兄は弟を守りたい。   作:夢食いバグ

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思ったこと……試験中よく死ななかったな。(リカバリーガールの治癒的に。)


指と疲れと友達と。

この後の仕事は、ちょっと先輩方に軽く叱られた後入学式が終った後の椅子の片付けだった。

 

ロボットも手伝ってくれるが、何せ人が多い……かなりの時間がかかるであろう。寒いから暖房も入れてるしな。

 

ここでA組以外は入学式が終わり、学校のガイダンスを受けている頃であろう……弟が受けてなかったら後で軽く場所とか教えてやるか、広いし迷子に普通になる。

 

「後のゴミ掃除はロボットに任せていいのかな…」

 

と独り言を吐いた、正直に言えば無断で屋上に行って抜け出した罰として一人+手伝いロボット多数でやらされていたのだ。

 

多分本気でやれなそうな時は、手伝ってくれるだろうが。個人的にはあんまりな判断だ。

 

「多分弟は保健室行ってるだろうな、全くリカバリガールがいるからいいものの……他の学校だったら大惨事間違いなしだぞー」

 

なんか弟体の一部だけ使っているような、感じがするんだよな……試験も損傷は片腕と両足で今度は指一本と。

今回の測定は無理してなならない制限付きである。

 

だが入試の時は気にしなかったはずだ……。なのに、損傷が片腕と両足だけ、全身を使って打ち出すはずなのに……

 

「弟……全身に使ってないな、あれは。」

 

後で少し話してみるかな、個性と言えども身体能力の延長線。体の使い方が分からなければ、それ以上には行かない。つまずきには思考の転換が大事だからな……

 

「椅子終わったし……リカバリーガールに弟の事、謝りに行くか。コレからも世話になる機会無ければいいけど多そうだし。」

 

そうやって、ちゃんと報告してから保健室へと向かった。中々時間を使ってしまった……

 

 

「リカバリーガールさんすみません!俺の弟が。」

 

「いきなり扉を開けるなっ!」

 

「はいっすみませんっ。」

 

うん、いきなり音たてて開けるのは悪かったよね……俺は保健室の中へ入ってい。

 

普通の保健室とは違い大分、うん結構整っていた……病院程ではないが診療所の変わりにはなってしまいそうなほど。

 

「えっと………弟また怪我、したようで……」

 

「何で知ってるんだい?」

 

「えっ?」

 

「何で知ってるんだい、怪我をしたことを。あのときのように話しかけられた訳でもない。」

 

「えっと……休憩中屋上から授業風景のけんっ」

 

脳天から垂直に綺麗なチョップが入る…

 

「……心配なのはわかるけどねぇ。いつか、弟から訴えられても知らないよっ」

 

なぜか怒られた……痛い……。頭を抑える、流石にヒーロー活動の戦闘で追う負傷よりは遥かに安いが。

 

痛みが……衛生兵だけあって人体のことをよく知っている……

 

「アハハ……で確か怪我をした場所は、指でしたよね?それ以外の場所に負傷はありませんでした?」

 

「無いね、指以外は。」

 

「そうですか……」

 

やっぱり、一つ以外には使っていないことが分かった。俺にも弟の個性わからないことだらけだからな。

 

確かオールマイトは雄英講師になったんだっけ。増強型として何か情報落ちたりしないかな……知り合いの増強型のヒーロー達にも聞いてみるか……

 

でも、増強型って言っても使う度に負傷するなんて聞いたこと無いんだよな。やっぱり……大体は体に合わせて出力が上がっていくのが一般的だ。

 

弟のはもう出力が決まっていてそこに、肉体が合わせているような。

 

考えれば考えるほど、違和感を感じる……

 

「何考えてるんだい?」

 

「あっえっと何でもないです。」

 

リカバリーガールに心配されてしまった……返答に声が裏返る。こう言う考えることは、人前では控えた方が言いかも知れない……

 

「少し、弟の個性が怖いなって。」

 

そうポツリと吐いてしまった、俺はしまったと思ってすぐさま言葉を、切り返す。

 

「あっいっえ、急に出てビックリしてるだけで。きっと俺のように使いこなせるようになりますよ。弟なら、俺も最初は怖かったんですから。」

 

と言い訳になってるのかなっていないのか、よくわからない頭で話していた。するとリカバリーガールはこちらを向いた。

 

「お前の感性は間違ってない、弟が本当に無茶をするようならちゃんと正面からいっておやり。」

 

「その辺は大丈夫です、弟の為に行動しますから俺は……これからまた、弟は沢山お世話になってしまうかも知れませんが。よろしくお願いいたします!」

 

席をたって、リカバリーガールに一礼した機嫌を損ねたら不味い友好的な関係を。いつ俺もお世話になるかわからないのだ、足を向けて寝られない。

 

 

「弟ー大変だったなー!友達できたかー!」

 

俺は家に帰り、開口一番弟に言った。そりゃあ一つのクラスだけ入学式参加してないとか、災難にも程がある。

 

とりあえず、弟用に入学ガイダンスで、配られた学校の地図を手渡す……

 

「僕のお母さんじゃない……いきなり友達できたかーとか言わないでよ。一応二人できたけど、地図ありがとうそのまま帰っちゃたから貰えなかったんだ。」

 

弟は少し呆れながら、そして少し嬉しそうに地図を受け取った。俺は隣に座りアレコレ聞こうかなと思った。

 

友達二人とはどんな人達なのであろうか……個性的なメンバーだ弟の刺激にもなるだろう。

 

「友達二人か……どんな人達なんだ?お兄ちゃん気になるなぁもしかしたら話すことがあるかも知れないし……」

 

そうやって、お冷やを飲んで弟に聞くと。

 

「真面目な飯田君といい人のお茶子ちゃん、帰り一緒に帰ったよ。」

 

「そうなんだなー。」

 

インゲニウムの弟君がお友達かー、お茶子ちゃんは詳しくはまだ知らないな……あのふよふよしたボールを投げた子かな?弟のクラスメイトきちんと覚えないと……

 

うん、帰り一緒に帰宅……

 

「えっ一緒に帰ったの、マジ本当に?」

 

友達中級編の行動をいきなり行ってるよ、いや只俺がコミュ症気質なだけかも知れないけど。いきなりすごいな弟。

 

「そんな顔しないでよ、お兄ちゃん。本当だってそこで嘘ついてどうするの?」

 

それもそうか………

 

「でまた怪我したんだってな……リカバリーガールから聞いたぞ。」

 

聞いたことは嘘である、が怪我の事は流石に注意しなければならない。嘘をつくときには、そういうよく心理学で乗る癖を消すように頑張った。

 

読心術とか個性社会で重要性は薄れてしまったが、使うものは普通にいる。

 

「……指だよね。」

 

弟は負傷した指を指した。

 

「あぁそうだな、で力を個性を使うときにどうしてるかわかるか?」

 

そうやって俺は聞いた、弟がどうやってるか増強型じゃないから全くわからないからな!多分それっぽい説明してくれるだろ。

 

「えっと……電子レンジにいれた卵が爆発しないように……」

 

電子レンジか、タイマーやワット等細かい区切りがつけられる物を使う感じと……あれ?やり方の感じは伝えてもらったが……

 

「弟、電子レンジに卵いれたことあるのか?」

 

それは只純粋な疑問、そもそもそういう行動をとったことがあるのか?弟がそういう行動をとり義母さんに怒られた記憶がない。

 

「いや……無いけど……」

 

弟はそう言っていた……普通中々しないからなぁ、寝ぼけてゆで卵作ろうとして間違えていれかけたことはあったけど…

 

よっし、俺は立ち上がり冷蔵庫に向かう。

 

「……あるかなぁ……」

 

探しているのは卵、イメージが具体的であれば実際にやる方が掴みやすい……電子レンジが確実に悲惨なことになってしまうが後で俺が掃除をしよう。

 

「何してるの?」

 

「あったあった。この卵使って、今から入れて見てみようか!!イメージは実践が大事だからなっ」

 

卵を冷蔵庫からとりだし笑顔でそう言ったら、弟がものすごい表情で向かってきて。

 

「お兄ちゃんそれは止めて、本当に止めて。怒られる所の騒ぎじゃ無くなる。」

 

思いっきり止められた、いい考えだと思ったのだが……少し悲しい。

 

「そうか、そうかそうか………」

 

「はぁ……疲れた。」

 

あっいい忘れてた……

 

「パンチとかは、腕だけじゃなくて全身で打ち出すのだからなっ。実際にやって分かりやすいのは、棒立ちで打つのと腰を入れて打つ差。ボクサーとかって、腕だけ鍛えてる訳じゃ無いだろ?

 

後個性を使うときだけ使ってる。これは戦闘の時にはナイフをあらかじめ構えているか、構えていないかの違いになる。

 

テンポの差だ、いくら強力でも並みの増強型に今の時点だと、負けるぞ。」

 

現時点で気になっている点を列挙した。

 

まず第一 一部にのみ使用している、増強型はそのまま動けば力になる、分かりやすく単純明快で強力。故に個性に囚われてはいけない、基礎は殴打等の身体技法。

 

次に第二 能力使用のタイムラグが起こりかねないこと、使うときだけ使うとなると使われる前の奇襲等で簡単に無力化される。

 

ヒーローとヴィランの勝利条件の圧倒的な差にも関わるがなぁ……後だしだしいつも。

 

これを受けて、どうするかは弟次第だが…

 

「………ありがとう、分かった。」

 

素直に、礼を言われたし大丈夫だろう。弟はしっかり考えられる奴だ。

 

「明日からきちんとした勉強だな……、心配な箇所あるか?気分がいいし付きっきりで教えてやるぞ。」

 

今日入学式が終わり明日から学校で授業だ、アホみたいな倍率難関高校……ヒーローの勉強だけでなく普通の授業も厳しいものになるだろう。

 

勉強は基礎がなってないと躓く懸念が多くなる、今軽く中学校の復習をしても良いだろう。

 

「あっうん、数学で少し心配な所があるかな?」

 

その後結構勉強した。後弟が完全に問題的な意味でプルスウルトラしていた……そんなに応用問題挑戦しなくても大丈夫だよ?

 

 

「全身を使う………か。」

 

お兄ちゃんに不安な所の、復習を手伝ってもらった後ダンベルを持ち上げながら考えた。確かに部分だけ破裂しないように考えていたかもしれない……

 

それと、卵を電子レンジに入れて爆発しないようにすると言うイメージを少し改めた方がいい………。またお兄ちゃんが、本当に卵を電子レンジに入れかねない。

 

「後、友達教えちゃったけど大丈夫なのかな。」

 

不安しか無い、どんな行動を取るか分かったものではない。僕はお兄ちゃんは嫌ってはいないが、ひたすらやらかさないか心配である。

 

まぁその心配事も、実際に事が起きてしまった場合は全て吹き飛んでしまうのであろうが。




いくら弟が心配でも、屋上から授業風景休憩中でも覗いてたら普通に完全に不審者です。

つまり兄は弟に訴えられたら無条件で負けます。
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