銀魂 HALFBLOODMARCH   作:マグナム

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空を飛べる人が仲間にいると結構便利

侍の国。

 

彼等の国がそう呼ばれてたのは今は昔の話。

 

二十年前、突如宇宙からやって来た天人(あまんと)と呼ばれる異星人達が襲来し

地球人と天人(あまんと)との間に十数年にも及ぶ攘夷戦争(じょういせんそう)が勃発し

数多くの攘夷志士が天人との戦争に参加した。

 

しかし天人の絶大な力を見て弱腰になっていた幕府は、

天人の侵略をあっさりと受け入れ開国してしまう。

 

そして幕府は天人による傀儡政権となり

天人達が我が物顔で江戸の街を闊歩する様になった。

 

一方国・主君のために天人と戦った攘夷志士達は弾圧の対象となり

他の侍達もその多くが廃刀令によって刀を失い、戦う気力を失っていた

 

天人襲来から二十年の月日が経ち

江戸の町はかつての面影が残っていなかった

特に大きく変わった所の一つが地球人と天人(あまんと)の混血

通称:ハーフブラッドの増加である

 

これは地球人と天人(あまんと)の混血児達の物語である

 

 

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江戸の上空を飛ぶ背中に烏天狗のような翼を持つ少女

彼女の名は松原紗華(まつばらさやか)ハーフブラッドにして

真選組の女性隊士である

現在江戸の上空をパトロール中である

 

紗華

「現在の所異常なし、攘夷浪士の姿もなしっと♪」

 

その時である銀髪の男が運転する原チャリと

それを木刀を持った眼鏡の男が追いかける

 

紗華

「原チャリを追いかける眼鏡の男は攘夷浪士…………じゃないわね木刀だし。」

 

何となく気になったのか紗華は銀髪の男が運転する原チャリを

尾行する事にしたのであった

 

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一方銀髪の男こと坂田銀時は眼鏡の男こと志村新八に追いかけられていた

 

 

銀時

「何?律儀に木刀返しに来てくれたの眼鏡君?

それいらないから好きにしていいよ。

修学旅行のテンションで買った木刀だし。」

新八

「違うわ!役人に追われて逃げて来たんだよ!店長は僕が下手人だって言うし!」

銀時

「クビ切られたな、まあ仕方ないだろ、

レジ打ち出来ない店員なんざ、炒飯作れねぇ母ちゃん位いらないし。」

新八

「あんた母親なんだと思ってんだ!」

紗華

(同感ですわね。)

 

銀時の発言に少しばかり呆れる紗華その時である

新八は我慢の限界が来たのが木刀を握る手を強く握る

 

新八

「今のご時世侍なんか雇ってくれる所なんかないのに、明日からの生活どうしてくれるんだ!」

 

そう言って新八は木刀を振り上げる。だが木刀が振り下ろされる寸前で、

銀時は急ブレーキをし、原チャリの後ろの部分が持ち上がり

その部分が新八の股間に直撃した

新八は涙を流して股間を押さえる。

そんな眼鏡店員を見下ろし銀時は文句を言う。

 

銀時

「ギャーギャーやかましいんだよ腐れ眼鏡、自分だけが不幸だと思ってんじゃねぇよ

世の中には新聞紙をトイレットペーパー、

段ボールを我が家、豪雨をシャワーと言う侍もいるんだよ。」

紗華

(俗に言うホームレスと言う奴ですね。)

銀時

「お前、そう言うポジティブな生き方できないのか?」

新八

「アンタ、ポジティブの意味分かってんのか?」

紗華

(全くですよ。)

「あら、新ちゃん。」

 

すると大江戸マートから一人の女性が現れる。

 

お妙

「こんな所でどうしたの?バイトは?」

新八

「げ!?姉上!」

紗華

(ふむ……あの眼鏡のお姉さんですか。)

お妙

「仕事もせんと何ぶらぶらしとんじゃボケ!」

 

新八が姉上と呼んだ女性は行き成りブチ切れ、

新八を殴り、マウントポジションを取り、殴り続ける。

 

お妙

「今月どれだけピンチが分かってんのか!

アンタの鼻クソみたいな給料でも、うちには必要なんだよ!」

 

一方的な姉弟喧嘩を前にし、銀時は逃げ出す。

 

銀時

「ワリィ、俺夕方からドラマの再放送見たいか……ら」

 

お妙さんが銀時を抱きかかえるように捕まえていた。

お妙さんはにこりと天使のような笑顔を浮かべていたが

彼には悪魔による地獄への誘いにしか見えなかった。

 

 

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あの後、志村新八の姉、志村妙にフルボッコにされた銀時は

二人の家である恒道館道場につれてかれる

ちなみに紗華は恒道館道場の屋根の上にいた

 

銀時

「いや、なんか本当にすいません、お、俺も、

何となくしゃいじゃって………調子に乗ってました!本当すんませんでした!」

お妙

「ゴメンですんだらこの世に切腹なんて存在しないわ

貴方のおかげでうちの道場は存続すら危ういのよ。」

紗華

(廃刀令の影響と言う奴ですか時代の流れとは残酷なものね。)

 

お妙は短刀を抜きながら笑顔で言う。

 

お妙

「鎖国が解禁になって二十年。方々から天人がやってきて江戸は発展していったわ。

でも、その一方、侍や剣、古きに誇った物は次々に滅んで行ってる。

うちの道場も廃刀令の煽りを受け、門下生は皆去って行って

今や姉弟二人でアルバイトをして形だけは保っている状態。

それでも、父の残した道場を守ろうと頑張って来たのに…………

お前の所為で全部パーじゃボケェ!」

 

銀時に切り掛かろうとする妙を新八は抑える。

 

新八 

「姉上落ち着いて!!」

銀時 

「君のお姉さん、ゴリラにでも育てられたの?

わ、悪かったって!切腹はできないけどケツぐらい俺でも持つって!」

 

そういって銀時は懐から名刺を出す。

 

お妙 

「何これ?………万事屋、坂田銀時?」

銀時

「今のご時勢、仕事なんざ選んでいられねぇ

頼まれればなんでもやる商売をやっててな。

この俺、万事屋銀さんが困ったことがあればなんでも解決してやるぜ。」

お妙

「だからお前に困らされてんだろうガァァァァ!」

新八 

「仕事紹介しろぉぉ!!!」

 

そういって二人は銀時を殴り蹴る。

 

銀時 

「落ち着いて!仕事は紹介できないけど、面接のときに緊張しないおまじないを」

新八・お妙

「「いるか!!」」

紗華

(新八でしたっけ後で真選組にスカウトしとくか

手駒は多いに越したことはありませんからね。)

新八

「姉上……やっぱり、この時代に剣術道場やってくのなんて、

土台無理なんだよ。この先、剣が復興することなんてもう無いよ。

こんな道場、必死に護ったところで僕ら何も……」

お妙

「損得なんて関係ないわよ。親が大事にしてたものを子供が護るのに、理由なんているの?」

新八

「でも姉上!父上が僕らに何をしてくれたって……」

 

その時、道場の扉が蹴破られ、黒い服を着た天人二人と、

同じ天人だがその二人より背が低く偉そうなキノコのような髪型の天人と

茶髪の中華娘が現れた。

 

キノコ頭の天人

「今日とゆう今日はキッチリ返してもらうでぇ!ワシ、我慢のもう限界や!」

銀時

「オーイ、借金か。オメーらガキのクセにデンジャラスな世渡りしてんな」

新八

「違う!僕たちじゃなくて父上が!」

お妙 

「新ちゃん!」

 

新八が何かを言おうとするが、それを妙は遮る。

 

茶髪の中華娘

「ゴチャゴチャ抜かしてないで早く払うもん払え!!

こっちは腹ペコなのよ!早く帰ってご飯食べたいのよ!」

キノコ頭の天人

「約束やったな!借金返せへん時は、この道場売るって!」

新八 

「ちょっと!!待って下さい!!」

茶髪の中華娘

「なによ!!もういいでしょこんなボロ道場!!

借金だけ残して死にさらしたダメ親父に義理なんて通す必要ないでしょ

さっさとこのボロ道場をさっさと売り払いなさいよ。」

 

茶髪の中華娘の言葉に腹を立てたお妙が茶髪の中華娘に殴りかかるが

茶髪の中華娘に片手で軽々と止められた

 

お妙

「んなっ!!」

茶髪の中華娘

「全く育ちの悪さが手に取るように分かるわね。」

 

そう言って茶髪の中華娘はお妙の腹にボディーブローを叩きこんだ

そのダメージで妙は腹部を抱えてうずくまった

 

新八

「姉上!」

キノコ頭の天人

「エエザマやな相手の力を見誤るからこうなるんや

この中華娘はただの中華娘やない。」

銀時

「どういう意味だそれは?」

キノコ頭の天人

「ハーフブラッド・・・お前たちも聞いたことあるやろ。」

新八

「地球人と天人(あまんと)の混血児ですよね最近増加傾向にあるあの⁈」

キノコ頭の天人

「そうや、それもただのハーフブラッドやない、

宇宙三大傭兵部族の一角、夜兎族の血が混ざっとるんや。」

華鈴

「あのねぇ~アタシには藤堂華鈴(とうどうかりん)って名前があんのよ!

人の名前位きちんと覚えなさいよね。」

キノコ頭の天人

「そ・・・そやったなすんまへんなぁお嬢さん。」

 

そう言ってキノコ頭の天人は周囲を警戒し始めた

 

華鈴

「???どうしたのよ一体?」

キノコ頭の天人

「いやなぁー何年か前に井上三姉妹っちゅう

辰羅族の血が混ざったハーフブラッドと一緒に取立にいったら

柳生九兵衛(やぎゅうきゅうべえ)っちゅう小娘にエライ目にあわされてのう

しかも三姉妹の長女井上百合華(いのうえゆりか)は右目を失明してもうたわ

その上三姉妹の次女井上柚華(いのうえゆずか)は右腕を

末っ子の井上彩華(いのうえあやか)は左腕を切り落とされてもうたわ

その上柳生一門に親の仇の如く追いかけ回されて災難やったわ。

まああの柳生九兵衛(やぎゅうきゅうべえ)は武者修行中やし

大丈夫やろ………………おおっ!そうや!」

 

キノコ頭の天人は何か思いついたのか

胸の内ポケットから一枚チラシを取り出した。

 

キノコ頭の天人

「わしなァこないだから新しい商売始めてん。ノーパンしゃぶしゃぶ天国ゆーねん」

新八 

「ノッ……ノーパンしゃぶしゃぶだとォ!!」

キノコ頭の天人 

「簡単にゆーたら空飛ぶ遊郭や、今の江戸じゃ遊郭なんぞ禁止されとるやろ。

だが空の上なら役人の目は届かんからやりたい放題や。

色んな星のべっぴんさん集めとったんやけど、

アンタやったら大歓迎やで。まァ道場売るか体売るかゆー話や、どないする。」

新八

「ふざけるな!そんなの行くわけ…」

お妙 

「わかりました、行きましょう」

新八 

「な!?姉上!」

 

あっさりと体を売ることを選んだお妙に、抗議するように新八が叫ぶ。

 

新八 

「ちょっ……姉上ェなんでそこまで……もういいじゃないか、ねェ!!姉上!!」

 

その呼びかけに、お妙は足を止めた。

そして、新八を振り返らず語り出す。

 

お妙

「新ちゃん、あなたの言う通りよ。こんな道場護ってたっていい事なんて何もない

苦しいだけ…………でもねェ私……捨てるのも苦しいの

もう取り戻せないものというのは、持ってるのも捨てるのも苦しい

どうせどっちも苦しいなら、私はそれを護るために苦しみたいの。」

 

お妙はそう言い切ると、キノコの車に乗せられ、道場から連れて行かれた。

 

紗華

「たまには攘夷浪士以外の相手も悪くないわね。」

 

そう言って紗香は真選組に連絡した後キノコ頭の天人達を追跡するために空を飛ぶのであった。

 

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その後紗華は真選組所属のサイボーグ少女永倉桃華(ながくらももか)と合流した後

違法風俗店ノーパンしゃぶしゃぶ天国を追跡していた。

 

紗華

「あれがノーパンしゃぶしゃぶ天国ね。」

桃華

「今回の仕事は違法風俗店の摘発か。」

 

紗華と桃華はノーパンしゃぶしゃぶ天国の後方100mを飛行していた

 

紗華

「対空砲の類はないみたいね、真選組の本隊が到着するまでどの位かしら。」

桃華

「真選組の本隊が到着するまでの所要時間は15分です。」

紗華

「本隊と合流次第船内に突入して一気に制圧するわよ。」

 

その時である1台のパトカーがノーパンしゃぶしゃぶ天国に突っ込んだ!

 

紗華

「なっ!!何なのよこれ!乗ってる奴はかなりのバカでしょこれ!」

桃華

「ど・・どうするのよ紗香!」

紗華

「私に聞かないでよそんなこと!」

 

紗華と桃華が言い争うこと10分後

 

紗華

「ん…………ねえ…………あの船高度が下がってないかしら。」

桃華

「確かに下がってますね………………動力炉の故障かしら?」

 

そう言っている間に船は江戸の海に落ちていった……。

 

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紗華

「海に落ちたから良かったものの、

町に落ちてたらとんでもない事になってたわね。」

桃華

「全くですよ。」

 

一方銀時はと言うと・・・・

 

銀時

「んだよォ!!江戸の風紀を乱す輩の逮捕に協力してやったんだぞ!!

パトカー借りたぐらい水に流せって!」

 

役人

「拝借ってお前パトカーも俺もボロボロじゃねーか!!ただの強盗だボケ」

銀時

「元々ボロボロの顔じゃねーか!!かえって二枚目になったんじゃねーか」

 

パトカーの運転手と口論中である

 

紗華

「そんじゃまぁ私は新八(メガネ)のスカウトに行って来るから

桃華は華鈴のスカウト及び司法取引の手続きよろしく♪」

 

そう言って紗香は新八の所に飛んで行った

 

紗華

「ヤッホー♪新八君だっけかな真選組に入隊する気はないかしら。」

新八

「真選組に………ですか。」

紗華

「前から小姓が欲しいと思ってたのよね。」

新八

「はあ……小姓ですか。」

紗華

「デンジャラスな展開も多いけどその分給料も高いわよ♪」

新八

「ぼ…僕は……。」

紗華

「まあ今すぐに答えを出す必要もないけどね。」

 

そう言って紗香はこの場を去っていった

 

新八

「……姉上、僕……」

お妙

「行きなさい。あの人達の中に何か見つけたんでしょ。

行って見つけてくるといいわ。貴方の剣を。」

 

弟の言いたいことを察したお妙は、すぐに許可を出した。

 

お妙 

「私は私のやり方で探すわ、大丈夫もう無茶はしないから。

私だって新ちゃんの泣き顔なんて見たくないからね。」

新八

「姉上……」

 

新八は父が亡くなる前に、自分たちに遺した最期の言葉を思い出していた。

 

新八

(父上。彼らの魂、如何なるものか。酷く分かり辛いですが

それは鈍く……確かに光っているように思うのです

今しばらく傍らでその光……眺めてみようと思います。)

 

 

新八はそう亡き父に語りかけながら、

役人に抑えられている銀時の元に駆け寄ったのだった

 

 

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数日後、真選組の屯所では…………

 

 

近藤

「本日付で真選組に配属になる・・」

華鈴

藤堂華鈴(とうどうかりん)です、よろしくお願いいたします。」

 

藤堂花梨(とうどうかりん)が真選組に入隊したのであった。

 

 

 

 

 




松原紗華(まつばらさやか)
年齢:17歳
身長:154cm
地球人と鳥人族のハーフ
空中戦では敵なしの強さを誇る
必殺技は空中から牙突を放つ牙突流星弾
《キャラクターイメージ:射命丸文》
永倉桃華(ながくらももか)
年齢:16歳
身長:160cm
攘夷浪士が起こしたテロに巻き込まれて
瀕死の重傷を負うがフロム星人の手によって
攘夷志士殲滅用サイボーグ2号機
型式番号JSS-02〈ホワイトグリント〉
に改造された
《キャラクターイメージ:フィオルン〈メカルン〉(銀髪ver)》
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