ハイパーダンガンロンパ   作:ゲップ助かります

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第二章捜査編開幕!よろしくお願いしますです!


第二章 非日常編 捜査編

そこは先程まで確かに楽しい空間であった筈だ。だが今この場には肉の焦げた嫌な臭いが充満していた。

部屋の入り口近くには瀬戸内、沢風、剣の三人が座り込んでいた。

百澤の死体を見たショックもあるだろうが違う顔色の悪さもしていた。

 

「ちょっと~!?瀬戸内達どうしたのさ~?これってどういう事なのさ~!?」

「わ、分からねえ…停電の時にいきなりバチィみたいな音が聞こえてから体を貫く痛みが襲ってきて座り込んじまったんだ。なんかが壊れた音も聞こえてよお、それで明かりが点いたら百澤が……」

 

そう言って瀬戸内は変わり果てた百澤に目を向け辛そうに顔を俯かせた。

俺はフラフラと覚束無い足取りで黒焦げになってピクリとも動かない、もう動く事のない百澤に歩を進めた。

 

「砂糖!何をしとるんじゃあ!」

「危険だっ!」

 

無意識に百澤に向かっていた俺を剣と沢風が引き止める。未だ座り込んでいて辛そうながら俺の足を掴み止めていた。

そこで俺も意識を覚醒させて言葉を絞り出した。

 

「…ぁ、なあ……これって」

「皆まで言わんでもよい……また始まるだけじゃ」

 

また…またアレが始まるのかよ?

 

「アレって学級裁判かよ?」

「そうだろうね……」

「クソッ!何でだよ…何でまたこんな事が起きんだよぉ!」

「一旦落ち着け瀬戸内!!」

 

激昂する瀬戸内を抑えようと沢風が宥めるが百澤と最も仲が良かった瀬戸内にはまだ落ち着ける様な心境じゃねえだろうな。

 

「うっせー!さっきまで生きてた奴が死んでんだぞ!?ダチが死んで落ち着ける程のメンタルは持ってねえよ!」

 

瀬戸内の慟哭に沢風がウッと息を詰まらせていた。沢風も仲の良かった泊を失ったショックを抱えているから気持ちが分かるのだろう。

かくいう俺もまだ頭の中がぐちゃぐちゃにかき乱され蝕まれている。

 

「砂糖、お主も大丈夫…ではないであろうな。すまぬ、無遠慮な言葉であった」

「い、いやそんな事ねえさ。…皆が集まるの待つか」

「そう言ってくれると助かる…」

 

その後、皆が続々とやって来る。百澤の変わり果てた姿を見て皆一様に顔を青白くさせた。

 

「ひっ!?はっちんが…何で」

「ふーん…」

「…また起こってしまったんだね」

「おィ……馬鹿野郎がァ…」

 

それぞれに辛い面持ちで現実を受け止めようとしていた。だが一人、和良井だけは違った。

 

「ま、またなんか!?どどどういう事や!」

「和良井…」

「お前ら何で百澤見殺しにしてたんや!ふざけんなや!」

「お、おい一旦落ち着けよ」

「そうだよあんた。瀬戸内達に責任求めんのは酷じゃないかい」

「う、うぅぅうるさいねん!俺は充分落ち着いてるわ!」

 

そう口にするが明らかに落ちつけれていない、だが俺とてまだ気持ちの整理が出来てないんだから仕方のない事だ。

 

「落ち着いてないじゃないか!ここに居る奴等全員なんとか落ち着かせてるんだよ!?あんたも少し落ち着きな」

「そ、そんな事言われても同じ部屋に居った筈のこいつらが見殺しにしたから百澤死んどんのとちゃうのか?」

「あんた気持ちは分かるけどアナウンス聞いてたかい?カラオケルームで停電起こってたんだよ?その間に百澤は死んじまったんだよ…瀬戸内達は目の前で百澤を救えなかった辛さを味わってるんだよ…」

 

そうだ…一番辛いのは瀬戸内、沢風、剣の三人だろう。目の前で百澤が死んでしまったんだから。

 

「…それは分かっとるがな?分かっとるけど気持ちが収まりきらへん!」

「和良井、熱宮二人の気持ちも痛いほど分かるが今は止めようぞ…」

 

剣から制止が掛かりお互いに視線を交わしそして自然に視線が離れた。

そして場の空気が静まり誰も何も発しなくなった。そのタイミングを見計らったのかモノクマ達が神経を逆撫でするような嫌な笑みを浮かべて来た。

 

「どもどもミナサマー!記念すべき三人目の犠牲者ですね!」

「いやーボクは嬉しいね!丹精込めて作ったコロシアイに役立つ装置を使ってくれるとは用意した甲斐があったよ!」

「黙りやがれっ!」

「黙りませーん!」

 

くそっ!本当にこいつらむかつくな!

 

「それじゃあアナウンスで言った通り学級裁判開くから捜査タイムだねー!教頭、例のアレを!」

「はいかしこまりました!それではミナサマにはモノクマファイル③をそれぞれのモノフォンにお送りしますね」

 

モノソノが手に持つ俺達の持っているモノフォンより大きいパッドを操作していると俺達のモノフォンからピピッと電子音が鳴った。

モノクマファイルが配られたのだろう。

 

「それじゃあオマエラ頑張ってねー!」

「ワタクシ共は素早く退散と行きますよ!どうせ今ミナサマに何を言っても単調な返答のみでしょうしね」

「うるさい…早く消えてくれないかな?」

「おー沢風くん怖いね!退避せよー!」

「かしこまりました校長!」

 

やっと消えてくれたモノクマ達。二度と視界に入れたくねえ。

 

「では調べに行くぞよ」

「ああ…必ず犯人を見付けてやるぞ!」

 

俺は力を込めて意気込んだ。気合いを入れて百澤を殺した奴に繋がるもんを見付けてやる!

 

ーーーーー捜査開始ーーーーー

 

「ではまた桃瀬殿に検死を任せても良いだろうか?」

「おォ、責任もってすッぞォ!」

「では見張りは…」

「俺にさせてくれ」

 

自ら立候補したのは瀬戸内だった。その表情は沈痛な面持ちだった。

 

「瀬戸内殿か…良いのか?」

「ああ、俺はダチのこいつを目の前で死なせちまった馬鹿野郎だ。なら馬鹿な俺が役立てるとしたらここで百澤の死体を守る事だ。証拠隠滅なんてさせねえ!」

 

瀬戸内の意思は固い、一目見てそれが分かる顔つきだ。後悔で押しつぶれそうなんだろう…だが瀬戸内は強い奴だ。こいつがここでつぶれる奴じゃないって事は分かってる。

 

「…ならば瀬戸内に任せたけぇの」

「ああ、ありがとな」

「見張り俺もやるわー…」

「鷹倉殿もか?」

「動くのめんどーだから見張りやる」

「そ、そうか…であるならばよろしく頼むぞよ」

 

見張りは瀬戸内に鷹倉が決まったようだ。なら俺も捜査をするかと思っていたらある二人が近付いてきた。

 

「…あ、砂糖君。また僕と捜査してくれないかな?」

「太郎氏~俺と捜査しちくれにゃい~?」

「…猫屋敷君。何でまた砂糖君を?」

「ん~?良いじゃないか~それとも何か不都合でも~?」

「…特にないけど」

「何言い合ってんだ?俺は別に大丈夫だけどよ」

 

龍野と猫屋敷から一緒に捜査をしようという誘いだった。俺は別に拒否する必要もないしなと二人と一緒に捜査をする事にした。

 

先ずはモノクマファイルを確認してみよう。

 

ーーーモノクマファイル③ーーー

 

被害者となったのは【超高校級のゲーマー】百澤 成八

死体発見現場は別館二階カラオケルームの11号室

死亡時刻は午後16時24分

死因は感電死

 

ーーーモノクマファイル③ーーー

 

 

コトダマゲット!《モノクマファイル③》

 

 

「感電死でここまで黒焦げになるなんてね~」

「そんな強い電撃が流れてたって事か?」

「マル秘ルームに行った二人はさ~ちゃんと確認してたんだよね~?」

 

そうだ、百澤と剣はマル秘ルームに確認しに行って百澤本人が電力ボタンは弱だったと言っていた筈だ。ならどうして?

 

 

コトダマゲット!《剣、百澤の証言》

 

 

今考えても分からない。なら今は他の捜査をしよう。

先ずは死体を発見した三人に話を聞いてみる事にしよう。第一発見者である三人はまだ近くに居たので聞きに足を向けた。

 

「沢風、今良いか?」

「ああ、大丈夫だよ。あれかな?発見するまでの状況とか聞きに来た感じかな?」

「おうそうだ」

「大体は瀬戸内が言ったと思うけどね、砂糖と猫屋敷が出た後は普通に歌ってたんだよ。それで百澤が歌ってたら急に部屋の明かりが消えたんだ。

それで驚いていたらアナウンスが鳴ってね。君達も聞いてただろうけど何もしないで居ると一時間掛かるらしいってね」

「長すぎるよね~」

 

一時間も点けてくれねえ何てモノクマの野郎!あいつがさっさと点けてれば百澤は!

…今言っても駄目だよな。今は捜査に集中しねえと。

 

「それを聞いた百澤はそんなに待てない、なら電源コードを抜けば点くよねって言ってね。

電源コードに一番近い所に居たのもあって百澤はモノフォンの明かりと持っていたゲーム機の明かりを使って電源コードのあるテレビまで行ったんだ。

その後は瀬戸内の言った通りバチッみたいな音と何かが壊れた音が聞こえたと思ったら体に激痛が走って座り込んじゃったんだ。それで混乱してたら明るくなって目に入ってきたのが電源コードを握り締めて黒焦げになってた百澤だったんだ…」

「そうか…」

 

百澤はカラオケ大好きだったし機械にも詳しい奴だったからな。ゲーム機も常備してるから光源になるしカラオケ常連だから電源コードとかの仕組みやらも知ってたんだろう。

百澤は自作のゲームも作ってたらしいからな…。沢風からの話では何かが壊れた音が聞こえたらしいな。

 

 

コトダマゲット!《何かが壊れた音》

 

「…ちなみに停電までの間誰か外に出たりした?」

「うん、俺と剣は一緒に瀬戸内が一人で一回トイレに行ったかな。まあすぐに戻ってきたけどね」

「…何分ぐらい?」

「えーと、俺達は五分程度で瀬戸内は直ぐ戻ってきたし三十秒も掛かってなかったよ。それと先に瀬戸内がトイレに行って後から俺達もトイレに向かったんだけど丁度瀬戸内はトイレから出てきたね」

 

 

コトダマゲット!《トイレに行った人数と時間》

 

 

「…そっか。ありがとう」

「ありがとうな沢風」

「感謝致します~」

「いやこれぐらい良いさ。皆で協力しないとだしさ」

 

沢風に礼を言い次に剣の元に向かった。

 

「む、我の元に来ると云うことはそれすなわちあらましを聞きに来たと?」

「へ?…ああそうだ」

 

ちょっと思考が停止したけど何とか意味を噛み砕いた。紛らわしい言い方だなと改めて思った。

 

「と言っても先に聞きに行ったであろう沢風と同じぞよ」

「なんか気付いたこととか不思議に思ったことはねえのか?」

「ふむん…であるならば疑問に浮かぶは何故に百澤は感電したのか…停電したのか、だの。我と百澤はしかとこの目で見たのだ。スイッチとボタンの確認をしたのだ」

 

そこは俺も気になっていた。剣は顎に手を置き片方の手では杖をくるくると回して動かしていた。

 

「剣君器用なんだね~まるで手足のように動くじゃないか~」

「ぬ?ああ、幼き頃から愛用であるこの杖で遊んでいたのでな。今ではこのように自在に動かせるんじゃよ」

「へ~ねえそれちょっと貸してよ~僕もやりたいな~」

「なぬ!?それは断るぞよ!主のような者に貸すのは壊す未来を透かすことが出来るゆえ!」

「え~けちんぼ~良いじゃん~うりうり~」

 

全力で拒否する剣に猫屋敷はゆらりゆらりと揺らめきながら剣の杖に手を伸ばす、が剣は間一髪の所で躱す。

しかし諦めずに猫屋敷は杖を狙う、さながら剣が鼠とすれば猫屋敷は猫のような構図だ。

 

「くっ!ぬぅ!?うひょ!ぬりゃあ!」

「て~そ~ていや~ぬぬぬぬ~剣君しつこいよ~」

「…それを猫屋敷君が言うのは違うと思うな」

「龍野殿に全力で同意ぞ!!」

「隙見付けたり~」

「ぬぬぅ!?ぬおっ!」

「ん~?、うごっ!?」

 

諦めずひたすら杖を狙う猫屋敷の手が遂に杖を掠めた、と思いきや突如剣の杖は伸び始めた!?

その伸びた杖はそのまま猫屋敷の鳩尾にクリーンヒットした。

 

「おごごおぉお~???な、何がなんやら~????」

「ちょ、猫屋敷!?お前大丈夫かよ!?」

「だ、大丈夫ですか猫屋敷さん!?」

 

鳩尾に当たり蹲る。近くに居た影山も心配そうに駆け寄ってくる。

 

「…だ、大丈夫かな?」

「あ、あ~…………天国が一瞬見えた~」

「す、すまぬ猫屋敷!」

「あ~ゲホッ、大丈夫だよ~それよりも~その伸びる杖は何なのさ~」

「ぬ、こ、これはだな?尊敬する父からのお手製の贈り物だのである」

「お手製?」

「うむ!この杖は探偵でもあり発明家でもある我が父が我の初事件解決祝いに作ってくれた物である。

スイッチをこうくいっと押すと杖は伸びるようになる。他にも眩いばかりの光を放つことが出来るのだが何分光の強さが凄まじいので周りも我も何も見えなくなるのが難点であるがな…故に停電の時には使えなかったのであるが…悔やまれる所ぞよな」

 

悔しそうに顔を歪ませる剣。剣の持っていた杖にはそんなギミックもあったのか。

 

「まあ我からはその他の事は無しであるぞ」

「そうか、ありがとうな」

「いや、この位気にするでない、それでは儂は沢風と共に電力室に行くのでな」

「おう、俺らは後で向かうかな」

 

剣に礼を言い最後に瀬戸内の元に向かった。瀬戸内は黙って百澤の死体を見ていた。拳を力強く握り締めていて皮膚に爪が食い込んで血が滲み出ていた。

「お、おいお前血が出てんぞ?」

「あ?…ああ。これぐれー大したことねえ」

「瀬戸内君~血が出てるんだから大したことはあるよ~」

「こんなもん屁でもねえよ。百澤が受けた苦しみに比べればな…」

 

先程までの激情が嘘のように今は静かな瀬戸内、だがその内に秘める想いは今だ荒れ狂っているのだろう。

そんな状態の瀬戸内に話を聞くのは気が引けるが瀬戸内も第一発見者なんだ。

 

「瀬戸内、百澤を見付けた時の事でなんか不思議に思った事とかねえか?」

「……んなもん、もう沢風と剣が話しただろうよ。俺も二人と同じ様なもんだ。…犯人はよぉ、何でこんな事をしたんだろうなあ…」

「…瀬戸内君」

「分かってるよ。今言った所で百澤は戻ってこねえし犯人の動機なんて分かりっこねえ…」

 

歯を食いしばり必死に流れてくる怒りを抑えているんだろう…。

 

「瀬戸内…俺達で犯人見付けような」

「おう、俺は馬鹿だから捜査とか分かんねえけどよ。それでも出来ることは全力ですっぞ」

「ああ、俺も頑張るからよ、瀬戸内も見張り頼んだぞ」

「勿論だ」

 

瀬戸内から離れ次に検死をしている桃瀬、その近くでボーッとしている鷹倉の所に向かった。

百澤の死体を改めて見てみる…体全体は黒焦げで所々皮膚は焼け爛れ剥がれ落ちていて薄いピンク色の表皮が覗き痛々しく無惨な姿だった。

そして百澤の周りには血が滴っていた。感電死をしたのに血?

 

「この血が気になるかァ?」

 

不思議に思っていると桃瀬から声を掛けられた。

 

「あ、ああ…感電死だったのに血って出るもんなのか?」

「あァ。感電で受けた衝撃ってやつがァ大きかったらなァ、体のどっかが切断される事もあるんだァ。

事実百澤もよォ右足が切断まではいってねえけどよォ千切れかけてはいたぞォ」

「…それで出血してるんだね」

 

 

コトダマゲット!《死体の損傷状態》

 

 

「それとよォ、電源コードのコンセント近くにこんなマークが合ったんだがよォ」

 

桃瀬に言われコンセント付近を見るとそこにはマジックペンか何かで書かれた稲妻のようやマークだった。これって!?いやでもそんな事はない筈だ。

 

 

コトダマゲット!《稲妻マーク》

 

 

「これ何か知ってたりするかァ?沢風達にャァもう聞いたけど知らねえッてよォ」

「……いや俺も知らねえな」

 

心当たりはあるが今は言わないでいよう。横に居る猫屋敷を見ると訝しげな顔をしている。

 

「そうかァ、言っとくけどよォおめェ分かりやすいからなァ?まあ言及はしねェけどよォ」

「へっ!?え、あー悪いな」

「おゥ、何か理由があんならァ俺はァ何も言わねえ。だがよォ、学級裁判ではそうも言ってらんねえからなァ?」

「桃瀬…ああ、分かってる、大丈夫だ」

「ならいんだよォ。それで凶器はこれだろうなァ」

 

桃瀬に言われ見るのは百澤の右手にしっかりと握られている電源コード…これが死んでしまった元凶だ。それに百澤の周りには血だけだなく百澤のリュックから飛び出ているゲーム機も散らばっている。

先程まではバチバチと音が鳴っていたが今は煙が出ているだけだ。

 

「このゲーム機もよォ、感電の威力を高めた原因の一つだろうよォ」

「百澤だったから威力も増したって事かよ…」

 

ゲーム機をいつも持ち歩いていた故に感電の威力が増したなんて…。

 

 

コトダマゲット!《壊れたゲーム機》

 

 

「そうだ桃瀬、お前は事件発生の時にどこに居たんだ?」

「俺かァ?俺はなァ大浴場のサウナに入ってたなァ」

「…誰か他に居なかった?」

「ン?…いやァ居なかったなァ。大浴場にャ俺一人だけだったぞォ」

「そっか~」

「鷹倉と龍野はどこに居たんだよ」

「あー…メカ女と研究教室でマル秘造りしてたぞ」

「マル秘造り~?」

「あ、いや、何でもねえ何でもねえ!」

「ありゃ、言っちゃ駄目なやつか?なら今の無しなー」

 

こ、こいつ今はまだ話さないようにって言われてる筈なのに鈴木崎に殴られるぞ…。だけどロボット造り…百澤が居なくなっちまったな……。

 

「…僕?僕は図書室で本を読んでたよ。他には誰も居なかったから証言できる人は居ないよ」

 

なら二人はアリバイなしってやつか。俺と猫屋敷は一緒に居たし11号室には瀬戸内、沢風、剣の三人は居たからアリバイはあるな。

 

「影山は誰かと居たりしたか?」

「ん~?おわ~!影山さん居たんだね~全然気付かなかったよ~」

「猫屋敷お前なぁ、それは酷いだろ」

「あ、私は平気ですから!それで私も実は龍野さんと同じく図書室に居たんですよ」

「そうなのか?」

「はい、龍野さん読書に夢中でしたし気付かれなかったと思いますが事件の時は龍野さんを見掛けてますから」

「……そうだったんだ」

 

微笑みかける影山に龍野は気付かなかった申し訳なさからか少し顔を暗くさせていた。猫屋敷何て今気付いてなかった癖にあっけらかんとしてるのにな。

でもこれで龍野と影山のアリバイもあるって分かったな。

 

「とりあえずよォ、検死した結果は百澤は汗かいてたせいもあったし沢山のゲーム機ッつゥ電子機器も持ってたのもあってよりでけェ電撃を浴びちまッたッて事だなァ」

「…汗も?」

「おゥ、まだ死んで間もないから分かるがよォ、多量の汗をかいてたみてェだ」

「あ~それは百澤君歌ってると大量の汗かいてたね~歌う曲もアニメの激しめの曲ばかりだったし~」

「確かにそうだったな」

「うん~それと百澤君さ~なんかテレビの近くじゃないと~みたいな自分ルールもあったな~」

 

ああ、確かに何回か百澤とカラオケに来たとき百澤は絶対にテレビに一番近いところに座ってたな。

そう思ったら百澤のカラオケでの状況は全て悪い方に向いてるな…。

 

 

コトダマゲット!《百澤の自分ルール》

 

 

「それとよォ、この部屋のテレビ見て分かるだろうがよォ。ぶっ壊れてんだよォ」

 

そう言われて見てみると確かにテレビからは煙が出ていてモニターはひび割れていて悲惨な有り様だ。

瀬戸内が聞いた何かが壊れた音は恐らくテレビの事だろう。

 

 

コトダマゲット!《11号室のテレビ》

 

 

「まァ、今はこんぐれーだなァ」

「助かった、ありがとうな」

 

桃瀬に礼を言いこの場を離れた。俺達は11号室から出て次にマル秘ルーム、電力室に向かった。

 

 

ーーーマル秘ルームーーー

 

マル秘ルームに入ると先に入っていた沢風と剣が居た他に嶋野、熱宮が居た。

沢風がこちらに気付き笑いかけながら手を振ってくれる。

 

「やあ君達も来たんだね」

「おー!シュガーご一行さんもおいでですかー!」

「何だよご一行さんて。まあ停電に関係ある所と言えばここだろうしな」

「うむ、その通りであるな。しかし我はこれを見て確信したぞよ」

 

剣が真剣な表情で見ていた場所を見てみる。そこは電力ボタンだった。

剣と百澤の二人が確認してボタンは弱でスイッチは9部屋まで点いてたって言ってたかな。

 

「ん~絶になってるね~」

「は!?マジかよ!?」

「そだよ~ほら見てみなよ~」

 

見てみると確かに電力ボタンは絶の所にランプが灯っていた。

剣と沢風は沈痛な面持ちで灯っている絶のボタンを見ていた。

 

「ぬぅ…あの時は確かに…何者かの仕業で間違いなしぞな」

「スターソードちゃんは確かに見たの?弱になってたって所を?」

「当たり前であるぞ!この我が眼でしかと見ているのである!見間違いなどしていない!」

「まあ剣がもし見間違ってても一緒に見に行ってる百澤が指摘してるだろうしな」

 

あの時百澤は特に何も言ってなかったしな。

 

 

コトダマゲット!《マル秘ルームの絶ボタン》

 

 

「部屋のスイッチってやつはちゃんと9部屋まで点いてるよ」

「それも~不思議だよね~9部屋しか点いてないのに~停電したんだし~」

 

熱宮の言葉を聞きそちらを向いてみる。すると部屋の電源スイッチは9部屋と剣達の言っていた通りだ。

 

「部屋のスイッチは10部屋以上点けると停電になるんだったよね?」

「…正しくは電源消費量が10部屋以上になると停電になるよ」

「それってなんか違いあんの?」

「…今は何とも……」

 

 

コトダマゲット!《部屋の電源スイッチ》

 

 

他は特におかしい所はないかな。そうだ、嶋野と熱宮にも事件発生前後の時間どこで何してたか聞かねえとな。

 

「嶋野と熱宮は事件発生時間に何してたんだ?」

「おっ!アリバイってやつですねー!?えっとね…ウチはプールで泳いでたんだ」

「私は木枯と食堂で小腹空いたから軽く飯食べてたよ」

「なら熱宮はアリバイありか、嶋野は誰かと居たか?」

「ううん。一人で泳いでたよ。皆誘っても来てくれなかったんだもん!」

 

熱宮は木枯と食堂に居た。嶋野はプールに一人で居たって事か。

 

「えぇぇ…これウチ圧倒的に絶対的に高確率的に怪しいんじゃない?」

「…いや、そんな決まった事じゃないから安心して」

「りゅうとん~!!」

「…あ、ちょ、しまのさ、ん!?」

 

何かの琴線に触れたのか涙を流しながら龍野の頭をわしゃわしゃと撫で回す嶋野。

一頻り堪能して満足したのか恍惚とした表情で一息ふうと吐き出した。

 

「りゅうとんの髪サラサラー!手触り良いー!」

「…もう、髪がぐしゃぐしゃだよ」

「ぷっ、ほら砂糖君見て見て~髪がぐしゃぐしゃ~ってなってるよ~」

「…へっ!?あ、砂糖君見ないでよ!」

 

頬を赤くしながら急いで髪の跳ねている所を直す龍野。何で俺は見ちゃいけねえんだよ?少しムッとしたが今はそんな場合じゃないから我慢した。

…後で俺も髪わしゃわしゃしてやる。

 

「…何か不穏な事考えてない?」

 

な!?バレてやがる!俺はそっぽを向いて誤魔化した。

 

「…まあ良いか」

 

ふー、どうやら誤魔化せたっぽいな。それじゃここにはもう用はないな。俺達はマル秘ルームから出ようと足を進めた。

すると剣がドアを開き片膝を着き片手を横に出してきた。

 

「さあ君達出るのならお先にどうぞ!」

「スターソードちゃんジェントルマンー!」

「ぬははははっ!これぐらい紳士として当然の事である!」

「なら~お言葉に甘えて~お先に~」

「あ!?ちょっとワンニャンこう言う時は女子が先でしょー!」

 

猫屋敷が一足先にマル秘ルームから出ていきそれを追い掛ける形で嶋野、やれやれと言いながら熱宮と沢風そして龍野が出ていく。

俺も出ようとしたがいつもの癖でドアの横にあるマル秘ルームの電気を点けるスイッチを押して明かりを消してしまう。

ここの自室もドアの横にスイッチがあったから思わず押しちまった。剣に悪いと思い剣に謝ろうと顔を向ける。

 

「すまねえ剣!電気消しちまった!」

「いやいや、少々驚きはしたが構わぬ。ほれ、はよう出るのである」

「そうか?なら…ん?」

「ぬ?どうした砂糖氏?」

 

不思議そうな声をあげる剣の声を聞きながらも俺はある一点、剣の方にある電力ボタンを見る。

そこはある一点だけ光っていた。

 

「なあ剣、そこのボタン光ってねえか?」

「なぬぅ?おお!?真じゃの!砂糖、光を点けるのじゃ」

 

剣に言われ急いで電気を点けた、部屋に明かりが充満する、すると光っていたボタンの箇所は消えた。

 

「ふーむ…もう一度消してくれぬか?」

 

言われた通りまた電気を消すとまた電力ボタンのある箇所に光が出る。

剣はそれを確かめて何か分かったのかうむと呟いた後にとりあえず出ようと言われマル秘ルームから出た。

 

「シュガーとスターソードちゃん遅かったね?どしたの?」

「何か見付けたのか?」

 

沢風の問いに剣はニヤリと笑い大袈裟な動きを加えながら口を開いた。

 

「砂糖のお手柄であるぞ!電力ボタンの絶の所には蛍光色が塗られておった!」

「蛍光色?それって暗くても光るってやつかい?」

「その通り!何故かはまだ分からぬが絶のボタンに蛍光色が塗っておったのは事件と関係あるやも知れぬ!」

 

 

コトダマゲット!《絶のボタンに塗られていた蛍光色》

 

 

絶のボタンに蛍光色か、確かに関係ありそうだな。そして俺達はマル秘ルームから離れ沢風達もそれぞれ思う場所を調べに行った。さて、俺達はどこに行くかと歩いていたら7号室の前に藤と鈴木崎が何かを話していた。近付いてみたら藤が眉を潜めチッと舌打ちを鳴らした。

 

「な、何で舌打ちなんかすんだよ」

「あらそれはそこの男を連れてるのだから貴方達も同罪として舌打ちをしたまでよ」

 

藤の視線の先には猫屋敷が居た。猫屋敷は藤ににゃはは~い~と手を振っていた。それを見て更に大きな舌打ちをする藤、後ろに怒気のオーラみてえなもんが見えるぞ…。

 

「な、何で猫屋敷だけに敵意剥出しなんだよ?」

「そこのお馬鹿な人は私のお風呂覗こうとしてたのよ?直ぐに気付いたけど逃げられたしね」

「なっ!?お前またやろうとしてたんか!?」

「にゃっは~丁度大浴場に入る藤さんを見たらね~」

 

こ、こいつやるな!はっ!?藤、鈴木崎、龍野から絶対零度の視線が!?

ま、まあ気を取り直して二人に話を聞くか。

 

「所で何話してたんだよ?」

「はぁ、まあそこのお馬鹿は後でお仕置を加えるとして、私は別の所を調べに行くから鈴木崎さんに聞けば?」

「あ、ちょ!おい藤待ってくれよ!お前事件の時何してたんだよ!」

「はぁ…その時間なら部屋に居たわ」

 

藤は言い終わると素早く歩き出し遠くに行ってしまった。

藤はアリバイなしか。とりあえず鈴木崎に話を聞くか。

 

「鈴木崎、藤と何を話してたんだ?」

「ん、着いてきて」

 

そう言って鈴木崎は7号室に入っていった。俺達もそれに続いて入る。

 

「ん?なんな暑くねえか?で何の話してたんだ?」

「それ、答えだよ」

「へ?ど、どれだよ?」

 

口数少ない鈴木崎の説明は分かりにくい…。それ答えって事は今俺が言った事か?なら…。

 

「暑いってやつが関係あんのか?」

「うん。この部屋妙に暑いよね?エアコンのリモコン見て」

 

言われてリモコンを見てみると熱風がタイマー設定されていた。

 

「…だから暑いんだね」

「誰だよタイマー設定なんてしてんのは!?鈴木崎か?」

「違う」

「なら藤?」

「違う。ここの他にも5号室から10号室まで熱風でタイマー設定されてた」

「…そんなに?一体誰が何のために?」

「分からないけどエアコンの熱風は電力消費激しいから勿体無い」

 

そこ気にすんのかよ。いや超高校級のメカニックである鈴木崎だからかな。

 

 

コトダマゲット!《一部の部屋のエアコン設定》

 

 

「ねえあんたらどこか調べる予定ある?」

「え?それがよ、どこを調べようかって話してたんだよ」

「なら付き合ってくれない?」

「どこにだ?」

「百澤の部屋」

 

百澤の部屋?何でだ?

 

「え~?それって何でなのさ~?」

「なんかあるかもしれないって思ってさ」

 

前の事件の時も部屋に関係あるもんがはあったしな。俺達は鈴木崎と一緒に百澤の部屋に向かう事にした。

そして向かいっていた途中で和良井と会った。だが和良井は酷く怯えながら歩いていた。

思わず声を掛けたら大声を出し体を大きく震わせながらこちらをゆっくりを向いた。

 

「な、なな何やお前ら!?お、驚かすなや!」

「悪い…でもお前大丈夫か?震えてるけど」

「な、何もあらへんわ!それで何か用あんのかいな!?」

「いや…事件発生時間の時何してたか聞こうかって…」

「それなら部屋に居った!これで文句ないやろ!?ほなさいなら!」

「あ、和良井!?…行っちまった」

「怯えてる」

 

鈴木崎が心配そうに和良井が去った方向を見て呟いた。

 

「…ここ最近和良井君顔色悪かったしね。大分参ってるみたいだね」

「ここが異常だからね~」

 

確かに和良井の反応が普通なのかもしれないな。もう五人も死んでいるんだ。俺は感覚が麻痺してんのかもな。だがこれで全員のアリバイを把握出来たな。

 

 

コトダマゲット!《事件発生時間の皆》

 

 

和良井を心配しながらも百澤の部屋に向かった。部屋の前まで来るとモノソノがやって来た。

 

「キミタチは百澤くんの部屋を調べに来たのだろう?開けておいたよ」

「…早く消えてよ」

「ショエー!?龍野くんったらカリカリしてどうしました?ちゃんとカルシウム取ってますか?」

「おい、早く消えろって!」

「な、何ですかキミタチは!?全くこんな不良になってしまって教頭は深く悲しんでますよー!あー哀しみ嘆きオーンオーン!」

 

うそ泣きをしながらモノソノは消えていった。一々人の神経を逆撫でする奴等だ。気を取り直して俺達は百澤の部屋に入った。

 

百澤の部屋はゲーム天国だった。その名の通り床にはゲームの箱が丁寧に置かれていて机にはゲームソフトの山。

見渡す限りゲーム、ゲーム、ゲームで埋まっていた。ゲームの箱を踏まないように気を付けながら部屋を調べていると机の引き出しに日記があった。皆を呼んで日記を読み進めていく。しかし汚い字だな、あいつめ…読みにくいったらありゃしないぞ!

 

それでも何とかここ日記の内容を読んでいくと気になる所を見付けていく。

 

ーーーーーーーーーー

 

〇月ω日

 

何が何やら分からないけどここで監禁生活をしなくちゃいけないみたいだ。だけど僕の部屋にあるあの小さい金庫は何なんだろう?

ヒントとかどこにもないし開く様子もない。まあ良いや、どうぜモノクマ達が用意した碌でもない物だろう。

それにしても皆個性的で面白そうな人達だな。仲良くなってゲーム大会とか開きたいな。

明日から皆と脱出する道を見付けるぞ!

 

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初日はこう綴られていた。金庫?学級裁判が終わったら確認してみようかな。

 

 

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〇月Ⅹ日

 

嫌だ、何で湯上君が死ななくちゃいけないんだ!?しかもあの映像は何なんだ!?部長達はどうなったんだ!?もう今日は疲れちゃったよ。もう寝よう。

 

〇月Φ日

 

妻夫木さん…シャルさん…泊君…これで四人居なくなっちゃった。全部モノクマのせいだ。僕は皆の分も生きてやる。それでモノクマ達なんかコテンパンにしてやる。

 

〇月Σ日

 

動機がまた発表された…モノクマが来て『鬼』をやれって言ってきた。

僕にはかんたんに等しい難易度だけど知った内容には言葉を失った。これは誰にも、本人にも言えないよ。

 

〇月ゐ日

 

今日もまた難易度は『鬼』だ。ずっと鬼なんだけどこれってモノクマ達が狙ってやってる事だろうね。

毎日こんな秘密を知り続けたら精神をやられちゃうよ。でも言うわけにはいかない。でも誰かに喋って楽になりたいな。

でも諦めちゃいけないよね。図書室で見付けたあの本で鈴木崎さんと協力して役立つ物を造るぞ!

 

ーーーーーーーーーー

 

 

そこには百澤の隠していた本音が隠されていた。思わず涙が出てきてしまう。

周りの奴等も同じ様だった。だが百澤にだけ鬼を指定し続けるなんて許せねえ。

そして読み進めていくとある箇所に目が止まった。

 

 

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〇月♯日

 

全員の秘密を知りたいと聞かれた。僕なら全員の秘密を知れるだろうと言われた。断ったけど何度もしつこく聞いてきた。何でそんなに知りたいんだろう?決意が揺らいでしまう。だけど駄目だ。

文句を言われたけど、怒っちゃったけど言えないよ。でも大分弱ってるのかな?でも数日前まではあんなに元気だったのに。何かあったのかな?

そうだ、気分転換に今度カラオケに誘ってみようかな。カラオケで歌ったら嫌な気分も吹っ飛ぶよね?

 

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これが二日前の内容だ。どうやら誰かに秘密を聞かれていた様だ。

 

 

コトダマゲット!《百澤の日記》

 

 

日記を読み終わるとアナウンスが鳴り響いた。モニターが点きそこには忌まわしきモノクマが居た。

 

『ゲームで制限時間迫ってきたら焦っちゃうよね!あれで焦っちゃって操作をミスっちゃう事があるんだけどオマエラは捜査をミスらないようにね?

と言うわけで時間でーす!"学級裁判"を始めるよ!今から5分以内に別館の赤い扉まで集合お願いしまーす!』

 

時間か…また始まるのか。周りを見てみると皆顔を引き締め真剣な表情になっていた。

 

「…じゃあ、行こうか」

「おう、絶対に犯人見付けてやるっ!」

「百澤…あんたの分も頑張るよ。学級裁判も造るのも」

「さ~てと…行きますかにゃ~」

 

俺達は前行った、もう一度も行きたくない赤い扉に向かった。

以前よりは足の震えはないがそれでもまだ震えていた。 

 

ーーー別館、赤色の扉前ーーー

 

俺達が最後だったようで皆は既に集まっていた。それぞれ無言でエレベーターに乗り込む。

 

エレベーターはそのまま落ちていく、落ちて墜ちて堕ちて行く。不快な気分を我慢しながら深い闇に誘われる。

まだ犯人の手懸り等は掴めていない、だが集めた言葉の弾を魂と共に己の銃に装填する。

甘い考えは捨て去らないと…バグを見つけ出さないと俺達が消去される。

 

今から始まるのは嘘を付き、嘘を付かれ、騙し騙されの疑心暗鬼のボーナスステージだ。

こんなボーナスステージならいらないな。

 

百澤…スケベな奴だったがノリが良くて面白いやつだった。日記を読んでいくとあいつも悩み、藻掻いていたんだ。それでも皆で協力する事を諦めなかった。

 

そんな仲間想いの百澤を殺したクロは…この中に居るんだ。

エレベーターは重たい気持ちを抱えた俺達の気持ちを欺くように軽快な音で到着の合図を知らせてくる。

 

 

ーーー次回、学級裁判に続くーーー

 

 

ー登場人物ー

 

【予備学科生徒】砂糖(サトウ) 太郎(タロウ)

 

【超高校級の???】龍野(タツノ) 竜斗(リュウト)

 

【超高校級の芸人】和良井(ワライ) 笑平(ショウヘイ)

 

【超高校級のリア充】沢風(サワカゼ) 俊也(シュンヤ)

 

【超高校級のメカニック】鈴木崎(スズキザキ) 美佳子(ミカコ)

 

【超高校級の幸運】木枯(コガラシ) (ナエ)

 

【超高校級の放送部】嶋野(シマノ) 恵子(エコ)

 

【超高校級の名探偵】(ツルギ) 星光(セイコウ)

 

【超高校級の殺戮者】猫屋敷(ネコヤシキ) 狛犬(コマイ)

 

【超高校級の氷彫刻家】熱宮(ネツミヤ) 燐火(リンカ)

 

【超高校級の僧】瀬戸内(セトウチ) 太陽(タイヨウ)

 

【超高校級のモブ】影山(カゲヤマ) 琥珀(コハク)

 

【超高校級のネット配信者】 鷹倉(タカクラ) ルゥ ヴィクトー

 

【超高校級の折り紙講師】 (フジ) 織姫(オリヒメ)

 

【超高校級の保険委員】 桃瀬(モモセ) 一護(イチゴ)

 

生存者 15人




果たして誰がクロとなるのか…次回をお楽しみにです!
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