とあるスキルアウトの銀の腕(アガートラーム)   作:暗愚魯鈍

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今回は垣根帝督編、その前に天井さんとあの超能力者が登場、一方通行さんと数多さんがカッコいいなて書いた本人でも思ってしまう…カッコいい木原くンでもいいですよね?


十四話研究施設

コンテナがある場所で妹達(シスターズ)の10032号と垣根帝督が見つめ合っていた

 

「…遺言はねぇか?」

 

「……特にないですとミサカは即答します」

 

「可愛げがねえなぁ…まあ安心しろ…楽に殺してやる…」

 

垣根が白い六枚の翼を広げると10032号も両手に銃を持って互いに戦闘を開始しようとした瞬間、ピクッと垣根が動きを止め首を軽く動かす…10032号も垣根が首を向いた場所を見ると金髪の少年…浜面が歩いてくる

 

「おいおい…実験どうなるんだよ…一般人が来るなんてよぉ…巫山戯んじゃねえぞ…」

 

「……お前が第2位か…ホストみたいな格好だが…美琴より強いとなると…面倒だな…」

 

「…ほう?俺の事を知ってるのか?」

 

「まあな…一応アレイスターに聞いて何と無くだが分かってるよ、レベル5 第2位の「未元物質(ダークマター)」の垣根帝督」

 

「アレイスターか……ふ…何処まで邪魔をすれば気がすむんだあの野郎は…!」

 

浜面がアレイスターの名を出すと垣根は顔を手で隠して笑い始めたかと思うと激昂する…浜面がアレイスターから聞いた話では暗部の悲劇に触れそれ以来自分を憎むようになったと言っていたがここまで強い憎しみを持っているとは…浜面は想像出来なかった…

 

「そう言えばあの木原のクソ野郎共も言ってたなぁ…アレイスターの許可は取ってないて…そうかあいつは邪魔をする為にお前を送り込んだって訳か…いいぜ…そこのクローンの前にお前を愉快なオブジェに変えてやるよ!」

 

垣根は白い六対の翼を羽ばたかせ浜面を睨みつける…だいぶ勘違いしているが…放っておいていいだろう…どうせもう聞く耳を持たないのだから

 

「たく…話し合いぐらいさせろよ…まあいいそこのえっと…取り敢えずミサカ…御坂妹と呼ぶ事にして、ここから離れろ!」

 

「…しかしミサカは第2位と戦わねばいけません、とミサカは言い返します」

 

「…たく…無表情だが…オリジナル…美琴と同じ頑固だな…いいから行け…俺は…俺達…それに美琴もお前らを助ける為に必死なんだからな…」

 

「……お姉様が…?」

 

10032号は無表情でここから去る事はないと答えそれを見て浜面はオリジナル(美琴)と同じで頑固だなと思うと無理矢理下がらせて目の前の垣根帝督を見つめる

 

「さて…お前の悲劇を…俺が斬り裂いてやるよ!」

 

 

同時刻、とある研究所にて天井 亜雄(あまい あお)を筆頭とした研究者は乱入して来た浜面に苛立っていた

 

「くそ!なんだあの餓鬼は!実験の邪魔をしやがって……!たかが18万で作れる肉塊なんぞに情を持ったのか!?くそが!」

 

「……醜い男…」

 

「……ですね」

 

そんな天井達を白目で見ているのが芳川 桔梗(よしかわ ききょう)に布束 砥信(ぬのたば しのぶ)…この絶対能力者計画の唯一の反対派である…と言っても彼女達の力ではなんとも出来ない為指を加えるしかないが…浜面が実験の邪魔をして苛立つ中でこの二人だけは浜面に期待の感情を寄せていた

 

「…もし…彼が第2位に勝てば…もうこの実験は終わり…妹達が死ななくて済む…」

 

「…でも…第2位の未元物質を前に…勝てるわけが……」

 

「おい!芳川!布束!何を喋っている!?この不測の事態…どう責任を取ればいい…あぁ…嫌だ…僕は責任を取りたくないぞ!そうだ!お前らのせいにすればいい…僕は悪くないんだ…」

 

天井はコソコソ喋っている布束と芳川に八つ当たりした後周りの機械を蹴飛ばしたり他の研究員を殴ったりなど横暴して怒り狂う…丸で物事がうまくいかなくて怒っている餓鬼そのもの…すると警備員らしき男が慌てて研究室に入って来る

 

「た、大変です!第1位が…この研究施設に乗り込んで来ました!」

 

「な、何い!?一方通行が!?ま…不味い…おい!音響兵器を用意しろ!あの作戦だぞ!?対一方通行用のな!?」

 

「は、はい!」

 

「不味い…実に不味い…し、死にたくないぞ僕は……!くそ…待てよ…あのクソ餓鬼は妹達を助けようといたな…?ならあいつを盾にすればいい!」

 

天井は対一方通行用に作っていた兵器を起動させるよう言うと髪の毛を毟り取る勢いで搔きむしり明らかな動揺して怯えている…まさか一方通行が自分達を殺しに来るとは考えていたが…実際来ると恐ろしい…天井は今にも泣きそうになりながら死にたくないとばかりに大声をあげるが突如天啓を受けたかの様にアイデアが浮かび乾いた笑みを浮かべる

 

「おい芳川に布束!お前らは一方通行から僕を守れ!僕はあいつの所へ行く…」

 

「あいつ……何を?…如何します芳川先輩」

 

「…あいつの命令な床に従う理由はないわ…さっさと一方通行に投降しましょう」

 

逃げるようにこの場から立ち去り芳川と布束に自分を守るよう言うが…二人は天井を守るわけがなく無視して一方通行に投降するために歩き出す

 

 

「……………………」

 

「と、止まれ!撃つぞ?!本当に撃つぞ!?」

 

「おォ、撃ってみやがれ…出来るならな」

 

「クソがぁぁぁ!!」

 

「おい待て!あいつの能力は!?」

 

警備員が近寄ってくる一方通行に銃から銃弾を放つが…銃弾が一方通行に当たる瞬間、それが跳ね返り銃弾を撃った警備員の銃を破壊する…これが一方通行の能力、保護膜と呼ばれる身体の周囲を僅かに覆う能力の射程範囲に触れた運動量・熱量・光・電気などの力の向き(ベクトル)を観測して、力の向きを自由に変換する力…普段は反射に使っているが力の向きを適切に制御することで高い攻撃力を発揮出来る、攻防一体の能力である

 

「何だァ…この緩い攻撃はァ…舐めてんのか…!」

 

「ヒィ!?」

 

一方通行は地面を蹴る力を能力で最適化させ、移動速度を大幅に上げて一瞬で警備員達に近寄り警備員の一人の胴体を殴りつける…能力で強化したその拳は鋼鉄すら砕き数多に鍛えられたその筋肉であっさりと警備員を気絶させ残る二人は銃弾を銃から放つが全て反射され二人に蹴りを入れて壁にぶつかり壁にヒビが入り警備員二人は気絶する

 

「はン…、対した警備じゃねえなァ…さっさと研究施設を潰して…帰るか…」

 

一方通行は更に廊下を進み歩いて行く…途中でまた警備員が現れ銃弾を撃つがそれを難なく反射して銃を破壊し警備員を無力化して蹴りを入れて気絶させて前へ進む…ここまで対した警備ではないし、普通の銃くらいじゃあ自分は倒せないと考えていた時、一方通行はふと足を止める

 

「ここから先には進ませないスよ」

 

「……能力者かァ…それもレベル4…相当の…」

 

「そうス、自分は誉望 万化(よぼう ばんか)ス…でもレベル4てのは頂けないスね…自分はレベル5相当の実力者だと思ってるんスよ!なのに…上の連中は見る目がないスねぇ…」

 

360度にプラグが挿してあり無数のケーブルを腰の機械に繋げている土星の輪のように頭全体を覆う特殊ゴーグルをつけた少年…誉望 万化が笑いながら一方通行の前に立つ…彼は以前垣根帝督に挑み敗北し(自分が勝手に能力が被ってると思い込んだ)垣根帝督に戦いを挑むも完敗してトラウマを植え付けられた上で懐柔され彼の元で働いていた…が病理の誘いにより心理定規を誘拐し垣根帝督がレベル6になればその後釜に座り、失敗しても自分はレベル5入り出来る…と病理に誘われてこの研究所の警備をしているのだ

 

「俺がレベル5になる為にこの計画を潰させるわけにはいかないス…ここで足止めさせてもらうス…いや…勝って自分が第1位になるのも…いいスねぇ…」

 

「…三下がァ…調子に乗りやがって…いいぜ…ここから先は一方通行だ!学園都市第1位の力…見せてやるよ!」

 

一方通行はそう叫ぶと万化に近づく…万化は念動能力の応用で発火を起こし一方通行はそれを軽く避けるがその瞬間に万化は透明化、無音化して一方通行から姿を隠す

 

「ああン?隠れただとォ?チ…隠れるンじゃ俺にはァ…勝てねえぞ?」

 

「ええ…ですが…今は逃げの一手スよ」

 

万化はワザと声を立てて何処にいるか一方通行に教える…それを怪しいと思いつつも近寄っていく一方通行…暫くすると通路の先に部屋を見つけその部屋に入るとキャパシティダウンがいくつも設置されていた…これで一方通行の能力を封じる気か…と一方通行は考えるとキャパシティダウンから不快音が聞こえる

 

「どうスか!俺は耳栓で何も聞こえないスけど…あんたはこれで能力が使えない筈ス!」

 

「……三下が考える幼稚な作戦だなァ〜…俺はそんな不快音を反射出来るんだぜェ?」

 

「!?……キャパシティダウンが効かないとわ…流石第1位スね…」

 

「そんな下らねェもンに頼りやがって……所詮は機械だろうがよォ…それに能力が使えなくても鍛えてるから問題ねェぞ?」

 

万化はキャパシティダウンを使って一方通行の能力を封じようとするが一方通行はそのキャパシティダウンの不快音すら必要ない物として反射して防ぎ、万化はそれを見て驚く…まさかキャパシティダウンを受けても能力が使用不可にならない能力者がいるとは思っていなかった様だ…がまだ万化は不敵な笑みを崩さない

 

「(…ま、まだ秘策があるんスけどねぇ…)不味いスね…もう少し逃げるスか」

 

「また逃げるのかよォ…逃さねえよ!」

 

一方通行は逃げる万化を追いかける…万化は目的の場所まで誘導しながら一方通行を誘い込む…一方通行はそれを訝しみながらも万化を追いかける…すると突然耳に不快な音が鳴り響いた…キャパシティダウンだ…

 

「なンだ……と!?反射出来ねェ…?何で…まさか!」

 

「流石第1位、頭の回転も第1位という事スね?この部屋には無数のキャパシティダウンが置いてあるんスけど対一方通行用に反射されない様な普通の音にしてるんスよ…無害な音なら反射されないからスね…それを沢山流して聞かせる事により不快音に変えるス」

 

「成る程…なァ…その壁にある小さい機械…小型キャパシティダウンは一個じゃあ能力者の能力は消せないがこうやって無害な音にして多数のその機械の音を聞かせる事で俺の能力を…使用不可にしようて…魂胆か」

 

一方通行が今反射しているのは自分に有害なベクトル、空気や酸素、重力などのベクトルは受け付けている…万化の声も聞こえる様にしている…完全な無音にすれば良かったかもしれないが…もうそれすらも設定することが難しい…無害だと思わせたキャパシティダウンの音をこの部屋全体…360度から流して一方通行の超能力を使用不可にしたのだ…しかも一方通行が能力が使えなくなると知るや否や武装した研究員達が笑いながら出てくる…全員で一方通行を甚振る気だろう

 

「いいスね…あんたを倒せば俺が第1位スね!さあボコボコにしてやるスよ!」

 

「三下がァ……!調子に乗りがって…能力がなくたって…やってやろうじゃねェか!」

 

「無駄スよ、大人し…」

 

万化がここで一方通行を倒せば自分が第1位になれると笑い一方通行は無理やり笑みを作って能力ではなく拳で戦おうとしたその直後、研究室の奥が爆発した音が聞こえ振り返ると無数の電撃が走り小型キャパシティダウンを全て破壊する

 

「何!?何事スか!?」

 

「今のは…まさか…」

 

一方通行は先程の電撃を見て誰がキャパシティダウンを破壊したのか理解する…そして彼等は煙の中から現れる

 

「「ジャッチメントですの!」」

 

「違ぇだろ!?美琴と操祈はジャッチメントじゃねえだろ!」

 

「取り敢えずここを破壊しに来た」

 

「…………私も何か言わなきゃ駄目?」

 

「お、お邪魔します…でいいのかな?」

 

「私も頑張るんだよ!」

 

「テメェら…どうして此処に?」

 

現れたのは上条達…全員が全員研究員を睨みながら一方通行の近くに立つ…一方通行は何故上条達がここにいるのかと疑問に思うが

 

「偶然よ、偶然、今日偶々ここを破壊しようと思って来たらあんたが先にいたて訳…別にあんたを助けに来た訳じゃないわ」

 

「上条さん達も同じですね、美琴を追いかけて来たら偶々お前がいたてだけだ…」

 

「そうよねぇ…偶然よ、偶然」

 

上条達はそう言うと上条が一方通行に手を差し伸べる…

 

「…テメェらが来る必要なんてなかったのによォ…馬鹿だろお前ら」

 

「よく言われるよ、だがこんな実験してる奴らを見逃すくらいなら馬鹿の方がよっぽどマシだよ」

 

「……くだらねェ…そんなお前らには得する事なんて「あるさ」…ンだと?」

 

一方通行は上条達には得はないと言いかけるが上条はあると言い切る

 

「もし全部うまくいったら…一方通行、俺達の友達になってくれ!」

 

「………はァン?」

 

「私て、意外と友達て少ないと思うのよ…人助けしてついでに友達が出来るなら最高じゃない」

 

「ん、私達まだ友達少ないから…友達になって」

 

上条達は一方通行に友達になってくれと真顔で言うと一方通行は暫く呆然とし笑い出す

 

「馬鹿だろテメェら……だが…そう言う奴…嫌いじゃねェぜ?いいぜ…こいつら全員ぶっ倒して垣根のヤローを倒したらな!」

 

「うし!じゃあ一丁全員倒しますか!」

 

「舐めるなス…!全員やるスよ!…え?」

 

一方通行はそう言って笑うと万化は茶番もいい加減にしろとばかりに研究員達に攻撃を命令するが…研究員達はお互いに仲間である筈の研究員同士が殴り合って相手にならなかった…万化はハッとした顔で操祈を見ると操祈はリモコンを弄っていた

 

「これで貴方一人よね?」

 

「舐めるなス!」

 

万化は念動能力で発火を起こしその炎が禁書目録を襲うが炎が禁書目録に近づくとその炎がクルリと回転して万化自身に向かって来た

 

「な!?」

 

「プロメテウスの火…ギリシャ神話のトリックスターであるプロメテウスは人類に火を与え人類は火が使えるようになった…つまり貴方が私に火を与えてくれたから貴方の炎を私が使えるようになったんだよ」

 

「よく分からないけど…凄いよ禁書目録!」

 

「それ程でもあるんだよ!まだこんな微妙な魔術しか使えないんだけどね!」

 

「ば、化け物スね…!」

 

万化は魔術が使えるようになった禁書目録の魔術に動揺し(無論魔術の事は知らないが)透明化と無音化して部屋から逃げ出す…それを禁書目録が魔術を使って探索すると小部屋の中に万化が入った…その証拠にその扉のドアが開いている…そのまま上条達が部屋に入ると…

 

「来るな!こいつがどうなってもいいんスか!?」

 

「……うう…助けて…」

 

「!…人質取るなんて…卑怯ねあんた」

 

「煩えス!こうでもしないと俺はレベル5になれねぇんスよ!お前らみたいに苦労せずレベル5になった奴に俺の気持ちが分かるスか!?」

 

万化は心理定規を人質に取り心理定規の首元にナイフを突きつけており、上条達は万化を下衆を見る目で見るが万化は言ってしまう、美琴に一番言ってはいけない言葉を

 

「苦労せず…?…巫山戯てんじゃないわよ!私が…どれだけ苦労してレベル5になったか分かる!?操祈だって頑張った!そこにいる敦だってレベル5になったせいで苦労してるのよ!そこにいる一方通行だって…なのに貴方は一度負けたぐらいで折れて…本当にレベル5になりたいなら!努力をしろ!諦めるな!そんな事も出来ない奴がレベル5を馬鹿にするな!」

 

「煩えス!本当にこいつを殺してもいいんスか!?」

 

「そんな事させないんだよ…神の威圧」

 

美琴が全レベル5を代表するかの様に叫ぶと万化が手に持ったナイフで心理定規を殺そうとすると禁書目録が魔術を発動し万化の腕が…いな全身が動けなくなる、正確には動作が遅い…まるでスローモーションで動いているかのような…その瞬間に敦が空間移動で万化の背後に現れ万化に蹴りを入れて吹き飛ばし心理定規の方を掴むと空間移動で心理定規を自分達の近くで保護する…万化はまだ諦めていないのか壊れかけのゴーグル越しでも分かるほど殺気を放つ

 

「くそぉ…俺がレベル5になれる筈だったのに…あんな白い翼の奴に…負けなければぁぁ…俺わぁ…」

 

「くだらねぇ…いつまでも負けた事に囚われてるんじゃねえよ…負けたならもっと強くなる様努力しろよ…お前にはそれがない…ただ楽してレベル5になりたいだけだ」

 

「黙るス!こうなったら一人だけでも!殺してやる!」

 

「…そこまで堕ちたか…それ程までレベル5になりたいから美琴のクローンを見殺しにしたのか!」

 

「それこそくだらないす!そこの第1位や垣根みたいに何殺すのに抵抗してるんスか!何偽善ぶってるんだよ!高々クローンの命だろ!くだらねぇ!」

 

万化は追い詰められ狂ったように叫び、クローンの存在を激しく否定する…それに上条はその言葉でとうとう完全に切れた

 

「巫山戯んな…妹達(シスターズ)は精一杯生きてたんだぞ!全力を振り絞って必死に生きようとして…精一杯努力してきた人間が………何だって、テメェらみてえな人間の食い物にされなくっちゃいけねえんだよ!!」

 

「舐めるな!」

 

万化は自分に向かって走って来る上条に火炎を念動能力で作り出し上条へ向ける…確かに上条に当たればステイル程ではないが大怪我…最悪でも上条を殺せるだろう…だが上条の右手が炎に触れると炎はガラスの様に砕け消失する

 

「…何…そんな…能力…知らない…スよ?!」

 

「お前がクローンを殺してもいいて言うのなら!まずはその幻想をぶち壊す!」

 

見て驚いた万化は上条の右手で顔ごと殴られゴーグルが破壊され素顔を晒しながら地面に倒れ気絶する

 

「……能力を消す…能力だァ?それにそのシスターの餓鬼…本当に能力なのか?」

 

「中々鋭いね君…私は能力じゃなくて魔術だよ」

 

「魔術…ねェ…まあいい…無事心理定規を助け出したし…垣根の所「動くな!」…まだ生き残りがいたのかァ…」

 

一方通行が心理定規を連れて垣根の所へ行こうとすると天井が戻ってきた…しかもサイズの合っていない白衣を着せただけのほぼ裸の幼女に銃を突きつけて…それを上条達が見ると「うわ、変態だ」と一瞬考えるが…その幼女をよく見ると…美琴に似ている

 

「!まさか妹達の一人…」

 

「動くなぁ!こいつは妹達の上位個体打ち止め(ラストオーダー)…お前ら妹達を助けにきたんだってな…こいつがどうなっても知らないぞ!」

 

「…地味に空間移動が難しい所の壁際に入るな…」

 

「おっとそうだ…一方通行には役に立たないが…キャパシティダウン!」

 

天井は恐らくは音声起動式のキャパシティダウンを発動し一方通行と上条、禁書目録以外の能力を使用不可にする…それを見て天井は笑う…一方通行は打ち止めがいる限り攻撃出来ないし上条は単なる無能力者…怖くない…そう言う表情だ

 

「馬鹿な奴だな…こんなクローンの為に命はって…こいつら何て所詮いくらでも作れる肉塊なのにさ!」

 

「黙れ…お前如きが…そいつらを…語ってるンじゃねェ!」

 

「煩い!いくら人間そっくりでもクローンて時点で人じゃねえだろ!」

 

「…ここまで腐ってんのかよテメェの心は…」

 

天井はケラケラ笑うと泣きそうな顔の打ち止めに更に強く拳銃を食い込ます…それを見た一方通行が打ち止めに話しかける

 

「なぁ…お前…助けて欲しいか?」

 

「…うん、助けて欲しいてミサカはミサカは泣きながら懇願してみる…」

 

「そうか……なら…絶対助けてやるよ…」

 

「おい!近づくな!こいつがどうなってもいいのか!?」

 

天井は自分に近づいて来る一方通行を見て動揺しながら打ち止めの額に当てている拳銃を見せつけるが、一方通行は更に近づく…それを見た天井は汗を流しながら後退する…そして天井の後頭部に激しい痛みが襲う、思わず打ち止めと拳銃を手から離して後ろを振り向くと芳川と布束が天井の後ろに立っていた

 

「お前ら…邪魔を…!」

 

「これで…お前を殴れるなァ!」

 

「ヒィ…待ってく…」

 

天井が近づいてきた一方通行に何か言おうとするが一方通行は能力で速度を上げ腕の力を最適化して天井を思い切り殴り天井は壁に激突し歯が何本も折れ口から血を流す…だが気絶していなかった様で上条達に目を向ける

 

「貴様ら…!僕の後ろに誰がいるのか知ってるのか!?」

 

「……さてなァ…検討もつかねェ」

 

「いいか!僕の後ろには…「お前の後ろに誰がいるかって?」な!?」

 

天井が捨て台詞を吐こうとすると背後から誰かの声が聞こえ振り向くと…数多とその部下である猟犬部隊(ハウンドドッグ)の隊員達が天井を囲んでいた

 

「俺達、猟犬部隊だよぉぉぉ!」

 

「あららァ…おっかねェ人達がついてるんだなァ…」

 

猟犬部隊は天井を拘束すると無理矢理連行し芳川と布束は高速もせずに優しく誘導して隊員達が連れて行った…数多は一方通行にゆっくりと近づいていく

 

「連れて行け…一方通行…無事だったか…」

 

「…木原くン…やっぱり来たのかよ」

 

「まあな、俺はお前の親代りだぞ?…後第3位に第5位、第6位、ツンツン頭、シスターの嬢ちゃんにお嬢ちゃん達二人も協力ありがとな!」

 

「あ…はい」

 

数多は一方通行の無事を確認すると上条達に頭を下げて礼を言いその場から去ろうとする…去り際に一方通行の方を見て笑う

 

「友達が出来て良かったな…大切にしろよ」

 

「……!…チィ…分かってるよ木原くン!」

 

「じゃあ俺は妹達の保護とここの上位個体の保護をする…上位個体は無事かどうかの検査が終わり次第また合わせてやる」

 

「……助けてくれてありがとう!てミサカはミサカは感謝の意を伝えて「さあ行くぞ」え!?ちょっと待って欲しいてミサカはミサカは…」

 

打ち止めは一方通行に向けて感謝の言葉を言うとするが数多に連れられてこの場から去っていく…それを見届けた一方通行はクルリと心理定規に近づき話す

 

「さて…お前を連れて第2位…垣根の所へ行く…ついて来てくれるか?」

 

「ええ…私のリーダーだもの…助けられるのならついて行くわ」

 

「よし!今浜面が垣根を抑えてるから…早く行くぞ!」

 

「「「「「「了解!」」」」」」

 

上条達は心理定規を連れ出して垣根の所へ急ぐ…上条は浜面が無事と信じて浜面の所へ急ぐ

 

 

 




打ち止めちゃんの出番が少ない…そして万化はゴーグルの少年の事ですね…このキャラなら一番垣根を裏切りそう、仲間になった理由があれだもの…すぐに裏切りそう…まあその為のトラウマなのだろうけど…因みに彼はレベル5だと自分の能力を自負してましたが麦野さんに負けてたからレベル5になるのは無理ですね…まあ麦野さんも強いけど…次回は垣根帝督と浜面とのバトル、お楽しみに
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