ワンピースの世界をはったりで乗り切る 作:にーと
やっとこさウォーターセブンに到着。と言っても安全な航路だから麦藁の一味がウォーターセブンからシャボンディに移動したのと比べたら全然苦労してない。
さて、船はトムに作ってもらうのが一番いいのだろうけど、あの人生きてるんだろうか。先ほどまでウォーターセブンにいた捕虜女に聞いてみる。
「ところでこの島で一番腕のいい船大工はどこにいるのかな?」
「たぶんトムがそうじゃない? でも彼、今忙しいわよ」
ほっ、生きてたか。
「どれくらい待てば作ってくれる?」
「さあ。海列車っていう大きなプロジェクトの最中なの。島と島を鉄の線路でつないで、その上を汽車が走るのよ。信じられる?」
「へー、それはすごいね。俺には天才の考えは理解できないよ」
原作で知っていたけど驚いたフリをする。
「どうする? トムの予定が空くまで待つ?」
俺はポーラに尋ねる。
「うーん。本人に聞いてみて、1ヶ月くらいで終わりそうなら待ってもいいわ。海列車っていうのも興味あるし。この島楽しそうだし」
「そうだね。俺もそれでいいよ」
アーロンの件を考えると急いで東の海へ移動した方がいいが、今の俺ではおそらくアーロンに勝てない。能力の相性も悪いしな。だから、この島で戦力を集めると考えれば待つのも悪くはない。トムもできれば救ってあげたいしな。そうだ。トムを救ってその恩でトムかフランキーを仲間にすればいいんだ。そうすればアーロン戦で役立つぞ。
仲間になってくれない捕虜を解放し、俺、ポーラ、ポルチェ、カポーティでトムの下へ。でも、カポーティはトムに会いたくないらしい。
「知り合いか?」
「昔ちょっとな」
まあこの辺に住んでる魚人同士だし知り合いでも不思議ではない。
「あにきー、この水水肉買ってー!」
と、ポルチェが店の商品を指差して言ってきた。反対の手で俺の腕を抱き、胸を当てながら。
積極的だなあ。まあこういうごっこが好きなだけかもしれないが。
「まあこれくらいなら」
「ありがとーう! 愛してるー!」
おお、こういうのいいな。かわいい。どことなく腹黒さは感じるけどかわいいから許す。
と、ポーラがチラとカポーティを見た。私にもポルチェのようにやってと言いたげに。が、カポーティは頬を赤く染めてぷいと視線をそらした。ポーラはカポーティの足を踏んだ。
「いてっ、何をっ」
「すみませーん。私にもその肉1つ。あと彼の分も1つ」
ポーラが自分と俺の分の肉を買った。ありがたや。カポーティには何もなしだ。
トムの会社が見えた所で、カポーティは「俺はここで待ってる」と言い立ち止まる。俺とポーラとポルチェはそのまま進む。両手に花。
「すいませーん。誰かいますかー?」
ノックをして、中に入る。まだ痩せていた頃のココロさんがカエルと共にいた。
「なんだいあんたら。お客さんか?」
「はい」
「すまねえがうちは別件で忙しくてね。船は作ってやれねえ」
「どれくらい時間がかかりますか?」
「そうさねえ。後2年で終わればいいが」
「2年!? それは待てないわ。他当たりましょう」
ポーラが俺の腕を引っ張る。2年か。確かに無理かな。
「お邪魔しました」
「すまないね。無駄足させちまって」
「いえいえ」
店を出た後、ポルチェが言う。
「あにきー、ストロングの船はソニエって船大工が作ったんだよ。彼もいい腕してるよ。ここと違って会社も大きいし」
「じゃあ次はソニエの所行ってみよっか」
「うん。れっつごー」
カポーティを連れて、4人でソニエの元へ。ヤガラブルとかいう謎の生物を借りれば移動も速い。
ソニエの造船所に到着。トムの所より大分デカいな。あと裏町にあるからガラが悪い。
「あん? なんだオメエラ? ガキが何の用だ?」
「船の依頼です」
「あん? 言っとくけどなあ、船はお小遣いじゃ買えねえぞバカヤロー。最低でも2000万ベリー用意して出直して来い!」
と言われ、ソニエと話をする暇もなく追い出されてしまった。
「今のはドノバンね。ケンカっ早いの。でも彼みたいなのがいないと海賊相手には商売できないのよ」
「ふーん。そうなのかー」
「私、ちょっとイラッと来たわ。ここは辞めときましょ」
「でも、腕は確かだよ」
「えっ」
ポーラが俺に言ったことに対し、ポルチェが応対する。そのことにポーラは意外そうな顔をした。そして、不満そうな顔もした。捕虜の癖に、みたいな。ポルチェもポーラに対抗して睨みつける。
いかんな。険悪な感じだ。女のプライドが見える。もしかして、俺を取り合い争っているというやつなのだろうか。かわいいからと言って女を集めまくるのは考え物かもしれんな。辞める気はないけど。
「まあ、他も探してみよっか。ここは造船所の島。腕の立つ船大工はまだまだいるでしょ」
どうせソニエは原作キャラじゃないしな。パウリーやフランキーに比べれば腕も大したことなかろう。
「あと有名なのはピープリーとタイルストンかな」
あれ? パウリーの名前が出なかった。もしかしてあいつ若かった? 見た目おっさんだった気がするけど。タイルストンは聞き覚えあるぞ。ピープリーは知らんが。
タイルストンが候補だな。
「じゃ、その2人の所行ってみよっか」
「うん、あにき」
再びヤガラブルに乗り、移動する。
「でも私、驚いちゃった。あにきの腕ってすごく柔らかくてプルプルなんだね。てっきりもっとゴツいのかと。あっ、悪い意味じゃないよ。気持ちいいし」
ポルチェはそう言って俺の腕に顔を当てつけ、ぷるぷるして遊ぶ。
「そうだな。お前達はもう仲間だし、教えておくか」
俺はそう言ってポルチェが持ってない方の腕を目の前に出し、色を抜いていく。たちまち透明になる。
「わっ。な、何!? あにきぃ」
驚くポルチェとカポーティ。
「実は俺は、昔海賊との戦いで大怪我をしてな。両腕と両脚がないんだ。その代わり、悪魔の実の能力でゼリーの腕と脚を作ってる」
「わっ、わわっ。ほ、本当だ」
「気持ち悪いだろ?」
俺がそう言うとポルチェはしばらく黙ってしまった。しかし、不意に笑顔を作る。
「だ、大丈夫大丈夫! 私はそんなことであにきを嫌いになったりしないよ! むしろ、かっこいいと思う! 男の勲章ってやつね!」
「俺もだ。正直見直した。逃げばかりの戦い方で命をかけるような戦闘経験は浅いと思っていたが、実は歴戦の戦士なのか?」
「まあ、元海兵だからね。約4年いた」
「えっ!? 海兵だったの!?」
ま、驚くよなあ。海兵が海賊をふつうに仲間にしたら。ポルチェもカポーティも先ほどよりさらに俺を避けるような反応だ。
「安心しろ。俺は規律とかに全く興味がないんだ。海兵やってたのも、自分の力を磨くため。いずれ、つまり今だな、自由に海を探検するためだ」
「そ、そう。よかった」
「うむ。まあ信じるしかあるまい」
その後、俺達はピープリーとタイルストンの造船所を見て回った。驚くことにピープリーも原作キャラだった。いつも寝癖の角が1本出ており、手で何度引っ込めても別の所から生えるという謎の体質の男だった。なお、ピープリーとタイルストンの大工の腕は同程度だった。
その後、ポーラの持つブランド品をオークション形式で売ってみた。一応現地よりは高めに買ってくれた。航海は危険だしね。だけどウォーターセブンとシャボンディ諸島はそんなに離れていない。そこまで料金は増えない。平均して2倍程度だ。全部売れても6000万ベリー程度だ。……ポーラさん、おかしいですよ! どれだけ男に買わせてるんですか!
6000万ベリー。4人の乗りの船なら十分だが、喫茶となると厳しいな。戦闘用の武器もつけるとなるとさらに値が張る。チッ、ストロング殺して首持ってくるべきだったか。5000万ベリーの首だったもんなあ。でもあいつ殺そうとすると海に落とした連中との戦闘になりそうで嫌だったからなあ。カポーティもいたと考えると負けもありえた。やはりあれが最善か。
「5000万ベリーで喫茶は厳しいな。手っ取り早く金を集めたいから海賊狩りでもやる?」
「ええ。私はいいわよ」
「俺もだ。腕がなるぜ」
ポーラとカポーティはやる気だ。
「わ、私は……。やる! 私も戦えるわ!」
ポルチェは戦いが恐いという感じだが、まあ最初は見学だけでよかろう。
さて、その日の宿の話になる。ポーラがあまりお金を使いたくないと言う。ポルチェとカポーティは自分の家があるからそこで寝てもいいと返す。
そこで俺とポーラは互いを見る。お子様はお家で寝ていればいいよ。俺とポーラは今までの航海のご褒美だ。ホテルで発散しちゃってもいいよね。
久しぶりに思い切りやってたから、朝に寝て起きるのが昼になっちゃったよ。念のためにポルチェカポーティとの待ち合わせを夕方にしておいてよかった。
その2人との待ち合わせ場所に向かっていたところ、思わぬ人物に遭遇した。
「お前は!」
「な、なんだ、急に?」
見事な割れ頭。ウソップ並みに大きな鼻、だが形は鋭利。銀ぎつねのフォクシーだった。
しかし、今はまだ懸賞金が出てない。ここでフォクシーの名を出すのは変だろう。俺の原作知識でしかない。
「いや、変な髪だなあと思って」
「えっ」
俺は苦し紛れに言ったのだが、フォクシーは目に見えてガックリと落ち込んでしまった。そうだった。この人打たれ弱いんだった。
「どうせ俺なんか。生きていても仕方ない敗北者ぁ」
「ごめんごめん。人と変わってるだけで、素敵だから。気にしないでいいですよ」
「本当か?」
あっ、立ち直るのはそこそこ早い。
「うん。本当本当。何より見てたら笑顔になれる」
「笑顔? ……まあ、いいよな。笑顔ってのはいい」
「ですよね」
「おめぇいいやつだなぁー」
え? チョロ。こんなんでいいの?
「俺の髪を褒めてくれたのはポルチェ以来だぜ」
え? ポルチェ? ……ああそうか! どこかで見た顔だと思ったらフォクシーの部下のポルチェだったのか! カポーティもそうだ。
「あなたポルチェの知り合い?」
ポーラが尋ねる。
「なんだ? 姉ちゃんもポルチェの知り合いか? ここらじゃ見ない顔だが」
「ええ。つい最近知り合ったの」
「最近!? どこで会ったんだ!?」
「どこでって……」
ポーラが俺の方を見る。海賊の話をどう聞かせるか、みたいな感じだろう。もしフォクシーが政府や海軍の人間なら面倒なことになるしな。俺は彼が海賊だと知ってるが。まだ海賊じゃないかもしれないけど。
俺はフォクシーの耳に口を近づける。周りに聞こえないように。
「実は彼女、海賊の仲間になっていまして」
「な、なんだと! 本当か!」
フォクシーのこのうろたえ方。娘を心配するパパみたい。……いやいや、親子じゃないよね? 鼻は似てるし、おやびんって呼ばれてるけど、顔が全体的に違いすぎるよね? あのおやびんは白髭の愛する息子ぉと同じ意味だよね?
「いえ、今は大丈夫です。海賊は我々が始末して彼女は保護しました」
「な、なんだ。そうなのか。焦らせやがって」
「会いたいですか?」
「ぐっ……」
ずいぶん心配しているから、会わせてあげようと思ったら、途端に気まずそうな顔をした。ケンカ別れでもしたのか?
「ダメだ。俺にはあいつに会う資格がねえ」
「資格なんていりませんよ。好きなだけ会えば」
「……ありがとよ、兄ちゃん。でも、ダメなんだ。なんて声をかけたらいいか。俺はあいつの気持ちをなんも考えてなかった。親失格だ」
親? やっぱり親子なのか?
「もしかして、ポルチェのお父さん?」
「まあ、俺はそのつもりで育てていたがな。向こうがどう思ってたかは知らねえ。実の親じゃないからな」
「そうなんですか」
やはり白髭パターンか。
「何があったか、教えていただけますか?」
原作であんなに仲がよかったのに、という野次馬根性かな。ポーラは放っておいて先に行きたそうにも見える。でも野次馬根性も見える。
「……まあ、この町じゃよくある話なんだが」
フォクシーは語り始める。ハンバーグと共に賞金稼ぎをしていた頃、この町でポルチェを拾ったこと。3人でなんとか金のやりくりをしていたこと。ポルチェにはまっとうな仕事について欲しくて、家庭教師をつけたこと。家庭教師の分も働かなくちゃと頑張り、腰を痛めたこと。ポルチェが大工の試験に落ちてしまったこと。ポルチェが3日前に家出したこと。
「なるほど。期待に応えられず、家に帰るのが恐くなったと」
まあ昨日帰ったはずだけど、入れ違いになったのかな。
「知ってるとは思うが、ここの造船は世界一。大工はこの島の住民皆から尊敬されるし、子どもも憧れる。周囲の島からだって試験を受けに来るんだ。合格は簡単じゃねえ。途中でグレちまう若者もたくさんいる。だけどポルチェはまだ若ぇ。チャンスはあると思うが、ぐっ」
フォクシーが痛そうに腰をさする。
「俺の身体がこの通りだ。医者によると、曲がった腰は治らねえらしい。日雇い労働ができなきゃ家庭教師も雇えねえし、俺が教えるのはもっと無理だ。俺はバカだからな。フェッフェッフェ。ポルチェも俺に似てバカになっちまったのかねえ。血はつながってねえのになあ」
フォクシーが涙を流しながら語る。この人の腰が曲がっているのは労働を頑張り過ぎたからなのだろうか。生まれつきな気もする。医者の言い方が気になるなあ。だって原作だと腰が曲がったまま動けていたし。
「もう、俺の願いも終わりかね。ポルチェにまっとうな仕事について欲しいってだけだったんだがよ。だが、思えば、それは俺の押し付けだったんだ。ポルチェが大工を目指したかったわけじゃねえ。あいつは歌とかダンスが好きだったしな」
「そうだったんですか。難しいところですね。歌手やアイドルは、初めは一銭も入らない生活ですし。成功したとしても若い頃しか稼げなかったりしますから。将来安泰な大工になって欲しいと願うのは、父親としては自然だと思います」
「フェッフェ。ありがとよ、兄ちゃん。ずいぶん俺の肩持ってくれるんだな。こんなどうしようもない男のよ」
「なんとなく、自分に似ている気がしまして」
「そうなのかい?」
フォクシーが気だるげな顔で俺を見上げる。いや、顔全体の雰囲気は気だるげだが、目はそんなに濁っていない。芯の奥ではいいやつなのだと思う。原作見ていても。今の話を聞いていても。
前世の自分に、似て……似てないな。俺なんかよりずっとすごい。娘のために働いて、体壊して、涙を流す。こんな真っ直ぐな生き方は俺にはできなかった。敬意どころか憧れさえ抱くことができる。似ているとしたら今落ちぶれている所だけだ。
「あの、名前は何と言いましたっけ」
「フォクシーだ」
「フォクシーさん。はい、話はなんとなく分かりました。ポルチェさんは、私の仲間として冒険してもらうつもりでしたが、聞いてみます。本当は何がしたいのか。歌やダンスがしたいなら、そちらをやってもらいます」
「いいのかい? つーか兄ちゃん達の生活は大丈夫なのかい? 何やってんだ?」
「商人兼、冒険家兼、賞金稼ぎ兼、カフェ営業? カフェ経営は予定ですが」
「なんだいそりゃ? ややこしいな。何か心配になってきたぞ。俺は人の心配してるような状況じゃねえんだろうがよ」
「心配でしたら、一緒に来ますか?」
「えっ」
と、今まで黙っていたポーラが反応を示した。嫌だったか? そしてフォクシーがガクッと落ち込んだ。
「いらねえよな、どうせ俺なんて……」
俺はポーラに顔を近づけて小さい声で話す。
「嫌なの?」
「うん。だって腰も悪いみたいだし、明らかに航海にはついていけないわ。あなたが介護でもするの? 私は嫌よ」
「あの腰は、たぶん大丈夫だ。すぐに動けるようになる」
「どうして分かるの? あなた医療も分かるの?」
「うーん、なんと言うかなあ」
原作知識で治ると知っているが、どう言うべきか。
「まあ、腰が治ったらとか、そんな感じでいいか。たぶんあの人、かなり強いから役立つと思うよ」
「強いの? あの雰囲気で?」
「うん」
……あれ? そう言えばノロノロビーム無しでも強いのか? なんか微妙だなあ。イメージがない。ノロノロの実食べてたら強いけど、今は食べてるかどうか不明。このまま冒険に連れて行けば、原作と展開が違うから食べない可能性もあるし、一応確認しておいた方がいいか。
「ところでフォクシーさん、悪魔の実を食べていたりします?」
「うん? いや、食ってねえが」
まだ食ってなかったか。じゃあ食うまで放置の方がいいかもな。
「では、フォクシーさん。そういうことで」
「何がそういうことで!?」
フォクシーを放置し、ポルチェとカポーティの下へ向かう。
ポルチェ、カポーティの下には赤髪のセクシーな女性がいた。ポルチェはその女性に泣き付いていた。
「ごべんなざーい。ジーナ姉ざん。あだじ、おぢちゃって。逃げぢゃってぇ」
「いいのよ、泣かなくても。あなたはまだ若い。別の道はいくらでもある。何年か先にまた受験してもいいけど、誰にでも向き不向きがあるわ」
「姉ざあああん!」
カポーティが俺達に気付く。
「来たか」
「ポルチェの家庭教師?」
「む? そうだが、何故知っている?」
「さっき、フォクシーに会ってな」
「フォクシーさんに!?」
「え!? おやびん!?」
そんなに驚くことか?
「ど、どこ!? おやびんはどこ!?」
「昨日ポルチェの家にいなくてな。ポルチェのすぐ後に家出したって聞いたから、心配してたんだ」
ポルチェが俺に駆け寄り、カポーティが説明する。
「あっちの方の酒場の近くに」
俺が来た道を指差す。
「あ、会ってきていい!? おやびんに!?」
「どうぞ、ご自由に」
ポルチェはダッと駆け出した。
その後、ポルチェとフォクシーは泣いて抱き合い、夜遅くまで話し合ったらしい。そして、今後は大工を目指すのではなく、好きなことを目指すことにしたらしい。
「何事も本人のやる気が重要だと思ってよ。それに、たった一度の人生だ。安全に暮らすより、好きなことやった方がいいんじゃねえかってな」
フォクシーは腰が治ったら大海賊を目指すらしい。ポルチェは今から路上でライブをしたり歌とダンスの練習をしたりするようだ。俺の仲間としての活動はお預け。手に入れたはずの美少女をおっさんに対するおせっかいで失ってしまったわけだ。俺のバカ! でも、戦闘で役に立たないポルチェを賞金稼ぎに連れて行っても本人のためにならないし、危ないし、彼女ばかり甘やかしてるとポーラが怒るからなあ。仕方ないとも言える。
だが、俺の運はここで終わらない。ポルチェの家庭教師だったジーナ姉さんが海での生活に興味あるらしく、賞金稼ぎ生活に付いてきたいと言い出した。さながらビビを失った麦わらの一味にロビンが入ったようなパターンだな。姉さんと呼ばれているが見た目10代後半の美少女でもある。えっちが大好きそうでもある。原作キャラではないと思うが夜の生活ではポルチェより上手だろう。しかも大工だから上手くいけば船を安く作ってくれる。流れは悪くない。
ポルチェがフォクシーを無視して仲間になるのは不自然だと思ったので。
諦めたわけではないです。