艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん   作:黒瀬夜明 リベイク

105 / 141
EP99 新型の力

1番最初に飛び出した空母水鬼のナラティブガンダムE装備は、向かって来たガフランとギラ・ズール、ザクⅢに向けビームライフルで応戦を開始した。

「この形態での戦いにも慣れないといけないし…夜空に良いトコ見せないとね!」

ナラティブガンダムE装備のビームライフルが接近してくる敵機を撃ち抜いていく。すると今度は、背後から別の敵、ダガーL、ネモ、マラサイ、デスアーミーが近づいてきた。接近警報に気づいた空母水鬼はその場で宙返りしながらネモとダガーLを撃ち抜いて、エクストラパックの大型ビーム砲を放った。残ったマラサイとデスアーミーが撃ち抜かれ、爆散する。

「この程度で、私は墜とせないよ!」

そして続けざまにシールド裏のビームキャノンを撃ち、その後方に居たアヘッドとジンクスⅢを2機まとめて貫通させた。

「電も負けてられないのです!」

そしてナラティブガンダムE装備の上空を、イナヅマガンダムトリニティⅥが通り過ぎ、3点バーストモードのヴェールフェニックスライフルを撃ち出す。ワントリガーで3発のビームが撃ち出され、それを薙ぎ払うようにして撃ったイナヅマガンダムトリニティⅥは横一列で並んでいたザクⅡと、リックドムⅡ、リーオーを同時に撃破してみせた。そして左手で左肩のアーチャーエッジを抜き放ち、左腕を大きく振りかぶって投擲した。弧を描きながらアーチャーエッジはそのビーム刃で射撃攻撃をしていたガザC、ジンを両断、そのままイナヅマガンダムトリニティⅥの元へ戻ってきた。が電は敢えて回収せずアーチャーエッジを回避、そのまま背後でイナヅマガンダムトリニティⅥを狙っていたジムの右手とゲルググの頭部にアーチャーエッジを命中させた。

「やあー!」

そしてすかさず左手でアウェリアスサーベルを抜き放ち、ジムとゲルググに斬りかかり止めを刺した。左右に切り払ったアウェリアスサーベルがジムとゲルググの胴体を両断し撃墜する。

「そこなのです!」

そして続けざまにレインバレットキャノンを放ち、グレイズリッター、獅電、ジェノアス、ドラドを撃墜する。アウェリアスサーベルを右腰に戻し、戻ってきたアーチャーエッジを回収する。しかし、その回収時の一瞬の隙を突いて1機のドーベンウルフがイナヅマガンダムトリニティⅥに迫った。だが電は焦ることはせず、光の翼を展開した。イナヅマガンダムトリニティⅥが左腕を大きく振り払い、バックパックのウイングから光の翼が展開される。そして、爆発的な推進力を得たイナヅマガンダムトリニティⅥはそのままドーベンウルフの横を通り過ぎた。ドーベンウルフは反射的に振り返ったが、時すでに遅し。

「ナイトメアフィオキーナッ!」

通り過ぎた瞬間に方向転換していたイナヅマガンダムトリニティⅥは、左手のナイトメアフィオキーナが青白い光を放ちながらドーベンウルフの胴体を貫通させた。そして腕をそのまま引き抜いて飛び去るとドーベンウルフは爆散した。

「イナヅマガンダムは、伊達じゃないのです!」

そのまま別の敵へイナヅマガンダムトリニティⅥは向かって行った。

 

「シールドビット、展開!索敵モード!」

一方時雨のガンダムエンドレインバレットは、シールドビット7基全てを索敵モードで展開、乱戦となる今回の戦闘には不向きと判断しエンドレインライフルはライフルビットを装着させたまま、右肩にマウントさせビームピストルを抜いた。そして時雨の正面に、エンドレインバレット周囲に散開した7基のシールドビットが索敵した敵機の位置が表示されたスクリーンが現れた。そして、メインカメラが淡く発光すると時雨は次々に敵機をロックオンし、ビームピストルを連射していった。

「乱れ撃つ!」

時雨がビームピストルの引き金を連続で引く。ビームピストルから放たれたビームはロックオンした敵機を一撃で確実に撃墜していく。更に時雨は、宇宙空間であることを利用し、機体の方向転換をアンバックに一存した。元々、周囲を敵機に囲まれているこの状況である。動きは最小限に留め、敵機を撃墜する。敵機へビームを放つ為に腕を振り、その方向転換中に別の敵機を撃墜する。そしてそれに合わせるように、時雨の目が目の前のスクリーンのロックオン表示を追って物凄い速さで右往左往する。ビームの銃弾は降り続ける雨の様に止むことなく敵機を一撃で貫き撃破していく。するとそこにビームキャノンを携えたサーペントが現れ、エンドレインバレットをロックオンした。

「っ!」

ロックオンの警告音を聞いた時雨は、咄嗟にエンドレインバレットをその方向に向けた。そして、右手からビームピストルを離すと右肩にマウントされていたエンドレインライフルを180度回転させ、グリップを握って左手のビームピストルを銃身左側に接続した。それと同時にサーペントはビームキャノンを撃ってきた。

「ビーム収束率、急速最大!」

サーペントの放った黄色いビームが迫る中、ピピピピピピピピッ!と言う照準センサーの音が鳴りながら、時雨の右目にロックオンカーソルが重なる。そして、ピィィィー!とロックオン完了の音がした瞬間、時雨は迫るビームに向かって引き金を引いた。

「放たれたビーム諸共、撃ち貫けぇー!!」

エンドレインライフルが火を噴いた。放たれたエンドレインライフルのビームとライフルビットが放ったビームが螺旋を描き、やがて収束。そして黄色いビームに直撃、そのまま勢いを落とすことなくサーペントのビームを掻き分けながら直進し、遂にはビームを打ち消してサーペントのコックピットを貫いた。コックピットを失ったサーペントは爆発四散。時雨は、ふぅ。と一息吐くと、ビームピストルを回収し戦闘を再開した。

 

「全ビームサーベル展開!突撃あるのみっぽぉーい!!」

ナイトメアモードのユニコーンガンダムパーティー・ザ・ナイトメアが、大型ビームサーベル、ビームトンファー、両膝のビームサーベル、エクスカリバー対艦刀全てのビームを出力し、スラスターを噴かして高速で次々に敵機を撃墜していった。シグーとドートレスをビームトンファーで斬り裂き、スタークジェガンとリゲルグ、ハイザックを通り過ぎ際に大型ビームサーベルで焼き切り、GN-Xを右膝のビームサーベルでサマーソルトを放ち斬り裂く、そして右手のエクスカリバー対艦刀を投擲し、アデルとウィンダムを撃破、残った左手のエクスカリバー対艦刀でジェスタを一刀両断する。そして、弧を描きながら戻ってきたエクスカリバー対艦刀を回収し、元あった位置へマウントする。そこから両腕を左右に大きく伸ばし両膝のビームサーベル発振器を下方展開、更に大型ビームサーベルを上方へ展開した。

「みんな、今すぐ回避行動を取って!ビームエネルギー、全出力解放!」

そして、全てのビーム系近接武装の全出力を解放した夕立。上方へ向けられた大型ビームサーベル、左右へ向けられたビームトンファー、下方展開されたビームサーベル発振器のビームサーベル、全てビームの刀身が機体サイズを1.5倍も上回るサイズにまで延長され、ユニコーンガンダムパーティー・ザ・ナイトメアを中心に巨大なビームの十字架が形成された。

「な、なんだこれは!」

「凄い!巨大なビームの十字架なのです!ハッ!回避しないと!」

「うわぁー!夕立ちゃんすごーい!」

「全ての敵を薙ぎ払え!グランドナイトメアクロスッッ!!!

そして夕立はユニコーンガンダムパーティー・ザ・ナイトメアの全スラスターを全開で噴かして、敵陣目掛け突撃。巨大なビームの十字架「グランドナイトメアクロス」は進行方向に存在した全ての敵機を薙ぎ払い消滅させた。

そして、最後に残ったグレイズをエンドレインバレットが撃ち抜き、戦闘は終了した。その瞬間、全てのエネルギーが尽きたのか夕立のユニコーンガンダムパーティー・ザ・ナイトメアはナイトメアモードが終了し、そのままメインカメラ共々光を失ってゆったりと宇宙空間を漂い始めた。そこにイナヅマガンダムトリニティⅥとエンドレインバレットが駆け付ける。

「「夕立っ!」さん!」

「あっははは……やっぱり…グランドナイトメアクロスを使うとエネルギー切れになるっぽいぃ……」

「やっぱり今の技、機体の全エネルギーを使ったんだね」

「うん…よほどのことがない限り、使うのは控えるっぽい」

「でも、とっても凄かったのです!電、あんな巨大なビームサーベル初めて見たのです!」

「僕も驚いたけど、まったく…君ってやつは……プッ…あはははは!」

「は、はいっ…機体が動かなくなるなんて…ぷぷ……あははははは!」

「ちょっと!電ちゃんも時雨も笑い過ぎっぽい!……ふ…ぷふ……あはははは!」

笑い合う3人。そして、その3人を見て空母水鬼は小さく微笑んだ。

 

 

 

 

 

その後しばらくして、お披露目会はお開きとなり電と時雨、夕立は3人笑い合いながら体育館を出て行った。遅れて体育館を出た空母水鬼は、んぅー!と大きく伸びをし言った。

「良かった!3人が笑顔になっ―――」

「か~あ~さ~ん~」

「!!」

その直後、体育館の影から姿を合した深海に気づいた空母水鬼。深海の顔はとても暗かった。

「み、深海!えっと…これは違うの!電ちゃんたちがガンプラのお披露目会をしたいからって――――」

「問答無用ッ!!」

 

 

 

ふおぉぉぁ!!

 

 

 

空母水鬼は深海のラリアットをくらって、体育館の壁に叩きつけられたのだった。

 

 

 

 

 

あいつらを夜更かしさせるなぁぁぁー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさぁーい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。