コダ村の避難民と森で保護したエルフのテュカ・ルナ・マルソーを連れてアルヌス基地へ帰還した第3偵察隊。難民達は既に仮建設されていた宿舎を利用することになった。
黒川
「隊長、これ自動翻訳イヤホンマイクです。」
伊丹
「ああ、ありがとう。しかしこれ特地でも使えるのか?」
黒川
「相手の脳波とかで意思が分かるらしいです。あとはこの機械が自分たちで言語学習するそうです。」
栗林
「あと隊長、今日30式光線小銃が届いたそうです。」
伊丹
「おお、やっとか。今までのレーザー小銃じゃ殺傷能力低いし攻撃の見た目も地味だし音もならないしでコレジャナイ感が凄かったもんな。」
富田
「まあ、レーザーは光速で飛んで行きますけど光線は音速の2倍ぐらいの速さでしか飛んで行かないのが弱点ですね。」
伊丹
「それだけありゃ十分だろ。それはいい。富田と栗林は糧食班からレーション分けてもらってきて。」
富田、栗林
「了解!」
宿舎前
レレイ
「すごい…見たことない建物…」
テュカ
「どうやって建てたんだろう…」
伊丹
「ええと、ここが今日から皆が泊まる宿舎だ。この後、夕食にするから各自部屋に荷物を置いて来てくれ。」
宿舎内
伊丹
「全員居るな。よし、今から食堂へ行く。そこでこれから朝昼夕3食食べることになる。」
ロゥリィ
「不思議な壁ね。木や石じゃないみたい。」
レレイ
「それに、天井に付いているこの光源、火じゃないし魔法でもない。不思議。」
食堂
伊丹
「ここが食堂だ。さあみんな席に着いてくれ。」
栗林
「隊長、レーション持ってきました。」
伊丹
「ありがとう。皆に配るの手伝ってくれ。」
避難民達にレーションを配る。
伊丹
「それでは皆さん、召し上がってください!」
避難民達が恐る恐るレーションを口にする。
「美味しい!」
「何これ食べたことない!」
避難民達には好評だった。
食後
伊丹
「これから皆さんにはお風呂に入ってもらいます。宿舎の隣に仮設浴場があるので着替えを持ってそちらへ向かってください。」
浴場
浴場は男女で別れており、入口の前には30式光線小銃を持った兵が警備している。
女湯
ロゥリィ
「あら?もう先客が居たの?」
テュカ
「あはは…」
湯船
ロゥリィ
「ふぅー、気持ちいいわ。まさかこんな所に本格的な浴場を設えるなんて。」
テュカ
「お湯のお風呂なんて久しぶりに入ったわ。」
レレイ
「神官様は」
ロゥリィ
「ロゥリィでいいわ。」
レレイ
「じゃあ私はレレイで。ロゥリィは神殿に居た頃、豪華なお風呂に入っていたの?」
ロゥリィ
「そうねぇ。立派なお風呂に入っていたわ。」
入浴後
伊丹
「それじゃあ今日はもう就寝しましょう。」
数日後
アルヌス周辺には多くの人々が家や商店、居酒屋などを建て、村が形成された。
そして、ゲートからはあるものが運び込まれた。
伊丹
「あれは…」
倉田
「ロケット?」
栗林
「人工衛星を打ち上げるらしいですね。」
伊丹
「しかし、なんでロケットでなんだ?宇宙軍がやればいいじゃないか。」
富田
「なんか見た目が派手だしいい技術力誇示になるから、という理由らしいです。」
打ち上げ当日
打ち上げの様子は、避難民だけではなく基地の周りに住んでいる人々も見守った。
テュカ
「何をするの?」
伊丹
「人工衛星と言って、日本のいろんな兵器を精密に誘導するのと偵察を行うための機械を宇宙に打ち上げるんだ。」
テュカ
「宇宙に!?」
レレイ
「そんなことが出来るの?」
ロゥリィ
「凄いわねぇ。こっちより遥かに技術が進んでいるのねぇ。」
伊丹
「まあこの技術は180年位前からあるけど。」
カウンドダウンが始まる。
5
4
3
2
1
0のカウンドダウンでロケットが大きな音を立て、火を噴く。そして空へ飛んで行く。
「おぉー!」
「すげえー!」
「カッコイイ!」
傍観者から歓声が上がる。
この人工衛星の打ち上げにより精密な誘導が可能となった。
兵器紹介
30式光線小銃
最新の光線小銃。レーザー小銃はレーザーを飛ばす小銃だが、光線小銃はレーザーではなくプラズマやイオンなどをSF映画で宇宙人が使っているような光線に変換し飛ばす。太陽光のある所ならどこでも使える。光線の色は、プラズマは緑、イオンは青、紫外線は紫、太陽光は赤になる。