艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん   作:黒瀬夜明 リベイク

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EP105 双璧

敵戦線を突破した深海たちは施設の奥を目指して進んでいた。

「各機、警戒は怠るな。いつ敵が来るかわからないからな」

相変わらず先頭を行くのは圧倒的な加速力を誇るナラティブガンダムAB装備だ。その後方にエクストリームアウェリアス、イナヅマガンダムトリニティⅥ、ガンダム・ホワイトボトムサウンドが続き、戦線突破部隊の面々がその後に続いていた。その時、部隊の最後方で索敵を行いながら追随していた榛名のEz-ASのレーダーが後方から接近してくる敵機を捉えた。

「深海提督!後方から敵機が来ます!数は150機前後です!」

「もう追いついてきたか…ビスマルク、金剛。ここはお前たちの隊に任せたい。頼めるか?」

「え、ええ!任せておきなさいアドミラル!」

「了解デース!さあ、ここをしっかりと守り通しますヨー!」

「すまない。残りの部隊は足を速めるぞ、急げ!」

後方から追ってきた敵部隊をビスマルクと金剛の隊に任せた深海たちは、部隊の足を速め先へ進んでいった。

「時雨」

その時、最上が時雨を呼びとめた。

「最上?」

「無事に帰って来るんだよ。約束だからね?」

「うん!」

時雨はエンドレインバレットのスラスターを噴かし、その場を後にした。

「さあやりますヨ、ビスマルク!ここは絶対に通さないネー!」

「わかっていること言わないで!行くわよプリンツ、最上、綾波!」

「了解ですビスマルク姉さま!」

「わかったよ!時雨の為にも、ここは抜かせるもんか!」

「綾波も了解です!」

「私たちも行きますヨー!」

「了解、お姉さま!」

「援護は榛名にお任せを!」

「戦況把握は霧島が行います!任せてください!」

8機のガンプラは迎撃戦を開始した。

 

そして更に奥へと進んでいった深海たちだったが、そこにもCPU制御の敵機が数機飛来し、すぐに戦闘となった。

「一体何処から湧いて出て来るのよ!」

陽炎はFX専用バスターライフルでウイングガンダムと、シグーを撃ち抜きながら言った。

「今はとにかく、奥を目指すのが先決です陽炎!」

「わかっているわ不知火!クソッ、墜ちなさい!」

ガンダムFXがアビスガンダムに向けハイパービームソードを投擲し、それがコックピットに命中、ハイパービームソードを回収しながらアビスガンダムを踏み付け、その反動を利用して跳躍、接近してきていたガンキャノンをFX専用バスターライフルで撃ち抜いた。

「この程度の敵!」

ストライダー形態のAGE-2ハルファスがアムフォルタスプラズマ収束ビーム砲を連射し、ガンダムエアマスター、ガンダムヴァーチェ、トールギスⅡを纏めて撃破した。

「流石ね瑞鶴。私も負けてはいられないわ」

その後方からAGE-1エグゼバウンサーが通常モードのドッズマグナムで1.5ガンダム、ユニコーンガンダムを撃墜し、シグルドブレイドで接近してきたジ・Oを腹部で真っ二つにした。

「次は―――」

「加賀さん、危ない!」

次の敵機を探していたAGE-1エグゼバウンサーの正面にガンダムトライオークアンタが割って入り、ミラージュコロイドを展開し接近してきていたアストレイゴールドフレーム天のビームサーベルをGNソードⅣフルセイバーで受け止めた。

「貴女は初月さん!ごめんなさい、助かったわ」

「AGE-1エグゼバウンサーの近くの空間が歪んで見えたからね。助けられてよかったよ。せあっ!」

ガンダムトライオークアンタはゴールドフレーム天を弾き返すと、そのままゴールドフレーム天をGNソードⅣフルセイバーで真っ二つにした。

「チッ、まだ来るか!」

「お母さんに任せなさい!」

最前列を突き進むエクストリームアウェリアスとナラティブガンダムAB装備は次々に敵機を撃墜していき、後からついてくるメンバーの進路を確保していった。その時、深海は自身たちの進行方向に光を見た。

「っ!全機回避行動!」

 

!?

 

深海の言葉にメンバーが反応し回避行動をとった瞬間。青白い光の帯が空間の中心を通り過ぎていった。

「な、なに!?」

そして、光の帯が消えた後には何も残っていなかった。

「一体何処から攻撃が!?」

「っ!進行方向に2つの機影!」

「なにっ!?」

秋月の言葉を聞いた全メンバーが進行方向を向いた。そこには2つの機影。

1機は、頭部に4本のブレードアンテナを持ち、ずんぐりとした胴体と両肩に4枚のウイングバインダーを備えた、アルケーガンダムの様にとても細い脚部と腰部左右のバインダー、バックパックにはHi-νガンダムの様なフィンファンネルラックとプロペラントタンクを装備した。胸部中央に逆さまになった「A」の紋様を持つ白と黒、オレンジ色をした異形のガンダム。

もう1機は、頭部に6本のブレードアンテナを持ち、胴体中央に紫色のクリアパーツを持ち、ストライクEの様な左右へ突き出した両肩アーマー、ビギニング30ガンダムの様な曲線的で少しずんぐりした下半身と腰部サイドアーマーにはそれぞれ3本のビームサーベルがマウント、そしてバックパックには6枚の青紫色に輝くバインダーと長大なビーム砲を2門背負った黒とダークグレー、濃い青紫で彩られたガンダムだった。

そして、そのガンダムを操るファイターから全機に向けて通信が入った。

「ここから先へは行かせません」

1人は、真っ白な肌と真っ白なロングヘアーに白の弓道着の上を着て黒いミニスカートをはいた背の高い、紅い目の女性。

「マスターの邪魔をする者は、排除する」

もう1人は、白いロングヘアーの髪に駆逐イ級を模したようなヘルメットをかぶり、黒いノースリーブの服を着て腰のベルトは太腿のホルスターのようなものに続いているとても露出の多い服装に、黒いグローブと、黒いブーツを履いた赤い目の少女だった。

 

ッ!!

 

そして、その2人の顔を見た、瑞鶴と陽炎、不知火は叫んだ。いや、彼女たちの名前(・・)を叫ばずにはいられなかった。

 

 

翔鶴姉ぇっ!!

 

 

 

 

萩風っ!!

 

 

彼女たちの前に立ちはだかったのは、深海化した翔鶴と深海細胞によって改造された萩風、駆逐水鬼だった。

 

続く

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