よろしくお願いします!
第二章 (非)日常編1
ーーー学級裁判後、深夜ーーー
【???の部屋】
「……おいモノクマ…見てるんだろ?さっさと出てこい」
「おやおや?ボクをご指名とは珍しいね。どうしたの?」
「あれは一体どう言うことだ?」
「あれ?あれってどれさ?それさほいさあれさっさ?」
「とぼけるなよ!お前が用意した動機動画の事だ!あの動画のあれはどういう事か……お前が意図的にした事だろ?」
「…………うぷ、うぷぷぷぷぷぷ、うぷぷぷ」
「何が可笑しい…」
「いや、君の動機動画は綺麗に映しちゃうと…ねえ?
まあ時期に分かることだよ。それまでお預け」
「あ、おい!勝手に消えるな!!…………くそ、何なんだっ!!」
ーーー【???】ーーー
「モノソノ…」
「気付かれましたか…ご機嫌麗しゅう裏切り者さん」
「…………」
「うん、君が直々に用意してくれた動機動画は多いに役立ったよ。
この調子で存分に裏でこっそりとミナサンを絶望に叩き落としてください…ではまた明日……」
「…………」
それぞれの思惑は絡み合い、縺れ合い、より複雑になっていく。その渦中に巻き込まれた超高校級の生徒はまた救いが見えない渦に巻き込まれていく。
そしてまた朝を迎えていく。
第二章
【愉快犯が愉快に嗤うその時舞い踊る蜂秘密主義なり】
寝付きが最悪な朝を迎え支度をし時間より少々早く食堂に入り朝の挨拶を皆にする。
「おはよう…」
「砂糖君おはよう」
「よう砂糖、はよーごぜーます」
「やあおはよう。昨日は眠れたかい…なんて聞く方が野暮だよね…」
「別に大丈夫だぞ沢風」
「…お、おう砂糖、おはよーさん」
返ってきたのは既に食堂に来ていた百澤、瀬戸内、沢風だ。しかし和良井は俺を見ると一瞬体を震わせながら恐る恐るといった感じで挨拶を返してきた。
やっぱり昨日の事でショックを引きずってる様だな。
「厨房には龍野達居んのか?」
「ああ、龍野と桃瀬…それと影山と嶋野と藤が居るよ。影山と嶋野は泊達が居ないし負担を減らすためにって、藤は自分の分を作るってさ」
「藤は本格的に俺達と別に行動するってさ。今は団結すっことが大事だろーにあの女は全くよぉ」
「そ、それはしゃあないやろ。なんせ裏切り者が居るんやからな。俺かて昨日の今日で疑い深くなるわ」
裏切り者…モノソノからの情報だが確証もない。
だが藤は早々に裏切り者は居ると断定し俺達から離れるらしいな。
なんとか説得出来ないか悩むな。瀬戸内の言う通り今は団結してここから脱出する事が先決だしな。
「おはよう」
「いやー皆おはよう」
「あ、おはよう…」
俺の少し後に食堂に来たのは鈴木崎と百澤に木枯だ。
木枯は顔色が悪く俯きながら皆に挨拶をしている。やはり木枯も昨日の事で気分悪いのだろう。
その後次々と皆がやって来るが一様に顔色は暗く声も沈んでいた。
剣は素の状態から戻っていた。しかし表情はどこか真剣味を帯びていた。
だが時間から遅れて来た猫屋敷と鷹倉の二人はいつもと同じ様子で来た。
「ん~、まだ寝てたいんだけどね~」
「……ねみーだりぃ朝って何で毎日来んの?」
この二人はマイペースにも程があるだろ…。
「お前らは昨日あんな事があったのに呑気過ぎるやろ?」
「でもさ~落ち込んでても何も始まらないよ~?」
「う、確かにそうやけども…」
「……ああ、そうか。なんか足んないなって思ってたけどあの毎回口煩い真面目君が居ねーのか」
鷹倉の言葉に俺達は全員黙り空気は地獄のようになった。だが確かに言う通り泊が居た時は遅れてくる二人に毎朝注意をしていてくれた。
その泊が居なくなり寂しさが襲ってくる…と思っていると厨房から龍野達がやって来た。
「あ、砂糖君おはよう」
「おうおはよう」
「グッドモーニングゥゥゥ!シュガー!!」
ハイテンションで挨拶され嶋野に挨拶を返す。見てみると少し表情に陰りが伺えた。
無理に元気に振る舞っているんだな。
すると藤は自身の分の朝食をトレーに乗せ食堂から出ていこうとしていた。
「おい藤、何処に行こうとしてんだよ?」
「見てわかんない?自分の部屋で食べるのよ。私はお気楽にあなた達と共にするなんて事をして殺されたくはないしね」
「藤、それは言い過ぎだと思うんだけど?」
「何よ、リア充君は昨日あんな事があったのにも関わらずどうしてそんな事が言えるの?頭にお花畑咲いているのかしら?」
前にも増して疑い深くなってるな…だがここで諦めちゃまた同じ惨劇が繰り返されるかもだしな。
「だけど一人で行動してっと危ないだろ?俺達と居て協力してこれからどうするかを話し合おうぜ?」
「話し合う?そんなの無駄でしょう?」
「無駄って…そんな事やってみなくちゃ分からないだろ!?」
「分かるわよ、大体探索するにしても全部調べ尽くしたじゃない。これから何を話し合えって言うの?」
「それは……」
言葉が出てこない。するといきなり俺と藤の間からモノクマが飛び出してきた。
「イヤッホー!オマエラ良い朝日拝めたかい?
あ、ここには朝日なんて無かったね!そんな事よりお知らせでーす!」
「はぁ、朝から汚物を見ることになるなんて最悪な気分ね」
「ちょっと藤さん!?一発目からキツいね!?」
「さっさと本題入りなよ…」
「鈴木崎さんも酷い!」
「どうせ下らねー事だろォ」
「いやいや!大事なお知らせだよぉ!!何でそんな乗り気じゃないのさ!?」
「当然やろ、お前ら殺人野郎からの知らせなんてろくなもんやないやろ」
それを聞いてモノクマは嫌な笑みを浮かべてきた。ウザいしムカつくな。
「うぷぷ。何を言ってるの~、殺人野郎は泊君だけじゃない?」
「な!お前らのせいだろ!泊は悪くないっ!」
「いい加減認めようよ沢風くん~」
「煩い!」
苛つきながらモノクマに言うがモノクマはのらりくらりと沢風の神経を逆撫でながら躱す。
「飽きてきたしもう良い?」
「何が飽きてきただ!お前らはそう言って」
「あーはいはい!!もう良いからさ!説明は教頭やっといてね」
「はいかしこまりました!」
いつのまにかモノソノが来ていて説明を始める。モノクマは沢風を煽り飽きたのかさっさと消えていった。
俺もムカついているが噛み付いた所で俺も煽られて終わりだったろうな。
「こほん。えーキミタチは知っての通り昨日命懸けの学級裁判を乗り越えた!
その事を評価し新たにこの館と別館の二階を解放した!自由にコロシアイに役立ててくれたまえ!それでは!」
伝えたい事を伝え終わりモノソノは消えていった。
後に残された俺達は沈黙した。すると藤は俺を一瞥し素早く去っていった。
「…砂糖君、今は藤さんは放っておこうか。とりあえず朝食を食べてモノソノが言っていた二階に早く行こう」
「ああ…」
その日の朝食は龍野達が丹精込めて作ってくれたさっぱりパスタとサラダだ。
美味しく食べて食器を片付け俺達はそれぞれグループに分かれて探索をする事にした。
俺は猫屋敷と鈴木崎と先に二階に行ったであろう藤を探して一緒に探索をする事にした。
藤を一人には出来ないしな。
他の奴等は龍野、沢風、熱宮。瀬戸内、嶋野、剣。木枯、桃瀬、鷹倉。和良井、影山、百澤となった。
ーーー二階ーーー
二階に上がるとまず目についたのは右側には図書室、左側には技術室。
先ずは図書室に入る事にした。
ーーー図書室ーーー
図書室に入ると広い空間にところ狭しと棚に本が置かれている。
一般的な図書室より数倍広く図書室と言うよりは図書館と言った方が正しそうだな。
「ん~藤さんは居なさそうだね~」
「まあ時期に見付かるよ」
「そうだな。今は何か怪しいもんが無いかざっと調べるか」
先ずは近くにある本を手に取る。
それは俺達の先輩にあたる超高校級の絵本作家、
超高校級の発明家、
「うおお…スゲーなこれ。この棚全部希望ヶ峰学園に居る先輩達が出したやつか」
「ん~沢山だね~…んん~?ねえ鈴木崎さん~君も本出してたの~?」
「え?」
猫屋敷が手に持っている本を見るとそこにはメカについての本が書かれている物だった。
著者を見てみるとそこには超高校級のメカニック 鈴木崎 美佳子と書いてあった。
鈴木崎を見てみると不思議そうな顔で傾げていた。
「いやそれ知らない…」
「知らない?でも著者に鈴木崎の名前書いてあっぞ」
「いやでもそんな本出した覚えないし…それに私が本を出したってのも信じられないんだけど」
「ん~?どういう事だろうね~…おやおや~?ちょっと二人ともこれ見てみてよ~」
差し出された本を見るとそこには和良井のお笑い本や嶋野の放送に関する本。
剣の今までの事件解決の本や百澤のゲーム本、藤の折り紙の本等々他の奴等の本も見付かった。
「あいつらも出してたってのか?でも…藤が本を出してるなんて変だな」
「変って何が?」
「藤は大会には自身の作品を出さないのは当たり前でメディア露出もしない奴でひっそりと小さな教室で講師をしてるって奴だから本を出すなんて事するなんて変なんだよ」
「流石~詳しいね~」
そういった関係の物は一切触れないでいて本人も意志が固そうなのにその藤が本を出すなんて考えられないな…。
「その本、いつ出たやつだ?」
「それがさ~そこの部分は消されてるんだよね~」
「あいつらの仕業か」
「だろうね~」
あいつらが消したって事はこの状況と何か関係があんのか?
とりあえず今はこの事は後で他の奴等にも聞いてみるか。
他の本棚も見てみたが一般の図書室にあるような本ばかりがあった。
しかし段々奥の方に向かっていくにつれて不穏な犯罪の本や殺人事件の本等出てくるようになった。
「あの野郎共め、殺し合いに利用できそうなもんを沢山置きやがって…こんなの燃やしてやろうぜ」
「そんな事言ってると毒薬の時みたいに校則が増えるんじゃない?」
「あ~確かにあいつらは~すぐにやりそうだね~」
ぐっ…なら燃やすのは止めておこう。あいつらも出てくるかもだしな。
それからも俺達は時間はあるのでゆっくりと棚の本を調べる事にした。
その間二人と話をした。
ーーー猫屋敷との交流イベントーーー
猫屋敷を見ると棚の犬と猫の本を熱心に見ていた。
「動物好きなのか?」
話し掛けると猫屋敷はゆらゆら揺れながら俺の方を向く。
「にゃ~ははは。好きだよ~。
それに自分の名前にも付いてるからわんわんと~にゃんにゃんは~特に大好きだね~。
家にもたっくさんの~わんわんと~にゃんにゃん居るしい~」
「お前犬と猫の事そんな呼び方してんのかよ」
「おやや~お恥ずかしい~外では気を付けてたんだけどな~好きな事だし気が抜けちゃってたよ~」
「まあ好きな事になるとそうなんのは分かるぞ。それに俺んちも犬飼ってるしな」
突然猫屋敷の目が見開きギラついてきた。な、なんだ!?いきなりどうしたんだ!?
「ええ~!砂糖君もわんわん居るの~!?
ど、どんな犬種~?歳は~?名前は~?可愛い~?格好良い~?大好き~?」
分かりやすく興奮し出した猫屋敷にいきなりの事で圧される。
「ちょ、ちょっと落ち着けって!ええっとな…。
ブリアードって犬種でな。真っ黒だからブラックって名前だ!格好良いだろ!
一歳になる人見知りで警戒心が強いんだけどな、俺や家族には足元にすり寄ってくる所が可愛いんだよ!」
「お~な~るな~るほど~!それは是非会ってみたいね~いつか俺んちのわんわんにゃんにゃん達と遊ばせようよ~!」
「お!そりゃあ良いな!始めの内はあんまり馴染めないと思うけどブラックならあっという間に仲良くなるだろうさ!」
「…一気に距離近くなった」
いやーまさか猫屋敷がこんなに熱い奴だとはな!これはここから脱出する理由がまた一つ出来たな。
ーーー猫屋敷と親密度が1上がったーーー
ーーー鈴木崎との交流イベントーーー
ふと鈴木崎を見ると手に先程見付けた鈴木崎の本を持っていた。
「なあ鈴木崎、何でその本持ってんだ?」
「こんな恥ずかしい物私が管理して誰にも読ませないようにしないと…」
そう言って頬を赤らめる鈴木崎。
「でもそれ書いた覚えないんだろ?ならモノクマのでっち上げた偽本じゃねーか?」
俺の言葉を聞くと鈴木崎は首を横に振り本を指差す。
「読んでみたけどここに書いてある内容やらは私の経験やら知識が詰め込まれてる。私だけが知ってる事も書かれてたしこれは私が出した本…らしい」
「でも~覚えは無いんだよね~?」
「うん。第一私が本を出すなんてあり得ない事なんだけどね…はずいし」
「そんな恥ずかしがる事書かれてんのか?」
「砂糖…デリカシーない」
「なっ!?」
鈴木崎は顔を背け俺から視線を外す。完全に拗ねたよこいつ。何でだよ!
まあ鈴木崎は照れ屋って事か。また一つこいつらの事を知れたな。
ーーー鈴木崎と親密度が1上がったーーー
図書室の一番奥に着くと本棚と本棚の間に扉があったが何でこんな所に扉?
俺は不思議に思いながらドアノブを手に取り回す。するとあっさり回り扉が開く。
中に入ってみるとそこは小さい書庫だった。本棚も扉を除く3方向にしかなく本もまばらに乱雑に置かれている。
ここはそんなに手入れをされていないのだろう、埃が気になるな。
そして書庫には一人藤が居た。藤はこちらを一瞥してため息を吐いてからすぐに手に持っていた本に視線を戻した。
ーーー藤との交流イベントーーー
「おい藤、勝手に一人だけで行動すんなよ」
「どこで何しようが私の勝手でしょ?」
憮然とした態度で返してくる藤。
「でもこんな場所に一人で居るってのは危険だろ。なら複数人で調べれば早く終わるし安全だろ?」
「そうかしら?」
「え?」
「もうここには安全な場所なんてありはしないわ。既に事件は起きたの…なら次からはもっと簡単に誰かが殺す」
「そ、そんな事起きない!」
「あら何でそんな事分かるのかしら?私から見たら全員敵よ。信用も信頼もしない。自己責任なんだし勝手にしても良いじゃない」
取りつく島もない…なら仕方ないな。
「…なら俺は藤に着いていくぞ?それも俺の勝手だろ?文句言われても今日の探索は一緒にするぞ」
藤は驚き目を見開いていた、だがすぐにいつもの表情に戻りため息を吐いた。
「貴方って意外と積極的なのね。てっきり呆れて去っていくと思ったのに……はあ。なら好きにすれば良いじゃない。
追い払うのに無駄な体力を使いたくないし」
どうやら諦めてくれたようだな。いつかは藤を説得して協力して脱出出来るようにしたいな。
ーーー藤と親密度が1上がったーーー
「所でさっきから何読んでんだ?」
「これ?…希望ヶ峰学園極秘レポートよ」
「そんなのまであるんだね」
「いや~モノクマ達は~本当に何者何だろうね~こんなに希望ヶ峰学園の本を集めれたり出来るなんて~」
確かに書庫にある本をざっと見た所明らかに極秘な本ばかり置いている。
あいつらはどうやってこんなに入手したんだ?
「あなた達も見てみる?興味深い事が書いてあるわよ」
藤から手渡された本を見る。そこには希望ヶ峰学園がスカウトした才能についてのレポートが書かれていて例えば有名な超高校級の殺人鬼であるジェノサイダー翔の事が書かれていたりする。
レポートを読んでいるとそこには気になる所があった。
《自らの手を汚さない犯罪者》
こんな見出しで書かれていた。それはここ最近俺もニュースで見た殺人事件やテロ、様々な事件を裏で引き起こした帳本人が実は高校生で超高校級としてスカウトしたとあった。
ある秘密なルートで調べあげたらしくそいつは【超高校級の愉快犯】としてスカウトしたとの事。
主に第三者を唆し誑かして行動を操作したり相手の心理を利用して欲望を加速させたり等をして事件を起こさせる。
事件を起こした者の話を聞いてみるがその者の顔や性別さえも覚えておらずただ誑かされた言葉だけを覚えているだけなので警察は手掛りを掴めないでいた。
読んでいると分かった事がこの【超高校級の愉快犯】は俺達と同じ年に入学予定と書かれていた。つまりこいつは俺達と同じ学年なのか。
「ほら、興味深いでしょう?それに超高校級の事が好きって言っていた貴方なら気付いたんじゃないかしら?」
「なんの事だよ…」
藤は全てお見通しだと言うように自信満々に俺の耳元に顔を寄せ猫屋敷と鈴木崎に聞こえないよう呟いた。
「才能を言っていない者が二人居る現状に私達と同じ年に入学した【超高校級の愉快犯】…これをどう貴方は見るの?」
俺はその言葉を聞きあの二人を思い浮かべた。
「それは…」
「ふふ、その顔は気付いてるって顔ね」
藤は妖しく嗤いながら顔を離す。聞こえなかった二人は不思議そうに俺達を見ている。
「おやや~太郎氏それは羨ましき事だね~」
「あんたそんな弄る奴だったんだね」
「俺を何だと思ってたのさ~鈴木崎さ~ん~」
二人の言葉も今の俺には届かない、猫屋敷もまさか自分の事を話題に出されているとは思ってないだろうな。
…そして……俺は龍野の事も思い浮かべていた。
(まさか猫屋敷かあいつが【超高校級の愉快犯】…?そんな嘘だろ?……ん?)
頭に疑問が沢山浮かんでいるとふと俺の目に入ったのは目の前に無造作に置かれている本の山の一番上に置いてある新聞だった。
何の気なしに手に取り読んでみた。
そこには大きく《惨殺事件、その者高校生との噂も!?》という見出しで書いてあった。
そいつは俺も知っている。
二年ほど前から話題になり始めた子供も大人も老人も、老若男女問わず残酷に残忍に冷酷に殺す殺人鬼。
事件の犯人の手掛りは一切掴めず迷宮入りをしている。噂では高校生だと言われていたな。まあ今は関係無いか。
俺は新聞を元合った場所に戻しレポートも棚に戻した。
「…とりあえずここの探索は止めて別の場所に行ってみるか」
「まあ結構調べたしね」
「あら、私はあなた達とは行動する気はないからって言おうとしたけど気分が変わったわ。あなた達と一緒に行ってあげるわ」
「おやや~どういう風邪の吹き回しかな~?こりは明日大嵐が来るのかな~」
「ちょっと…折り鶴のくちばしで爪と皮膚の間ぶっ刺すわよ?」
「怖い怖いね~というかグロいね~」
猫屋敷は良くおちょくれるな…。しかし先程のレポートのせいで猫屋敷の事が途端に不気味に思えてきた。
だがまだ確証もない、それに俺達は仲間なんだ…。
図書室の探索を終え俺達は反対側にある技術室に向かった。
ーーー技術室ーーー
入ってみると割と広めの教室だ。右半分側に木造の机にパソコンが置いてある。
このパソコンで外と通信できれば助けを呼んで脱出できそうだがモノクマがそんな事許さないだろうな。
既に対策しているだろう。
左半分側には俺には分からない機械が置いてある。鈴木崎なら分かるか?聞いてみよう。
「なあ鈴木崎。この機械は何なんだ?」
「ここにあるものは木材、金属加工が出来るやつだね」
「パソコンは~使えないかな~?」
「私やってみる」
鈴木崎がパソコンに近付き電源を押すと簡単に付いた。そして手慣れた手つきで操作を始めた。
流石超高校級のメカニック。パソコン操作もお手の物だな。てかキーボード打つ手が速すぎて見えねー。
「…………駄目だ。ネットに繋がってはいるし大体の事は出来るけど外に助けを呼ぼうとしたらロック掛かってて助け呼べない」
「予想通りね」
やっぱりか。でもネットには繋がってるしパソコンが使えるのはでかいぞ。
次に木材、金属加工が出来る機械に近付いた。木材加工のやつは木を真っ直ぐに削ったり出来て金属加工にはドリルが付いていたりと加工機械が種類沢山所狭しと置いてある。
あまり詳しくないし今は脱出に使えなさそうだし必要になったら鈴木崎にでも聞いてみよう。
一通り調べ俺達は技術室を後にした。
廊下に出て先に進むと一階と同じような空き教室を四つ見付けた。一つ目の教室に入ると影山が何故か一人で机を一つ一つ調べていた。
「ん~ここにはまだ誰も居ないし何も無さそうだね~」
「一階と同じっぽい」
「なら早く次に行きましょう」
「え!?」
三人からの言葉に俺は驚いた。まさか影山が見えてないのか?
俺の驚いた時の言葉に影山が気付きこちらを見たが気付かれてないと思ったのか悲しそうな顔をした。
俺は思わず声をかけた。
「なあ影山、何で一人で居るんだ?百澤と和良井と一緒じゃないのか?」
「え?さ、砂糖さん私の事が見えてるんですか?」
俺が声をかけると影山は大きく驚いた。他の三人も同じく驚いていた。
「あ、あれれ~?影山さん居たの~?」
「驚いたわね…全く気付かなかったわ」
「ごめん影山、気付かなくて」
「あ!いいえ大丈夫ですよ!いつもの事ですし逆に砂糖さんに気付かれた事に驚きです!」
「確かに貴方良く気付いたわね」
「いやそう言われても教室入ったときから普通に気付いたしな」
俺としては何で気付かないのか疑問に思うが初めて影山と会った時に同じような事してるしな。これが超高校級のモブとしての実力か…。
「それでどうして一人なんだ?」
「それがですね。和良井さんと百澤さんと探索をしてましてここと同じ教室を調べてたらいつの間にか御二人の姿が居なくて」
「え~影が薄いにも程があるよね~」
「あはは、いつもの事ですから慣れてますし大丈夫ですよ」
笑っているが俺には無理に笑っているようにしか見えない。
「なら俺らと一緒に探索しねーか?」
「え!?良いんですか?」
俺からの誘いを大きく驚き問いかけてきた。
「いやそんなに驚く事はないだろ。皆も良いよな?」
「大丈夫」
「ばっちぐ~」
「勝手にすれば?」
皆からは特に異論もない。
「な?だから俺達と探索でもしとこうぜ」
「あ、ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えてご一緒させて頂きますね」
こうして影山も加えて探索をする事になった。そして影山からここの空き教室を含めたここの階の空き教室は全部調べたとの事らしい。
俺達は奥の方の最後の部屋に向かうことにした。
ーーープール前ホールーーー
マップを見るとこの先には更衣室とプールがあるらしい。
二階にプールが何であるのかって疑問はあるけどあのモノクマ達の仕業だしな。
目の前には赤色の扉と青色の扉があり赤色の扉には女子のマークが青色の扉には男子のマークが書かれている。
「ほほ~更衣室は分けられてるんだね~至極残念無念なり~」
「当たり前でしょう。貴方余りふざけた事言ってると怒るわよ?」
「瀬戸内君なら喜びそうだけど俺は遠慮しときます~」
「じゃあそれぞれ男女に別れて入ってみるか」
俺は青色の扉のドアノブを捻ってみるが扉は開かなかった。
反対の女子の赤色の扉でも鈴木崎がドアノブをガチャガチャと捻っていたが開く様子はなかった。
「んだよこれ…あの熊野郎こういう故障とかは直しとけよな!」
「違うよー!!」
「おわぁ!?」
モノクマに文句を言ってたら俺の真横にいつの間にかモノクマがプンプンと口にしながら怒っていた。
いやプンプンって直接口にするもんじゃねーと思うけど。
「何だよお前いきなりはびっくりするだろ、それとこれちゃんと直しとけよな」
「だ、か、らぁ!!開け方が違うの!まずは扉の横にある機械にモノフォンを翳してロックを外す。
それから開くの。トラッシュルームと同じ感じだよ!」
そう言われて確認してみると確かに認証装置があった。すぐにモノフォンを翳してみると音が鳴りドアノブを回すと簡単に開いた。
「あ、それと男子の更衣室に女子がとか女子の更衣室に男子が入ろうとすると上にある自動マシンガンが火を噴いてオマエラの体を貫くだろうね、うぷぷぷ」
笑いながらすぐにどこかにきえやがった。
「ええ~じゃあ女子更衣室には入れないって事~?」
「当たり前、猫屋敷…いい加減にしな?」
鈴木崎がとてつもない低い声で猫屋敷を咎める。言われてない俺でも怖くて震え上がったぞ!?
当の猫屋敷は「ごめんね~」なんて気楽にしていた。
お前強いな…。
そして俺と猫屋敷は男子更衣室に入ってみた。中には着替えを入れるためのロッカー、ダンベル、ベンチプレスとかのトレーニング道具もあった。
水分補給用に小型な冷蔵庫もあり中を見るとスポーツ飲料が10本程入っていた。
壁には忌々しいモノソノのグラビア写真があったが吐き気しかないな。
「ねえねえ~あの写真トラッシュルームにぶちこんどこうよ~」
「良い提案だな」
何て言い合いながら先のプールに続く扉を開けた。
視界に広がるのは大きなプールだった。こんな巨大なプールを良く二階に設置できたなと感心するな。
ウォータースライダーやら泡の出るプールに飛び込み台まである。
「うわ、凄い」
声が聞こえた方を見ると鈴木崎達が居た。
「よう、こっちの更衣室にゃロッカーやらトレーニング道具位しかなかったけどそっちの更衣室にはなんか合ったか?」
「いえ、特にそちらの更衣室と同じような物しか置いてませんでしたよ」
「まあ壁に貼ってあったモノクマの苛つく写真には吐き気を催したけどね」
女子の方にはモノクマの写真なのか。要らん事をするなあいつらは。
「でかいね~ここのプールは~、あ!流れるプールまであるよ~」
「こんな豪華なプールを用意出来るなんてどれ程のお金がかかってるか想像できませんね」
「どうせ法に触れるような馬鹿な事をして得た金とかでしょう。じゃないとあんな奴等にお金は手に入らないわ」
藤の言う通りだな。まともな金ではないだろう。
その後広いプールを手分けして調べてみたが特に何も見付からずプールを後にした。
これでこの階は調べ尽くしたな。次は別館の方の二階だな。
俺達は別館の方に向かった。
ーーー別館、二階ーーー
二階に上がるとすぐにモノソノが立っていた。
「やあやあ!御待ちしてましたよ!ここに来たのはキミタチが最後ですね!
それではようこそ!別館二階【カラオケルーム】へ!」
高々に言い放つモノソノにいらっとくるがこらえた。
「か、カラオケルームですか?」
「そんなのまであるんだね~」
「…ねえ、からおけって何よ?」
「「「「「え?」」」」」
藤の驚きの言葉に俺達は声を揃えて声をあげた。
え?マジか?今の時代にカラオケを知らない高校生が居んのか!?
「…何よ。そんな驚く事?」
藤は頬を膨らませながら俺達を睨み付ける。
「私が説明していますね」
「ああ、頼んだ」
藤には影山がカラオケについて教えている。その間にモノソノから説明を受けた。
「良いですか?ここの階は全部カラオケルームとなってます。部屋数は20部屋。
それぞれ大きさは違うので、1号室から10号室までは小さい小部屋。11号室から19号室は大きな部屋。
20号室はパーティールームで50人以上が入っても大丈夫!な大部屋になってますので。
ドリンクバーは階段近くに設置してますので、パーティールームにはドリンクバーは中に設置しています。
料理はちゃんと部屋にある電話からコールして下さいね。私か校長が丹精込めて料理を作りますから」
「あ~はいはい~説明ご苦労~じゃあ俺達は行くわ~」
「…最近キミタチワタシの扱い酷くないかね?」
「逆に酷くならないと良く思えるね」
説明を終えた影山と藤と一緒にカラオケルームを進んだ。
まずは小部屋を調べようと入ってみた。
中は正方形で一般的なカラオケと同じ造りだ。
画面が何故か真っ暗で曲を入れるタブレットを押しても反応がない事以外は特に怪しい所もないな。その後も小部屋は全部同じだった。11から19号室も部屋が大きくなっただけで同じだ。
ドリンクバーは倉庫にあった俺のお気に入りのジュースもあり気分が上がった。
まあ周りの奴等からは引いた目で見られて不服だが。
最後にパーティールームに入るとそこには和良井と百澤が居た。
「お、砂糖達やんか」
「やっほー。探索は順調かな?」
「やっほーじゃねえだろ。お前ら影山放っといて何言ってんだよ」
「なに言ってるんや。影山ならここに……えええ!?居らへん!?」
「あ、あれ!?影山さんが行方不明になっちゃったよ!」
ええ…お前ら今の今まで気付いてなかったのかよ…影山の影の薄さは筋金入りだな。
「影山ならはぐれてた所を見付けて俺達と一緒にここに居るぞ」
「あはは…どうもお二人共」
「うわぎゃあばっちゃあ!?って影山そこに居ったんか!す、すまん!気付いてやれへんで」
「僕もごめんなさい」
「あ!別に気にしてませんから!」
「…貴女怒って良いのよ?」
藤も気付いてなかったんだけどな。まあ良いか。
「それでこのパーティールームになんか合ったか?」
「んー特に何も怪しいものはなかったよ。カラオケの機械も調べてみたけど普通だったし」
「良くそんなこと分かるね」
「良く聞いてくれたね!実は僕はゲームの次にカラオケが大好きでね!学校終わりとかよく行ってたんだよ」
へえー、そうだったのか。意外だな、だからカラオケ機器にも詳しいのか。
「あ、それとさっき見付けたんだけどパーティールームの奥の方にマル秘ルームって張り紙があった扉があったよ。僕達も今から行こうかって思ってたんだけど一緒に行く?」
マル秘ルームだって?そんなのモノソノは何も言っていなかったのに…あえて言わなかったんだな。
俺達は百澤が言ったパーティールームの奥にある隠し扉の前まで来た。
確かに張り紙があり『マル秘ルーム by黒幕でーす』と汚い特徴的な字で書かれていた。
「何があるか分からねーし先に男が入るか」
「え、俺も!?か、勘弁してくれへんかぁ!!」
「なにビビってんだよ。一応注意すら必要があるだろ?」
「和良井君はビビりだね。芸人魂見せてやろうよ」
「こ、こんな所で見せへんでもええやんか!」
ギャーギャー騒ぐ和良井を無理矢理連れてマル秘ルームに入る。
ーーーマル秘ルームーーー
入ってみるとそこには謎の巨大な機械があり数字つきスイッチも沢山あった。
とりあえず危なさそうではあったから影山達にも入ってもらったが俺達はここが何か分からずに居た。
するとモノソノがやって来た。
「ミナサンもうここを見付けられましたか。後でお教えしようかと思ってしたが良いでしょう」
「おい、ここは何なんや」
「ここはですね。この階カラオケルームの電力を全て担っている電力室ですよ。
電力消費が激しいので節約のために普段は消してるんですよ」
それで全部屋画面がつかなかったのか。
「それでこの数字と同じ部屋のスイッチを押すと電源がつくようになってます。
ですが10部屋以上にスイッチをONにされると停電しちゃうのでお気をつけて。部屋にあるクーラー一つつけるのも結構電力消費しちゃうんでそこも気をつけて下さいね」
「停電はこの部屋だけがなるの?」
「はい、そうですよ。他に何かありますか?」
「特にないわ」
「そうですか。それでは私はこの辺でお暇させて頂きます」
モノソノが去っていった後俺達は余り触らない方が良いだろうと判断し軽くマル秘電力室を見て探索を終えた。
俺達は食堂に戻った。
ーーー食堂ーーー
食堂に着くと皆は集まっていた。
「やあ、お疲れ様」
「これで全員集まったね」
そして厨房から龍野、嶋野、瀬戸内、桃瀬が昼食を作っていたらしく運んできてくれた。
「瀬戸内お前…料理出来たのか?どうせ不味いだろ」
「ええ!?あの瀬戸内君が料理を!?ゲテモノ料理?」
「いやお前ら二人グサグサと心に刺さる傷付く事ばっか言うなよ!作れちゃワリーかよ!?」
「ナイスツッコミやな、やるなあ瀬戸内」
「…るせーなぁ」
瀬戸内の衝撃の事実に驚きながら席に着くと藤が一人厨房に向かおうとしていた。
「藤、お前まさかまた厨房で自分の分だけ作りに行くのか?」
「当たり前よ。大体まだ知り合って数日の人が作った料理を口にするほど馬鹿じゃないわ。
だから話し合いも勝手にしていれば。私はいらないわ」
「おいィ、それじャァ何だァ?俺達が作った料理に毒でも入ってるって言うつもりかァ?」
「あら?分かってくれたの?理解が早いわね」
「ちょっとちょっと!!そんなもの入れてないよーー!プリンセスちゃんは疑い深いね!」
「ちょっと待って。何そのプリンセスって…私の事なの?」
「うん!そうだよ!織姫の姫だからプリンセスちゃん!」
「すぐに止めなさい」
「えええ!?なんでぇぇ!!」
藤と嶋野が言い合いを始めたがこれはフォロー出来ねえよ。藤にまであだ名で呼ぶのかよ。
藤は頑固な嶋野に疲れたのかため息をつき厨房に向かってしまった。
まあ何回も話して説得すれば一緒に食べてくれるだろう。
そして俺達は仕方なく藤を除いて探索結果の話し合いを始めた。
俺達はまずカラオケルームのマル秘電力室の事を伝えた。
「だからテレビは何も映ってなかったのか」
「ならこれで歌えんのか!」
「こんな状況で良く歌えるね」
他にも図書室の本について聞いてみたりした。
「ふむ、我はそのような本出した覚えがないぞよ」
「俺かてそないなもん出した覚えあらへんぞ」
皆からは鈴木崎と同じ返事しか返されなかった。
そして俺はあの奥の書庫にあった【超高校級の愉快犯】の事について話すか迷っていた。
(今ここで話しても混乱させるだけか…なら黙っていた方が良いか)
そもそもモノクマ達が用意した嘘かもだしな。
そして一通り話終わると百澤が手を上げた。
「皆最後にいいかな?話したい事があるんだ」
「うんいいけど何だい?」
百澤は持っていたリュックから本を取り出した。
「それは?」
「図書室の奥の書庫にあったんだけどさ。扉開けたらすぐ足元に落ちててさ、読んでみたらおかしな所があってさ」
「それって何なの?」
「…読んでもらった方が早いかな。一回読んでみてよ」
そう言われ百澤がまず近くの人に手渡した。すると読んだ人が顔を顰め不思議そうな顔をしてまた横の人に手渡した。
そして俺の番になり読んでみたらそこには驚くことに湯上と妻夫木が仲良さげに一緒に映っている写真だったり瀬戸内と百澤と猫屋敷の三人がゲームをしていたり沢風と泊がサッカーをしてたり皆がどこかの教室で集合している写真があった。
あの藤でさえも仏頂面ながら写真に映っていた。
全員が読み終わった後に待っていたのは重苦しい空気だった。
すると厨房から藤が戻ってきた。俺達を見て訝しげに見て藤から一番近くに座っていた鈴木崎に疑問を投げた。
「ちょっと何よ、どうしたのよ」
「これ読んでみたら分かるよ。百澤が書庫から持ってきた本だよ」
「何よ……なにこの写真…」
全員見覚えがないらしいがだったらこの写真は何なのだろう。
「ね、捏造だろこんなもん!」
「瀬戸内君落ち着いて、そう言っても確証がないじゃんか」
「そうは言ってもよ、こんな写真覚えがねーし俺達ゃこの前初めて会ったばっかじゃねーか!」
「そ、そうやぞ!ならモノクマ達が捏造したに決まっとるやないか!」
駄目だ…皆混乱している。だが捏造の写真なら……何で俺が映ってないんだ?
その後空気も悪い中昼食を食べ終え解散となった。
(さて、この後何をするか…)
俺は何もすることもないので皆が食べ終わった食器をたまには片付けようと龍野達を手伝った。
結構な量の皿を洗う。
「シュガー結構手際良いね、料理とか出来そうじゃない?」
「あー…まあ一応料理は出来っけど主にケーキとかばっか作ってるけどな」
「おおォ、オメェ、ンなもん作れんのかァ」
「デザートとかなら一通り作れるぞ」
「砂糖だから甘いもんはお任せってか!ガハハハ!」
「うわーギラリン寒いー」
「嶋野ひでー!」
瀬戸内の扱いが酷いのは今に始まったことじゃないだろ。
「てかシュガーって甘党って聞いてるけどそんなに酷いの?」
「んー?俺はそんな感じたことないけどな」
「いやいやいや!お前この前白飯に塩じゃなくて砂糖かけて美味い美味いって食ってた程甘党じゃねーか!」
「え"!?」
「…あー、あれは衝撃だったね」
「いやあれ俺ん中じゃ普通だしな」
小腹が空いたときに食堂で白飯あったからいつものように砂糖かけただけなのにその時居た龍野と瀬戸内からありえないものを見る目で見られたな。
「シュガー…舌と頭大丈夫?」
「いや大丈夫だから!そんな心配そうな目で見んな!」
「いやァ、正常な反応だぞォ?」
嶋野と桃瀬までもか!?
俺は分が悪いと思い話題をすぐさま変えてみた。
「そういや龍野って得意料理あんのか?」
「…得意料理?」
「お前の料理すげー美味いしさ。あの腕なら得意料理はスッゲー美味いんだろうな!」
「確かにすげーうめーな!プロ級だったな!」
「…え、そ、そうかな。えへへありがとう。得意料理ならコロッケとかカレー…あと全部始めから作るラーメンとかかな」
「凄く凝るね!?でも食べてみたいな」
俺も一回食べてみたいと思った。しかし本当にプロみたいだな。
皿洗いも今話ながら俺達の数倍早い速さで洗ってもう終わるしな。
案外こいつの才能って料理人とかなのかな?
そうこうしている内に片付けを終えた。
その後は特に何事も問題なく一日を終え、俺は寝床についた。
ーーー【???の部屋】ーーー
「…くっくっくっく、そろそろ動こうかな。
もう事件は起きた事だし…。
しかし彼には驚いたな……………これは惚れちゃうかも、なーんてね」
ーー続くーーー
ー登場人物ー
【予備学科生徒】
【超高校級の???】
【超高校級の芸人】
【超高校級のリア充】
【超高校級のメカニック】
【超高校級の幸運】
【超高校級の放送部】
【超高校級の名探偵】
【超高校級の???】
【超高校級の氷彫刻家】
【超高校級のゲーマー】
【超高校級の僧】
【超高校級のモブ】
【超高校級のネット配信者】
【超高校級の折り紙講師】
【超高校級の保険委員】
生存者 16人
お読み頂きありがとうございました!次話も頑張っていきます!