「当たれ当たれ当たれ当たれ!!!」
ガンダムヘビーアームズの銃口が火を噴き土煙が舞う
操縦桿を握りしめ一気に押し込み加速させ避け続ける
「バルバトス、今日調子良いみたいだ。」
「これで終わりだと思うなよ!」
全身のハッチが開き大量のミサイルが発射され
爆撃で砂埃が舞う、殺れた…これだけのミサイルの雨で無事に済んた相手はいないからこそ湧く自信だった
「なぁ、…」
だがその自信は一瞬で崩れ去った、平然と砂埃の中から薄汚れた機体が姿を現したのだから
何が起こった、そんな事が…有り得るのか、
残弾、2発…もうこれしか無い…この2発で殺れるとは到底思えなかった
ならば…
搭載していたミサイルラックをパージしヒートナイフを握りしめ、突撃する
だがその機体はさほど慌てた様子もなく振り向き
大上段から振り下ろされたヒートナイフを躱し、まるで機械を感じさせない動きで腹部に焼鉄色の爪を貫通させる
「化け物が、…」
コックピットから見たその姿は異形な悪魔そのものだった…
「おいおい、マジかよ…」
あんな一瞬であいつが、まあいい俺の狙撃で近づかれる前に殺っちまえばいい話、
スコープを覗き込み、カーソルを合わせる
あいつ止まっていやがる、今ならあれを…
鼓動が早まるのを必死に抑えトリガーに指をかけるそして引く瞬間、目が合った気がした…だがもう遅い
スコープの中のアイツが装備している腕甲だろうか、アイアンネイルの着いたそれに銃弾が突き刺さっているのが見えた…
終わったそう思った、今もエクシアの改造機が仕掛けたが一撃でコックピットに風穴を空けられている
あんなのに勝てるわけがない…格が違いすぎる
今は距離がある、逃げるなら今しかない
それに片方が生きていれば万が一がありえる
「ヤマギ、アイツ追うか?」
「いや、いい、ここから狙えるからボクが殺るよ。」
「了解、」
鉄血のオルフェンズの世界ではMSは熱核融合炉で動いておらず、エイハブリアクターで動いている。そしてそのエイハブリアクターは戦艦を動かしているものと同じでその発電量は凄まじい。
そしてこの男は気付いた、このエイハブリアクターなら超高出力のビーム兵器をサブジェネレーター無しでも扱えるのでは無いだろうか…そして生まれたのがこのビームスナイパーライフルを装備したガンダムグシオンである、遠距離狙撃が可能な上 高出力に耐える事の出来る発電量を持つのでビームを照射することも出来る、
例えMAが相手でも一撃で撃沈させることが出来るだろう
見つけた、いい所全部ミカに取られる訳に行かないしね
光学レンズに映るそのmsはスラスターから火を噴かせ逃げている様だった、
迷いなくカーソルをその機体の胸部、コックピットに合わせ躊躇なくトリガーを引く
ビーム兵器の独特な低音の発射音が響き赤紫色の光の筋は狙い通りコックピットを貫き、熱核融合炉が暴走を始め爆発を起こす
その爆発を見て満足したのか少し嬉しそうにミカ、ミルカ・アルセイの機体反応を目指して機体を発進させていく…
「おい、俺らはあいつらと闘うのか…」
「そうだろうね、他のにも強そうな人はいたけどあのチームは別格だ。最後まで残ってるだろうし、」
「勝つ為には…新たにガンプラを作るしかないな…」
「うん、シンプルにとか言ってられない。とにかく強いMSを造り上げないと…」
「腕甲が厄介だな、狙撃銃の弾丸を防ぐ堅牢性…あれを破壊できないと勝てねえだろうな。」
「火力と機動力の両立か…ゴテゴテになりそうだね…まあカッコイイだろうからいいけど、」
「そうだな、、ゴテゴテの機体はそれはそれでカッコイイし…今まで作ってこなかったけど、」
「うん、決勝までに頑張って作らないとね」
「ああ、」
「そうか、ナオくんは帰ってくるなりガンプラ作りに熱中しておるか…」
「ああ、あいつはすげぇよ…俺じゃあ考えつかないことをバンバン思いつくんだから。」
「レンくんだってあの列車砲を作ってたでは無いか。」
「あれは元々兵器として存在してたやつだからな…」
「…レンくんの強みはそこだよ、兵器に対する知識…ナオくんの知識も多くはあるけど君ほどではない。そうだろう?」
「まぁ、それはそうだが…」
「鹵獲機好きも君の個性だしな、個性はガンプラバトルでは強みにもなり得る。それにまだ若いんだ、可能性は何処までも拡がるよ。」
「そういうもんか?」
「そういう物だよ、」