兄は弟を守りたい。   作:夢食いバグ

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電波が切れて、上司に仕事押し付け……頼まれて。また仕事が増えたかと思えば生徒たちや先生たちがヴィランに襲われている。このピンチを救えるかっ!

こう考えれば、正統派主人公っぽい。


笑顔は大切

恐らくテレポートの真っ黒くろすけにプラスドライバーもって向かっていっているが、まぁ慌てずにそのままだ。

 

首に装飾品をつけているって事は、肉体がワープする霧(全裸)と言うわけでは無いのだろう……もしそうだとしたら装飾品どっかにワープしてる。

 

黒い霧をこっちに向けてだし続けている、背後が怖いが妨害用か攻撃用か前面に配置されるものを消し飛ばし続け走る。

 

「ディサンドさん援護お願いいたします!

 

後飯田くん、私たち二人が隙を作るのでそれを見つけて走ってくださいっ。」

 

「えっ!?」

 

そりゃいきなり、言われたら驚くよね……霧はそろそろ掴めてきたけど、毎回向かってきてキリがない。

 

ダジャレかなこれ?

 

状況的に言葉に出しても全く笑い取れそうに無いけど……むしろ通常時でも軽い反感を食らいそうだ。

 

布団がぶっ飛んだらレベル、のくだらなさを誇るだろう。

 

「警報器は赤外線式。先輩…いや、イレイザー・ヘッドが下でヴィランの個性を消し回っているにもかかわらず無作動。

 

おそらくそれらを妨害可能な個性がいて即座に隠したのでしょう。」

 

「なら、飯田くんが走った方がよっぽど早い。ワープで最初から配置しているだろうしここには居ないだろう。

 

おっと危ない。

 

皆を頼むよ、今は君が頼りだ。」

 

俺が向かえとも言われてしまいそうだが、早さ的に無理確実に遅くなる。身体能力的には、個性によるブーストも無いし身体強化系に鼻で笑われるだろう。

 

ならエンジンを持つ飯田くんが、向かった方がよっぽどいい。13号さんも大体おんなじ考えだと思う。

 

接敵まで後すこしだが、霧による妨害も多くなってる……。彼方から接近してこないとなると、個性除いた戦闘力は低めなのかも知れない。

 

「しかしクラスのみんなを置いていくなど、委員長の風上にも……」

 

「行けって非常口!外に出れば警報がある。だからこいつらは、こん中だけで事を起こしてんだろ?」

 

「お前の足で、このモヤを振り切れ!」

 

「食堂のときみたくサポートなら私超できるから。するから!」

 

……飯田くんは非常口と呼ばれているようだ、大丈夫なのだろうか色々と。

 

それはまず置いておこう、俺がしなくてはいけないのは生徒たちから真っ黒くろすけを引き離すことだ。その場に釘付けにしておく、目立つ囮と言い切っていいだろう。

 

いましていることは、ここにいるヒーローは本業とは違う。正確にはよくしている得意なことと、違ってしまっていると言うべきだろう。

 

俺が得意なのは、あらかじめ用意した武装を使うことを前提とした組み立てかたをしていることが多い。だが今はプラスドライバーのみだ。

 

イレイザーヘッドは、奇襲からの短期戦ではなく、正面からしかも相手は長期になりやすい数の人海戦術。目のドライアイもあるし……遅くなればなるほど不利になる。

 

13号はそもそも生粋の戦闘要員でない、個性自体は強力であるが。背後からの接近等の対処は苦手だろう。

 

だが仕方がない、こういう言い訳(現状整理)をしても時間は巻き戻せない。

 

 

やるしか無いのだ。

 

 

「手段がないとはいえ、敵前で策を語る阿呆がいますか。」

 

「バレても大丈夫だからいったんでしょっ!ブラックホール!!

 

ディサンドさん追撃をっお願いいたします!」

 

13号さんが個性ブラックホールを使う、だがあまり俺が引っ張られていく感覚はない。気にして威力を控えているのかそれとも………

 

真っ黒くろすけが何かしているか……だが離れた黒い霧が吸い込まれていく為、個性でわざわざねじ曲げる必要がないのは楽だ。

 

これで一つに集中できる。

 

「わかりました。」

 

そう合図として、ひとつだけ返事をして向かう。目標は首にある物の間……そこにプラスドライバーを捩じ込む。

 

勢いが大切だ(何も考えるな)痛みを与えることが大切だ(恐怖をもって鎮圧する)

 

足や腕を折って又は関節を外して行動を制限できれば一番いいが、物理的に不可能。

 

なら……精神に語りかけよう、ここからは俺にとって虚勢のようなハッタリ合戦だ。

 

強さではない演技力、本当に勝ててなくていい。

 

相手にこっちが勝っていると思わせる(勘違いさせる)それが一番大切。

 

「っつ、やらせませんっ!!」

 

こちら側に霧が向かってくる、だが………

 

これぐらいならずらせば済むさらにまだブラックホールで吸い込まれている、首の飾りの間をプラスドライバーがガンッと鈍い音をたてて貫通する。

 

相手の皮膚をすこし抉り、生肉を刺したような感触が腕に伝わった。

 

ここからが肝心だ、息を吸い込むそうやって耳があるのかどうか知らないが小さな声で真っ黒くろすけ(敵対している相手)にだけ聞こえるように呟く。

 

「後5進めば、脳に届くな?」

 

もちろんこれは嘘だ、俺が相手の首にプラスドライバー指したときに、脳にどれだけとか分かる訳がない。

 

そこまで勉強してないし、そもそもここまで接近できたなら普段はスタンガンを押し付けている。

 

ある聞き齧っただけの話、ぶっつけ本物効果があるかどうかも分からない。

 

死刑囚をつかった人体実験。

 

思い込みで人は死ぬのかどうか、結果は死んだ。一種のプラシーボ効果だ。

 

小麦粉でも本物の薬だと思って飲めば、その通りの効果が出たり。ノンアンコールビールなのに、酔ったような症状が出るのもそれと同じ。

 

相手にそう思わせられれば、それでいい。

 

実際5と言っただけで、センチやらメートルやら単位指定していないし……

 

「正気ですか!?」

 

真っ黒くろすけが喚きだす、序盤は好調ここからが本番。

 

俺はプラスドライバーを回し、えぐった。進めばしない死んだら困る、進める演技でしかない。

 

相手もこんな体験したことは流石に無いだろう犯罪者でも。

 

「1」

 

数えた、本当なら一気に刺せば終わるのだがこっちも社会的に終わってしまうので気を付けないといけない。

 

「まだッ終わってませんよっ!」

 

「2……堅いな?」

 

何かしてくるようだ、気を付けないといけない。

 

さらにプラスドライバーを回す相手を焦らせられらばそれでいい。

 

俺は確実な手を今持っていない、ここでだんだん追い詰める止めは13号さんがしてくれるだろう。

 

そうやって13号さんを見たとき。

 

後ろで小さく黒い霧が見えた。

 

「13号さんっ

 

早くブラックホールをとめっがっ!!?」

 

目を向け、霧を消し飛ばすと真っ黒くろすけに腹を蹴られて。外される、その先には黒い霧がもう展開されている。

 

「ディサンドさんっ!?」

 

13号さんの声が聞こえる、だが俺の視野は黒い霧に包まれていた。

 

「中々に厄介な相手でしたが、やっと掴めましたよ。貴方は見た方向しか影響が与えられない。

 

正直、死ぬかと思いましたがね。」

 

次に感じたのは熱気、見えたのは紅い一面の火の海。火災ゾーンか……早くここから出なければ。

 

とっその前にここままだと地面に叩きつけられる、つかめる場所は……

 

そうやって見れば、掴めそうな所は火により真っ赤になった金属の棒しか無かった。

 

「死ぬよかましだッ!!」

 

掴めばジュウと音を立て、焼けるような音がする。じわじわと細胞が死んでいく。手を離せば皮膚が、肉ごと剥がれた感触が伝わる。

 

「痛った……かなり皮膚逝ったか、肉も剥げてる……水は無いよねここ。まずは、出口あっちだろう……

 

多分きっと恐らく。」

 

継続的に続く鋭い痛みと共に、ボタボタと血が垂れる手を目を塞いでいた包帯で出口へと走りながら、巻き応急処置をする。

 

衛生管理もなっていない乱雑な手当て、だがまずは止血が大切だった。

 

ここで血液を失って倒れたら。

 

体の水分失って死ぬか、酸素不足で死ぬか、引火して死ぬ。

 

なら後で傷が膿んで苦しむ方がよっぽどましだ。

 

「いたぞっ!!」

 

「死ねッ」

 

「おらぁぁぁぁ、殺ってやる。」

 

走っていくと、犯罪者が近くにいたようだ。

 

手にもつ武器は無し、体の変化から異業型の三人組が徒党を組んで襲ってくる。

 

「……無視してくれれば、良かったのに……。これでいいか扱いにくいけど。」

 

俺は建物から、こぼれ落ちたであろう。鉄の棒を引っ張り出して胴体を殴った……

 

いつも持っているバールよりも、長めでそして細い。正直持ちにくいが、リーチの確保のためならば仕方がない。

 

どうやら棒の先が火によって強く焼けていたらしく。殴った相手の衣服の一部が、引火している。

 

燃えかたからして、ポリエステル製に見える。お金が無いにしてももう少し、火災ゾーンなのだから燃えにくい素材の服でも着てくればいいのに。

 

「アチいッアチい、みっ水。火ぃっ消してくれ!!アツい、痛いいたいイタイ。」

 

服すぐ脱げば、体に燃え移るのが最小限に済むのに。どうしてせずに、只水だけを求めてはい回っているのだろうか?

 

真っ黒くろすけの罠に嵌まったこっちが、言えたことではないが。脳みそが、無いのだろか?

 

「ひぃっ、なんだコイツッ。何で笑ってやがるんだっ、気持ちわりいっ。」

 

「ごちゃごちゃ言ってるんじゃねーぞっ!!ぶっつぶっす、そしてしっ」

 

煩いなぁ……まるで羽虫のようだ……さっさと潰そう。ガソリンを真っ先に掛けてこないあたり、酷い引火の心配はあまりしなくてもいいかもしれない。

 

飛んできた犯罪者(二匹目)に向かい、顔を蹴りあげる。そして腹を思いっきり、踏みつけた。

 

「気持ちわるいって、私の出来る限りの精一杯の笑顔立ったんですがね酷いなぁ……している理由?ヒーローだからですよ。

 

犯罪者。」

 

そうやって、最後の一人(三匹目)に向かって笑うとなぜか。

 

「ひっひいっ、もう許してくれ。後はいいから俺だけは許してくれ!頼む頼む本当に許してくれぇぇ」

 

叫んで、走り出してしまった……こんな徒党を組んでいるのに可笑しな事だ。

 

だけど、ヒーロー故に犯罪者を逃がす訳には心苦しいが出来ない。恨むなら俺じゃなくて、こんな犯罪者になってしまった自身を恨んでほしい。

 

出口に出ることを優先していたから、そっちから襲ってこなければ相手にしてなかったし……

 

俺は両足を見て、曲げた。相手の脚が二つともひじゃげる、すると腕でずるずると這い出す。

 

「………よいしょっと。はい動かないでください、すぐに終わりますから。」

 

「うわぁぁぁやめてくれっやめてくれっ

 

頼む、お前ヒーローだろっ?」

 

このまま動かれたら。正確には、連絡され犯罪者同士の挟み撃ちにあっては困るので。

 

相手の上に乗り、まずは左腕の関節を外そうとする。気絶した状態じゃないので、無駄に動いて喚いてやりずらい。

 

ちゃんと止まってくれればすぐに終わるのに、どうしてそんなに苦しみたがるのだろうか?

 

「……………次は右……。」

 

「イカれてやがる、化け物だっ俺達より化け物だっ。怪物だっ

 

お前なんて、ヒーローじゃない!!!」

 

………なんか、言っていたが後処理が終わったのですぐ次に行かなくてはならない。

 

「本当に、相手ガソリン持ってなくて良かったな……又はここを爆発させるような奴が居なくて。」

 

もっとも心配していた事は、無かったようだと確信した。普段と火の量が変わってなかったから。

 

ここに出来る限り全員を転移させ、そこでここの火災を再現するために使う燃料をわざと漏れさせ。纏めて引火させるとか本当に無くて良かった………

 

だって防げるだろう人、氷を使った学生さんと13号さんぐらいだし……

 

多分されたら、俺でも死ぬ。

 

「さて、急がないと。」

 

そうやってまた出口に向かい走っていった。




飛ばされちゃった……(火災ゾーンって殺意高いよね、下手したら死ぬ。普通に死ぬ……

プロヒーロー同伴じゃないとダメだねコレ、ここで授業するとか雄英高校パナイ(確信)
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