飛崎カナタ 男
所持翼:???
身体能力:低くもなければ高くもない。
性質:気弱、お人好し、非好戦的
特異能力:???
主人公。飛べない翼を持つ少年。ネスト王国において唯一の「非翔病」患者らしいが…?
「やーい!飛べないカナタ!」
「お前の翼、枯れ木だもんなぁ!」
「ちくわ大明神。」
「……誰だ今の!?」
四、五人のいじめっ子に囲まれる少年。
彼の名は飛崎カナタ。フェザーワールドに生きる「人間」だ。ああ、自己紹介がまだだったな。俺の名は…そうだな、"紡ぎ手,,とでも呼んでくれ。別に、夜の月に、白い狼という名でもない。
さて、この世界に於ける「人間」とは、私達の知る人間とは少し異なる。肉体そのもの、そして生活体系は我々とほぼ同じだが、彼らの背には、鳥、または昆虫、はたまた蝶や蛾のような羽、あるいは翼が存在する。……そう。我々から見れば鳥人間と呼べるような者達が、この世界における「人間」だ。しかし、この世界に我々のように翼がない人間はいない。故に、これを聞く君達は、どうか安心してほしい。たとえこの物語の中で彼らが異世界へ渡る力を手に入れたとしても、こちらに来ることは決して無い。なぜならこれは私が紡いでいる物語だからだ。そう、フィクションである。
「や、やめてよ…」
「あぁ?聞こえねぇよ!」
「ぐぁっ!?」
いじめっ子の手がカナタの頬を張る。ここまでの一連のいじめ。その発端は、彼のその翼にある。彼は…カナタは、翼はあるのに、飛べずにいる。他の子達は皆、飛べるというのに。その事実は、いじめっ子達にとって、格好の的に見えたことだろう。これは、我々の世の中においても同じことが見られる。人と違うから。孤立して、傷ついて…しかし、カナタは、一人ではない。
「コラー!またアンタ達!カナタをいじめて!」
「げっ!鷹宮だ!」
「逃げろ!」
いじめっ子達は少女の声を聞くと一斉に飛び立つ。それと入れ替わるようにカナタの近くに降り立つ少女。
「…カナタ、大丈夫?」
「う、うん…大丈夫。」
少女はカナタに手を差し伸べ、カナタは手を借りて立つ。
「全く…下らないことやってるんだから…カナタも少しは立ち向かわなきゃ。」
「だ、ダメだよ!暴力なんて…」
ジト目で言う少女に、カナタは戸惑いつつ返す。カナタはかなり穏やかな性格だ。お人好しでもある。その性質もまた、彼がいじられる要因にもなっている。
「あーもう。優しいなぁカナタは…」
「わ…きょ、キョウカちゃん…?」
カナタを抱きしめている少女の名は、鷹宮キョウカ。その背に鷹の翼を宿した、短い茶髪の少女だ。
「さ、帰ろ。送るよ。」
バサリと翼をはためかせ、キョウカはカナタをお姫様抱っこで抱える。
「わわ…キョウカちゃん!僕は一人で大丈夫だから!」
「地面歩いてたらまたアイツらに絡まれるでしょ。いいから、喋ってると舌噛むよ。」
ビュンッ!と羽ばたき、二人は夕暮れの空に躍り出る。鷹宮キョウカは飛崎カナタの幼馴染だ。そして、彼女は彼を………いや、ここからは紡ぐまい。まだ少女は、彼にそれを伝えていないのだから。
え?東方希望録はどうしたって?あはは、あっちも書きますよ。ただ…思い浮かんじゃったので、つい…
さて、実はこの物語、いろいろな設定が様々なマンガやラノベから取られています。どれだけ分かりますかね…?
ちなみに、ネスト王国は、ネストを和訳すると、巣。となります。つまり、鳥の巣王国ですね。
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