とあるスキルアウトの銀の腕(アガートラーム)   作:暗愚魯鈍

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さて今回で第1章は終了、最後に文ストのあのキャラが…垣根帝督の技は一部病理さんのから取ってます、まあまだ完全には使いこなしていない様ですが…


十五話未元物質

垣根と浜面は激しく戦っていた、垣根は白い翼で空を飛び、未元物質で新たな物質を生成して浜面を攻撃し、浜面は銀の腕を使い未元物質を斬り裂き、垣根は翼から衝撃波を飛ばす

 

「中々やるじゃねぇか!それがお前の能力か!?見たことねえぞ!」

 

「生憎ながら俺は無能力者だよ!これは能力じゃないらしいぜ!」

 

二人は笑い合いながら攻撃を続ける、浜面の場合は作り笑いだが垣根は余裕があるのか普通に笑っている、白い翼を回転させて月の光を殺人光線に変え翼を羽ばたかせて無数の光攻撃を放ち浜面はそれを右腕に持った警棒で斬り裂くと剣からカラドボルグの力で電撃を飛ばすが垣根はそれを翼で自分を守り防ぐ

 

「面白ぇ…だが俺の未元物質には常識は通用しねぇ…だがその右腕の斬れ味にはムカついた、お前を倒してアレイスターに届けてやるよ」

 

「だから俺はアレイスターの手の者じゃねえて……まあいいや…こいよ最強、俺はそこら辺の雑魚とは違うぞ!」

 

「ほざいたな」

 

垣根は斬撃を飛ばし浜面はそれを避け、突風が浜面を襲うが浜面はそれをバックステップで避け垣根は翼の羽を飛ばす、それを警棒で羽を斬り裂き、垣根はその最中に翼で接近し未元物質を作り出してそれを浜面に飛ばす

 

「チ…未元物質…「この世に存在しない素粒子を生み出す、若しくは引き出して操作する」能力 …チートじゃねえか!これで第2位とかマジふざけんな!それに六枚の天使みたいな羽とか…厨二病かよこのメルヘン野郎!」

 

「ああ!?俺だって好きでこの羽生やしてるんじゃねえよ!仕方ねえだろ!こういう風にしか展開できねぇんだからよ!ムカついた、八つ裂きにしてその首に花を突き刺して町の中心に置いてやる!」

 

「発想が怖えよこのチンピラホスト!?」

 

「黙れ完全なるチンピラ!」

 

二人は低レベルな争いで盛り上がり、垣根は更に翼を羽ばたかせて光攻撃や斬撃、風、羽を飛ばすなどの攻撃で浜面を襲うが浜面はそれを全て避けつつ、避けきれない攻撃は斬り裂く

 

「本当にその腕は理不尽だな!俺の攻撃を斬り裂くなんてよ!」

 

「そっちもな!この世に存在しない物質なんて卑怯過ぎるわ!」

 

浜面は一応アレイスターから垣根の能力は聞いている…まずあの白い翼だがあれは性格には第1位と同じ超能力の範囲を超えているらしく、アレイスター曰く一方通行の能力が「ここではない別の世界においての有機にして神にも等しい力の片鱗を振るう者」と言うのなら、垣根帝督の能力は「ここではない別の世界においての無機にして神が住む天界の片鱗を振るう者」らしく、風斬と同じ人工的な位相の虚数学区の力を扱うと聞いている…つまり魔術に限りなく近い科学だ…しかもまだ覚醒しておらずアレイスターのプランのサププランだったとか…

 

「(やれやれ…こんな化け物でも第2位とか…)…はぁ…美琴と言い、操祈と言い、淳といい…超能力者て言うのは全員チートだな」

 

「俺にとってはお前もだけどな…それに一方通行の野郎も何なんだよ…攻撃の反射や攻撃はあくまで副産物だとか…あんなんチート以外の何物でもねえよ…」

 

「まあ自分でもこの能力はヤバイと思うぜ…だけどな、お前は凄いと思う、そんな力を持ってるのに他者を甚振るわけでもなく無関係な者や弱者を虐げない…いい奴だと思う…人質を取られているとはいえ…お前はいいのかよ、妹達を殺して?」

 

「……は、俺は最低な奴だよ…だから暗部にいる、人を殺すことにも戸惑いのない悪党だよ」

 

浜面は垣根の能力を単純に凄いと言うと垣根も苦笑しながらお前もなと呟く…そこで浜面は垣根に言ってみた、やはりこの垣根は単なる悪ではないと、垣根はそれを聞くと疲れたような顔をして右手で顔を覆う

 

「俺は単なる最低な悪党さ…こんな能力(チカラ)が在っても誰一人救えねぇ無価値な人間だよ…この力は人殺しにしか使えねえ力何だよ」

 

「……そうか…そう思ってるのなら…俺がそんな下らねえ妄想を切り裂いてやる!」

 

「は…大きくでたな…!第2位の力を見せてやる」

 

垣根はそう言うと未元物質で対象を引き寄せる物質を創造し浜面はその物資に引き寄せられるがそれを飛ぶ斬撃で斬り裂き、垣根はダイヤモンドより硬く銃弾と同じスピードで飛ぶボーリング玉サイズの物質を生み出し投げつけるが浜面はそれすらも軽く斬り裂く

 

「触れると爆発する物質、触れると凍てつく物資…まだまだ作れるぜ?」

 

「くそ…チートだそんな能力!」

 

「未元物質を斬り裂いてるお前もな!」

 

垣根は空を飛びながら未元物質で生み出した物質を操り、浜面はそれを警棒で斬り裂いて、銀の刃を飛ばし垣根はそれを回避する…そんな攻防を繰り返す

 

(あの力…超能力じゃねぇ…だが…俺の力に近い……俺の力に近い…もう少しで掴めそうだ…この未元物質の真の力に…)

 

垣根は銀の腕を見て自分の能力を理解しつつあり、浜面に烈風や斬撃、衝撃波や光攻撃、羽を飛ばすを何度も行い、浜面は何度も斬り裂く…

 

「このメルヘン野郎が!メルヘンなのは頭や翼だけじゃなくて能力もかよ!」

 

「それを言うな…自覚はしてる…この能力は全力で使うと羽が生えるんだよ…俺だって生やしたくねえが…便利だから仕方ねえ」

 

(…やはり禁書目録が言ってた天使の力に酷似してるが…アレイスターは虚数学区の力て言ってた…つまり…科学に近い魔術…の様な何か…てか?アレイスターの野郎、厄介な能力生み出しやがって!)

 

浜面は内心でアレイスターにキレながら垣根の攻撃を防ぐ…一方垣根は内心この戦いを楽しんでいた…妹達を殺す罪悪感もなく、暗部での殺しより有意義で他の能力者と戦うより面白い…初めて垣根は戦うことに満足していた…だが同時に思い出す、自分がこれ程能力を使って嬉しかった時は…いつも彼女にいた

 

元々彼が暗部に落ちた理由はレベル5に成り立てだった頃、レベル0の少女を見た時である、彼女は素養格付(パラメータリスト)で自分の限界を知った人間であった…素質格付とはレベル5になれる人材ならそれき見合ったカリキュラムを、生涯レベル1と判断したものには無駄なカリキュラムを受けさせない物でありそれを彼女は偶然知ってしまいいつかは能力が出ると信じていた彼女は生きる理由が無くなった…垣根はそんな彼女を励ます内に彼女に恋をした、彼女を守ろうと、彼女を救おうとした、その為に努力した、希望を信じた…が彼の救いの手は届くことなく彼女は死んだ…暗部の組織の狂った能力者によって…殺された理由は後に知ったが木原 病理が垣根と仲良くしている人間を殺せば真っ当な性格の超能力者にならなくなると考えた…それだけの理由で彼女は殺されたのだ、

 

垣根は怒り狂い彼女を失った絶望に、下らない理由で殺した科学者を強く恨んだ、素質格付を作った奴らを憎んだ…だが一番恨んだのは自分だ…自分さえいなければ…彼女は死なずに済んだのではないか?結局は垣根がどれ程頑張っても努力は報われず、どれほど信じても希望は無くなる…彼女を無くした彼は生きる理由が無くなった

 

それ以来彼は壊れた、この様な悲劇をなくすため暗部を、素質格付などと言う下らない物を考えた科学者達を、そして学園都市を作ったアレイスターを殺すために暗部に堕ちた、自分がアレイスターの計画のサブプランと知った時は激しく怒ったがそれを利用してやろうとまずは一方通行を倒してプランをメチャクチャにしてやろうとした…その結果がこれだ、仲間を誘拐され仲間に裏切られ研究者にいい様に利用される…茶番もいい所だ

 

「は…何やってんだ俺…あの頃から変わって…いや劣化してるじゃねえか…はは…本当…馬鹿みてえだ」

 

「…お前……」

 

垣根は昔のことを思い出すと乾いた笑いを出す…そして浜面を見て垣根は笑う…彼は等々理解してしまったのだ…自分の力「未元物質」の真の力に…

 

「ああ…最高だよ…感謝するぜ…名前は知らんが…お前のお陰で…お前の能力で…俺の力が根本が理解出来そうだ!」

 

「このメルヘン野郎…余裕だな…それと俺の名前は浜面 仕上だ!」

 

「ああ、覚えといてやるよ、俺が真の力に目覚めるきっかけを作ったのはお前だからな!あの世で精々宣伝してくれ!この俺の未元物質を!」

 

垣根はそう言うと三対の翼を広げその翼を更に大きくする…その大きさは一番下の翼が地面に当たりかけるほど…一枚で20メートルはあるのではと思うほどの大きさの翼に浜面が驚いていると、垣根は翼を振るいそこから白いカブトムシ十匹と自分の翼の後ろから巨大な腕とオレンジ色の脳髄、円盤の様な何かを生み出す

 

「俺の手駒の白いカブトムシに、スカイフィッシュを参考にした武器、イエティを参考にした巨腕、リトルグレイを参考にした様々な能力を使う脳髄…これが俺の未元物質の真の力だ…」

 

「…とんでもねぇのが出てきたな…」

 

「もう一度言うぜ、俺の未元物質には常識は通用しねえ」

 

15メートルほどの大きさの白いカブトムシは緑色に輝く眼を赤く発光させ砲身である大きな角から弾丸を飛ばして攻撃しスカイフィッシュを飛ばしリトルグレイは雷や炎、氷などの超能力を操って攻撃してくる…リトルグレイの超能力は全てレベル3程度…もう1人で軍団を作れるほどである…しかも浜面が斬り裂いても即座に未元物質を補給され復元して数が減らない…唯垣根は命令しながら攻撃すれば勝てる…究極の持して勝つを体現した様な能力だ

 

「…絶対第1位より強くなってるだろ、お前……当麻じゃねえが…不幸だ」

 

「後人体の複製や臓器も作れるぞ、お前が俺の人体を斬り裂いても再生できるから俺の体を切ってもいいんだぜ?」

 

「人は斬りたくねえ!何とかお前を殺さず勝つ方法で倒すから覚えとけ!」

 

「……甘い奴だな…本気で殺す気なら勝ててるのによ…まあ、安心しろ安らかに殺してやる」

 

垣根は浜面に向かって笑いかけるとカブトムシ達に一斉放射を命じ浜面は必死に逃げる…カブトムシ達の強度はそれほど高くないし高くても防御力無視の銀の腕には関係ない…が再生する相手とは相性が悪い…浜面は舌打ちしながら必死にカブトムシ達から逃げる

 

「…なァンだありゃァ…?あれが第2位…?」

 

「おいおい…聞いてた話と違うぞ!?」

 

「テレズマ…とは違うけど…天使の力に酷似してる…?不味いんだよ!?あれは神に等しい力なんだよ!」

 

一方通行は垣根の能力を見てあれが本当に自分が知っている垣根の能力なのかと驚き、上条も呆然とする中、禁書目録のみ驚かずにあの力の正体が天使に近い何かと推察する…風斬も何か察したのか垣根の翼を黙って見ていた…そして爆音と共に浜面が上条の所まで吹き飛んで来た

 

「イテテ…マジかよあいつ…覚醒とかはどっちらかと言うと主人公がやるもんだろ…」

 

「仕上!無事か!?」

 

「これが無事に見えるなら眼科行け…あいつ覚醒しやがった…」

 

「うえなにあのカブトムシやら巨腕に脳味噌…まあいいわ、私達も手伝うから「いやいい」はぁ?」

 

上条が無事かどうか尋ねると浜面は毒吐きながら大丈夫だと立ち上がり美琴達は浜面を支援するためカブトムシに立ち向かうが浜面がそれを制止する

 

「俺1人でやる…あの野郎に勝って…あいつの目を覚まさせる…!」

 

「馬鹿言ってんじゃないわよ!あんなの1人で「わかったよ」ちょ当麻!?」

 

「だけどよ…死ぬんじゃねえぞ」

 

「おう」

 

浜面は1人で垣根を倒すと言うと美琴が止めようとするが上条がそれを抑え浜面は白いカブトムシの元へ向かう

 

「どう言うつもり!?あんなのに浜面が勝てるわけ「勝てるさ」」

 

「あいつは勝ってくれるさ…きっとな!」

 

「とうまが言うなら信じるんだよ、しあげはきっと勝ってくれる!」

 

「上条さんがいうなら私も信じなちゃねぇ」

 

「本格的に不味くなったら僕達も手伝う」

 

「…ん、仕上を信じる」

 

「わ、私も信じています」

 

「あんたら……分かったわよ!黙って見てるわ!でもこっちに襲いかかってくるカブトムシだけは倒すわよ!」

 

「……テメェら随分友達を信じてるンだなァ……」

 

一方通行以外の全員が浜面を信じると言うと一方通行は全員友達(浜面)の事を信用しているのだと笑う…そして自分達に襲いかかってくる白いカブトムシを全員で倒しにかかる

 

 

「渋といな…さっさと死んだほうが楽だぜ?」

 

「お断りだ馬鹿野郎!それにお前の力を見てると…俺も何かわかる気がするんだよ!」

 

垣根は未だ諦めずに1人で戦う浜面を見て若干呆れつつもその勇猛さに感心していた…浜面も疲労が溜まっているが垣根の翼を見て自分の力を理解しようとする…後少しで何かわかりそうな感覚に浜面は内心焦りつつも不思議とここで死ぬとは思わなかった

 

「(いや…油断したら死ぬだろうけど…何だろう…もう少しで…届きそうなんだ…垣根の領域に…)」

 

「カブトムシ、リトルグレイ!早く倒してやんな!」

 

垣根はカブトムシとリトルグレイに命令しカブトムシは砲弾を放ちリトルグレイは発火能力や電流操作や水流操作を使ってくる…それを浜面は平然として避ける…そしてカブトムシを斬り裂きリトルグレイを破壊するが、カブトムシは直ぐに再生する…がリトルグレイはそのまま消滅…リトルグレイは再生できない様だ、だがカブトムシの数は減らないし何体か上条達の所にいるとはいえこの数は浜面1人では厳しい…スカイフィッシュも切り裂けば壊れるが直ぐに垣根が新たに生み出す…まさに防戦一方…その時浜面は漸く何かを掴んだ…

 

「……そうか…これが…垣根、礼を言う、お前が俺の腕を見て未元物質を理解した様に…俺も未元物質を見て自分の力を理解した」

 

「は?どう言う…?」

 

「見れば分かる…俺は俺が斬れない物を許さない!」

 

浜面がそう叫ぶと右腕の銀の輝きが更に増す…そしてカブトムシを一斉に斬り裂くと垣根は未元物質を補給して再生させようとするが…再生しない

 

「な!?」

 

「傷を治さない魔剣の力…残念だかそのカブトムシ達は暫くは再生出来ないぜ」

 

「く!だが!」

 

垣根が新たに白いカブトムシを生み出して浜面に襲わせるが浜面は警棒を地面に落としコンクリートに自分の手を触れるとコンクリートが盛り上がり銀の魔剣を作り出しカブトムシを貫き治癒しない魔性の傷を負わして一掃し、垣根がどんなにカブトムシを作り出しても浜面が斬り裂くだけで八つ裂きにされ爆発する…どんなに数で圧倒しようにも地面に手を触れられ大地の剣を生み出されカブトムシは消滅していく…状況は一気に垣根から浜面へと有利になる

 

「斬り裂け銀の腕!」

 

「く!?」

 

浜面がそう叫ぶと警棒が光線状の剣(レーザーブレード)になり射程1kmの長さの光剣で垣根の三対の翼を左翼側を斬り裂き垣根は態勢を崩し落下し始める…だが残った翼で何とか持ちこたえ地面に立つとイエティの腕を伸ばし浜面を攻撃するが浜面がそれを斬り裂くと腕が八つ裂きにされスカイフィッシュは浜面が隠し持っていた拳銃を右腕で持ち魔剣化させ銃弾がスカイフィッシュを全て撃ち壊す

 

「……馬鹿な…俺の未元物質が…」

 

「……もう終わりだぜ、第2位…」

 

「…まだだ…まだ終わらない!俺はお前に勝ってアレイスターを倒す!それがあの子に出来る俺の償いなんだ!」

 

「じゃあ聞くが…そんな事して…本当に喜ぶと思うのか!?お前がそこまでする人はお前がそんなことまでして…そんなお前を見て喜ぶのか!?」

 

垣根は白い翼を伸ばし打撃や斬撃を浜面に放つが浜面はそれを警棒で斬り裂き垣根の翼を全て破壊するがまだ未元物質を使って自分の姿をまるでネッシーの様に変える…垣根は浜面に勝つ為に人間の姿を捨ててでも勝つつもりなのだ…だが浜面はそんな垣根に問う、そんな事をして本当にお前がそこまでする人は喜ぶのかと、するとネッシー(垣根)の動きが止まる…

 

「もし、お前がそこまでしないとその人が喜ばないと思うなら……!」

 

「……な!?」

 

その瞬間に浜面は垣根に向かって跳躍しネッシーは口を開き何か放とうとするがその前に浜面がネッシーを斬り裂いた

 

「うおおおおお!!!?」

 

「……その空想ごと…沈め」

 

ネッシーは光の粒子となって消滅しその地面には垣根が地面に倒れていた…他のカブトムシも消滅したのか上条達がやって来る

 

「倒したのか!?」

 

「ああ…何とかな……」

 

「………負けたのか…俺は…は、情けねえ…どんなに努力しても…俺にはこんな力…相応しくなかったんだ…」

 

上条が浜面の無事を確認すると全員が安心し、負けて地に伏せた垣根は顔に手を当てて自嘲する…そして垣根は美琴と一方通行を見る

 

「……第1位に第3位…ほら俺を殺せよ…第3位のクローンを殺したのは俺だ…第1位も俺を殺したいんだろ?殺せよ…もう俺には…生きて行く理由がない……部下には見捨てられ…仲間を人質に取られる…本当に…何やってるんだ…俺…」

 

垣根は美琴と一方通行に自分を殺すように言うと自分を裏切った万化と人質にされた心理定規を思い疲れた様に美琴と一方通行を見るが

 

「…殺さねェよ…お前には妹達を殺した償いをしてもらわねェといけないからなァ…」

 

「私もお生憎様、殺す気は無いわ、生きて一万人を殺した罪を償いなさい」

 

「…生きてか…俺にはもう生きる理由がねぇんだよ…もう俺の翼はなぁ…とっくの前に…」

 

一方通行と美琴は垣根を殺さないと呟くと、垣根は自分は殺される価値もないのかと乾いた笑いをして、自分の翼はとっくの前に折れていると言い始めるが

 

「折れてなんかいねえよ、お前の翼は」

 

「……何だと?」

 

「お前はたった1人の誰かの為に強くなったんだろ?その為に強くなったんなら…お前の翼は折れてねえよ、確かにお前は間違えたかもしれねえ…だがまだこれからがある、たとえ悪人でも…俺は善人になれると信じてる」

 

「……甘え考えだな…だが…俺にはそんな権利はねえよ」

 

浜面は垣根を説得すると垣根は自分が善人になれる資格はないと言うが

 

「それなら俺や敦もだろ、俺はスキルアウトだし、敦や鏡花も何人も殺してる…だがそれでも変わろうとしてる…お前もまだ変われるだろ?」

 

「………何でお前は…そこまでするんだよ…俺みたいな人間に…お前に俺の何がわかるんだよ……」

 

「分からねえさ、だからさ…友達になろうぜ」

 

「………は?」

 

浜面は自分や敦達もお前と同じだ言うと垣根に手を差し出し友達になろうと言う

 

「友達になったら互いにいろんなことが知れるだろ?そしたら俺が一緒に妹達の所へ行って一緒に妹達達にお前らの姉妹を殺してごめんて土下座してやるからさ…だから、友達になろうぜ」

 

「俺もさ、妹達と一緒に土下座でも何でもしてやるから…死のうとか考えるなよ」

 

「俺も妹達達を助けられなかった時点で同罪だ…一緒に罪を償ってやるよ」

 

「私も……私がDNAを提供しなければこうならなかったから…私も手伝うわ」

 

4人はそう言うと垣根はそんな4人を見て呆然としながら、4人に呆れながら笑みを浮かべて浜面に手を伸ばし浜面の手を握る

 

「……宜しくな垣根」

 

「ああ…」

 

浜面は垣根を起き上がらせ、これにて漸く事件が解決したと浜面は銀の腕を解除し疲労していたこともありはぁと深くため息を吐くと…

 

「浜面君!大丈夫ですか!?」

 

「か、風き…りいぃぃぃ!!?」

 

「良かったです無事で!心配したんですよ!」

 

「いやいや氷華浜面をすぐ離して!?貴女の怪力で浜面の骨が折れるから!?」

 

風斬は浜面が無事と知り喜び浜面に抱きつく…これだけなら羨ましい展開なのだが風斬は喜びのあまり力の調整を謝りほぼ全力の怪力で浜面に抱きつき浜面は垣根と戦った時よりも尋常ではないほどのダメージを食らい気絶し美琴が離すよう風斬に言う

 

「あ!?すみません!大丈夫ですか!?」

 

「…………………」

 

「やばい!もう虫の息だ!?早く病院へ行かねえと!?」

 

「全身の骨が折れてる!?第2位の戦闘が終わって怪我するてどう言うこと!?」

 

「……煩え奴らだ…」

 

「…だな…でも…面白そうじゃねえか」

 

風斬は慌てて浜面から離れるが浜面は第2位と戦った時より大怪我を負い上条達は大慌てで病院へ連れていく様言い、それを見た垣根は呆れ一方通行は面白そうに笑う

 

 

「ほう、こんな結末になるとは…やはりぼくの想像を遥かに超えて来ますねえ…」

 

外套を着た黒髪に血の様に赤い眼の青年は垣根との戦いを見て不敵に笑う…今回の絶対能力者進化計画は彼が実行させたと言っても過言ではない…彼は魔術師だ…それもアレイスターと同じ魔神に近づいた程の…

 

「ふふふ、ぼくはこの街が気に入ったかもしれません…だから皆、ぼくが次来る時まではいい子にしてるんだよ?」

 

その男…魔人 フョードル・ドストエフスキーは不敵に笑うと外套を翻しその場から消え去る…彼の魔法名はTsumitobachi999(罪人に罪と罰を与えよう)

 

 

 




第1章は終了次は…オルソラさん編かな…?え?御使堕し(エンゼルフォール)?…まあそこら辺は置いておいて…暫く魔が空くかもしれませんがお楽しみに…第2章はどんな展開になるかな?

最後に出て来たドストエフスキーさんですが…とんでもなく強いです、使う魔術はのちに明らかに…ドストエフスキーさんはこの作品だとどんな活躍をするか見ものです
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