でも矛盾点とかあるかもなのでここおかしいよ!とかなにここ?とか言って頂ければ嬉しいです!
私自信まだまだ至らぬ点ばかりですが完結まではいってやりたいです!
それでは捜査編どうぞ!
母親の負担を軽くするため、弟と妹を養うために必死になってバイトをしていた頑張り屋の妻夫木が…死んだ。
憧れた場所に行くためにひたすら努力を続けその切符を掴んだ健気なシャルも…死んでしまった。
あの後購買のシャルの死体を見てまた皆は騒いでいたが俺はもう疲れてしまっていた。もう嫌だ。この短時間に三人も死んでいる。
頭がおかしくなりそうだ。
「…砂糖君大丈夫?」
「……あ、たつ、のか。すまねえ大丈夫だ」
「でも…無理はしないでね?」
「ああ…」
龍野はこんなときでも優しいやつだな。すると先程よりもさらに喜びながらモノクマ達がやって来やがった。
「イヤッホォォォイ!始めっから殺されたのが二人とは犯人さんも飛ばすね~!!でも大量殺人とか起きるとつまんなくなるから校則を増やさないとね」
「校長、ならもう学級裁判の校則も追加しときましょうよ」
「んーそれもそうだね!じゃあ校則追加~!」
そしてモノフォンからピロリンと音が鳴ったので憂鬱な気持ちになりながら確認してみる。
ーーー校則追加ーーー
十.学園内で殺人が起きた場合、全員参加による学級裁判が行われます。
十一.学級裁判で正しいクロが指摘できれば、殺人を犯したクロだけがおしおきされます。
十二.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロ以外の生徒であるシロが全員おしおきされます。
十三.クロが勝利した場合は絶望ヶ峰学園から卒業し、外の世界に出ることができます。
十四.校長、教頭が殺人に関与する事はありません。
十五.「死体発見アナウンス」は3人以上の生徒が死体を発見すると流れます。クロを含むかどうかは校長の独断でします。
十六.コロシアイ学園生活で同一のクロが殺せるのは、2人までとします。
ーーー校則追加ーーー
「…それでこの校則にもある学級裁判ってやつはなんなの?」
「つまりオマエラで妻夫木さんとシャルロットさんを殺した犯人を探してもらいますって事!単純明快でしょ?」
「そ、そないなこと急に言われてもそう簡単に犯人なんて見つけれるかいな」
「もー!つべこべ言わずにさっさと手がかりとか探しに行けよ!」
藤が先程モノクマ達が言っていた学級裁判について問うと返ってきた言葉は犯人探しをしろと言うことらしい。しかし超高校級と言われても探せるものなのか?
まあ超高校級の名探偵である剣が居るからなんとかなるのか。
「校長、まずはモノクマファイルを送信しないとですよ」
「あーそうだったね」
「そのモノクマファイルとはなんであるぞな?」
「モノクマファイルはですね、流石に死体の状況等は検死したこと無いであろう君達に配慮して作ったものだよ」
「ふむ、その検死ファイルには虚偽等混ざっておらぬでござろうな?」
「それは安心してよ、ボク達はコロシアイ学級生活において君達に虚偽の物を提示する事はないからさ」
そう言われても簡単には信じられないな。こんなとこに監禁した元凶だしな。
するとモノフォンからまたしてもピロリンと音が鳴ったので確認する。
ーーーモノクマファイル①ーーー
被害者となったのは【超高校級のアルバイター】妻夫木 弥生
死体発見現場は保健室
死亡時刻は午前2時頃
死因は首を絞められ呼吸困難による絞殺
その他外傷は両手、両膝に擦り傷が見られる。
ーーーモノクマファイル①ーーー
コトダマゲット!《モノクマファイル①》
ーーーモノクマファイル②ーーー
被害者となったのは【超高校級の努力家】シャルロット・ド・ベルジック
死体発見現場は購買
死亡時刻は午前2時15分頃
死因は頭部に殴打され頭蓋骨の陥没骨折による撲殺
その他外傷は右脇腹に打撃を受けた後があり骨にヒビが入っていた。
ーーーモノクマファイル②ーーー
コトダマゲット!《モノクマファイル②》
読んでみたところ妻夫木は絞殺、シャルは撲殺か…。二人の無念を晴らすためにも必ず犯人を見付け出してやる!
ーーーーー捜査開始ーーーーー
「それじゃあ剣、まずは何をすれば良いんだ?」
「む?俺に聞くのであるか?」
「やっぱりここはこういう事件に慣れているだろうお前に聞いた方がいいだろ」
瀬戸内の言う通りだと思うな。俺達はこんな事に巻き込まれるのは初めてだが剣は死神と呼ばれている程ただ歩いているだけで殺人事件に巻き込まれる名探偵だ。
何を調べるかとかは剣に聞いた方が良いだろう。
「ならばまずは桃瀬殿に検死をお願いするぞよ」
「あァ、俺かァ?」
「そうぞ、悪の権化たるモノクマから提示されたファイルが果たして真実か虚無かは分かりえないのでここは超高校級の保険委員たる桃瀬殿に頼みたいのだが大丈夫であるか?」
「まァ一応知識はあるがァ…あんま期待すんなよォ?」
そう言いながら桃瀬はシャルの死体に近付いていった。
すると剣は手をポンと叩き思い出したように言った。
「おう、そうであるな。しからば検死は桃瀬殿に任せるとして一応見張りも用意しなければな」
「確かに証拠とか消されたら困るからね。それぞれの場所に二人居てもらうのはどうだろう?」
「うむ、それなら信頼ある者に任命するとしようぞ、もしくは自ら挙手でも可である」
「…それなら俺見張りするわ」
鷹倉がいの一番に立候補した。
「捜査とかだりぃし見張りの方が楽だろ」
「なら私も見張りしとくよ」
それに続き熱宮も立候補する。
「これで二人か…。なら泊、見張りお願いできるかな?」
「ん!?俺か!よし分かった、犯人が証拠隠滅などできぬよう目を光らせておこう!」
「あと一人か…」
「なら私がしとくよ」
すると鈴木崎が立候補した。そして話し合いの末、鷹倉、熱宮が保健室で、購買に泊、鈴木崎が見張りを、桃瀬は妻夫木、シャルの検死をする事になった。
残りの奴等はそれぞれで手がかり等を探すことになり解散した。
俺はひとまず今いる購買を調べようかと思っていると龍野が近付いてきた。
「砂糖君、僕と一緒に捜査してくれないかな?」
「ああ、俺一人だと心細いからな。こちらこそよろしく頼む」
ーーーーー購買ーーーーー
俺と龍野はまずモノモノガチャマシーンに寄り掛かって亡くなっているシャルに近付いた。
近くで見るとシャルの顔色は真っ青で生きてはいない事を物語っている。
頭部からは血が流れ出ており服は血まみれになっている。
「…あれ?」
「ん?どうした龍野?」
シャルの遺体を見ていると龍野が声をあげた。
「いや、服がこんなに血に濡れているのに周りはそんなに血がついてないなって」
言われてみると確かに顔を覆うほどの血の量なのに他に見られるのは寄り掛かっているモノモノガチャマシーンとシャルの服だけだ。地面には血はそんなに流れていない。
コトダマゲット!《シャルの出血量》
他に桃瀬の検死の邪魔にならないようにシャルを見ているとシャルの頭と脇腹にキラキラとしているものを見つけた。
「なあ龍野、あの脇腹と頭に付いてるキラキラしてるやつは何だろう?」
「…んー、金粉か、な?」
「金粉?何でそんなものが…」
「さァなァ、俺もそれは不思議だと思ってるがなァ。それにここに金粉何てもんあっかァ?」
桃瀬の言う通り金粉何て見かけたことはなかったけどな。…いや何かどこかで見たような?
コトダマゲット!《シャルの頭部と脇腹に付いている金粉》
後は特にシャルに関してはないな。検死の結果を待つしかないな。
他にシャルが寄り掛かっているモノモノガチャマシーンを調べてみる。
特におかしな所はないながやはり血はそこまで…むしろシャルが寄り掛かっている所しか血は付いてないな。
そこ以外は綺麗だからな。
「…あ、そうだ」
「ん?どうした?」
「いや皆に事件の時何をしてたかとか聞かないとって思って」
「ああ、そうだな。ならここに居る桃瀬、泊、鈴木崎達から聞くか。それと龍野にも聞いて良いか?」
「うん、分かった。僕は事件があった時間は寝てたよ」
「俺もその時は寝てたな、多分ほとんどの奴等は寝てただろうな」
桃瀬はまだ検死をしているから後で検死の結果を聞くついでに聞いておこう。
次に泊と鈴木崎に聞きに行く。
「泊、鈴木崎!」
「ん、どうした砂糖?」
「…何?」
「二人とも事件の時は何をしてたかを聞きに来たんだよ」
「…私はその時間寝てたよ」
「俺もだな。パーティーの飾りつけを遅くまでやっていたが流石にそんな遅くまではやっていなかったしな」
そういえば泊達はパーティーをやるために飾りつけを数人で集まってやっていたな。
「そのパーティーの飾りつけって誰が居たっけ?」
「ええと、俺と鈴木崎君と沢風君と和良井君と木枯君と瀬戸内君それと…シャル君も手伝ってくれたよ。最初は食堂でやってたんだけど夜時間が来たから場所を沢風君の部屋に移ってある程度進めて続きは明日にしようって事になったんだ」
「何時までやってたんだ?」
「…確か12時までだったね」
コトダマゲット!《飾りつけのメンバー》
となると全員事件の時はアリバイなしか。
「…そう言えば泊は今日あの防犯たすきはどうしたのさ」
言われてみればいつも肩から掛けているあの安全第一のたすきを付けてないな。
すると鈴木崎に指摘された泊は苦笑を浮かべた。
「いやお恥ずかしい事ながらうっかり洗濯をするのを忘れてな。今日は付けてないんだ」
「他のたすきとかないのか?」
「あの防犯たすきは一つしかないんだ。特別に作ってもらった特注品さ」
防犯たすきの特注品って初めて聞いたな。なんでも泊の交通委員としての実績を評価した警察署が作ってくれたらしい。
そして俺達は泊と鈴木崎に礼を言い離れた。
「んーシャルを殺した凶器は何だろうか?」
「撲殺って一応書いてあるし限定はされるね。購買にはそんなものないね」
「じゃあ他に……倉庫か?」
購買にあるものはそこら辺のそれこそうちの学校とかと同じ品揃えしかないしな。
後あるところといえば倉庫だな。
「それじゃ倉庫に行ってみる?」
「そうするか」
俺達はひとまず購買を後にして倉庫に向かった。
すると購買を出てすぐ目の前に剣がしゃがみこんでいた。
「うおっと、何だよ剣、そんなところでどうしたよ?」
「んむ?砂糖に龍野か。御二人さんよちょっとここを見てくれねぇか?」
そう言われて剣が指差す方、購買の扉近くの壁や床を見てみると…微かに赤色で何かを拭いた痕が見える。
壁にも拭ききれずに残った赤色が見える。それも結構広大にあるな。
「なんだこれ?」
「…こんなの昨日までは無かったよね?」
「我が推察だがこの赤色…血であろうな」
「血ぃ!?何でそんなもんがここに!?」
「ふむ、この血痕の謎はまだ解けないであろう、とにかく今は証拠が足りぬのでごさるからのう」
「そうだよな」
コトダマゲット!《購買近くの壁と床にある血痕》
「あ!なあお前も一緒に捜査しないか?名探偵である剣が居てくれると心強いんだが」
頼んでみると剣は少しの間思案した。
「…嬉しい申し出だが我輩孤高の名探偵故に一匹狼で捜査したいので断らせて貰おうか」
「あーそうか、ならお互い頑張ろうな!」
「主たちも捜査に励むのであるぞ」
そう言って剣と別れた。すると龍野は頬を膨らませながら俺を睨んでいた。
どうしたんだ龍野の奴は?
「…砂糖君は僕一人じゃ心細いのかな?」
「へ?」
「確かに超高校級の名探偵の剣君と一緒なら捜査も楽だろうけど…」
「え、ええ?」
なんだなんだ、龍野はどうしたんだ?いきなり拗ねだして。
「…まあ良いよ。時間もないし早く倉庫に行こう」
一体何だったのだろうか?不思議に思いながら俺達は倉庫に足を運ぶ。
ーーー倉庫ーーー
倉庫に着くとそこには瀬戸内と影山が居た。
「おう!砂糖に龍野も倉庫に来たか!お前らもやっぱり怪しいと踏んだか!」
「お二人ともやはり凶器をお探しですか?」
「ああ、凶器に使えそうなものは倉庫かなって思ったしな」
「だよな。このファイル見る限り保健室の毒使った訳じゃ無さそうだしな」
瀬戸内にそう言われそういや保健室には毒薬があったなと思い出す。しかしモノクマファイルにはどちらとも毒薬を使ったとは記されてないし関係はないか。
まあこのモノクマファイルが正しかったらだけどな。
「なんか怪しいものとかあったか?」
「んー、一応あったっちゃあったぜ」
言うと瀬戸内はある棚を指差した。
「あそこにゃ金ぴかの刀があったじゃねーか?」
「あの格好良いやつだな、それがどうした?」
「お前もあの刀イカすと思ってたか見る目あるな。その刀が無くなってんのよ」
確認してみると確かに金メッキの刀が無くなっていた。あれ好きだったのにな。
「あ、代わりに何ですけど倉庫の入口の隅にあれが転がってたんですよ」
「あれ?」
影山のあれというものを見てみると銅色の刀があった。あんなの見たことないけどな。
「お?良く見つけたな影山。俺全然気付いてなかったわ」
「そりゃ瀬戸内だからだろ」
「最近お前ら俺の扱い雑じゃねーか!?」
刀を拾ってみるとやたらべたべたしていた。全身ベットリで手に不快感が伝わる。
(なんかこのべたべた感に既視感があるな?どこでだ?)
コトダマゲット!《べたべたの銅色の刀》
考えていると瀬戸内達が刀を触り主に瀬戸内だけが騒いでいた。
「うわ!何だこりゃあ、全部余すことなくべたべたで気持ち悪い!何でこんなもんがあるんだよ!モノクマの野郎が嫌がらせで置きやがったな!?あの熊擬き!」
「コラー!悪口が聞こえたぞ?」
モノクマが怒りながら出てきやがった。
「あ?そりゃ悪口も言うだろ!お前殺人が起きた後に嫌がらせでこんなもん置きやがったな!?」
「ほえ?何の事?」
「何の事ってこのべたべたの刀の事だよ!あの金ぴかの格好良い刀を捨てやがったな!?」
「…何言ってるの?その金色の刀なら今持ってんじゃん」
「は?俺が今持ってる?」
モノクマの発言に俺達は狼狽えた。すると龍野が何かに気付いた。
「…もしかして瀬戸内君が持ってる刀は金メッキの刀から金メッキが剥がれたやつって事?」
「そうそう!龍野君正解だよ!だからボクが嫌がらせで置いたとかじゃないからね!そこんとこよろしく!」
モノクマはそう言い残して消えた。
しかし何で金メッキは剥がれたのか。それにあのべたべた…後少しで思い出せそうなんだが…。
唸って周りを見渡しているとその原因を見つけた。俺はすぐにそれに駆け寄った。
「皆!これだ、べたべたの原因はこれだよ!」
「ああ?何だよいきなり!?」
「え?それがべたべたの原因ですか?」
駆け寄った物は俺が愛用している甘いジュースだった。一回これを部屋で溢した時に異様にベタついた感じはまさにこの刀と同じだ。
コトダマゲット!《甘いジュースのべたべた》
「それってお前以外は誰も飲まねー甘すぎるジュースじゃねえか」
「ああ、このジュースのべたべた感はまさにこの刀のべたべた感と瓜二つ!」
「なら何でこの刀にそのジュースのベタつきがあるんですかね?」
「そりゃジュースをこの刀にかけたって事だろうよ」
「なら何でわざわざジュースをかけたって話になるな」
金メッキを洗い流す程ジュースを使ったとなると相当な数を消費しただろうな。犯人め、許さん。
「まあ今話してても分かるわきゃねーだろうし他を探そうぜ」
「…そうだね」
そして俺は危機感を覚え愛用のジュースの箱に向かった。箱を開けてみると。
「はぁ!?」
「うおおお!?って何だよ砂糖!」
「……!?どうしたの砂糖君!」
「きゃああ!ど、どうしたんですか砂糖さん!?」
俺の思わぬ叫びに三人を驚かせてしまったが俺はこの衝撃に開いた口が塞がらなかった。
「…ない……」
「あ?ない?」
「何がないんですか?」
「この箱に入っている沢山のジュースがほぼ無くなってる!」
「はあ?お前の飲みすぎとかじゃねーの?」
「そんなことはない!」
「やけに断言するね…」
当たり前だ!俺しかほぼ飲まないので個数とかはちゃんと把握している。それに倉庫とかにあるものは3日毎に補充されている。
これはこの前このジュースがなくなるとどうなるんだとモノクマに聞いたら答えてくれた事だ。
そして今日は二日目だから補充はまだされない!なのに後数本しかないのはどういう事だよ!?
「…許すまじ!誰だこの野郎!」
「まるで修羅だな」
俺はこのジュースを大量に消費した犯人も必ず見つけようと思った。
そして俺はそう言えばと思いだしアリバイを二人に聞いた。しかし二人ともその時間は寝ていたと言い今のところ全員寝ている事になっている。
その後倉庫に手がかりを探したが目ぼしいものはなく次に俺達二人は瀬戸内達と別れ保健室に向かった。
ーーー保健室ーーー
保健室に入ると見張りの熱宮と保健室のベットにだらけながら座っている鷹倉。木枯と嶋野は顔色悪く座り込んでいる。
そして桃瀬が検死をしてくれている。その近くに百澤が棚の薬品等を調べている。
俺はまず具合の悪い木枯、嶋野に近付いた。
「よお二人とも」
「あ…シュガーか~どもどもー」
「砂糖君、捜査は順調?」
「まあボチボチかな…お前ら無理するなよ?」
いつも元気な嶋野も流石に現状に参ってるな。二人を心配するが木枯から大丈夫だと言われたのでこれ以上何も言えないな。
一応二人にもアリバイを聞いてみると嶋野は寝ていたとの事だが木枯からは有力な情報が聞けた。
「私は夜中の1時位かな?それぐらいの時間に喉が渇いちゃって何か飲みたいと思ったんだけど食堂はロックされるから倉庫に飲み物を取りに行ったんだよ。それで倉庫に入ると…妻夫木さんが居たんだ」
「え!?妻夫木まで居たのか?」
「うん、私に気付くと凄く慌てちゃってた。何故か知らないんだけど妻夫木さん倉庫の金色の刀を触ってたし」
「あの金メッキのやつか…しかしあいつ俺と倉庫に会ったときも慌ててたけど何してたんだ?」
「ふさいちゃんも喉が渇いてとかじゃないの?刀は夜だし光ってたから興味持ったとか?」
「…妻夫木さんは夫妻ちゃんになるんだね……」
龍野が思わず突っ込んだ。俺もまさかそんなあだ名で呼んでいたとは思わず驚いたよ。
「それで妻夫木さんに何してるのって聞いたらちょっと倉庫に欲しいものが合ったから来たって言ってて見つかったのって聞いたら残念だけど無かったって言って直ぐに出ていったんだ…あそこで引き留めてたりしたら妻夫木さんは殺されずに済んだのかな?」
「いや木枯のせいじゃないぞ。だから気に病むことはない」
「…うん、誰がそこで妻夫木さんと会っても予想できる事じゃないしさ」
「そうそう!ナエトンのせいなんかじゃないから!」
「………皆ありがとう」
多少は木枯の表情は柔らかくなった。
コトダマゲット!《木枯の証言》
嶋野と木枯に礼を言い次に棚を調べてる百澤に話し掛けた。
「百澤、何かあったか?」
「やあ砂糖君、龍野君。一応毒薬とか調べてるけど無くなってはないね。でも保健室の棚から一つだけ無くなってる物があったよ」
「それってなんだ?」
毒薬は無くなってないがあるものは無くなってる?一体何なんだろう。
「まあ事件に関わりあるわけないだろうけど保健室の奥の隅にある棚の中身は知ってるよね?」
「……ああ、あのあれか」
「…うん、あれだね」
俺達は保健室の奥の隅にある棚の中身を見て顔を渋らせる。あそこにあるものは所謂避妊道具やら大人のおもちゃやらと保健室に置いて良いものではない物が入っている。
「あそこも一応調べたんだ。そしたらロー⚪ーが無くなってるんだよ」
「⚪ーターが?一つだけか?」
「うん、僕は棚の中にある物をちゃんと一つ一つメモしてるから間違えようがないよ。それに僕は棚の中を調べるのを一日に朝昼夜と確認してるから昨日の夜時間ギリギリの時はまだあったし」
「それから夜時間以降に無くなったって事か…」
コトダマゲット!《無くなったロー⚪ー》
コトダマゲット!《百澤の証言》
事件に関係あるか分からないが一応頭の隅には置いておこう。案外瀬戸内辺りがふざけて持ち去ったとかかも知れないが。
次に俺達は百澤に礼を言い見張りの熱宮と鷹倉に近付いた。
「二人とも、見張りお疲れさん」
「…ありがとうね」
「そんな重労働でもないし良いさ。それに捜査とかの方が私は向いてないしね」
「ただ見張ってるだけとかマジ楽ー」
鷹倉はいつも通りのテンションに戻っていた。購買で死体発見した時は流石の鷹倉でも焦っていたが。
そう言えば何で鷹倉は購買に居たんだろう?聞いてみるか。
「なあ鷹倉、何で朝から食堂じゃなくて購買に行ったんだ?」
「あー…やっぱ疑う感じだよなー。でも俺はただ珍しくいつもより早くに目覚めたから気晴らしに散歩してただけだ。んで購買の扉が開けっぱだったから何となく見てみたらあの有り様だったってわけ」
「そうか……ん?なあ鷹倉、お前今日は白シャツじゃないんだな」
見てみると鷹倉はいつも着ている働いたら負けだって書かれてる白シャツじゃなく今は黒色のシャツを着ていた。
「…洗濯忘れ……今洗濯なう…白シャツあれしかないし一張羅なんだけどなー」
「そ、そうか」
単純に洗うの忘れてたからって事か。まあ自分の部屋には何着か着替えあるしな。
でもあれは一張羅って言うのか?まあヴィクトの顔出し配信では必ずあの服着てたしお気にいりなんだろうな。
「気になるんなら後でランドリールーム行ってみりゃ良い。まだ洗濯中だし…」
「そんな事で嘘ついてるなんて疑わねーよ」
「…でも一応確認してみよう砂糖君?」
龍野は慎重だなー。まあ一応確認だけはしとくか。そしてその後ランドリールームに行って確認しに行くと鷹倉の言った通り白シャツが洗濯中だった。
コトダマゲット!《鷹倉の証言》
そして俺達は検死をしている桃瀬に近付いた。
「桃瀬、検死の進みってやつはどうだ?」
「あァ、今終わったとこだァ。とりあえずはあのモノクマファイルってやつァ間違ってねェーよォ」
「そっか、桃瀬君、ありがとうね」
「ンな事は気にすんなァ!俺しか出来ねェ事だしなァ」
「それでも感謝してるよ。それと他に気付きとかはあった?」
龍野が聞くと桃瀬はそう言えばと語りだした。
「あァ、妻夫木の絞殺痕を調べたがァ吉川線があったぞォ」
「よ、吉川線?なんだそりゃ」
「ンだ砂糖ォ、知らねェのかァ。吉川線ってのはなァ?簡単にいャァひっかき痕ってやつで絞殺や扼殺されっとォ被害者が抵抗して解こうと自分の首ャ皮膚とかに爪ェ立ててひっかいた痕ってこったァ。妻夫木の爪にもひっかいた痕の血や皮膚の断片、首にャァひっかいた痕があったぞォ」
コトダマゲット!《吉川線》
「それとよォ、妻夫木の首を絞めたもんがよォ」
「ん?それがどうしたんだ?」
「やけに細ェもんで首ィ絞めやがってるゥ」
「…と言うことはロープとかじゃ無さそうって事?」
「おゥ、もっと細いもんを使って殺しやがったァっつう事だァ」
コトダマゲット!《首を絞めた痕》
「おォ、それとよォ、妻夫木の手に紙切れが握られてたんだよなァ」
「紙切れ?」
「おォ、元々妻夫木が握り締めてただろう紙を無理矢理奪い取ったンだろうがァ、死後硬直してたから全部は取れなかったンだろうなァ」
「その紙切れはなんて書かれてるか分かるか?」
「いやァ、死後硬直はまだ解けてねェから残った紙切れも取れずで分からねェ」
「あーマジかー…」
なんて書かれてたか気になるな。取れないんじゃ仕方ないか。
コトダマゲット!《握り締めている紙切れ》
検死をしてくれた桃瀬に礼を言い、その後アリバイを聞いてないやつに聞いてみるも皆寝ていたとの事だった。
俺達は保健室を後にし次に妻夫木とシャルの個室に向かった。
個室に向かうとそこに沢風、和良井の二人が妻夫木の部屋の前に居た。
「なんや砂糖に龍野かいな。お前らも来たんか」
「まあな、そう言う和良井もなのか?」
「そや!被害者の部屋調べるんも大事やろ!」
「でも提案は俺がしたんだけどね!和良井は寂しいからってついてきたんだよ!」
「沢風先輩~!!?それは言わん約束やろー!」
寂しがりの和良井は放っておいて部屋には鍵が掛かってるしな。どうするか。
「おーい!モノクマ!」
「何々沢風く~ん!呼んだ?」
沢風がモノクマを呼ぶと直ぐ様モノクマがやって来た。
「妻夫木さんとシャルの部屋を捜査したいんだけど良いかな?」
「捜査なら仕方ないな~特別に鍵を開けてあげるけど下着泥棒とかは止めてね?龍野君!」
「…ええ!?な、ななな何で僕なんだよぉ!?」
「だってこの中でムッツリスケベそうなの龍野君だけじゃん」
「あ、確かにな」
思わずモノクマの意見に同調すると龍野が顔を赤くしながら俺に詰め寄ってきた。
やべ、口が滑った…。
「さ、砂糖君!君もそう思ってたの?違うからね?それと下着も盗まないし!興味ないし!」
「ちょちょっと落ち着け!」
「いやいや!龍野お前それはないやろ!男なら女の下着は興味津々やろがい!なあ沢風ぇ!」
「……ごめん、それは変態だね」
「沢風先輩~!!?」
「……ボクがいつの間にか空気じゃないか…まあ捜査頑張ってね」
思わぬ騒動に時間を取られたが俺達は妻夫木の部屋に入った。
妻夫木の部屋を調べてみるが特に怪しいものや気になるものもない。ただ一つ和良井が発見したのが力強く破かれたメモ帳があったことだ。
このメモ帳は皆の部屋に置いてあるやつだな。
文字も余程力強く書いたのかうっすら後があるが読めるまでには至らなかった。
コトダマゲット!《破かれたメモ帳》
そして次にシャルの部屋にも行くが何も見つからず部屋を出た。
しかしシャルの部屋を調べているときに沢風からこんな事を聞いた。
「実は昨日パーティーの飾りつけを自室でもやってたんだけど材料が無くなっちゃってね、倉庫に材料を取りに行ったんだ」
「お前、夜時間は出ないようにしたんじゃなかったっけか?」
「俺も分かってたんだけどパーティーが楽しみ過ぎて眠れなくて飾りつけしてたんだ」
意外と子供っぽい所があるんだな沢風の奴。
「それで倉庫まで取りに行って戻ってる途中で別館に続く廊下で妻夫木を見たんだよ」
「え!?それって何時頃だったんだ?」
「ええっと…1時半だったかな。あの時は夜中で暗かったしうっすら見えたぐらいだから気のせいかなって思ってそのまま部屋に戻っちゃったんだけど…あそこで呼び止めていたら妻夫木は…」
「…自分を攻めちゃいけないよ?」
龍野の励ましを受けるが沢風の悔やみは収まらなかった。俺も絶対に悔やむしな。
コトダマゲット!《沢風の証言》
その後沢風は部屋に戻り事件の時間位まで飾りつけをして寝て和良井は事件の時間寝ていたとの事だった。
俺達は二人と別れ次に龍野の提案でトラッシュルームに向かった。
ーーートラッシュルームーーー
入ると熱気が一気に俺達を襲ってくる。全身の体温が急激に上がっていくのが分かるぐらい暑い。
しかしその暑い場所に何事もなく涼しげに居たのは藤と猫屋敷だった。
藤は着物で猫屋敷はダボダボの服着て暑そうなのに意に介してないな。
「や~御二人とも~ここは暑くてたまらないね~」
「…そうは見えないけどね。猫屋敷君も藤さんも汗一滴もかいてないじゃないか」
「藤とか見てるだけで暑い着物なのに平気なのかよ?」
「これ位で汗かいてたら折り紙折れなくなるじゃないの、当然でしょ?」
そ、そうなのか?それとこれとは別だと思うがあまり深く突っ込まないようにしとくか。
とりあえず焼却炉を調べてみようと近付く。
「ひー!あっついな!」
「…そうだね、早く出ないと脱水症になるかもだね」
兎に角早く調べて早く出ようと焼却炉を覗く。しかし稼働してなくてもここまで暑いのは何でだよ。
周りの機械が音鳴ってるから周りの機械のせいか?
「…あ、手前に紙があるよ!」
「あ~ホントだね~」
猫屋敷がひょいっと投げ入れ方が雑だったのかそこまで燃えずに残っていた紙を取った。
覗き見てみると文字が書いていた。
「ええっと~『……すす…殿…夜… 2時… 保健…て 相談した……事…ある 一人…来て…………妻夫…より』だって~燃えちゃって読めるところはこれ位かな~」
コトダマゲット!《焼けた紙切れ》
これは重要な事だな。ただ肝心の誰に送ったかと誰が書いたかの所は読めないな。それに最後の方は強引に引きちぎられた感じだな。
「重要そうだけど何にもわかんねーな」
「ん~そだね~」
「…藤さん?どうしたの焼却炉にまだ何かある?」
見ると藤は焼却炉のある一点を見つめていた。龍野に返事は返さず指を指して示す。
その先には燃えてはいるが結構残っている布があった。しかし気になるのはその布にベットリと赤い…血が付いている事だろう。
龍野も気付き素早くその布を取ると焼け爛れているが何か細い布だった。元は白色の布だったろうがベットリと血が付着していることから血を拭き取ったと見て良いだろう。
「…これって購買前の血を拭いた後?」
龍野の言葉でそう言えばと思い出した。購買の前に確かに血を拭った後があったな。
コトダマゲット!《燃やされた血の付着した布》
「ん~?布の近くにまだ何かあるね~」
「お前、熱くねーのかよ」
「ん~割かし平気だよ~そこまで熱くないよ~」
猫屋敷がそう言いながらそれを取ると俺達に見せてきた。それはピンク色の何かなのだが焼け爛れて何かまでは分からなかった。
もしかして…ロー⚪ーかこれ!?いやまさかな…。これがこんなとこに何であるんだって話だろ。
コトダマゲット!《焼け爛れたピンク色の物》
そして俺は何となしに焼却炉の中を見ていたら見つけた。
「あああ!?」
思わず大きな声を上げてしまい周りの三人を驚かせてしまった。
「イヤァ!…………いきなり叫ばないでくれる?耳障り」
藤からはキツい視線と言葉を貰った。
「ど、どうしたの砂糖君?」
「いきなりすまねえ。焼却炉の中に俺の好きなジュースの残骸があったからよ」
焼却炉の中には燃えて残骸になっている倉庫のジュースがあった。
この缶ジュースは燃えにくい性質との事で完全に燃えるまで半日掛かると俺が初めて燃やすときにモノクマから言われたからこの缶ジュースを焼却炉に投げ入れてまだそんなに時間はたってなさそうだな。
コトダマゲット!《缶ジュースの残骸》
「ああ。あの甘ったらしい飲み物ね。あんなの飲んでるのなんて貴方しか居ないわよね?なら貴方が捨てたものでしょ?」
「いや、俺は昨日は朝捨てたっきりでそれからはこの缶は捨ててねえぞ」
「…なら一体誰が?」
「それは学級裁判とやらで~謎を明かそうか~」
それもそうだと思いこの事を頭に残し次にアリバイを聞くが二人とも夜時間のアナウンスよりも先に寝たとの事だ。
これで全員のアリバイを聞いたがどれも証人とかはいない感じだな。
コトダマゲット!《事件時刻のアリバイ》
するとここで突然アナウンスが鳴った。モニターからはモノクマ、モノソノがニタニタと嫌な笑みを浮かべていた。
『初めては緊張するよね?初めて尽くしで何が何やらのオマエラにも時間が来ました!"学級裁判"を始めるよ!オマエラ!今から5分以内に別館の開かずの赤い扉まで集合お願いしまーす!』
『それとですが来なかったり遅れたりしたら問答無用で"オシオキ"の対象となりますからねー!』
遂に始まるのか…まだ分からない事だらけだが大丈夫だろうか。
すると藤は俺達を一瞥もせずにさっさとトラッシュルームから出ていった。
「それじゃ~僕達も行こうか~?遅れて処刑なんてされたらたまったもんじゃないし~」
「…そうだね、行こう砂糖君」
二人に促されて俺は震える足を動かして歩く。
ーーー別館、赤色の扉前ーーー
赤色の扉前まで行くと既に皆集まっていた。
「君達!時間ギリギリだぞ!?遅れてしまうとお仕置きを受けることになるからもっと早くに動かなければ!」
「泊君は一番早くに来てたしね」
「つまりビビりって事だろー」
「た、Mr.鷹倉!その言い分じゃ二番目に着いた我もビビりになるではないか!」
「……あんたはビビりでしょう」
「ふ、ふふふふ藤嬢!?俺はビビりでは断じて違うぞ!」
剣は何だかんだメンタル面弱いんだな。
「しっかし言われて来たけどこの扉開かねーしどうすりゃいいんだか」
「きっと待っていたらモノクマ達が来ますよ」
影山が言うと同時に…。
「パンパカパララーン!校長ご登場!」
「イエーイ!フー!フー!校長格好良い!!」
「御託は良いから早く始めたら?」
「んもう!鈴木崎さんはドライだねー。ならそこの扉開けといたからとっとと入って中のエレベーターに乗って!」
エレベーター?そんなのまであるのか。言われて入ると扉の中は広めのエレベーターだった。
皆が入ると扉が閉まり動き出す。
「………」
皆黙って落ちていくエレベーターに乗る。まるで絶望に堕ちていくような重苦しい空気が漂っている。
正直まだこの中に妻夫木とシャルを殺した奴が居るとは思えないが見付けるしか俺達には道はない。
だが俺達は負けない!
例えその先に待っているのが絶望でも、最悪の未来でも二人を殺した犯人を見つけてみせる!
➡次回学級裁判!
ー登場人物ー
【予備学科生徒】
【超高校級の???】
【超高校級の芸人】
【超高校級のリア充】
【超高校級のメカニック】
【超高校級の交通委員】
【超高校級の幸運】
【超高校級の放送部】
【超高校級の名探偵】
【超高校級の???】
【超高校級の氷彫刻家】
【超高校級のゲーマー】
【超高校級の僧】
【超高校級のモブ】
【超高校級のネット配信者】
【超高校級の折り紙講師】
【超高校級の保険委員】
生存者 17人
次はドキドキの学級裁判ですね
果たして犯人は誰だぁ!え?バレてないよね?