトカリバー両手で保持すると、それを機体正面で突き出し光の翼を展開、アロンダイトカリバーを右上段に構えて敵機の群れへと突っ込んでいった。そして右上段からの袈裟斬り、その斬り返し、最後に右回転斬り、瞬く間にジム2機とボール1機を撃墜した。そして振り返りざまにマウントラッチを回転させて左腰から折り畳まれたビームランチャーを展開し、撃ち放った。赤色のビームがジム2機のコックピットを貫き撃破する。
「綾波も、負けていられません!」
鬼羅エピオンが、左肩アーマーにマウントされたパッセルビームブーメランの柄を左手で掴み、抜き放ってそのまま胸の前で振りかぶると2機のジムに向かってそれを投擲した。パッセルビームブーメランのビーム刃が2機のジムの上半身と下半身を分離し、爆発させる。すかさずその背後にいた敵機群に斬りかかった鬼羅エピオンはビームソードの合体を解き、両手に1本ずつを保持するとそれを一気に最上段から斬り降ろした。二振り分のビーム刃がジム3機ボール2機を斬り裂き、爆散させた。
「行くわよ瑞鶴!」
「わかったわ!秋月ちゃん援護お願いね!」
「任せてください!私の十八番、見せてあげます!」
ハイパーブーストで一気に前線へと駆け付けた加賀、瑞鶴、秋月もまた戦闘を開始した。捕まっていたウイングガンダムゼロ・アランダイトがAGE-2ハルファスから離れると、ダブルオーガンダムのシールドを両腕に装備したAGE-2ハルファスは横向きだったその腕を回転させ、シールド面が上を向くようにした。するとそこに、加賀のAGE-1エグゼバウンサーが乗り、手にしたドッズマグナムを構えた。
「そこっ!」
コンマ数秒、銃口付近にビームの球体が出現し次の瞬間、ビームマグナムの発砲音の様な轟音と共にドリル状に回転した紫がかった桃色のビームがドッズマグナムから撃ち出された。本物のライフル弾の様に回転し貫徹力が増しているドッズライフルの特性に、Eパック1基分のエネルギーが加わったそのビームは、瞬く間に密集していたジム5機の胴体を深く抉りながら貫通、更にビームの余波の影響を受けて近くにいたボール3機が巻き添えをくらって爆散した。
(威力は凄いけど、残りのEパックが14発分しかないとなるとやっぱり通常モードで使うのが良いみたいね!)
「全弾発射!」
それに続いてAGE-2ハルファスがアムフォルタス、ツインドッズキャノン、ハイパードッズマグナムの銃身下部に設けられた1門のビームバルカンを次々に撃ちまくった。接近しようとする数々の敵機がそれによって撃ち抜かれ、爆散していく。
「私も負けていられないですね…撃ち漏らしは私に任せてください!」
「お願いね秋月さん!」
AGE-1エグゼバウンサーを乗せたAGE-2ハルファスの後をツインバスターライフルを分離し両手に保持したウイングガンダムゼロ・アランダイトが追いかけ、2機の撃ち漏らしをツインバスターライフルで撃ち抜いていく。敵陣の中をAGE-1エグゼバウンサー、AGE-2ハルファス、ウイングガンダムゼロ・アランダイトが駆け抜けていく。
「私たちも行くぞ山風。遅れるな」
「う、うん……」
そこにハイブラストモードの2.12ガンダムと、突撃形態のホロルドロッソ・イージスが加わった。2.12ガンダムはハイブラストモードを維持したまま高機動戦闘を開始。右肘のGNビームサーベルを抜き放ち、敵陣の中をGNダブルバスターライフルの連続射撃を交えながら左右への斬り払いでジムとボールを1機ずつ確実に撃破していく。
「モードチェンジ!ハイブラストtoネオスタンバイ!」
駆逐棲姫の掛け声で、バックパックの4枚のウイングバインダーが元の形態へ戻ると、各2枚ずつ左右の肩アーマーを少し覆うようにして集まった。そして、更に駆逐棲姫が続ける。
「モードチェンジ!ネオスタンバイtoアタック!」
2.12ガンダムがGNダブルバスターライフルを前方へ構えるのと同時に、右肩に集まっていたウイングバインダーが銃身に沿うように正面を向き、バインダーとバインダーの間に紫色のプラズマが走ると駆逐棲姫はGNダブルバスターライフルの引き金を引いた。
「一掃する!」
2枚のウイングバインダーによって高出力化されたGNダブルバスターライフルのビームが太い一筋のビームとなり、正面にいた数十機のジムとボールを一掃した。ビームに飲み込まれた敵機が次々爆発し、ビームが通り過ぎた道を覆う。
「今なら変形できる!」
その隙を突いた山風は、ホロルドロッソ・イージスの変形を解き、人型形態へ移行した。右腰のバインダーにマウントされたビームライフルを右手に保持し、上空から自機に向かって突っ込んでくる敵機を迎撃していく。更に振り返って、後方から接近してきたボール3機を撃墜し山風は敵陣の更に奥、深海の居る所へ向かって行った。
「深海兄ぃ!」
「待て山風!」
しかしそれを駆逐棲姫が収めた。
「私も一緒に行く。1人で突っ込むのは止めておくんだ。いいな?」
「う、うん!」
2.12ガンダムと、ホロルドロッソ・イージスは敵機を撃破しながら前線の奥を目指し敵陣を突っ切っていった。
「さあ突撃デース!みなさーん!付いてきてくださいネー!」
そう言った金剛の、発光パーツを備えた左右に大きく突き出した両肩アーマーと、両腕の分厚い手甲、丸みを帯びた下半身と膝部の発光装甲と両脹脛にはスラスターユニット、バックパックにアストレイレッドフレームのフライトユニットを備えた、頭部に燃え盛る炎を連想させる6本のブレードアンテナを持つガンプラ「インフィニットバーニングラブガンダム」を先頭に
「お姉さまには指一本触らせません!」
背部の円形状バックパックを頭部に被り、その両端にアームを介して装備された楕円形のシールドと、両膝からもアームを介して接続された同型のシールドである「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」を展開した手に大鎌を持つ薄緑と深緑、ダークグレーで塗装された比叡のガンプラ「ガーディーフォビドゥンガンダム」
「バックアップは榛名にお任せを!」
平面を多用した全身の装甲と、両肩アーマー前面、胸部中央に円形のセンサー、フレキシブルに稼働するスラスターを4基搭載し、右腕にはスナイパーライフルタイプの長銃身のビームライフル「カスタムスナイパーライフル」左腕には短銃身の「カスタムビームライフル」とレドームとシールドが合わさった「レドームシールド」を装備したグレーと白で塗装された榛名のガンプラ「ガンダムEz-
「火力を前面に打ち出して、道を作ります!」
腹部で下半身を後方へ折り畳んで、胸部上面に2門の砲身を持つ鋭利なシールドをマウント、肩越しに前方を向く2門のビーム砲と、両膝にマウントされた2丁のビームライフルが特徴の紺とオレンジ、グレーで塗装された霧島のガンプラ「ブーストカラミティガンダム」の4機が続いて戦線に加わった。
「全砲門、敵を追尾して―――撃てッ!」
まず最後方にいたブーストカラミティがシールドにマウントされたビーム砲「ケーファー・ツヴァイ」肩越しに伸びるビーム砲「シュラーク」そして両膝にマウントされたビームライフルを一斉射した。全6門のビームを連射し、前方に群がるジムとボールを次々撃ち抜いていく。
「目標ロックオン!撃ちます!」
編隊から離脱したガンダムEz-ASがカスタムスナイパーライフルの銃身左側にカスタムビームライフルを接続し、1機、また1機と撃ち抜いていく。
「お姉さまの道を開くためにも、負けません!」
戦列の先頭に出たガーディーフォビドゥンが4枚のGパンツァーで、ジムのビームスプレーガンを歪曲させてどんどん前線を上げていく。そして痺れを切らした数機のジムが突出してきたところに―――
「私の出番ネー!」
インフィニットバーニングラブガンダムが飛び出し、炎を纏った拳で突出してきたジムを粉砕していく。そこにすかさずガーディーフォビドゥンがカバーに入って防御を取り、ブーストカラミティとEz-ASが周囲の残敵を掃討。
「さあ!ドンドン戦線を上げますヨー!」
「「「はい!」」」
4機のガンプラは更に戦線を押し上げていく。
その頃、鎮守府本庁舎の旧執務室では―――
「やったやったやった!これで完成だよ!」
「………!」
「白も、やったね!って言ってる」
「な、何か…我が妹ながら、凄いって思うよ」
秋雨たちが何かを作っていた。そしてそれを完成させ、互いに喜び合っていたのだ。
「じゃあ!早く早く早くおばあちゃんに持って行ってあげよう!」
「結構、重そう…」
「4人で運べば大丈夫じゃないかな?」
「………!」
「早く持っていこっ!って白が言ってる」
「……う、やっぱりちょっと重い」
「お姉ちゃん、頑張って」
そう言って4人は完成した「それ」を運んでいった。
続く