「うそでしょう?」
私の顔は、一瞬で蒼白になった。ギーシュのゴーレムに蹴られ、吹っ飛ばされる私の使い魔。
(あ・・・・・・あ、あああ!?)
急いで駆け寄り、脈を探る。
(へっ!?)
脈がない。
死んでる。
死んだ。
死んでしまった。
幾たびの失敗の果てに、やっと召喚した使い魔が
まだ契約もしていないのに
私に召喚されたばっかりに・・・・・・・・・
わああああああああああああああああああーん!!!!!
その場で私は泣き出してしまった。
私がもっと早く止めていれば・・・・・
私がもっと早く謝っていれば・・・・
そもそも平民は貴族には勝てない・・・・
勝てるわけがない・・・・・・・
そんなこと分かっていたはずなのに・・・・・・・
私のバカ・・・・・
ごめん・・なさい、本当にごめんなさい!!!!
他の女子たちも同様に悲鳴をあげたり、気絶したり、泣きじゃくる。
「平民が貴族に本気で勝てると思っていたのかい?」
するとキャンチョメは勇敢に立ち上がり、ギーシュを睨みつけながら叫ぶ。
「当たり前だ!このキャンチョメ様は王様になるんだぞ!」
「『「『・・・・・・・・・・・・・・・。』」』」
しばしの沈黙の後
「ブぁアハハハハハッッ!!ハッハハハハハッ!!ギャハハはひハハ!!!」
ギーシュは笑い転げていた。涙を流して腹を抱えて。 周囲の男子たちも爆笑に包まれていた。
ムッ
「お前たち、フォルゴレを舐めてるな!よし、教えてやろう!フォルゴレが無敵の戦士である事を!!!!!!!」
そう言いながらキャンチョメは拳をグッと握りしめる。
〜♪
どこからともなく、音楽が流れくる。
「!?」
ギーシュを含む男子生徒たちは目を細め
「『「!!!!!」』」
キュルケは口を押さえ、タバサは顔に出さないが唖然としている。
鉄のフォルゴレー !無敵フォルゴレー!
鉄のフォルゴレー !無敵フォルゴレー!
すると信じられないことが起こった。今まで死んでいた私の使い魔が・・・・フォルゴレが生き返った。まるでバネのようにその場に立ち上がった。しかも何事もなかったかのように歌を歌っている。
「『「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』」』」
これには見ていた観客全員が唖然とし、言葉を失う。
(生き返った・・・・・・・・?)
(嘘・・・・・そんなことが・・・。)
(彼は一体・・・・?)
(きっと亜人だ。もしくは人間そっくりなゴーレム。)
様々な疑問が観客全員の頭を横切る。
「ハハハハッ!どうだ、驚いたかい?無敵の英雄、それが・・・・・」
「パルコ・フォルゴレさ!」
そう言いながら二人は自身満々に声をあげる。