それでは、本編をどうぞ。
〜IS学園 第3アリーナ〜
〜一夏 side〜
ブーーーーー!『ブルーティアーズシールドエネルギーエンプティ、勝者倉崎 貴洋』
貴洋ってあんなに強かったのかよ‼︎今まで結構長い間一緒にいたけど何してたとかは全然知らなかったから余計驚くんだけど!
「織斑、準備は出来ているな」
おっと、そろそろ時間か。気を引き締めなきゃな。
「ああ、千冬姉」
確かに貴洋はすごいけど、俺だってやってやる‼︎
ドゴォーン‼︎
「あだ⁉︎」
「学校では織斑先生だ!何度いってたら分かる⁉︎」
「勝ってこい一夏‼︎」
「ああ、箒。………行ってくる‼︎」
「フッ。逝ってこい」
字が違う、字が違うぞぉー‼︎ひでぇよ千冬姉!弟にそんなことを言う姉が何処にいるんだ!……あっ、ここに居たわ。
と、取り敢えず気を引き締め直さないと。
「射出タイミングを白式に譲渡します。頑張ってくださいね」
「織斑 一夏、白式、行きます‼︎」
〜セシリア side〜
貴洋さんと一緒にいて恥じない様にしなければ。それに、初心者だからと侮っていてはやられてしまいますし。
「オルコット」
「ッ⁉︎は、はい!」
「気負うなよ、自分の持っている力を出し切ってこい。だが初心者だと侮るのはダメだがな」
「もちろんですわ‼︎」
「射出タイミングをブルーティアーズに譲渡します」
「セシリア・オルコット、ブルーティアーズ、行きますわ‼︎」
〜三人称 side〜
「お待たせしましたわ」
「いや、俺も今来たところだ」
「そうですの。では、真剣なる勝負をっと言いたいところですが。戦う前に、謝らなければならないことがあります。」
「ん?」
「昨日のあの発言はあなた方にとってとても不愉快な発言だったと思います。いくら頭に血が上っていたとはいえ、あの様な発言は、他の日本人の方にもとても失礼だったと思います。誠に申し訳ありませんでしたわ」
「そうやって謝ってくれただけで、大丈夫だよ」
「ありがとうごさいますわ。……では、気を取り直して。正々堂々と」
「いざ尋常に」
「「勝負」」
「ブルーティアーズとこのセシリア・オルコットの奏でる円舞曲で踊りなさい」
「へっ!行くぜー‼︎」
〜セシリア side〜
やはり織斑先生の弟と言うべきでしょうか。一つ一つの動きは慣れていないからなのかぎこちないですが………。
「らぁ!セイ‼︎はあぁ‼︎」ヒュン!ヒュッ!シュンッ!
時間が過ぎるたびにどんどん攻撃が鋭く………。ッッ!!!?
「おりゃ‼︎」ヒュッ‼︎
「中々やりますわね。ですが、これならどうですの!」ガシャ!
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
シューン!バシュ!
「うお⁉︎あぶね〜」
「よく避けましたわね。ですが、次で終わりですわ」
〜一夏 side〜
「次で終わりですわ」
まだ、まだ終われない。俺は昔から千冬姉に守られてばかりだった。けど。
「守られるばかりじゃダメなんだ。俺だって、大切なものを守れる様になりたいんだ‼︎」
キューーン‼︎
単一仕様 零落白夜
フォーーン
「なんだ、これ」
「何なんですの⁉︎まさか、それはワンオフ・アビリティー何ですの⁉︎」
「よく分かんないけど、これなら。」
ギュン!
「行ける‼︎」
ヒュン!ヒュッ!シュンッ!
「はあ!は!セイ!やぁ!」
あとちょっと。あとちょっとで!
ブーーーーー!『白式シールドエネルギーエンプティ、勝者セシリア・オルコット』
「えっ⁉︎」
「んなっ⁉︎」
〜千冬 side〜
………あの馬鹿者。能力を知らずに使うからだ。だが、まさか彼奴の機体にもあのワンオフ・アビリティーが発現したか。
兄弟だから、というわけではないだろうが。彼奴の仕業か?
「フッ」
まあいい、一夏がアレを使いこなせる様に貴洋に特訓して貰うか。
〜貴洋 side〜
ほう、あれが発現したという事は……。これからの一夏の特訓メニューでも考えておくか。
「一夏、その力を持つという事は千冬さんと同レベルになる必要がある。お前がその気なら死ぬ思いをしてでもお前を鍛えあげてみせる」
まあ、本当にお前が望むなら、だがな。
〜一夏 side〜
「なんで負けたんだ?突然シールドエネルギーが無くなった感じだったんだけど」
本当になんでだ?
「それはバリア無効化攻撃を使ったからだ」
「「バリア無効化攻撃?」」
やっぱり箒もわからないのかな?
「私がモンドグロッソで優勝できたのもこの能力によるところが大きい」
「なら俺も!」
俺も世界トップクラスになれるのか!
「しかし代償もある、バリア無効化攻撃は非常に強力だが、その分シールドエネルギーがゴッソリ持って行かれる」
「えっ⁉︎」
そうなのか。たがら、あの時いきなりシールドエネルギーが無くなったのか。
「確かに零落白夜は強力だが、代償も大きい。つまり、白式は欠陥機なんだ」
なっ⁉︎なんでそんな機体が俺に。
「ああ、言い方がわるかったな。IS自体まだ完成していない。まあ、何が言いたいかと言うと、白式は使い方によっては世界を取れるだけの力があると思えばいい」
「そうなのか」
「さて織斑、次は倉崎との試合だ。準備してこい」
あ、そうだった。次は貴洋と戦うのか。次こそは勝ってみせる。
〜IS学園 第3アリーナピット〜
〜貴洋 side〜
次は一夏が相手か。侮ってはいないが、少し使う武装を減らすか?いや、それは失礼だな。一夏も全力でくる以上此方も全力で相手をしよう。
「貴洋さん」
「どうした、オルコット?」
「頑張ってくださいまし。貴洋さんの勝利を祈ってますわ」
「フッ。了解だ」
「貴洋。頑張ってね」
これは、本当に負けるわけにはいかないな。オルコットとフェルトに激励されたんだ、全力で勝ちをもぎ取ってこよう。
「射出タイミングを譲渡します」
「了解。OOシュバリエ、倉崎 貴洋、目標を殲滅する!」
〜一夏 side〜
貴洋との試合だ、気を抜いたら一瞬で持って行かれる。常に動きに警戒しなくちゃいけない。
……来た‼︎
「よぉ、一夏。戦う準備は出来ているか?」
「当然だろ。この試合、勝たせてもらうぜ‼︎」
『試合開始』
「ウオォ‼︎」ギュインッ!ヒュッ!
「甘いな」シューーン
ガキンッ!
「なっ!」
零落白夜が弾かれた!!?どういう事だ、バリア無効化攻撃を弾く事ができるのか⁉︎
「んな驚く事は無いだろう。今のは特殊兵装、GNフィールドだ。生半可な攻撃じゃ破れないぜ‼︎」
くっ!でも何か手はある筈だ‼︎そこを見つけ出して攻撃すれば。
「そら行くぞ一夏!」バシュン!
ドパパパパ‼︎
ッ⁉︎くっ!どうすれば。……いや、考えても埒があかない。自分から攻撃を仕掛けて隙を作れば!
「ウオォ‼︎」シュンッ‼︎ヒュッ!ヒュン‼︎
〜貴洋 side〜
漸く自分から仕掛けてきたか。たが。
「もう終わりだ」
「まだ終わらせねえ‼︎」
今のお前じゃまだ無理だ。
「トランザム‼︎」フィーーーン!
キュン‼︎
「なっ⁉︎なんだ今のは⁉︎機体が赤く光って。ッ⁉︎速過ぎる‼︎」
〜千冬 side〜
「漸く使ったか、さて一夏アレをどう対処する?アレの対処が出来なければお前が勝つ事は無い」
私ですらたった一撃すら入れられなかったんだ。お前が攻撃を叩き込めば、私を超える事もあり得る。さて、見ものだな。
「織斑先生、アレは何なんです?機体が赤く光った直後からとてつもないスピードになりましたが」
「アレはトランザムと言って一定時間機体のスペックを3倍以上に押し上げる、現行の機体だとOOシュバリエしか使えない特殊兵装ですよ」
「へっ⁉︎それってつまり、そのトランザムを使っている時間は只でさえ高性能なあの機体は3倍以上の速さで動くんですか⁉︎」
「ええ。それに、武装の威力や射程、強度も軒並み3倍以上になっています」
「そんなのとどう戦えと」
まあ、事実現行の機体であの機体に挑めば一瞬でやられるな。本当に自重して欲しいものだ。
〜一夏 side〜
クソッ‼︎このままじゃジリ貧だ!何とかして隙を作らないと。
「一夏。お前は強くなりたいか?」
ッ⁉︎
「あ、ああ」
「何のために?」
「大切な物を守るために、俺は。俺は強くなる‼︎」
「そうか」
シュンッ!
「ならば、この攻撃を受け切ってみせろ、一夏‼︎」
《約束された勝利の剣》"エクス・カリバー,,
「グッ⁉︎くぅ」
「ハアァー‼︎」ズパーン‼︎
「うわぁ⁉︎」
『白式シールドエネルギーエンプティ、勝者倉崎 貴洋』