大海原のど真ん中に転送した海軍。周りを見渡しても陸地は見えない。ただ、代わりに海軍のものでは無い船が遠くに見えた。
小倉
「航海科より報告!右舷方向30km程に艦船を確認!やりますか?」
岩瀬義信少将戦艦長門艦長
「いや、敵の船とも限らん。商船かもしれん。もしここで射撃を行えばただの虐殺でしかない。」
小倉
「明らかに大砲のようなものを積んでいるらしいんですが…」
岩瀬
「敵が攻撃してくるまで待て!そうすれば正当防衛として攻撃ができる。」
長門を残し、他の艦艇は事前に建設していた港へ向かった。
帝国水軍
副船長兼副司令官
「前方に不審船を確認!敵のものと思われます!」
船長兼司令官
「やはり現れたか。数はこちらの方が勝っているな。」
帝国水軍は日本が水軍を派遣してくると思い、50隻近い大艦隊を海に展開していた。帝国水軍と日本海軍は10km程まで接近していた。
船長
「お、おい、敵の船でかくないか!?」
水軍の船は大きいもので150m弱程。長門は300mを超える。
副船長
「で、ですが敵の船はたった1隻!全艦一斉砲撃を行えば勝てるかと!」
船長
「そ、そうだな…よし、まずは威嚇射撃だ、撃てー!」
ドーン
撃った弾は海へ着弾する。
船長
「これで敵は恐れ戦いただろう。」
長門艦内
小倉
「完全に威嚇射撃してきましたよ!撃ちましょう!」
岩瀬
「いや、まだだ!敵が船体射撃してくるまで待機だ!ただ、攻撃用意はしておけ!」
帝国水軍
船長
「全艦砲撃用意!船首を右に向けろ!」
帝国水軍は左舷を長門の右舷と向かい合わせる形で舵を切った。
諸星
「敵艦、左舷をこちらに向けてきました!」
小倉
「戦艦に腹を晒すとはいい度胸だな。で、弾は装填したのか?」
諸星
「はい、既に装填済みです。しかし、弾の誘導システムは人工衛星誘導式なので偏差射撃による攻撃となってしまいます。経験があまり無いので当てれるか…」
小倉
「いや、さすがに当てれるだろ!ちゃんと訓練はしてるんだし、これで当てられなかったらびっくりだわ!」
安達
「そんな話してる間に敵に包囲されましたよ。」
小倉
「まぢかよ」
敵はいつの間にか長門を包囲していた。
小倉
「なんで艦長は射撃命令を出さないんだ。包囲されてんじゃん。」
帝国水軍
船長
「敵を包囲したぞ!全艦に一斉砲撃の合図をしろ!」
1隻の船に赤い旗が掲げられた。
ドーンドーン!
帝国水軍が一斉砲撃を開始した。しかし、敵の弾が長門の近くに来たところで緑色の壁が現れ、その壁にぶつかり爆発した。シールドだ。
船長
「な、なんだあれは!弾が爆発した!?」
副船長
「ぼ、防御魔法でしょうか!?」
長門艦内
小倉
「あいつら馬鹿だな。弾の無駄だ。艦長、撃ちますか?」
岩瀬
「ああ、攻撃を許可する!」
小倉
「全徹甲弾砲塔撃ちー方ー始めー!」
「てーっ!」
ドガーン!
とんでもない音と振動が起こる。4連装砲塔が火を吹く。
ドーン!
弾が着弾する。弾が直撃した船は一瞬にして爆発する。
一気に5隻沈没する。
船長
「なっ!なんだあの大砲は!」
小倉
「次弾装填急げ!」
諸星
「装填完了!」
小倉
「てーっ!」
ドガーン!
主砲塔が射撃する。今度は8隻沈没させる。
小倉
「電磁加速砲、荷電粒子砲、プラズマ砲用意!」
「てーっ!」
とんでもない速さで電磁加速砲、荷電粒子砲、プラズマ砲が飛んでいく。
ドガーン!
20隻近くが塵と化す。
船長
「一体何が起こっているんだ!?」
副船長
「わかりません!ですが一つだけわかる事があります!それは…」
「敵の文明は我々よりも遥かに進んでいる、ということです。」
ドガーン!
長門が無双するだけの回でした。書いてて思ったんですが、普通帝国水軍は威嚇射撃とかしないですよね。