兄は弟を守りたい。   作:夢食いバグ

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どうしてこうなった\(^o^)/


落ち行く影はエンを描く

「あの地味なやつ……

 

あいつが俺に思いっ切り殴りかかろうとしたぜ?他が為に振るう暴力は美談になるんだ。

 

そうだろ?ヒーロー。」

 

何か色々言っている、 立ち止まって これは普通に使えるのではないか?というより今までの様子を見ていて悠長に相手がくっちゃべっていることに驚きなのだが。

 

普段は左足だけだが……手二つとも危ないしなぁ、骨折とすこし神経捻る程度だけだから全部やってしまってもいいか。

 

緊急時だし、何でオールマイトが犯罪者の話を聞いているのかがわからない。

 

これは、よくある変身ヒロインの変身中に攻撃を仕掛けてはいけない法則のようなものか……ヒーローだからねそこら辺のお約束はわかっているのだろう。

 

「俺はなオールマイト、怒ってるんだ。同じ暴力がヒーローとヴィラァァァァァアアアぁぁ!!」

 

ちゃんと見つめる、どうやら手一杯さんはオールマイトにしか興味が無いようだ。強烈なファンのようで熱烈な思いを伝えている。

 

ちゃんと言うなら最後まで言えばいいのに、手一杯さんは煩いほどの声を出して倒れた。

 

ただ足首と手首をすこし捻っただけだすこし動かすための神経はイカレてしまったかも知れないが。

 

十分現代の科学技術でなおる範囲、それが無理でもリカバリーガール等の治癒の個性もあるのに。

 

「ディサンドくん……!?」

 

オールマイトがこちらを向いていた、早く終わりにしないと。相手に時間を与えるな、奪えこっちが主導権を握れ。

 

「オールマイト、早く早くお願いします。脳無は命令に従う、いまあいつが喋っていた時に動かなかったのが何よりの証拠です。」

 

あの話していた時に、脳無をオートでも襲わせるように動かせば良かったなのにそれをしなかった。襲わせた方があちらにとって優位になるのに。

 

又はそれをしないほど油断しきっていたが、だけれども脳無に自己意思は無いと思ってよいだろう。

 

「くぅぅあがぁ……ちっ。」

 

 

 

「死柄木、ここは………」

 

「あぁ、撤退するぞ!こんなオールマイトの他に怪物がいるなんて先生に聞いてねぇぞ。

 

最後の土産、だ………脳無暴れろっ!!」

 

 

怪物なんて心外だ、それに元々脳無で私の力は分かっていただろう……あのとき動かなかったから致命傷を与えることが出来ただけであって。

 

オールマイトへの熱烈なラブコール(下らない話)がいいたかったなら。

 

目に留まらせられないように、左右にひたすら走っていれば、良かったのだ。

 

絵図等のかっこよさは、ここは度外視させてもらう。常時戦場であり、ここは相手から見て敵地のど真ん中(ヒーロー達の学校)

 

奇襲を仕掛けて優位性を取ったとしても一つしか見てないと当然こうなる。

 

なんの戦術的な面白味もない、一つの結果だ。

 

「脳無はぶっちゃけ私では抑えられません、正直に言えばオールマイトさんにぶん投げます。」

 

脳無が、黒い霧に包まれていくヴィランを背後に動き出す。土煙が舞った。

 

「……あぁ、後は任せておいてくれ!みんなっ」

 

ここからは、とりわけ特筆するべき点は無いだろう。只いつものように悪は倒され(ヴィランは逮捕され)正義は勝った(オールマイトは勝った)

 

それだけのこと、

 

その後、飯田君がきて増援により事態は収束。まだ鎮圧されてなかった、ヴィランの掃討も完了した。

 

弟の怪我は指のみ、足や腕の骨は問題なかったようだった。

 

うん?なぜ正義の言葉がヒーローではなくオールマイトなんだっけ、まぁちゃんとしたヒーローはあの場で私含め余り利益のある行動が出来なかったから。

 

平和の象徴とは聞こえがいいが、平和が一人に依存してしまっているのは………これからが不安になる。

 

生徒達は、きちんと警察による安全確認が行われた後軽い調査等を受けて帰宅したらしい。

 

ちなみに俺は、今個性の使いすぎによって事件の5時間後いつものように業務をこなしていたら、倒れ病院に緊急搬送。

 

丸々3日ほど寝込み、そして目覚め………

 

義母さんの涙で大変だったこと以外心配されることもなく塚内警部に今回の件について、熱烈な説教を受けてる。

 

悲しいねっ!思わず泣きたくなるよ、自業自得って確実に言われると思うけど。

 

弟は一回目覚めた時に、果物一杯持って見舞いに来てくれたよ。

 

開口一番「いつも通りだね。」と言われたけど。

 

「聞いてるかい?流石に緊急時といえども相手の首落としたり、手首や足首を脈絡もなく捻るのは怖がられるよ。

 

更にいつもと違い、回りに人がいる。それが君の戦いかただと分かってはいるが……」

 

そういい澱んでいた、視線や認識を気にせず。ただ結果を求めた戦いかた仮定を無視して、ヴィランを倒したという結果だけ残る戦い方。

 

まぁウケは確実に悪いだろう。

 

だけど、それを補っては一種の油断であり慢心であり傲慢だ。俺は弱い、だから相手に可能性を残さないようにした。

 

そうしたらこうなっただけ、したくてやっているわけではない。

 

「ヴィラン相手に何を配慮(油断)する必要があるんです?でもすこし派手に個性使いすぎてしまいましたねすいません。

 

本来ならば次の仕事に影響が出ないように押さえるべきでした。

 

大分休んだので、退院からすぐ仕事復帰は行えると思いますので……」

 

3日も仕事を休んでいるのだから、こんなことで怒るのも無理はないすこし仕事を詰めてやっていこうか。

 

あっヤバイ……用務員の仕事も無理矢理休んでいることになる、後で関係者とか同僚とか先輩に謝りまくらないとなぁ。

 

「……そう言うことじゃ、無くてだなぁ。」

 

と塚内警部はがっくり首を下げていた、回答がズレていたらしいだがあの件ではやれることはやったつもりである。

 

手加減しても大惨事しか見えなかったし………それほどまでにヒーローとしては俺は実力が無いのであろうが。

 

「俺は完璧じゃありませんからね、英雄には慣れませんよ。英雄もどきなら何とかできる程度です、ヴィランは犯罪者です。

 

犯罪者は刑務所へ、ゴミはゴミ箱へ、無職はハローワークへ、不良は少年院へ。

 

それぞれ俺は、そうであるようにぶちこむだけです。

 

ヒーローというよりかは、ヴィランの退治者(掃除屋)の方が近いと思ってますし自覚はありますよ。

 

誰もゴミ掃除をしなかったら、地面は汚れてしまいますから。」

 

そう笑った、ヒーロー(英雄)ではなくヒーロー(掃除屋)という職業として。ヴィランが社会にとって邪魔だから取っている、簡単に言えば社会の傭兵だ。

 

軍隊や警察が直接動くほどではないが、迷惑になっている行為を直接叩く………それだけの存在。

 

輝かしさ、とか憧れとか……

 

元々本来ヒーローを目指すべきものが持っているヒーロー像が無いままに職業としてヒーローになったのだからある意味こうなるのは当然の決議だと思う。

 

弟がヒーローになるための助けに……だしね、元々のヒーロー免許習得理由。自分が、助けになりたいとかそういうものではない。

 

そういう明るいヒーロー像は、他の輝いている方達にお任せしよう。疲れるし、そこまで強くはなれないから。

 

「……できないのなら仕方がないが、我々もすこし思うところがある。少しずつでもいいから改善してくれれば幸いだ。

 

警察としては、君が頑張っていることは十二分にわかっているが……市民が理解してくれるかは別になってしまうからな……」

 

「わかってますよ、貴重な時間をわざわざ俺のために使ってくれてありがとうございます。」

 

守っている人が分かってくれるかは別かぁ……だけど守る事自体が目的だから、それだけである意味完結してしまっているんだよな……

 

さて……、そろそろ医師に退院の相談するか。

 

結局俺が倒れた原因は、脳だけだから。

 

3日も、倒れたのなら十分休まってるだろう。

 

 

時は少し遡り。

 

「少し……また活動時間が短くなったか……」

 

夕暮れの保健室ここにいるのは、活動時間過ぎた(役目を果たせない)平和の象徴。そんな彼を訪ねてくるのは一人の警部、本来ならばこの秘匿されてなければならない状況を知っている一人。

 

「失礼します。オールマイト久しぶり。」

 

保健室に入る前に、きちんと帽子をとって頭を下げた。そのきちんとした動作は彼を彼至らしめる。

 

「塚内君!君もこっちに来てたのか。」

 

恐らくヴィランの襲撃事件の件だろう、彼が担当になったらしい。聞き取り調査として来ているのであろうが、友人と会えるのは嬉しい。

 

「はは、大きな事件だったからね。怪我とかで悪いけどヴィランについて詳しく……」

 

そう問いかけてくるが、私にはどうしても聞きたいことがあった。

 

「待ってくれ、それより生徒は皆無事か?相澤…イレイザー・ヘッドと13号、ディサンドくんは?」

 

制止して、捲し立てる。

 

相澤くんは特に大ケガをおっていた、しかも頭部にだ。脳等に大きな損傷を受けていてもおかしくはない。

 

生徒達も、ヴィランの驚異に晒されたのだ。

 

「生徒は軽傷数名。教師二人はとりあえず命に別状なしだ。脳にもだ、その場に居合わせたヒーローも怪我はない。」

 

塚内君はやっぱりと言ったような表情で、調査情報を書いたような紙をぺらっと見てから状況を教えてくれた。

 

私は張った気を安心で緩め。

 

「そうか…」

 

と言葉を吐く、塚内君は続けて語った。

 

この状況があり得ないほど被害が少ない、と言うように。

 

「四人のヒーローが身を挺していなければ生徒らも無事じゃあいられなかったろうな。」

 

この状況は四人のヒーローのお陰といった、だが私は違うと感じる。

 

生徒達もまた守られるだけの存在でなく、未来のヒーローの一員であったと言うことだ。

 

「一つ違うぜ塚内君。生徒たちもまた戦い、身を挺したこんなにも早く実戦を経験し生き残り、大人の世界を…恐怖を知った。」

 

本来ならば、一年生の時点でヴィランのやりあうことは無い。実際のヴィラン相手の実践は多くの者は二年生の頃だ、まだヒーローとしての志も早いとき。

 

「1年生で今までこんな大きなヴィランを相手にしたことがあっただろうか。

 

ヴィランもバカなことをした。

 

このクラスは強い、強いヒーローになるぞ。

 

私はそう、確信している。」

 

経験は力だ、自身の力を認識して更に強くなっていくだろう……焼けた鉄を叩いて鋭い剣となっていくように。

 

そして、そう思ったが一つ気になることがあった。

 

ディサンドくんのことだ、彼と直接的に共闘することは初めてでヒーローとしての友好関係も無かった。

 

だが、余りにも他のヒーローとは性質が異なっていた。ヴィランと対峙したときの様子が守る為や名声でもなく、ただあると邪魔だから片付けたというなんの感情も籠っていないような。

 

彼を一言で表すならば 反復するロボット

 

と表現すれば、よいのであろうか?ヒーローとしてはこの性質は異端だヒーローを目指すような人は、個が強い。

 

コミックのような非現実的な個性を使いこなしてヴィランや災害等にを向かっていくのだから……

 

それなのに、余りにも……夢がない。

 

相澤くんとは違う、不気味さを感じるような……先の見えない霧を人型に押し込めたような不安定さを感じた。

 

「ディサンドくんの事でね、塚内君は何か知っていることはあるかい?

 

今まで出会ったヒーローとまるで違っていたから、少し話が聞きたくてね。」

 




こいつの一番の有効的な攻撃の一つは皮肉にもバイクとか車でのひき逃げアタックだったりする。
つまり飯田君は、最有力候補。
(攻撃対象が確認できない、早くて反応しずらい、と言うか本体の防御力はあんまりない。)
こいつと戦うときはよく動いて立ち止まらないようにしてねっ!あっという間に足とか腕がポッキリ逝くよ!

今回は、足の負傷から守りました。
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