すこし昔話をしようか。これは世界が破滅に向かっていた時の話だ。あいつぐ戦争で多くの人が死んでいくなか、聖王は争いを止めようとして手を差し伸べていた、それでも争いは終わらず続いていた。聖王は困惑した人々は平和な世界を望んでいないのかと。そして争いを止めるために自らも争いに身を投じていった。しかしそれを邪魔する者が現れた聖王の作ろうとしていた平和な世界を壊すものが。そいつは黒い鳥って呼ばれたらしい。
これはほんとにあった話だいまから300年前にベルカでおこった本当の話……
・300年前ベルカ聖王のゆりかご内部
揺れるゆりかごの船内で2人の魔道士が戦っていた1人は紅と翠のオッドアイで両手の義手に虹色の魔力を帯び戦う聖王。
もう一人は黒い髪に蒼の目で刀を持ち肩には八咫烏の紋章をもった騎士だった。
二人が戦い始めてどれほどの時間がたっているのだろうか。
共に勉強や武訓にはげみ共に笑い時には喧嘩もしたがそれでもお互いに信頼し背をまかせて戦える関係だったはずなのに今は向かいあって戦っている。どうしてこんなことになったのか聖王にはわからなかった。
聖王「どうして私の邪魔をするの!?。あなたは平和な世界を望んではいないの!?」
?「遅かったんだなにもかも。一度始まった負の連鎖は止められない。」
聖王「だからこそ私は!!!」
?「今の君のやり方では争いをとめることはできない。たとえ止めることができてもそれは1次的なものですぐにまた別の争いがおこる。君にはそれがわかっていたはずだ!」
聖王「昔の私じゃ争いはとめれない!争いを止めれる私に変わらないといけないんだ!。わたしだって君とみんなとの宝物のような日々がずっと続けていけたらよかった!。だけど私には命を生み出すことも大切な人を抱きしめるための温かな腕もないから、そんな風に何もできない私だから、せめて終わらない戦乱と灰色の雲と、人々の飢えと悲しみを少しでも早く終わらせるために、私はゆりかごの聖王になったんだ!!」
何時間も続いた戦いに終わりの時はやって来た。
最後の激突の瞬間男の持つ刀が聖王の体を貫き長く続いた戦いに決着がついた。
?「俺を恨んでくれリヴィ。それでも俺は…」
聖王「君が何を求めているのか私にはわからない。君はなんのために…ゴホッ」
口から血を吹き出し朦朧としていく意識の中聖王の目に写ったのは涙を流す男の顔だった。
聖王「君が泣くとこ…はじめてみたな…」
彼女は最後にそう言って長い眠りについたのだった。
これ以上はやめておこうそれは私が語るべき物語ではないのだから。