私がワイリーナンバーズ   作:桜華太夫

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ロックマン11発売間近なので書いてみました。


プロローグ

 

---おじいちゃん、なにかようじ?

 

「うむ、その前に、これからワシが言うことを守ると約束してくれるかの?」

 

---うん、やくそくするよ!

 

「よしよし、いい子じゃ。・・・・・・コンプ、この家から出ていきなさい」

 

---・・・・・・え?

 

「帰ってくることも許さん」

---な、なんで・・・?わたしわるいことしてないよ・・・?

 

「だからじゃよ、良い子はここにいちゃならんのじゃ。」

 

---じゃわたしわるいことする!だからそんなこといわないで!

 

「ダメじゃ」

 

---いやだ!!!

 

「出ていきなさい」

 

---イ゛ヤ゛タ゛ア゛ァ゛ァ゛!!!

 

「出ていけ!!!」

 

---う゛う゛ぅ゛ぅぅぅう!もうしらない!おじいちゃんのばか!しんじゃえ!おじいちゃんなんか、

 

 

 

だいっきらいだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・はぁ」

「そんなしょげるんなら言わなければいいものを」

「おぉ、フラッシュか・・・」

「俺たちロボットには人間の気持ち、はたまた親の気持ちなんか分かりませんが・・・あの娘も、わかる時が来るんじゃないですかね」

「そうだと、いいんじゃがの」

「・・・俺たちWN(ワイリーナンバーズ)は、博士の味方ですから」

「・・・そう、か。気を使わせたな」

「構いませんよ、博士は俺たちの親なんですから」

「・・・ふっ、そうじゃのぉ」

 

 

---願わくば、彼女の力で、幸あらんことを・・・

 

 

 

 

目を開ければ知らない天井、なんてことも無く普通に目を覚ました私は、いつも以上に汗をかいていた。

 

「・・・はぁ、またあの夢か」

 

まだ10歳も行かない頃、私は育ての親であるおじいちゃんに強制的に家出をさせられた。

何故あんなに優しかったおじいちゃんがそんなことをしたのか、今では分かる。

 

私のおじいちゃんは世界的な指名手配犯だった。

罪状は世界征服未遂。なんとも大それた罪状だが、おじいちゃんが作り上げた88体のロボットたちの手によって各国が甚大な被害を被ったらしい。

 

そんな自分の元にたった1人の愛する肉親を置きたくなかったのであろう。しかし、私はそんなことどうでもよかった。おじいちゃんと一緒に暮らしたかった。その想いだけは未だに消えない。

 

まぁ感傷に浸るのはこれくらいにして、早く朝仕度を済ませよう。今日は雄英高校入試日、いつもより早くすませなければ私の気が済まない。

 

私はおじいちゃんの思い(ヒーローへの渇望)と、私の力(ワイリーナンバーズ)を胸に抱いて、ベッドから起き上がる努力をする。

 

 

まだまだ寒いなぁ。

 




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