なのはとフェイトが任務に出た翌日早朝、ヴィヴィオは自主練のためにいつも通っている公園に向かった。そこはめったに人が来ないため鍛錬に集中できると、ヴィヴィオが気に入っている場所だった。変身魔法を使い大人の姿になりヴィヴィオは家からその場所までランニングでむかった。
目的地についたヴィヴィオは格闘技の型の練習をはじめたがふといつもならだれもいなかったはずなのに今日は、ベンチに座り本を読んでいる青年がいるのに気がついた。最初のうちは気にしないで練習を続けたがこんな朝早くにこんな場所にいるのが気になって声をかけた。
ヴィヴィオ「あの…おはようございます。」
青年「ん?あぁおはよう。何か用かな?」
青年は本を読むのをやめてヴィヴィオに顔を向けた。
ヴィヴィオは思わず声をかけてしまったがどうしてここにいるんですか?と聞くのは失礼だと思いなんと答えようか迷ってしまった。
青年「もしかして練習の邪魔だったかな?」
ヴィヴィオ「いえ!そんな事はないです!こんな朝早くにはここに人がいるのは珍しいなって思って挨拶だけでもと思って、邪魔だなん思ってはなくて、えーとあのー」
青年に失礼なやつと思われないように必死に言葉を探したが頭のなかがこんがらがってヴィヴィオは自分でもなんて言っているのかわからなくなってきた。そんな様子を見て青年は思わず笑ってしまった。
青年「邪魔になってないならよかったよ。俺はレオン、散歩してたら静かで良い公園だったんですこし休憩していたたところだ。」
ヴィヴィオ「私は高町ヴィヴィオです。いつもこの公園で格闘技の練習をしてるんです。」
レオン「そうか、それなら練習の邪魔にならないように、今日は帰るとしようか。」
レオンは立ち上がり帰ることにした。
ヴィヴィオ「あの!またお会いしたらまた話しかけても大丈夫ですか?」
ヴィヴィオはなぜだか今日初めてあったはずのレオンが気になっていた。出会ってから数分しかたっていないはずなのに昔からしっているような話しをしていて心が落ち着くような感じがしていたのだ。
レオン「大丈夫だよ。それじゃまたね。」
そう言ってレオンは歩き始めた。そしてすこしして後ろを振り返り向くと、練習を再開していたヴィヴィオを懐かしむような目で眺めた。
レオン「高町ヴィヴィオ……か。話し方も、雰囲気もほんと君にそっくりだよリヴィ……」
そう呟きレオンは歩き出した今度はふりかえることはなかったのだった。