ワイリー博士が1から作り上げたロボットは2、3、5、8(内4体)+αだけですが、元々いたロボットを改造したものもDWNとして数えているので、1と4のロボット達の力も使えるように変更しました。ロク&フォルの6体はキングが改造しているのでカウントしていません。
デ、データは取っているはずだから(震え声)
入試試験を終えてから2週間たった今日、雄英高校から合否通知が届いた。
開封し中に入っていたデバイスを起動させると、オールマイトが写っているホログラフィーのモニターが投影された。
『私が投影された!!』
と、お馴染みの暑苦しい画風の笑顔でそう言った。
しかし、何故オールマイトが写っているのか、こういうものは普通は教員がするものではないのか等と考えていると、
『何故私が写っているのかって?それは簡単!私が今年から雄英の教員になるからさ!!』
こちらの考えなんてお見通しと言わんばかりに、オールマイトは言った。
『さて、早速だが結果発表といこうか。筆記は全科目満点で1位だ!そして実技は
「過去最高得点」という点で驚きはしたが、合格出来てよかったとホッとしていると、オールマイトは続けてこう言った。
『さて、此処からが本題だぞ
その言葉を聞いた私は歓喜した。
私の夢を応援するという事は、詰まる所おじいちゃんの夢を応援する事と同意義なのだから。しかもそれをNo.1ヒーローが言ってくれた事実がより歓喜の心を強くさせた。
---もうすぐで
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決意を改めたあの日から約2ヶ月後の今日、雄英高校の入学初日に、私が編入された1-Aは何故か
「「「個性把握テスト?」」」
なるものを行うらしい。
「中学の時にやった身体能力テストを個性を使用して行う。そうだな・・・入試1位のワイリー、中学の時ソフトボール投げ何メートルだった?」
そう説明した担任の相澤先生に名指しで指名されてしまった。
「53メートルだったと思います」
「じゃ個性使ってやってみて」
いきなり言われても困るのだが、と思いながらも私は1番記録が出るであろうNo.70の力をロードした。
『HORNET MAN LOADING』
その電子音と共に私の周りに、蜂の巣を模したボディアーマー、蜂の針がてっぺんに付いたヘルメット、黄色いグローブとレッグアーマーが展開し、装着された。
「あの姿は・・・」
「それにさっきの電子音にワイリーって名前・・・」
「まさかとは思ったが・・・」
「お前ら黙れ」
ザワついていた周りの生徒達を担任に止めてもらった私は集中を始めた。
いつかバレる日が来ると思っていたがまさか初日にバレるとは思いもしなかった。
・・・まぁいいか。早く済ませよう。
そう思うや否やボディアーマーから1つのホーネットチェイサーを呼び出し、ボールを前方へ持っていくよう指示した。
「・・・ワイリー、アレは何処まで持っていくんだ?」
「電力が無くなるまで、大凡6時間位です」
「時速は?」
「最高で60km、普段は10km程度です。」
「・・・」
それを聞いた相澤先生は、手持ちのタブレットに『∞』と表示した。
「「「スゲー!!!」」」
「測定不能ってマジか!」
「いきなりスゲェの出したな・・・」
「なにこれおもしろそー!」
「面白そう、か、そんな腹積もりで3年間ヒーロー目指してくつもりか、だったら最下位は見込み無しで除籍処分にしよう」
誰が言ったかは分からないが、その言葉を心良く思わなかったのか、相澤先生はそんな爆弾発言を投下していった。
確かに今の発言から鑑みるに、ここに居るクラスメイトはヒーローについての考えが不足している。
---と言うより、人間が真のヒーローになれるわけが無い。
どれだけ近しい存在になろうとも、個性と言う超常があろうとも、真のヒーローはロボットでしかなり得ない。
等と考えていると、既に最初のテストが始まろうとしていた。順位を競うからには全力で1位を狙う。それが私の夢に近づく第1歩だから。
最初は50メートル走。先程飯田という男が3秒04を記録していた。
その程度ならスピードギアを使う必要は無いと判断し、私はNo.12をロードした。
『QUICK MAN LOADING』
胸部に黄色いブーメランが装飾された赤いボディアーマー、額から長く突き出たブーメランのあるヘルメット、スマートな赤いグローブとレッグアーマーを纏い、私はクイックマンとなった。
『イチニツイテ』
準備が整ったところで記録ロボットが開始の宣言をした。
クイックマンは自身の主観時間を増大させることで高速移動を可能としている。
『ヨーイ』
よって加速に要する時間も、走り抜ける時間もほんの一瞬。なので、
『0秒86』
普通ならば大記録となるような数値をたたき出すことが出来る。
次は握力、これはNo.4の力で行う事にした。
『GUTS MAN LOADING』
胸部にオレンジ色のクリスタルがあるボディアーマー、私の胴体ほどもある大きなグローブ、作業場で使われるようなヘルメットを纏い、ガッツマンの力をロードした。
ガッツマンは正式にはDWNでは無いらしいが、洗脳した時にデータをコピーしていたようで使えるようになっている。
2tの岩を持ち上げることが出来るアームで、握るには小さな計測器を思い切り握ると、バキンと音がした。
結果は『測定不能』だった。ごめんなさい。
次は立ち幅跳び、No.47の力を使う。
『WIND MAN LOADING』
1本の三つ編みが付いたラーメンのどんぶりのようなヘルメット、両肩の大きなファンが特徴的なウィンドマンの力をロードし、両足の裏に取り付けられたホバーを用いて飛行し測定する。
No.47を含めたいくつかのロボットは風力発電が可能で、自身で風を起こす事が出来るのでいつまでも飛んでいられる。よって結果は『∞』であった。
次は反復横跳び、峰田という少年を見習ってNo.88の力を使うことにした。
『RUBBER MAN LOADING』
黄色いボールが縦に2つ装飾されたピンクのゴム状のボディアーマーに、それと同じ材質の指抜きグローブとレッグアーマーを纏い、ラバーマンとなった。
なおボディアーマーは胸部だけに留まっており、腹部は下に着込んでいた黒いボディスーツが露出している。
ラバーマンは所謂エアーマンタイプと呼ばれるロボットだが、何故かおじいちゃんは擬人化風にアレンジしている。そういう趣味があったのだろうか。
両側にバウンスボールを数個置いて、自身の反発力とボールの反発力で高速横移動をする。記録は峰田より多く『218回』だった。
次はボール投げ、これは相澤先生にやらなくていいと言われた為、記録は『∞』である。No.78の力を使いたかったのだが、まぁ仕方ないだろう。
あと、緑谷という少年が相澤先生に何か言われてた様だが、何かあったのだろうか。謎である。
次は長座体前屈、これはNo.10の力を使う。
『AIR MAN LOADING』
左手の大きな黄色いバスターと、扇風機のファンが取り付けられた青いボディアーマーが目を引くエアーマンの力を纏った。
小型の台風程の風力を生み出すことが出来る胸部のファンを回転させ、発生した強風を直線に絞って測定器を吹き飛ばす。
記録は『1563m』だった。風を一点に絞ったおかげで普段よりも強くなったようだ。
最後は持久走、No.79と悩んだがNo.42を使う。
『CENTAUR MAN LOADING』
額と左右から突き出た三本角が装飾されたヘルメットに、腰から下は馬の身体を模したパーツとなっており、西洋の幻獣ケンタウロスをモチーフにしたロボットとなった。
走力は普通の馬と変わらないくらいだが、ケンタウロスマンは
テレポートをすることが可能であり、それを使えば1.5kmなんてあっと言う間だ。
しかし私は20mまでしかテレポート出来ないので、ケンタウロスフラッシュを併用して更に短縮する。
・・・・・・まぁこれも10秒までしか使えないのだが。
結果は『34秒』だった。バイクを作り出した八百万という少女は、きちんと法定速度を守っていたので追いつかれることはなかった。
これで一通り測定が終わり結果発表を待つのみとなった時
「ワイリーさん、少しお聞きしたいことが・・・」
「八百万か、何?」
八百万が上着のファスナーを締めながら話しかけてきた。
「貴女が個性を行使する度に
「確かに、ウチも気になってた」
そう質問され、耳たぶがイヤホンの耳郎という少女がそれに同上した。
「あぁ、私の耳の裏には小型スピーカーが搭載されてるんです。元は盗聴用のものだったのですが、おじいちゃんが作曲したBGMを再生出来る様に改造してもらったんです」
「改造って・・・まるで自分がロボットみたいな言い方じゃん」
「えぇ、私はロボットです。」
そう私が言うと案の定二人は驚いた様子だったが、相澤先生が集合をかけて話は終わった。
結果は私が1位で2位が八百万、3位が轟という少年だった。まぁ当然の結果だろう。
あと相澤先生が『除籍処分は無しな』と言っていたが、いつの間にそんなことを言っていたのか記憶に無い・・・ようなあるような。
・・・そろそろメンテを受けるべきか。