艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん 作:黒瀬夜明 リベイク
ファバルクを撃破し安堵する時雨と夕立。エンドレインバレットとユニコーンガンダムパーティー・ザ・ナイトメアはゆっくりと地上に降り立った。そこへエクストリームアウェリアスと、GN-XV、パワードジムガーディアン、デスティニーガンダムリベリオンが集合した。
「夜空、大丈夫か?」
「もうエンドレインバレットは駄目だ。戦えないよ」
「わかった。なら撤退するぞ、このままここに居ても何も出来ないからな」
「待ってよお兄ちゃん!電と白雪を置いていくなんて―――」
「電と白雪はもうプラフスキー粒子の範囲外にいる。もう追うことは出来ない」
「え?それってどういう―――」
「とにかく撤退だ。ビスマルクとプリンツ、最上と俺で夕立と夜空を援護しながら撤退するぞ。よし、急ぐぞ」
「わかったわ!アドミラル、大船に乗ったつもりでいなさい!」
「ああ。頼りにしてるぞビスマルク」
そして深海たちは撤退を始めた。
一方、大鳳たちネェル・ミネルバより撤退した部隊メンバーは殆どがプラフスキー粒子精製工場の外への避難を完了していた。大鳳たちが撤退を完了してからしばらく経って、加賀や瑞鶴なども撤退を完了した為、明石は瑞鶴たちに掌サイズの「22号水上電探」の形状をした特殊電探を渡していた。
「明石さん、これは?」
「私が提督に頼まれて作った特殊電探です。有機生命体にのみ反応する電波を360度照射して、反応があればこのモニターに光点で表示されます」
そう言って明石は自撮り棒の様な手持ち部分と、先端に円形の画面が取り付けられて物を瑞鶴たちに手渡した。
「これがあれば翔鶴姉ぇを探せるんですね!」
「はい!でも、急いだほうが良いかもしれません。何か、嫌な予感がします」
「わかったわ!陽炎、不知火、急ぐわよ!」
「ええ!」「了解です」
「提督には私から伝えておくから、気を付けてね瑞鶴さん」
「ありがとうございます大鳳さん!行くわよ!」
そう言って瑞鶴と陽炎、不知火は再びプラフスキー粒子精製工場の中へと走っていった。
一方の深海たちは大破したエンドレインバレットを抱えたユニコーンガンダムパーティー・ザ・ナイトメアを護衛しながら出口を目指していた。
「夜空、夕立。出口に到着したら、明石から電探を受け取って白露たちを探しに行け」
「え?」
「その為にお前たちはここに居るんだろ?だったら、その心に従え」
「お兄ちゃん……わかった、ありがとう」
「夕立からもお礼を言うっぽい!深海提督さん、ありがとう!」
「気にするな」
(まったく、あんたは誰にでも優しすぎるのよ)
(そう教えてくれた奴が居るからな…お前じゃないけど)
とビスマルクと深海は心の中でそんな会話(?)をしていたのだった。
続く