ハイパーダンガンロンパ   作:ゲップ助かります

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お待たせしました!それではどうぞ!!


第三章 (非)日常編3

新たに加わった超高校級のロボットであるハクを連れて俺達はネットに繋げやすい技術室に来た。

ここでハクにロックを解除してもらい、ネットワークに繋いで外の状況を収集したり、助けを呼んでもらったりや、出来たら本館一階の奥にある閉ざされた厳重な扉を開けてもらい今すぐに脱出をしたい。

 

「それじゃあハク、お願い」

「お任せをますたー」

 

ハクは自身の左手人差し指の先っぽを掴むと引っ張った。そして引っ張られた人差し指の先っぽは伸びていった。

 

「うおおお!指が伸びやがった!?」

「指の間からコードが見えるねえ」

「人間じゃないかってちょっと疑ってたけど、こうやって人間離れした事してたらロボットだっ思えるね」

「…確かにね。あ、指の先が」

「指の先?」

 

龍野の言葉を追い、ハクの人差し指の先を見てみる。

 

「え…コンセントみてえな形になってやがる!?」

「うっわ本当だ!さっきまで普通に指だったのに!」

「これぞハクのびっくり変形機能」

「どや、です」

「いやドヤ顔出来てねえから無表情のまんまだしドヤって口にだすもんじゃねえぞ?」

 

得意気に胸を張る鈴木崎とハクだが二人とも無表情過ぎるだろ。鈴木崎もこんだけ精巧に造れんなら表情変化も付ければいいのによ。

 

「ハク、ハッキングタイム」

「いえすまいますたー。ハク、参ります」

 

鈴木崎もハクも無表情ながらノリノリに感じるな。鈴木崎は腰に手をあて、空いている手をパソコンに指差し、決めポーズしてるし、ハクも変な決めポーズしながらコンセントになった指をパソコンに挿した。

 

「鈴木崎さん上機嫌だね」

「そうだな」

「いや、あいつ結構調子乗りやすいぞ?俺がてこずってた所をあいつが簡単に造れた時とかずっと鼻歌歌いながら小躍りしてたし」

「言うな」

「だっからオメーはなんかあったらレンチやらを振り上げて殴ろうとすんなっての!」

 

一緒に居る時間が長かった鷹倉から鈴木崎の意外な一面を聞かされる。

その代わり鈴木崎から怒られているがここ最近はいつも通りの光景になっている。

 

「このまぬけは放っといてハク。どれくらい掛かりそう?」

「厳重にろっくされておりますので今日中にとはいきません…ですが五時間程あれば少しだけ外の情報を抜き取れます」

「そんなにスゲー鍵掛けられてんのか」

「あのモノクマの事だからね…」

 

憎々しげに沢風は呟いた。顔を見るとパソコンに目を向けているが、モノクマ達の憎悪で満ち溢れている事は丸わかりだ。

 

「んじゃあ~ハクっちが~情報を入手出来るまでは~自由時間かな~」

「そうなるねえ。ハクの言った五時間後にまたここに集まるって事でどうだい?」

 

熱宮の提案に頷き、俺達は一先ず解散する事になった。さて、俺はどうするかな…。

そうだ、折角だしまだ行ってない別館三階の映写室にでも行くか。そこでなんか映画でも見てたら良い時間潰しにはなるだろう。

誰か一緒に誘ってみるかな。俺は近くに居た奴に話し掛けて誘ってみる事にした。

 

「なあ。ちょっといいか?」

「なんだい砂糖?」

「これから映写室に行ってよ、なんか映画でも見て時間潰しとこうかなって思ってよ」

「確かに五時間は長いからねえ。ま、私も暇だったし行ってみようかねえ」

「おう、ありがとな!」

「砂糖さん」

「ん?どうしたよ影山」

 

熱宮から了承を得て、他にも誰か誘おうかと思っていたら背後から影山に話し掛けられた。

俺は普通に反応したけど熱宮は全然気付いてなくて訝しんだ顔をしている。

 

「いや影山が居んだって。ほら!ここに居るって!」

 

俺は思わず影山の両肩を掴み熱宮の前に移動させ、突き出した。

 

「あ、ああ…影山が居たんだね。すまないね、全然気付いてなかったよ」

「ったくよ、何で気付かねえかな~?」

 

まあこういう光景を見てるのは好きだけどよ。超高校級のモブとしての本領発揮してっしな。なんて思ってると全く反応を返さずにプルプル震えている影山に疑問を持ち、影山の顔を覗きこんだ。

 

「ぁわ…はぁぁ…はわわわわ!?」

「ちょ、ちょっと影山?あんた顔真っ赤になってるけど大丈夫かい?」

「えええ!?おい大丈夫かよ影山!」

 

確かに熱宮の言う通り影山の顔は一目瞭然の熟れたトマトの様に真っ赤で今にも弾けそうだ。

影山の両肩に置いている手に少し力を込めて揺さぶる。

 

「ふわぁ!?あ、だ、だだ大丈夫ですよ!」

「本当か?まだ真っ赤っかだけどよ…」

「暑いのかい?なら私の研究教室にでも行くかい?」

「あ、いえいえ!本当に大丈夫ですから!だから私も良ければご一緒に映写室にご同行しても宜しいですか?」

 

…多少落ち着いたけどまだ少し赤えな。まあ本人が言うんなら良いけどよ…でも気を付けて影山を見とかないとだな。

そう思いながら影山には勿論OKだぞ!と言った。そんなに嬉しかったのか、小声でやった!と呟きながら軽くジャンプなんかしてる。うかれてんなぁ。

 

「…む、僕も行って良いかな?良いよね?」

「ヘ?お、おう…別に良いけどよ。なんかお前怒ってね?」

「…べ、つ、に!」

 

いや怒ってんじゃんかよ。こうして俺と熱宮に影山、何故か怒ってる龍野にいつの間にか着いてきていた猫屋敷と共に映写室に行くことにした。

ふと後ろに気配がしたから振り返ったら猫屋敷が居たからビックリした。

 

 

ーーー映写室ーーー

 

映写室に入るとすぐに目に飛び込んできたのは巨大なスクリーンだった。

そしてスクリーンの前に映画館のように見るからな高級そうなフワフワな椅子が五段ほどあり、横には十席一定の間隔で置かれている。

 

「…無駄に充実してるよね」

「そうだな。こんな贅沢な設備を用意する意味あんのかよ?」

「変な所で凝った事をしてますよね」

 

まああいつらの事はどうでも良いか、話題に出したくねえし。とりあえず何を見るか選ぼうと隣にあるって聞いたDVDを見に行く。

スクリーンの右側奥にある扉を潜ると目に入り込んできたのは、棚に所狭しと入っている大量のDVDだった。

 

「スゲーな…これ全部見れんのかよ」

「そうだよ~一応見れるか試したけど~問題なく見れたよ~」

「これだけあるなら各々好みの映画が見付かるだろうねえ」

「そうですね。でも流石に沢山ありすぎですよね」

「…こんなに揃える意味ってあるかな?」

 

これは選ぶだけでも時間掛かりそうだな。目の前にある棚を見るとちゃんとジャンル分けされているようでアクション系の映画が揃えられていた。

 

「それじゃ~それぞれ観たい~って映画を選んで来ようよ~。そこから~皆で多数決でも取って~一番先に観るのを決める~なんてどう~?」

「なんだい猫屋敷、あんた意外としっかりした決め方するじゃないかい」

「厳しいな~俺の評価って~案外低め~?」

「…そりゃそうでしょ」

 

目を細め、厳しく猫屋敷を見る龍野に、何でこいつはこんなに猫屋敷を敵視してんだろうって疑問に思うな。

まあ当の睨まれてる猫屋敷はさして気にした様子もなく映画選びにふらふら~っと歩いていった。

それに続いて熱宮、影山も映画を選びに行き、残るは俺と龍野二人だ。

 

「ほら!ぼさっとしてねえで俺等も映画選び行くぞ!」

「…うわっ!?ちょ、ちょっと砂糖君、何するのさ!」

 

俺は龍野の頭を乱暴にぐしゃっと撫で回した。いきなり頭を撫でられた龍野は目を丸くして驚いていた。

 

「猫屋敷の事なら大丈夫だっての。俺を信じろよ!」

「…別に砂糖君を信じてない訳じゃないけど」

 

少し拗ねたような顔を浮かべるがさっきまでの敵意むき出しよりかは柔らかい感じになったな。俺と龍野も少し遅れながらそれぞれ映画選びに向かった。

 

「……しっかしこんだけあると目移りしちまうな」

 

とりあえず適当にぶらぶら歩きながら目に付いたタイトルのDVDを手に取り、パッケージや物語のあらましやらを見て好みなのを探してるけど、中々これだってのが決まらねえな。

後、所々モノクマ主演やらモノソノ主役の安っぽい映画があったりすんのが苛立つな。あんなもん誰が見んだよ。

 

「うーん…迷うな。ん?ここは…ドキュメンタリー映画か」

 

ドキュメンタリー映画は特に興味ねえけど…まあ一応ざらっと見てみるか…と見てたら視界の端に何かが動いてるのが見えた。

ふとそちらに目を向けてみたら…………さて、なんか俺の趣味に合う映画はねえかな。

 

「いやいやちょっと砂糖クン!何を無視してるのさ!校長のボクを無視するなんて失礼じゃない!」

「別に無視なんてしてねえし。あれだ、気付いてなかったやつだよ」

「いやこっち見たじゃない!ばっちりぱっちりお目目がコッツンコ☆したじゃないのさ!!」

 

うるせえな…面倒くさい奴に会っちまった。早くどっか行ってくれねえかと睨み付けながら苛立ちを全面に出してモノクマを睨み見る。

 

「うぷぷぷ!そんな熱い視線を送るなんてボク蕩けちゃう!」

「んな事はいいから何か用でもあんのかよ」

「いやね、映画選びに迷ってる砂糖クンにボクイチオシのオススメ映画を紹介しよっかなって思ってね!」

 

どうせろくでもない映画だろう事は予想がつくな。モノクマはある棚のDVDを指差す。

 

「ほら!そこにあるDVDだよ!取ってみてよ」

「はぁ…めんどくせえな。どうせお前が出てる映画だろ」

「うぷぷ…まあ一応出演はしてるかな」

「やっぱりな。なら絶対につまらねえ…んだこれ?」

 

俺は仕方なくモノクマが指差すDVDを手に取り見た。そのDVDのタイトルを読むと疑問が浮かんだ。

 

【極秘密着!コロシアイ学園生活第十八弾】

 

そのDVDにはそう書かれていたタイトルには気になる所しかなかった。

コロシアイ学園生活…今俺達が置かれている状況に密着って言えばまあ監視カメラで勝手に監視されてっしな。

だが一番気になったのは第十八弾。つまりこのふざけたコロシアイが少なくとも十八回行われたって事か?

ならニュースになる筈だが希望ヶ峰学園で行方不明になったなんて奴は居なかった筈だ。

 

「うぷ、うぷぷぷぷ!いい感じにグルグルアレコレと思考を巡らせちゃってるね!」

「っ…これは何だよ?どういう事だ?」

「んん?何って何さ?どういう事ってドーユーコトー?」

 

一々癇に障る言い方で返しやがるな。くそ!冷静になれ俺…ここで乗ればこいつの思うツボだ。

 

「どうせお前らの作り物のデマカセ映像なんだろ!」

「え~?そんな事言うんならさ…見てみれば良いんじゃないかな~」

「だ、誰がこんなもん見るかよ!」

「そんな事言わないでさー見てみてよ!ちなみにちゃんとコロシアイ学園生活は全部揃ってるからね!」

 

モノクマが再度指差した方を見ると確かにこのふざけたDVDは第一弾から全部揃えられていた。

十八弾で終わってんのか?もしかして俺等が十九弾目とかじゃねえよな?

 

「うぷぷ。今砂糖クンが思ってる事を当ててあげようか?」

「あ?何だよ…当てれるなら当ててみろよ」

「ズバリ!今置かれてるこの状況がコロシアイ学園生活第十九弾じゃないのか!?って思ってるよね!」

 

いやらしい笑みを浮かべながら俺の考えてた事を当ててきやがったモノクマに悪寒が走った。

 

「良いねー良い線いってるよ!というか当たってるけどね!」

「当たってる…だと?」

「そう!オマエラが置かれてる状況こそ!第十九弾目なんだよ!!」

「なっ!?」

 

んな事考えたくねえがこいつの言う事を信じるならこの頭の狂ったコロシアイがもう18回行われてきたって事なのかよ!?

 

「で、でも18回もやったってんならそれだけの人数超高校級の奴等が拐われたって事だろ!?んな事ニュースにもなってなかったぞ!」

「うぷ…うぷぷぷぷ。その記憶は正しいのかな?」

「は?」

 

何言ってんだよ。俺の記憶には希望ヶ峰学園から誰かが拐われたなんて事件は見たことねえしネットとかにも載ってなかったぞ。

 

「オマエラは忘れてるんだよ。オマエラは新入生なんかじゃないんだよ。ボクの言ってる意味…分かる?」

「……?」

「うぷぷ。まあ隠してる必要はないし教えてあげるけどさ、オマエラが希望ヶ峰学園に入学してから既に二年半は経過してるからね?」

「……は?」

 

二年半?俺は既に希望ヶ峰学園に二年半も入学してたのか?憧れて予備学科に入れたのにその記憶がない?な、何でだよ!?

 

「うぷぷ!焦ってるね狼狽えてるね訳が分からないって反応だね!まあそこで盗み聞いてるオマエラの中には別の考えのヤツが居るっぽいね!」

「お前らの中では?」

 

明らかに俺に対しての言葉じゃない発言に疑問を投げた瞬間、近くから物音がした。

 

「なんだい、バレちまってたのかい」

「にゃっはは~バレバレだったのわお~ん」

「…別に僕らは盗み聞いてたつもりはないよ」

「そうです。砂糖さんが心配で来たんです」

 

モノクマの言葉に反応したのは龍野だった。後ろを見れば他の三人も居た。

そうか…そりゃあんだけ騒いでたら何事だって来るよな。

 

「話は大体聞いてたよ」

「にわかには信じ難い事でしたね」

「でも真実なんだよー!」

「ん~記憶を忘れてる~?失ってる~?それとも~君らが奪ったとかかな~?」

 

猫屋敷はいつもと同じ調子で喋っていたが最後の一言は怪しく光った目を灯らせながら威圧的にモノクマに問い掛けた。

 

「……うぷ、うぷぷぷぷぷぷ!猫屋敷クン鋭いね!正解だよ!特別大出血サービスチラリズムだよ!オマエラの記憶はボクらが奪ったのでした!」

「そ、そんな記憶を奪うなんて事出来るんですか?」

「…つまりそれほど高度な技術を持ってるって事だね」

 

記憶を奪う…こいつらはそこまで凄い事が出来んのか。つうか既に二年半も希望ヶ峰学園に通っていたのかよ。

 

「一応聞くけどさ。私らの記憶を戻してくれはしないかい?」

「なーにを言ってるのさ熱宮サンは!!そんなツマンナイ事をするわけないじゃなーい!」

「まあ予想は付いてたさ、一応聞いただけだよ」

 

溜め息を付いて腰に手を当て、やれやれと首を振る熱宮。モノクマがそんな簡単に記憶を戻すわけないか。

 

「まあ記憶は戻さないけどさ、そのDVDを見れば記憶なんか些細な事だと思うよ!」

「…下衆野郎だね」

「イヤン!そんな鋭い目付きで睨まれたら燃え盛っちゃうよ!!」

「…」

 

今まで見たことない程の冷徹な眼差しでモノクマを見たと思えばすぐに視線を外し、モノクマなんて居ないかの用に反対方向に歩き出した。

 

「アレアレ?龍野クン?」

「…それでこのDVDはどうする?見るの?」

「アレー?無視なの?ちょっと龍野クーン」

「そうだねえ…モノクマの用意した物だし嫌な予感しかしないねえ」

「でも気になってくんな」

「本当に私達の他にもコロシアイ巻き込まれた方々が居るんですかね?」

「まあ~ちょっとだけ見てみよ~よ~」

「あ、アレ!?皆何でそんな綺麗に無視出来るのさ!ちょっとおーい…」

 

なんか後ろから聞こえるが知らねえ。俺達は気にする事なくモノクマから離れて巨大スクリーンまで戻ってきた。

皆の手元を見たらちゃんと各々映画を選んで来ていたみたいだ。俺だけモノクマから勧められたコロシアイ学園生活第十八弾しか持ってねえな。

 

「それでこれどうするよ?」

「私は見てみた方が良いかと思います」

「僕見てみたいにゃ~」

「…興味はある」

「ま、不安でもあるけど興味の方が大きいね。それじゃ最初にそのコロシアイ十八弾っての見てみるかねえ」

 

全員一致で見てみる事になった。俺はDVDプレーヤーにセットすると映像が流れ始め、スクリーンにはモノクマがむかつく笑みを浮かべていた。

 

『うぷぷぷ。これから始まるのは絶望に染められた最高のドキュメント映像だよ!視聴する時は部屋を真っ暗にして近付いてね!瞬き厳禁だからね!』

 

そんな事するかよ。とことん不快感を与えてくる奴だな。

そこからはモノクマの長ったらしい話が続いた。やれ絶望がどうの前回コロシアイではあれが面白かっただのと嬉々として話し続けた。

前回コロシアイ…つまり第十七弾の方のコロシアイは全滅で終わったらしい。その事実を知り寒気が走った。

 

『それでさ、今回はなんと生き残りは一人だけなんだよ!17人も居て一人だけしか生き残れないなんて情けないね~』

「ひ、一人だけなんて…そんな」

「…今さらっとネタバレしたよね」

 

龍野の言う通りモノクマの野郎ネタバレしやがった。

 

『ん?…アレレ?今もしかしてボク結果言っちゃった!?あっちゃーやっちゃったーボクったらこう言う所がお茶目で可愛いんだよね!』

「自分で言う事かい?」

「絶対にわざとだろ」

 

いい加減モノクマの話が長えとイライラが最高潮に達そうとした時やっと話が終わった。

 

『それじゃあそろそろドッキドキでワックワクのコロシアイ学園生活第十八弾の始まりだよ!まずは参加生徒を紹介!あ、でも個人情報保護の為に一部文字化けさせてるから!』

「…どこに気を使ってるんだよ」

 

モノクマが消えたと思ったら文字が上からゆっくりと流れ始めた。

 

ーーーーーーーーー

 

コロシアイ学園生活

第十八弾 生徒名簿

 

【超高校級の体育委員】

碇 努(イカリ ツトム)

 

【超高♯級の美化◆員】

§矢 総司(?ヤ ソウジ)

 

【超高§級の動〇$集&】

鷲★ 翼(ワシ??? ツバサ)

 

【♯高◆&の監督】

レオ※ルド・#レッ§ス

 

【ψ高校ζのサーΩァΣ】

波@ 沖(ナミ?? オキ)

 

【超高♯級の寿司職人】

&※ 伊久羅 (?????? イクラ)

 

【超高§級の☆ーマー】

#@ %§(????? ????)

 

【★高校級の%ース】

色屋敷 ヰ仝(イロヤシキ ???)

 

【超高校♯のエ※ジニア】

&+〇 ¥#@(????? ???)

 

【超#*級§彫刻家】

♯宮 ΣΩ(??ミヤ ???)

 

【@高校級#生徒§長】

※★ Жβ(???? ????)

 

【超高?級の仝ッカー$手】

§風 Σ@(??カゼ ????)

 

【超高※級の☆運】

山田 美也子(ヤマダ ミヤコ)

 

【※高校級のΦイドω】

星川 麗奈(ホシカワ レナ)

 

【超高※級@ボディ〒ビル※ー】

★薙 §斗(??ナギ ??ト)

 

【超◆♯級の学※委員】

沢§ ★也(サワ?? ???ヤ)

 

【超ヰ校級の∮ル&※ター】

§◆木 @♯(???キ ???)

 

ーーーーーーーーー

 

「文字化けし過ぎだろ…読めねえ所ばっかりじゃねえかよ」

「あんた超高校級に詳しいんだろ?分かったりしないのかい?」

「流石に分かんねえよ」

「…この中から一人だけ生き残ったんだね」

 

と言う事は一人を除いたこいつらは…もう死んでんのかよ…。

こんな人数の超高校級の生徒が居なくなったらニュースにはなってる筈だ。だが俺には何ら記憶に引っ掛からねえって事はそこら辺の記憶も奪われたって事か。

 

映像は進みだし、それぞれが俺達が居る所と同じ様な場所で目覚めていた。映っている奴等は全体的にぼやっとしており、軽い全身モザイクになっている。これも個人情報保護とか言うモノクマの無駄な演出だろうな。

そしてモノクマが出てきてコロシアイを強要し、動機を出して殺人を加速させ、殺し殺されが始まった。

無駄に高い編集力で見やすい感じになってんのが更に苛つくな。

初めての学級裁判まで見終わり、オシオキ直前で俺は一時停止をした。流石にオシオキを見る気はしねえ。

 

だが最初に殺されたのは文字化けがなかった、超高校級の体育委員である碇 努って男子で、クロが超高校級の寿司職人だろうなんとか伊久羅って女子だった。

動機は俺達と同じ様にそれぞれが大事な家族であったり知り合い等だった。

 

「……これって作り物とかじゃないですよね?」

「多分本当に起こった事だと思う」

「…うん。僕もこれは歴とした真実だと思うよ」

「ん~そうにゃると~黒幕は~今を含めて~19回も希望ヶ峰学園から~超高校級の生徒を~拐ってコロシアイさせてるんだね~」

 

いつも通り間延びしてゆったりした口調で話す猫屋敷の言葉にはその緩い口調とは裏腹に残酷な真実を叩き付けられる。

そんなに何十回も誘拐やらに成功してるってのがまた恐怖を感じてきやがるな。

 

「…っといつの間にかこんな時間だねえ」

 

熱宮が伸びをしながら時間を確認して言った。釣られて俺も時間を見てみるとハクの言っていた五時間が経過していた。

なんか濃い映像だったからあっという間に感じるな。

 

「…それじゃあ技術室に行ってみよっか」

「そうですね」

「結局お前らの選んだもん見れなかったな」

「しょうがないさ~また見に来れば良いしさ~」

「それもそうだな」

 

俺達はそう言いながら技術室に向かった。ハクが何か情報を掴んでいる事を願いながら。

 

ーーー技術室ーーー

 

「おう!お前ら遅かったな!」

「何々!?皆して何処に行ってたのさ!」

「ちょっと映画でも見に行ってたんだよ」

「えー!なにそれ上映会じゃんか!ウチも行きたかった!誘ってよー!!」

 

いやお前一番早くにどっか行ったじゃねえかよ、と言おうとしたがめんどくさそうなので悪い、次は誘うわと言った。

 

「なあハク。なんか外の事とか手に入れれたか?」

「勿論です。ハクの手に掛かればちょちょいのちょいでございます」

「お、おう…」

 

腰辺りに両手を添えて胸を張り分かりやすくドヤってるが微塵も表情を動かさないハクに若干戸惑う。

 

「なあ鈴木崎、ハクの奴なんか変なプログラムでもしたのか?」

「私じゃない。鷹倉のアホ」

「アホ言うな。あんぐれーユーモアあった方が良いだろ」

 

なら何故もう少し表情豊かにしなかった?見ろよあの動きは活き活きとしてるのに、顔は無表情のままなハクの姿を…皆も引いてたり戸惑ってたりしてんぞ。

 

「…そ、それでどんな事を知れたの?」

「はい、簡潔に述べますと現在は皆様が希望ヶ峰学園に入学されてから二年半と少し程経過しております」

「はあ!?」

「あ~それならさっき聞いたよ~」

「ええ!?」

「ちょっと~瀬戸内君~うるさいんだけど~?」

「いや猫屋敷辛辣ぅ!?」

 

とりあえず先程映写室でモノクマから聞いた事をざっと皆に話した。まあ良いタイミングではあるけど猫屋敷の奴、後で食堂に集まった時にでも話そうかと思ってたんだが、ふわっと話すんだもんよ。

俺も龍野達もびっくりしたぞ。

 

「マジかよォ…んじャあ俺達はァもうじき卒業間近だッて事なのかよォ!?」

「そ、それにコロシアイが十八回も行われてたなんて…信じられないよ」

「この話を信じるならね…ハクが掴んだ情報も真実とは限らないだろうさ。あいつらが掴ませただろう情報なんか信じる要素がない!」

「…沢風」

 

憎々しげに監視カメラを睨み、その先で悠々と俺達を見ているであろうモノクマ達に向けているんだろう。

 

「確かにしゅんやの言う通り、これはくま校長、その教頭がわざと簡単に入手出来るように配置していた情報かもしれない事は否定出来ません」

「でもよォ、そんな回りくどい事をォすんのかァ?」

「確かにね。そんな事されても誰かを殺そうなんて思わないし、モノクマ達からしたら意味のなさそうな事だよね」

「まあ今はその事は後回しで良い。他になにかある?」

 

鈴木崎の言う通りだな。今その情報が嘘か本当かなんて判別出来ねえんじゃどうも出来ねえしな。頭の片隅にでも置いておいたら良いか。

 

「はいますたー。他に入手出来た情報は二つです。先ずは裏切り者の情報を話します」

「裏切り者…」

「お、おう…そういやそんな奴居るって言ってたな」

 

俺も最近色々ありすぎてすっかり忘れていた。そう言えば俺達の中に裏切り者が居るとかモノクマが言ってたな。

 

「貴方は覚えてないでしょう事は分かっていたわよ」

「あんだと藤ぃぃ!!」

「低能な貴方がいけないんでしょう?」

「ふぬぐぅぅぅ!!返す言葉がねえじゃんか!」

 

顔を真っ赤にして地団駄を踏み荒らす瀬戸内に藤含む他の奴等が呆れていた。どんまい瀬戸内。

 

「それで裏切り者の情報って?」

「はい、裏切り者ですが男性…と言う事は知れました」

「ふうん…それで?」

「はい、それだけです」

「はあ?本当にそれだけなの?」

「これ以上は厳重なろっくがされており更に時間を要します」

「はぁ…まあ期待はしてなかったから気長には待つわよ」

 

キッパリと藤に言い放つハク。藤は珍しくポカンとした顔をした後に呆れてしまった。

 

「男ねえ…それが誰か分かれば良いんだけどねえ」

「お、俺じゃねえぞ!?」

「いやハゲじゃねえ事位は分かるぞー」

「鷹倉テメーこの野郎!!」

 

すまん…俺も多分皆も鷹倉に賛成だ。

 

「たいようは放っておきまして次に移ります」

「ハク!?」

「次にこの絶望ヶ峰学園の黒幕に関する事を」

「なに!?黒幕だと!!」

「うひゃっはぁぁ!?ちょっとしゅんやくんビックリちょんまげ侍切腹の巻なんだけど!?」

「え?ちょんま、侍?…ご、ごめん」

 

戸惑いぎみに謝る沢風には少し同情をするな。いや嶋野の驚き方と言葉が癖ありすぎんだよ。

 

「…それで黒幕に関するってどういう情報?」

「はい。黒幕なのですが前回ころしあいの参加者だと入手しました」

「…前回コロシアイの?」

「それって先程まで見ていたあのDVDの中に…黒幕が居たって事ですか?」

「そうだッたなァ、お前らはァ見てきたッて言ッてたなァ?」

「まあ最初の殺しの後の学級裁判終わり位までだけどな」

 

と言う事はあの先を見れば黒幕に繋がる物が見えてくんのか?でも…今は見れるメンタルは持ってねえな。

全く知らねえ奴等ではあったが、殺しをした超高校級の寿司職人の女子の悲痛な叫びや、糾弾して追い込んでいく様は見ていて気分が悪くなる。

 

「残念ながら入手出来た情報は以上になります。申し訳ありません」

「ううん。ありがとねハク、お疲れ様」

「流石は俺のハクだなー偉い偉いー」

「ますたー、お兄様…ハクはもっと皆様のお役に立ちます」

 

無表情ではあるが両手をグッと握り締めやる気満々だと分かるハクの言葉に俺達もやる気が沸き上がってくる。

 

「…そろそろ夜ご飯の支度をしないと」

「あ、本当ですね」

「ヤッバーい!急いで夜ご飯作らないとだね!」

 

言われて時間を確認したら確かに後一時間程でいつもの夜ご飯の時間になるな。

 

「時間ねえだろうし今日は俺も飯作り手伝うぞ」

「なら俺も手伝ってやるよ!」

「…うん。ありがとう砂糖君、瀬戸内君」

 

よし!美味い飯を作ってやるか!俺達は夜ご飯を作りにいく為に食堂に向かう事にした。

 

ーーーそして時は過ぎ。

 

俺は自室にてベッドに寝転がりながら今日あった事を思い返していた。夜飯を食べ終わり、その後皆と少し話をした。当然内容は今日あった事だ。

映写室でのコロシアイDVDや記憶の事や、ハクが入手した情報だ。

あんま良い案はでなかったがそれでも情報を少しでも知れたってのは一歩前進はしてんだ。

 

ハクも明日から技術室でハッキングし、外に脱出出来る情報を掴んでみせると言ってくれた。

俺もハクに任せっきりじゃなくて少しでも脱出に役立てるようなもんを掴んでみせる!

 

「ん…喉渇いたな」

 

さっき風呂に入ったばっかだし喉が渇いてんな。俺は起き上がり冷蔵庫を開けた。

 

「あれ?…ない!?」

 

いつも常備している筈の俺お気に入りの甘くて美味いジュースがねえ!しまった…予備を入れんの忘れてたな。仕方ねえ。めんどくせえけど倉庫に行って補充しねえとな。

俺は部屋を出て倉庫に足を進めた。

 

ーーー倉庫ーーー

 

倉庫に入るとすぐ目の前の棚には甘いジュースが大量に入った段ボールがあり、さっさと持っていこうと近付くと、倉庫の奥の方から物音がした。

誰か居んのか?と近付いてみるとそこには…?

 

「お前誰だ!?」

「おっぴゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!?なん、なんやねん!?いきなりなんやボケがお前ゴルァァァ!」

「ん?その声は…和良井?」

「はあぁぁぁぁ?当たり前やろが!ボケとんかアホが!」

 

かなりキレながら近付いてくるそいつは確かに和良井の声だ。格好は少しぶかっとしてるフード付きパーカー姿で…目が隠れてて誰だが分からないようになってんな。

 

「いやお前その前髪はどうしたんだよ?」

「こ、れ、は!髪を下ろしてるだけや!」

「ああ、あのちょんまげみてえにぴょこっと立ってたのって癖毛とかじゃなかったんだな」

「お前のアホみたいなアホ毛と一緒にすんなや!」

 

む、失礼な奴だな。でもそうか、あのちょんまげみてえなやつを下ろしたら前髪隠れる位になんのか。

印象がガラッと変わるなぁ。

 

「それって前は見えてんのか?」

「ああ!?お前のアホ面よう見えとるわ!」

 

ええ!?なんかスゲー怒ってってけどもしかして地雷とかだったんか!?

 

「そんな怒るなって、んでお前何してんだ?」

「そないな事お前に関係あらへんやろうが!」

「そんな事言うなよ…」

「当たり前や。何度も言わすなや?お前らに信用などせん」

「和良井…でも、それでも俺はお前を信じてるからな!」

 

ここで俺が和良井を信じなかったらもう分かり合えねえんだ。俺は馬鹿だと言われようとも信じきるんだ。

 

「…ふん、勝手にせえ」

「あ、そうだ。今日知った情報とかお前居なかったし知った方が良いだろ」

「そんなもんいらん」

「まあまあ!良いじゃねえか!ちょっと付き合えよ!」

「うお!?おい、離せや!肩を組むなおい暑苦しいねん!」

 

嫌がり去ろうとする和良井を無理矢理引き止め、今日あった事を話した。和良井は最初こそ暴れていたが、俺が離さないと分かり諦めて黙って話を聞くようになってくれた。

 

「これで今日起こった事は終わりだ」

「……」

「和良井?」

「……いい加減離せや」

「お、ああ。悪かったな」

 

俺が離すと和良井は黙って入口に歩いていく。

 

「おい和良井どこに行くんだよ!」

「どこって…自分の部屋に決まっとるやろ。まあ情報はありがたく受け取っとくが…俺は信用は絶対にせん」

 

そう言って和良井は倉庫から出ていってしまった。だが和良井の態度が少し柔らかくなった気がするし、こうして話し掛け続ければいつかは和良井も俺達をもう一度信じてくれるようになる!

俺はそう前向きに考え明るい気持ちになりながら、お気に入りの甘く美味いジュースが入った段ボールを持って自室に帰った。

 

ーーー続くーーー

 

 

 

ー登場人物ー

 

【予備学科生徒】砂糖(サトウ) 太郎(タロウ)

 

【超高校級の???】龍野(タツノ) 竜斗(リュウト)

 

【超高校級の芸人】和良井(ワライ) 笑平(ショウヘイ)

 

【超高校級のリア充】沢風(サワカゼ) 俊也(シュンヤ)

 

【超高校級のメカニック】鈴木崎(スズキザキ) 美佳子(ミカコ)

 

【超高校級の幸運】木枯(コガラシ) (ナエ)

 

【超高校級の放送部】嶋野(シマノ) 恵子(エコ)

 

【超高校級の殺戮者】猫屋敷(ネコヤシキ) 狛犬(コマイ)

 

【超高校級の氷彫刻家】熱宮(ネツミヤ) 燐火(リンカ)

 

【超高校級の僧】瀬戸内(セトウチ) 太陽(タイヨウ)

 

【超高校級のモブ】影山(カゲヤマ) 琥珀(コハク)

 

【超高校級のネット配信者】 鷹倉(タカクラ) ルゥ ヴィクトー

 

【超高校級の折り紙講師】 (フジ) 織姫(オリヒメ)

 

【超高校級の保険委員】 桃瀬(モモセ) 一護(イチゴ)

 

【超高校級のロボット】(ハク)

 

生存者 15人




お読み頂きありがとうございます!!次話をお楽しみにです!!
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