艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん   作:黒瀬夜明 リベイク

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EP96 防空戦と突入

ネェル・ミネルバの近辺でも、戦闘が始まった。戦線維持部隊の展開する防衛線でも流石に穴が開いている部分は存在する。そしてそこを縫うように多数のジムとボールがネェル・ミネルバへと迫ったのだ。

「山城、ネェル・ミネルバの全砲門を開いて!対空、対艦、対MS戦闘用意!」

「了解お姉さま!CIWS、主砲1番2番3番起動。副砲は防空戦闘に設定、艦首ミサイル発射管、両舷ミサイル発射管、対空ミサイル装填!」

「陽炎さん、サテライトキャノンの方はどう?」

「いつでもいけるわ!敵戦線に風穴を開けてあげる!」

ネェル・ミネルバの正面、そこには両肩の上と両脇下から4門の長銃身のビーム砲「フォースサテライトキャノン」を前方へ展開した、両前腕と両脹脛の放熱板と、バックパックのX字状のバインダー、放熱板を格納するための装甲にも装備されているそれぞれが左右を向いてV字に展開するバインダーを全て金色に発光させた、赤とダークグレー、白のトリコロールで塗装されたガンダムダブルエックスと同じアンテナを持つ陽炎のガンプラ「ガンダムFX(フォースエックス)」が陣取っていた。その付近には、青とメタリックライトブルー、白のトリコロールで塗装されたガンダムX魔王の様にV字状に折り畳まれたバインダーをバックパックに備え、両肩正面と胸部中央には円形のサーチカメラ、腰部の両サイドアーマーにはケーブルで繋がれた大型ビームソードをマウントし、両膝から爪先にかけてビームサーベルを発振出来る「グリフォンビームブレイド」、そしてウイングガンダムゼロの様に頭部のサブカメラと一体化した4本のV字アンテナを持つ不知火のガンプラ「ガンダムXブルーメギド」と、とてもスマートな曲面を多用した装甲を全身に纏った胸部中央に円形の発行装甲を持ち、腰部サイドアーマーに4基のAタイプGNソードビットを装着し、バックパック中央にGNスラスターコーンとバックパック本体からダブルオーガンダムの様なコネクターを備え、その先にはダブルオーダイバーエースのバインダーマウントラッチに「GNソードⅣフルセイバー」を1基ずつマウントした青と赤、白のトリコロールで彩られた初月のガンプラ「ガンダムトライオークアンタ」が控えていた。

「陽炎、角度チョイ上げした方がより効果的になりますよ」

「了解よ不知火!流石、良い索敵能力ね!」

「ボクはいつでも突撃できる。発射のタイミングは任せるよ陽炎」

「それじゃあ発射するわ!赤城さん、全部隊に射線上からの退避勧告を!」

「了解ょ―――ちょっと待って!後方から、高熱原体が接近してきてるわ!」

赤城の言葉に、防空を任されていた全員が驚きの声をあげた。そして、それは流星のように現れた。

 

 

うおおおぉぉぉー!!!

 

 

空母水鬼の駆るナラティブガンダムAB装備だ。ナラティブガンダムAB装備は、その大推力を生かしとてつもない速度であっという間にネェル・ミネルバを追い抜き、敵戦線のど真ん中へと突っ込んでいった。

「す、凄いスピードッ!でも、秋雨ちゃんたちに応えるためにも乗りこなしてみせる!」

ナラティブガンダムAB装備は五角形状のコンテナの正面パーツを排除し、5発の中型ミサイル合計10発を発射し、頂点が下を向いた三角形の筒の表面に収納されたビームガン内蔵サブアームを展開しそれを乱射、筒の先端からとエクストラパックの大型ビーム砲からビームを発射して、根元の三又のクロー表面に備わった開閉ラッチからガデラーザの小型ファングと似た形状のオールレンジ攻撃端末「ABファンネル」を射出し、圧倒的火力を見舞いながら戦線奥を目指した。

「な、なに?あのガンプラ……」

「陽炎。今撃てば、あの機体に直撃します。発射は中止して、こちらも戦線に加わるべきです」

「あーもう!仕方ないわ、行くわよ2人共!」

ガンダムFXは即座にフォースサテライトキャノンの発射を取りやめ、機体を通常形態へと戻した。各部のバインダーを折り畳み、フォースサテライトキャノンの砲身を縮小させてバックパックでX字状になるように収納すると、迫ってくる敵機を専用バスターライフルと腰部サイドアーマーにマウントしたハイパービームソードで迎撃を開始した。ガンダムXブルーメギドもシールドバスターライフルで敵機を牽制しつつ腰部のビームソードを抜き、敵機を切り裂いていく。ガンダムトライオークアンタは、バックパックのバインダーからGNソードⅣフルセイバーを2基とも抜き放ち、敵機に斬りかかっていった。

そして陽炎たちに続くように大鳳の部隊が防衛を開始した。

「さあ、やるわ!フィンファンネル、Cファンネル展開!」

Hi-νトールギスのバックパックに搭載されたフィンファンネルと、左肩のシールドと、腰部サイドアーマーにマウントされたCファンネルを全てパージしオールレンジ攻撃による攻撃を始めた。6基のフィンファンネルで敵機への牽制を掛けながら、Cファンネルでの奇襲、そして―――

「メガキャノン、発射!」

トールギスⅢの右肩にマウントされたメガキャノンを発射し、敵機を薙ぎ払っていく。

「Hi-νトールギスの力、伊達ではないわ!」

そして、その隙を縫うようにハイパージャマーによって姿を消した川内のガンプラ、細身の外見にガンダムデスサイズHの様に大きく突き出した両肩アーマーと手甲を備え、バックパック左右には2枚のバインダーと中央にGNドライブとその下部に2本のプロペラントタンクを備えた銀とメタリックブラックで塗装された大きなV字アンテナを持つ「影光式(かげみつしき)」が、GNブレイドを改造して超低温によって敵機を切り裂く「コールドブレイド」で敵機の死角から斬りかかり、ジムとボールを切り裂いていく。

「今度の影光式は、一味も二味も違う夜戦を見せてあげれるんだからね!」

川内はそう言って、武装スロットの「SP」を選択した。すると影光式が一瞬だけ赤く光ると、その姿が完全にレーダーからも肉眼からも姿を消した。

「ナハト・トランザム、起動!さあ、新しい夜戦見せてあげるわ!」

ナハト・トランザムを起動した影光式はGN粒子の尾を引かせることなく完全に姿を消した状態で敵機に斬りかかると、あっという間に数基の敵機が爆散した。

「川内さんも凄い。涼月も負けていられません!防空戦闘は私たち姉妹の十八番…ネェル・ミネルバには指一本触れさせません!ライフルビット、シールドビット展開!」

「私も、防空戦闘で後れは取らん!」

そう言って涼月の、白とグレーのツートンカラーで色採られた。角張った装甲を全身に纏い、両手に銃床部にGNコンデンサーを内蔵したGNライフルビットⅡから手持ちグリップを取り出したサブマシンガンに近い連射性とビームライフルレベルの火力を誇るGNビームサブライフルを装備し、腰部リアアーマーから伸びる接続アームに左右5基ずつ連結状態で搭載されているGNライフルビットのホルスターを兼ねた大型のGNシールドビットを両肩アーマー側面と両脹脛の外側にもそれぞれ2基ずつ装備し、胸部中央にはGN拡散ビームキャノン、それを挟み込む様に胸部左右にそれぞれ6門の砲口が2段に分かれて露出したGNビームマシンキャノン、腰部フロントアーマーと膝部装甲、足首付近の両側にはGNミサイルポッドを備えたV字アンテナの中央部にガンカメラを装備した「ガンダムサバーニャ・ハイスナイプ」と防空棲姫の「ガンダムボークルス」が濃密な対空弾幕で敵機を迎え撃った。サバーニャ・ハイスナイプの持つ射撃武器合計32門のビームは、接近してくる敵機を次々正確に撃ち抜き、逆にガンダムボークルスは大型ビームランチャーによる薙ぎ払いで敵機を纏めて仕留めていった。

「対空ミサイル、副砲三式弾、CIWS、撃ち方始め!」

そしてネェル・ミネルバも、CIWSと副砲、対空ミサイルによる対空戦闘を開始した。ミネルバが装備していたCIWSと同型の物が銃身を急速回転させ弾幕を張り、副砲に搭載された対空戦闘用の信管を内蔵した弾頭「三式弾」を放ち、対空ミサイルが遠距離の敵機を迎撃する。

「そんじゃあ、私らも始めますか~大井っち、準備は―――」

「いつでもOKです北上さん!」

「んじゃ、いっきますかー!伊勢さん、日向さん、当たんないでよねー」

そう言って北上の、深い緑とダークグレーで塗装された胸部に開閉式ハッチの下に4基のガトリング砲を備え、スプレーミサイルランチャーを内蔵したフルアーマーZZガンダムの両腕とチョバムアーマーを両脹脛に固定装備し、バックパックには21連装ミサイルランチャーを4基搭載したZZガンダムの大出力バックパックを装備した、右腕にダブルビームライフルを固定兵装として装備した4本のV字アンテナを持つ「ヘビーアームズZZガンダム」と、紺と白のツートンで塗装された胸部にヘビーアームズZZガンダムと同様のガトリング砲を内蔵し、両肩上部には4連装ミサイル、その側面に大出力のブースターポッドを備え、両前腕にはダブルガトリングガン、V2ガンダムアサルトバスターの下半身腰部フロントアーマー、両膝に5連装ミサイルポッドを内蔵し、バックパックにはドーベンウルフのビームキャノンと、15連装ミサイルランチャーを備えた大井のガンプラ「ガンダムドーベンアームズ」が、背中合わせになってミサイルランチャーと、ダブルガトリングガンを発射した。スプレーミサイルとダブルガトリングガンの濃密な弾幕が数機のジムに襲い掛かり、回避できなかった機体は次々爆発に飲み込まれていった。

「行くよ日向!」

そしてその隙を狙った伊勢の、ダークグレーと赤、白のトリコロールで塗装された継戦時間延長用のプロペラントタンク内蔵型のアーマーを両肩上面に装着し、両腰にはガンダム試作3号機ステイメンのバインダーを、腰裏にはシールドブースターをリアアーマーとして装着、バックパック左右には円筒状のプロペラントタンクと上部にガンダムMk-Ⅱのビームサーベルを2本装備した「ガンダム試作改3号機ステイメンMk-Ⅱ」が、右手のビームライフルを撃ちながらミサイル弾幕の回避に成功した敵機を撃墜していく。

「ああ!瑞雲魂だ!」

そして、全身を分厚い装甲で覆ったずんぐりした外見を持ち、肩口にマシンキャノン、両肩側面には可動式の大推力ブースターを装備し、ベース機よりも細身となった脚部の内側には、脹脛の装甲を展開することで使用できる6基のブースターを内蔵し、バックパックにはキマリスブースターを装着し更なる推力強化を図った、右肩背面にアトミックビームバズーカの基部を、そして機体の全身が隠れきってしまう程のサイズを誇る背面にアトミックビームバズーカを収納した「メガラジエーターシールド」と大出力の長大な刀身を持つビームサーベルを持った日向のガンプラ「ガンダム試作改2号機キリサリス」が、そのビームサーベルで3機のジムと2機のボールを一刀両断し、脹脛の装甲を展開してそこから一気に離脱していった。

「伊勢さんも日向さんもやりますね。私も負けていられません!大和、推して参ります!」

そして、ネェル・ミネルバの右舷側では大和のガンプラである、白一色に首元、両肩、両膝とその側面、足の底面部に黒を配色した腹部にストライクフリーダムガンダムのカリドゥス複相ビーム砲を装備し、両前腕にはビームシールドをそれぞれに装備、腰部サイドスカート頂点部にはビームサーベル2基、そしてこの機体最大の特徴である円を描く形状のバックパックにX状に配置された大型のCファンネルをベースに2門のビーム砲を搭載した「Cドラグーン」を装備したドレッドノートガンダムの様なV字アンテナを持つ「ドレットノートスターゲイザー」が敵機への迎撃を始めた。

「ドラグーン展開!行きます!」

Cドラグーンを展開し、自身はビームシールドで自機を守りながら右手に保持したルプスビームライフルで敵機に向かって突撃していく。

「大和さんだけに、良い格好はさせないのね!4代目睦月号、参りますよー!」

Cドラグーンがドレットノートスターゲイザーの周囲で援護射撃をする中、その後方から飛行形態に変形した以前の睦月号と外見上はほとんど同じだが、武装がビーム系主体となった「睦月号・改」がビームマシンガン、ビームキャノン、そして機首部のバルカン砲を撃ちながら追随してきた。そしてその更に後方から、これまた外見上の変更は殆ど見られないが、実弾だった武装の一部をビーム射撃武装に換装した「文月・スーパースペシャルマンロディ」と、漆黒と深紅、薄紫で塗装された右腕にブリッツガンダムの攻盾システム「トリケロス」を装着し、左前腕にはビームバルカン、左膝にはピアサーロック「グレイプニール」をマウントしたバックパックにフリーダムガンダムのウイングを装備した金色の4本のV字アンテナを持つ涼風のガンプラ「ジェッズネロ・ブリッツガンダム」が追いかけてきた。

「大和さんを援護するよぉ~」

「合点だー!ミラージュコロイド展開!」

文月・スーパースペシャルマンロディはそのままビームサブマシンガン、ビーム機関砲、迫撃砲を次々撃ちまくり、ジェッズネロ・ブリッツはミラージュコロイドで姿を隠すとトリケロスのビームライフルを一射ごとに居場所を変えて四方から撃ちこんでいった。

「速度そのまま取り舵30度、主砲照準、右舷前方のサラミス級!」

「了解!取り舵30度!」

「主砲、一番二番、右50度仰角12度!照準合わせ、てえぇー!」

ネェル・ミネルバの主砲が遂に火を噴いた。3連装の砲門から放たれたビームは次第に螺旋を描いて1本のビームに収束、そして射線上に居た敵機を数機巻き込んで敵艦隊左端を航行中だったサラミス級の船体側面と艦橋を撃ち抜いた。サラミスは大爆発を起こし、船体を半分に折って爆沈した。

それと同時期にサラミスの爆発を視界端で確認した深海は言った。

「ネェル・ミネルバの砲撃……なら俺も墜とさせてもらう!」

そう言って深海は、エクストリームアウェリアスを艦隊中央のマゼランへと向けた。それを追うように山風のホロルドロッソ・イージスと、駆逐棲姫の2.12ガンダムが向かって行った。

「深海兄ぃ!手伝いに来た!」

「深空と駆逐棲姫か!俺はマゼランをやる!お前たちは隣のサラミスをやれ!」

「うん!」「了解した!」

そして更に、3機を追うように2機のガンプラが追いかけてきた。

「深海!」「深海司令官!」

「っ!母さん!白雪!」

圧倒的火力をばら撒きながら突っ込んできたナラティブガンダムAB装備と、4枚のバインダーの様になった両肩アーマーと胸部中央に光る円形のクリアパーツ、そしてスマートな下半身と長いスカートの様なリアアーマー、ダブルオーライザーの様な形状のバックパックを備えた白と金色で塗装された神々しい外見の白雪のガンプラ「ガンダムホワイトボトムサウンド」だ。

「2人は艦隊右翼のサラミスを頼む!」

「任せて!」「了解です!」

そう言って空母水鬼と白雪は目標へ向かって行った。そして、最初に攻撃を仕掛けたのはエクストリームアウェリアスだった。マゼランは接近を許すまいと対空砲火を浴びせるが、深海の操るエクストリームアウェリアスの前には無意味に終わってしまった。

「沈めぇッ!」

連結状態にしたヴァリアブルライフルを構えると、マゼランの船体中央目掛けて発砲。収束ビームはマゼラン艦橋の根元に直撃し、そのまま艦底部までを貫いた。そしてそこにアウェリアスウイングが次々に砲撃を浴びせていく。すかさず腰部のビームサーベルを抜き放ち、頭部バルカンとマシンキャノンを発射しながら艦橋まで接近すると、ビーム刃の出力を高め、長大化した刀身でマゼランの艦橋を縦に真っ二つにした。そのままマゼランはコントロールを失い、爆散した。

「そこっ!」

次に行動を起こしたのは山風と駆逐棲姫だった。サラミスの対空砲火を抜けたホロルドロッソ・イージスは一気に艦後部まで抜けると、ビームライフルをエンジン部に向かって発砲した。

「塵と消えろ!」

エンジンに全弾が命中、エンジン部分から火が上がるとその上空からバインダー全てを右側に寄せたゼノバスターモードの2.12ガンダムが、GNダブルバスターライフルの引き金を引いた。先程よりも一層激しい電撃が周囲を走るととても巨大なビームの帯が発射され、サラミスを飲み込んだ。サラミスは、船体を中央で真っ二つに折れて轟沈していった。

サラミスの真正面から突っ込んでいったナラティブガンダムAB装備は、その速度を維持したまま腰部のハイメガキャノンをチャージした。そして―――

「いっけぇー!!」

その状態のままハイメガキャノンをぶっ放した。ハイメガキャノンの強力なビームはサラミスを艦首から艦尾までを貫通。しばらくの間をおいて、粉微塵に爆散した。

「これで、最後です!」

そして、白雪のガンダムホワイトボトムサウンドが最後のサラミスに攻撃を開始した。右手に保持したAGE-2のハイパードッズライフルの様な形状をしたビームライフルを各所の砲塔部に正確に撃ち込みながら接近、艦橋を通り過ぎるとバックパック左右のバインダーからミサイルを発射した。ミサイルは艦橋後部に直撃、そのままビームライフルを船体に撃ち込みながらエンジン部へ回り込む。

「出力、最大!」

ビームライフルの銃口にピンク色の球体が現れ、その次の瞬間銃口から目にも止まらない速さのビームが発射されサラミスを貫通した。エンジン部から爆発を起こし、それが連鎖。最後に大爆発を起こして轟沈した。

 

続く

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