アインズ魔導王の外戚 シース結晶公爵 作:すべすべ
シースの娘はシラで神の末裔ということから
半竜プリシラも半竜というからには多分シースと神族の間に生まれたハーフ
外戚とはグウィン王の姉妹をシースが娶ったという意味にも取れるが
グヴィンドリン・ヨルシカ兄妹の異形ぶりを見るにシースの娘プリシラとグウィンの間の子供かもしれない。
ギリシャ神話並みに神々の縁戚関係に政治的な闇を感じる…
シース公爵が提案した王国との戦争における以前からの重要な案件の解決が急務とされた。
1:ナザリックがこれから先、多数の戦線を同時に抱えるとなれば
いちいちアインズが出向いて細かい案件を解決するのは非効率である
ゆえにコキュートスにリザードマンとの戦いで軍隊を指揮させるという構想を今回スケールアップして実践させるべきである。
2:シャルティアの洗脳から殺害までの一件でのように代替不能な守護者を危険に晒す行為は極力避けるべきであるし、またその数と重要性から1と同様に全ての戦闘に参加させるのは非効率。
”戦争”であるからには代替可能な”兵士”によって遂行されるべきである。
二ヶ月あるからにはナザリックで軍団を編成する準備期間とすべきである。
謁見の間にて、公爵の考えを守護者達の前で打ち明けるアインズの姿が王国との戦争が決まったナザリックで
「ふむ、公爵はまた書庫で研究とな…まぁ良い、デミウルゴスよ。
公爵のこの提案、お前はどう思う?」
「は、閣下のご提案に浅才なこのデミウルゴスが考えを述べるなど…
ですがナザリックが”軍隊”を保有することの重要性を我々も考えておりましたが…
至高の御方のご計画は我々の考えの遥か先を行っておられたのですね!」
(えっどういうこと?)
「ふっ、わかってしまったか。
デミウルゴス、皆にわかりやすく説明してやりなさい」
やはり見栄っ張りの嘘つきである。
「先のリザードマン達との戦争…アインズ様はこの事態を想定しての事だったのだよ。
この先、魔導国として影響力を広げるためには閣下のご提案どおり一部の高レベルのシモベの個々の力に頼らない軍隊が必要だということ」
デミウルゴスは皆にわかりやすく説明して始めた。
「なぜでありんすの?我ら階層守護者の力をもってすれば、軍隊などわざわざ編成する必要などありんせん」
「あら?そう勇んで飛び出してアインズ様のお手を煩わせたのは…どこのどなただったかしら?」
アルベドがシャルティアの慢心に痛い一言を浴びせる。
これにはシャルティアもアルベドを殺気のこもった目で睨み返す。
「ふ、君たちはアインズ様の計画がそこまでだと思っているのかね?」
(え?どういうことだ?)
「よいかね?支配とは力の産物だとばかり思うのは愚者の考えだというのがアインズ様のお考え。真の王者とは正当性・権威・力量の3つを兼ね備えてこそ。
アインズ様の理想とされる多種多様な種族が共存する国家の建設にはそれに見合ったモデルが必要なのだよ。
よく考えてみたまえ、既にナザリックではリザードマンが新しいナザリックのしもべとして肩を並べて訓練している。
今回の王国との戦争でナザリック軍団の力を示し、加入希望種族を新たに募る。
言ってみればデモンストレーションというわけだ」
(そ、そうなのか?)
シース公はユグドラシルにおいてはそもそも前線には出ず、大量のユニットを生産して繰り出し、自身は安全な場所から勝てる相手にしか戦いを挑まないという芋プレイヤーであった。
これには欲深く卑劣で陰険なハゲの裏切り者という原作シースの性格を考えた上でのロールプレイも含まれている。
ちなみに最もよく生産してトラップがわりに死角に置くのがクソ呪死カエルことバジリスクである、ウゼェ。
更に解呪石”だけ”を盗むように設定された使い捨てのインプも同時に置いておく陰険さである。
こんなトラップの作り手はさぞハゲた奴に違いない、当時はそう掲示板で叩かれた。
この性格ゆえの不死軍団の創設という考えである、前線に立つことの危険性を可能な限り減らす。
シースとしてはアインズもナザリック内部から観戦に止めれば良いという考えであった。
_アインズはついに決断する。
「では諸君。わがナザリックのシモベたちよ。
これより帝国との同盟の元、我々が編成する最初の本格的な軍。
ナザリック不死軍団”Nazaric Undead Legion”を設立することをここに宣言する!」
おおと周囲のしもべ達から歓声と賞賛の声が上がる、皆がアインズ様の深謀遠慮に惜しみない賞賛の声を送る中ただアインズのみが勢いで言っただけの言動をその心中どうしたものかと悩んでいた。
軍隊編成の経験なんてものはもちろんない、なのでデミウルゴスとアルベドに全部丸投げである。