クロスオーバー世界の破壊者 NEO-DECADE   作:サルミアッキ

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 ディケイドが世界に観測された事で、在り得た可能性として発生した完結することのない異世界。即ち没ネタ。
気軽にお読みください(;^ω^)。本編と全く関係ないので。


嘘予告集
魔鏡少女まどか☆龍騎


 太陽が遠ざかる。闇のなかの見滝原市は幻想的でグロテスク。影が別世界への扉の向こうで、おいでおいでをしている、おいでをして、ヲイデオ、オイデヲイデオ、イデヲイ、デオイデ、ヲイデオ、イデヲイデオイデヲ、イデオイ、デヲイデオイデヲイデオイデヲイデオイデヲイデオイデヲイデ………………………………………………。

 

「ティロ・フィナーレ!」

 

 硝子が割れる音がする。魔法少女たちが戦っている。いのちの音を鳴らして、不穏な影を切裂いていく。傷つき、愛を抱いて彼女らの戦いは続いていく。

 

「その必要はないわ……」

 

「お前さやかに何しやがった!」

 

「わけがわからないよ」

 

「後悔なんてあるはずない……あるはずないんだ……!」

 

 だが、戦いが繰り広げられているのは現実の中だけではない。

 

 

 

 

 合わせ鏡が無数の世界を形作る様に、現実における運命も一つではない。同じなのは願い事だけ。全ての少女たちが願い事を背負い、その為に戦っている。

 

 

 

 

 そしてその願い事が背負いきれない程大きくなった時……。

 

 

 

 

 鏡像たち(ひと)は、魔法少女を守る騎士(ライダー)となる。

 

 

 鏡の魔法騎士(ライダー)の戦いが、始まるのだ。

 

 

 

 生き残れるのは、たった一人。

 

 

 

 

まどか☆マギカ RIDER TIME龍騎

 

 

 

 見上げた摩天楼は空を突きさすように高かった。左右逆の、合わせ鏡の隙間の世界に彼女らはいた。

 

 

 

「……ここは、どこ……?」

 

 

「私は……一体?」

 

 

 

 見慣れぬ土地で困惑の声を上げる成人(・・)女性たち。失われた記憶……。そして響き渡る、姿の見えぬゲームマスターの声。何もかもが歪み、不安と絶望が溢れ出す。

 

 

 

『目覚めよ。戦え。戦え………――――』

 

 

 

 振り返っても過去は知れない。現実(いま)さえ鏡の中の、偽りの中。全てが無いのなら、せめて変えられる未来(明日)を掴み取ろうと足搔き始める。見る事も敵わず、失った未来だと知らずに戦い続ける。

 

 

 

『戦え。在り得た少女の残滓たち。最後の一人になるまで戦い続けろ』

 

 

 

 黄金の羽をまき散らし、上空から睥睨するのは全能の神の名を持つゲームマスター、“仮面ライダーオーディン”。とめどなく何度も刻む時が、今再び始まった。その男の声の奥底に秘められた感情に、いち早く気が付く桃色長髪の女が…、いた。

 

 

 

「あの人……………………………どこか夢の中で、出会ったような……」

 

 

 

 残された記憶……。

 

 

 

「やめようよこんな戦い!どうしてこんな事するの!?」

 

 

 

 心優しい桃髪の女性は………――――赤い龍の幻影を纏う。だがその声も純粋な願いの前には脆く消える。

 

 

 

「弱肉強食。食うか食われるか。食物連鎖だったか……、そうだろ、なぁ?ハハハハハ……ハァ!」

 

【STEAL VENT】

 

 カードを蛇の杖へと押し込む粗暴な女。彼女の背後には………――――紫の蛇が傅いている。

 

 

 

「ごめんなさいね。私、死にたくないの」

 

【SHOOT VENT】

 

 純粋に生きる事を臨む女性………――――彼女の手は幾つもの銃口を目の前へと突きつける。

 

 

 

 鏡の国の中で、魔法少女として生きた人間がソウルジェムをカードデッキに持ち替えて戦いを始める。怪物と契約して仮面ライダーになる、ゲームマスターの名のもとに。

 選ばれた鏡像の魔法少女は13人。

 

 

 お菓子の魔女であったチーズ好き、百江なぎさ/仮面ライダーシザース。

 

 

 魔法少女殺しのキリサキさんこと天乃鈴音/仮面ライダーライア。

 

 

 鈴音の最期を看取ったサポーター、日向茉莉/仮面ライダーガイ。

 

 

 天性の才を持つ小説家の御崎海香/仮面ライダーアビス。

 

 

 プロリーグに所属する女性キッカー、牧カオル/仮面ライダーインペラー。

 

 

 歪んだ愛と正義の戦士である呉キリカ/仮面ライダータイガ。

 

 

 生きる意味と救世を求めた子供、美国織莉子/仮面ライダーファム。

 

 

 毒親を恨まず傷を悲しんだ少女、千歳ゆま/仮面ライダーベルデ。

 

 

 

 戦う理由が分からないまどかに、願いを叶えようとする人間達が戦いを挑み、最後の一人の座を勝ち取ろうとする。

 

 

【【【【FINAL VENT】】】】

 

 

「うわぁぁ⁉…――――、ぇ?」

 

 

 

 黒い影がまどかを守る。その姿は正しくか弱き者を守る騎士。壊れた世界で彷徨うまどかを繋いだ友達の奇跡だった。

 

 

 

【GUARD VENT】

 

 

 

「あ、ありがとう……。貴女は…?」

 

 龍の女騎士を助けたのは、青と黒のマントを羽織った鉄仮面(ナイト)だった。

 

初めまして(・・・・・)の“親友”に自己紹介……ってのも変な話だね」

 

 

 そしてカードデッキをVバックルから抜き取ると、初めての(良く知っている)友達の顔が現れる。空と同じ綺麗な青い髪の女……“美樹さやか”。

 

 

「あたしはただ、この馬鹿げた戦いを終らせたいだけさ」

 

「さやかちゃん……!」

 

 

 

 繰り返される、女たちの願いと戦い。逆しまな見滝原市で、誰の記憶にも残らない、在ったことかも分からない、虚構の戦いの幕が上がる。

 

 

 

 

 

『まだ私が戦う時ではない。……――――行け、“リュウガ”よ』

 

「………――――分かったわ」

 

 

 

 そして………………――――――――謎の『14』人目、“暁美ほむら”の介入により戦いは混迷を極めていく。

 

 

 

 

 

 

おりこ☆マギカ RIDER TIME龍騎

 

 

 

「あたしの中で声がするんだ。この戦いを止めろってね」

 

「こんな自分でも誰かの役に立てるんだって、胸を張って生き抜いてみせる!それが私の望み、願い!」

 

 

 桃色と水色の長髪が朝日に揺らめく。戦い合うのではなく、手を差し伸べ合うことを選んだ二人のライダー。胸に秘めた冷たい闇から光が生まれる。

 世界に祈りを届けよう、世界に祈りを捧げよう。大事な誰かが未来で傷つかないで済むように。誰かの愛を護り、涙を拭う。現実にいる彼女たちと同じ願いの為に、二人のライダーは鏡の中でも友となる。

 

 

 

 

「佐倉杏子ね……貴女は何処の時間軸の鏡像?」

 

「どこの時間だろうが関係ない……永遠に戦い続ける…。それが魔法少女の影(アタシ)たちの運命なんだよ…そういう事だ、昔みたいに仲良くじゃれ合おうじゃねぇか、ァア……、マミ(・・)?」

 

「そうね……戦い合うくらいは仲良かったわよね?向こうの私なんて、貴女のこと殺しちゃってたわ」

 

「そうなのか?こっちの身には覚えがねぇなァ?ハハァッ!」

 

 

 時間も変われば願いは変わる。戦い合う理由も変わる。人は夢を信じ、そして願いによってどこかの誰かを傷つける。報われない願い(渇望)、失った家族()、彷徨う未来を恐れ、彼女たちはその手に(武器)を握りしめる。

 

 

「「…変身!」」

 

 

 

 数えきれない物語があった。手を取り合えなかった仲間がいた。救いが恨みに変わった時間があった。

 継ぎ接ぎだらけの想い出を必死に探す者。記憶を失ったことで過去の縛りが無くなった者。戦いは更に加速する。

 

 

 

「ッ、負けて…たまるか!」

 

【ADVENT】

 

「ふふ…」

 

【SWORD VENT】

 

 

 対峙するファムに幾体もの契約モンスターを差し向けるインペラー。だがそれをファムは斬捨てていく。

 

 

「カオリ!……――――クッ!」

 

「駄目だよ?」

 

【【STRIKE VENT】】

 

 

 アビスと鍔迫り合いをする中で、タイガは仮面の奥で目を怪しく光らせた。

 

 

「織莉子の邪魔はさせないよ?させる訳ないじゃないか?だって……――――」

 

 

 

【FRIEZE VENT】

 

 

 純白の鳥騎士の身が凍てつき、停まる。在り得ない裏切りが起きていた。

 

 

「な、何ですって…⁉」

 

 

 織莉子が強張った首を捻り、仮面の隙間越しに背後にいた手駒を見る。

 

 

「「!?」」

 

 

【FINAL VENT】

 

 

 白虎の使い魔と虎の騎士が、主人の身体を引きずり回しながら愛おしそうに彼女の身を嬲って行く。見るに堪えない光景が広がり、聞くに堪えない悲鳴があがる。

 

 

「あ、が、あ……アァァァァァァァァァァァァァ⁉」

 

 

 タイガが襲ったのは対峙していたアビスとインペラーのコンビではなく…、自分が最も愛した美国織莉子だった。銀の手甲の爪が白い鎧に深々刺さり、赤い水溜まりを地面に作る。

 

「……何、で…!キリカぁ…――――貴女っ……!」

 

「織莉子……貴女は私の恩人で一番大切な人だ。愛情を、生き方を、喜びを教えてくれた人なんだ」

 

 

 身体の末端から灰色の粒子となって存在がかき消され始める織莉子。血塗れの腕で忌々し気にタイガの鉄面皮を手を伸ばすが……――――その手は何も掴めなかった。

 

 

「………――――だから、織莉子ぉ。織莉子を私が殺せば、ずっと織莉子を愛していられる。そうだよね、織莉子。確かに殺してしまうのは胸が痛いけど、これからもずっと、ずっとずっと…私の愛は永遠なのさ」

 

 

「ふざ……け………――――」

 

 

 胸で振るえる声すら吐き出せず、奇跡を願った大きな子供は、自分さえ救う事はできなかった。美国織莉子は血だまりの中で、息を引き取るしか無かったのだ。

 

 

「狂ってる……――――」

 

「……っ、何か…来る!」

 

 

 戦慄するしかないアビスとインペラー。だから、この場にいる誰もが、この戦いの審判がやってくる事に気が付かなかった。

 

 

「ごめんなさい。織莉子……ごめんなさぁぁぁい……あははは、は?」

 

 

『お前には願いを叶える資格はない。私が願いを叶えるのは、只一人』

 

 

【FINAL VENT】

 

 

 

 

 

まどか★マギカ RIDER TIME龍騎

 

 

 

「結果は手段を正当化しない……」

 

 

 

 交わした約束を忘れなかった少女たち。鏡の中の心であっても、思い願っていた未来を叫ぶ。

 

 

 

「……なぎさは、多分、この為に生きてきたのです」

 

 

 

 一人は銃使いの騎士の目の前で、鏡の魔獣に食べられていく。それは奇しくもその末路を辿った魔法少女/仮面ライダーに瓜二つ。違いがあるとするのなら……。

 

「そんな、貴女……!」

 

「現実のなぎさは魔女になって……マミさんを食べてしまったのです。ただの……、罪滅ぼしなのです……」

 

 

 

 緑の少女は、紫色の戦闘狂の身代わりとなって命を散らす。

 

「まゆにとって杏子は……、ヒーローだったよ。鏡像とか記憶とか、関係ないよ……だから、杏子を助けられて…よかった……」

 

 

「…………――――」

 

 

 それに杏子は答えない。答える義理はない……はずだった。自分が持つ記憶は、全て鏡像に産物なのだ。鏡に語り掛ける必要など、在るはずがない……。

 

 

 

 …………………………………………でも。

 

 

 

「また会えるなら……お菓子、一緒に…――――食べたいなぁ…――――」

 

 

 

「…………………………………………………………………――――――――ちっ」

 

 

 

 鏡は心の奥底を映す。嘯いた願いと少女たちの真実を揺り動かす。口には出せない孤独が彼女の胸を激しく包み込んでいく。欲望の限りを吐き出しても、曇り空な魂に浮かんだ一滴の雨垂れは絶え間なく涙となって降り落ちる。

 

 

 

 

 

 

「生きたいって願いなんて…結局、争いを生むだけじゃない…」

 

 

 火花を散らし塵と化す鏡の国の魔物たち。銃を構えながら仮面の下で泣く鉄牛の銃士(マミ)

 

 

「あぁぁぁぁァァァッッッ‼変わらねぇなァ‼鏡の向こう(あたし)となんも変わっちゃいねぇな、あたしはァ‼」

 

 

 八つ当たりとも言う暴力の嵐。押さえ込んでいた喪失を叫ぶ毒蛇の闘士(杏子)

 

 

 

「戦わなければいけないの……?みんな死ぬしか、道はないの……?」

 

「イラつく、イラつくんだよ……現実と何も変わらねぇ嘘っぱちな自分にっ!下らねぇ情けねぇ…あぁぁ、イライラするぜぇぇぇぇェェェェッッッ‼」

 

 

 痛みを受けて噛み締めた唇を仮面に隠し戦いを続ける、つかみ取ろうとした微かな灯りを失う者。

 

 

 

 

「こんなのってないよ…――――あんまりだよ!」

 

 

 ライダーたちの亡骸が鏡の中で消えていく。伸ばした手の中で砂塵と散った彼女らの肉体が、風に吹かれて分れていく。

 

 

『可哀想なまどか。私がお前(あなた)を守ってみせる……』

 

 

 だが、嘆いていては何も変えられない。

 

 

「…ぇ?」

 

『私を受け入れなさい。心も体も一つになるのよ、まどか……』

 

 

 眩く輝く光の中から、黒髪に喪服の美しい女性がまどかの手を取り、そして……――――。

 

 

 

『 つ か ま え た 』

 

 

 

 

 

 誰にも等しく煌々と照る希望の光を掴もうとする者が、その灯りを汚す。闇が心に押し寄せた

 

 

 

「アンタ、……まどかに何をした!」

 

 

『知る必要は無いわ、美樹さやか。私達の……勝利の時よ』

 

 

「…………――――目を覚ましてまどか!さもなくば私は戦う。戦いを止めるために戦い抜いてみせる…!まどかはこんな事、臨んじゃいない!」

 

 

 

『「…変身」……!』

 

 

 

【【SWORD VENT】】

 

 白と黒の幻影が甲高い音と共に発生し、仮面に隠した赤と青の瞳が一瞬光る。ナイトとリュウガが向かい合い、片手に剣を携え……一歩を踏み出した。認められない悪夢(未来)を変えるために。

 

 

 

 

 

魔鏡少女まどか☆龍騎 

 

 

 

 

「……ほむらちゃん…っ、さやかちゃん……!なんで、…どうして……っ」

 

 

 頭に二人の声が残る。

 

 

(だって、まどか。放っておけないんだもん。ほら現実じゃーさ?あなたに全部背負わせちゃった。……だから、今度は、私達が全部背負って送り出す)

 

 

(……まどか、貴女は私の一番の友達よ。少なくとも、この体に映した時間軸の暁美ほむらはそう思ってる。鏡の中の不完全な世界でも、それはきっと変わらない……)

 

 

 

 

 気が付けば、最後の一人となっていた。龍騎のカードデッキはすでに無い。リュウガと一体化した時、刺し違えて死んださやかの手で壊された。

 今彼女の手にあるのは、七日を共に戦ってきた親友のデッキ……――――そして、まどかを傷つけまいとした黒い女性の深い愛情。

 

 

 

「………………………――――――――」

 

 

 

 叶わない願いが無いと思い続け、魔法少女/仮面ライダーになった者達に最後の戦士が立ちはだかる。

 

 

 

『鹿目まどか。最後の一人は……――――お前(あなた)だ』

 

 

「……――――ほむらちゃん、ありがとう。あなたは私の、最高の友達だったんだね」

 

 

 

 “リュウガとは別の時間軸の暁美ほむら”が変身した、時を司る黄金の仮面ライダー。初めて出会った学び舎の中で、言葉を交わす幻影(現実の記憶)が頭を過る。

 

 

 

『その感謝の必要は無い。またも失敗した。修正が必要になっただけのこと』

 

 

「それは駄目だよ。戦う事になれば皆苦しむ。こんな事はもう、しなくていいんだよ」

 

 

『時が戻れば、また忘れる。お前(あなた)が苦しむことはない。罪を背負ってもこの戦いを続ける……――――それが私の戦いだ』

 

 

「忘れないよ!私は覚えてる……――――現実の世界の事じゃない、鏡の中でしか起こらなかった事も、全部!マミさんの事も、杏子ちゃんの事もさやかちゃんの事も!ほむらちゃんが苦しんでいる事も‼私は絶対見捨てたりしない、諦めない‼」

 

『……――――』

 

 

 

 

 

「神様でも何でもいい。現実で魔女と戦ってきたみんなを、繋がりあった鏡の私たちを、希望を信じた魔法少女を、願いをもって戦ったライダーを。戦って生き残れなかった皆を泣かせたくない。なかった事にしたくない!最後まで笑顔でいて欲しい、それを邪魔するルールなんて壊して見せる、変えてみせる!」

 

 

【SURVIVE】

 

 

 美樹さやかと全く同じポージングでデッキを振りかざし、命を賭けて命を守る騎士がそこにいた。

 

 

 

『愚かな……――――』

 

 

 

【【ADVENT】】

 

 

 

 ゴルトフェニックスとダークレイダーが二人の騎士の下に駆け付けた。黄金の羽が舞い散り、疾風が吹きすさび……――――最後の戦いの幕が、上がる。

 

 

 

 この戦いに正義は無い。あるのは……――――ただ……――――。

 

 

 

「う……――――あぅ……――――、ほむらちゃ…」

 

 

 ゴルトセイバーによって真っ二つになった中学校が倒壊し、ナイトサバイブは地に臥していた………―――。

 

 

『戦いは、終わり、また始まる……――――』

 

 

 純粋な願いだけである。

 

 

 

「(ねぇ……。みんな。私達、またいつか会えるよね……?)」

 

 

 

【FINAL VENT】

 

 

 

 まどかの目の前に眩い光が差し込み、そして……――――。

 

 

 

 

 

『戦いは続く。現実(魔法少女)と、鏡の中(ライダー)暁美ほむら()がいる限り……………――――永遠に』

 

 

 

 

 この世界を壊しても守り抜く。そう決めた“一番のともだち”のために。永遠に次ぐ運命を円環の理に捧げんとするために。何を犠牲にして裏切っても、私とあなたを引き裂いた因果さえ戦いの果てに取り戻す。

 私のこの手で、神さえも取り戻して見せる。

 

 

 

『…――――まどか』

 

 

 

【TIME VENT】

 

 

 

 

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

魔鏡少女まどか☆龍騎

 

 

 

 

 

 

 ………――――合わせ鏡が無数の世界を形作る様に、現実における運命も一つではない。同じなのは願い事だけ。全ての少女たちが願い事を背負い、その為に戦っている。

 

 

 

 

 そしてその願い事が背負いきれない程大きくなった時……。

 

 

 

 

 鏡像たち(ひと)は、魔法少女を守る騎士(ライダー)となる。

 

 

 鏡の魔法騎士(ライダー)の……――――終わらない戦いが、始まるのだ。

 

 

 

「わけがわからないよ。ライダーなんて存在がいるのかい?」

 

 

 

 




ライダーの契約

・現実世界の記憶は大半が失われている(喪失度合いはまちまち)。
・ゲームマスターから一人に一つミラーワールドで使える超能力『マギカ』が与えられる。
・ゲーム終了までミラーワールドから出られない。
・ミラーワールドにいる間は現実世界では自分が存在しない事になる。死亡すれば存在そのものが消滅する。
・最後の一人になるまで戦わなければならない。

(真実)
・13ライダーそれぞれは死んだ魔法少女の鏡像が成長した姿。現実で戦うお姫様(魔法少女)を守る鏡の国の騎士(ライダー)たち。オーディンの思惑で無限に戦わせ続けられ、円環の理と入れ替えるためのシステム構築材料となっている。
・それ故記憶も『鏡の中での出来事がそのまま真逆に進行したら』というifが多い。現実に新しい命を得て還ってきても魔法少女たちの鏡像のため、完全な異物となってしまう。

以下設定。職業などの記憶は鏡像の記憶が補填しているだけ。現実では有り得ないものになっている。

鹿目まどか/仮面ライダー龍騎
出身地:見滝原市
年齢:24歳
職業:キャリアウーマン
願い事:不明、若しくは未定
契約モンスター:ドラグレッダー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント(×2)、ストライクベント、ガードベント、ストレンジベント
鏡像世界のマギカ:不明(能力向上、カード消費無効、治癒能力)

美樹さやか/仮面ライダーナイト
出身地:見滝原市
年齢:24歳
職業:上条恭介のマネージャー兼恋人
願い事:恋人の腕を治して欲しい
契約モンスター:ダークウイング
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント(×2)、ガードベント、トリックベント、ナスティベント
鏡像世界のマギカ:治癒

巴マミ/仮面ライダーゾルダ
出身地:見滝原市
年齢:25歳
職業:ティーショップ店長
願い事:死にたくない
契約モンスター:マグナギガ
所持カード:アドベント、ファイナルベント、シュートベント(×2)、ガードベント(×2)ストライクベント
鏡像世界のマギカ:思念接続

佐倉杏子/仮面ライダー王蛇
出身地:風見野市
年齢:24歳(?)
職業:フリーター
願い事:忘れた(本人は「戦い続けること」とうそぶいている)
契約モンスター:ベノスネーカー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント、スチールベント、コントラクト(×2)
鏡像世界のマギカ:幻惑

暁美ほむら(神)/仮面ライダーオーディン
出身地:見滝原市
年齢:24歳(何度もループを繰り返しているため天文学的精神年齢)
職業:なし(ゲームマスター)
願い事:神となったまどかをもとに戻したい
契約モンスター:ゴルトフェニックス
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント、ガードベント、タイムベント、サバイブ「疾風」「無限」「烈火」、その他全ての補助カード
鏡像世界のマギカ:なし(マギカを与える)

暁美ほむら(眼鏡)/仮面ライダーリュウガ
出身地:見滝原市
年齢:24歳
職業:雑誌記者
願い事:鹿目まどかとの出会いをやり直したい
契約モンスター:ドラグブラッカー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント(×2)、ストライクベント、ガードベント、ストレンジベント
鏡像世界のマギカ:時間停止

百江なぎさ/仮面ライダーシザース
出身地:見滝原市
年齢:十代後半(?)
職業:女子高校生
願い事:母親にとってこの世で一番美味しいチーズケーキを食べさせてあげたい
契約モンスター:ボルキャンサー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ストライクベント(×2)、ガードベント
鏡像世界のマギカ:尽きない食料生成

天乃鈴音/仮面ライダーライア
出身地:不明
年齢:23歳
職業:新聞配達員
願い事:不明
契約モンスター:エビルダイバー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、スイングベント、コピーベント
鏡像世界のマギカ:他人のマギカを一つコピー

日向茉莉/仮面ライダーガイ
出身地:ホオズキ市
年齢:23歳
職業:旅行添乗員
願い事:視力の回復
契約モンスター:メタルゲラス
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ストライクベント、コンファインベント
鏡像世界のマギカ:マッピング

御崎海香/仮面ライダーアビス
出身地:あすなろ市
年齢:二十代前半
職業:小説家
願い事:自分の作品を認め大切にしてくれる編集者との出会いを得る
契約モンスター:アビスラッシャー、アビスハンマー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント、ストライクベント、ユナイトベント
鏡像世界のマギカ:他人のカードデッキ内容の解析

牧カオル/仮面ライダーインペラー
出身地:あすなろ市
年齢:二十代前半
職業:女子リーグのサッカー選手
願い事:自分がケガをした試合で傷ついた全てのヒトを救う
契約モンスター:ギガゼール、メガゼール、オメガゼール、ネガゼール、マガゼール、ベガゼール、イガゼール
所持カード:アドベント、ファイナルベント、スピンベント
鏡像世界のマギカ:APの増加

呉キリカ/仮面ライダータイガ
出身地:見滝原市
年齢:25歳
職業:婦警
願い事:違う自分になる
契約モンスター:デストワイルダー
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ストライクベント、フリーズベント、リターンベント
鏡像世界のマギカ:GPの増加

美国織莉子/仮面ライダーファム
出身地:見滝原市
年齢:25歳
職業:政界関係者
願い事:自分が生きる意味を知りたい
契約モンスター:ブランウイング
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ソードベント、ガードベント
鏡像世界のマギカ:未来予知

千歳ゆま/仮面ライダーベルデ
出身地:不明
年齢:十代後半(?)
職業:女子高校生
願い事:杏子を死なせないこと
契約モンスター:バイオグリーザ
所持カード:アドベント、ファイナルベント、ホールドベント、クリアーベント、コピーベント
鏡像世界のマギカ:自分以外の人間を一度だけ蘇生

かずみ(優衣、サラポジ)


(まどか達五人の大人バージョンはマギレコの変身バンクでちらっと出てます。……ほむさん変わらないですね…)
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