第一羽 悪霊にとりつかれた少女1
2004年エジプト・・・
今この瞬間ある一族ととある吸血鬼との長きに渡る因縁に決着が付こうとしていた・・・
「てめーの敗因はたったひとつだぜ・・・・DIO・・・たった一つのシンプルな答えだ・・・テメーは俺を怒らせた」
青年の言葉により一人の吸血鬼は敗北しこの世界から消滅した、それにより殆どの者が全てが終わったと感じていた。しかしその様子をフードを深く被った一人の少女が見つめていたそして暫くするとその少女の姿は跡形もなく消えた、そして青年たちはその少女の存在に気づくことはなかった・・・
それから10年以上過ぎた2014年日本にあるとある町である異変が起きようとしていた
「メグさんが学校を休んでからもう一週間ですか・・・流石に少し心配ですね」
「メグの家に行っても会いたくないって追い返されちゃうからなぁ。ホントどうしたんだろ?」
そう言いながら歩いている2人の少女の名前は香風智乃と条河摩耶、2人は最近学校を休んでいる仲良しの少女『奈津恵』の事を心配していた。3人はとても仲がよく3人の名前の頭文字をとってチマメ隊と呼ばれていた。そして無駄足になる可能性を考えながらももう一度メグの家に向かおうとしていた時
「すまない道を聞きたいのだが・・・」
男に声を掛けられたチノは『はい、何でしょう?』と答え様としていたチノの言葉は『はい』の部分で固まった、それは隣にいたマヤもおなじであった。なぜならばチノ達に声を掛けてきたのは白いコートをきた高身長の男とがタイのいい外国人の男そしてひげを生やしている渋い男性の3人組だったからだ。
「・・・何の用事ですか?」
チノは警戒心を露にそう答えたチノに男は安心させる様に声色を和らげ
「俺達は別に怪しい者ではない、少し道を聞きたいだけ。、安心してくれないだろうが?」
「まぁ。しょうがねえよ『承太郎』お前はおっかない顔をしてるからな」
「『ポルナレフ』お前も人の事を言えんじゃろ」
ひげを生やし男性にそう言われた『ポルナレフ』とよばれた男性は苦い顔を浮かべそっぽをむいてしまった。
「それで?おじさん達は私達に道を聞きたいんじゃないのは?」
いつの間にか緊張がとけたのかマヤは3人組に声を掛ける、チノはこういう時のマヤの行動力には感心していた。
「俺達はとある人物の家を探している、その人物の名前は奈津というんだが何処にあるかしらないか?」
「えっ!探しているのはメグさんのお家なんですか?」
「何だよ嬢ちゃん達の知り合いなのか?」
「知り合いも何もそこは友達の家だよ,おじさん達はメグの家に何の用事なの?」
「まぁ、大人のハナシってやつだ。子供が気にする必要はない」
チノはそんな男性の言い方にカチンときたがもしかしたら安易に聞いてはいけない事情があるのかもしれないと思い直しマヤと共に男性達をメグの家に向かって歩き出した。
その頃メグはカーテンを閉め切った部屋に閉じこもっていた。部屋の中は何者かに荒らされたかのように物が散乱していた。
「一体どうなっているの?誰が助けてよ・・・チノちゃん・・・マヤちゃん・・・ココアちゃん・・・
そんなメグの言葉に答えてくれる人間はだれもいなかった。
チノ達がメグの家に到着するとチノはインターホンをならす、するとすぐにメグの母親である「奈津佳苗」<なつかなえ>がどあをあけてチノ達を出迎えた
「あら、チノちゃんにマヤちゃん、今日もお見舞いにきてくれたのかしら?」
「はい、そうです、それでメぐさんの様子はどうなんですか佳苗さん?」
「相変わらずよ・・・ずっと部屋に閉じこもったままで、私にすら顔を合わせてくれないの・・・本当にどうしちゃったのかしら?
チノは悲痛な佳苗の表情を見て心が苦しくなったしかし自分には何も出来ない為うつむく事しか出来なかったそれはマヤも同じであった。するとここで例の白いコートを着た男性が口を開いた。
其れから数分後、チノ達はメグの家に到着した。チノは早速インターホンを鳴らすと直ぐにメグの母親である『奈津佳恵』<なつかなえ>が扉を開けチノ達の前に現れた。
「あら、チノちゃんじゃない、マヤちゃんも一緒なのね」
「こんにちわ、おばさんメグの様子はどう?私達メグのお見舞いに来たんだけど」
マヤの言葉を聞くと佳恵は表情を重くしそして口を開いた
「2人ともありがとう、でもあの子は私にすら顔を合わせてくれないのよ食事の時も部屋の中に入れてくれなくて、本当にどうしちゃったのかしら」
「佳恵さん……」
チノはそんな悲痛な表情を浮かべた佳恵の様子をみてとても心が苦しくなった、しかし自分は何も出来ない事も分かっていたので慰めるなんて事は出来なかった。其れはマヤも同じらしくチノもマヤも無言になるしか無かった、するとずっと黙ったままだった白いコート着た男性が口を開いた
「大丈夫ですよ佳恵さん、あんたの娘さんの事は俺達が何とかしますから」
佳恵はその言葉で男達の存在に気が付いたのか男達の方に顔を向けると佳恵は驚いた表情の見せた
「貴方は『承太郎』くん?じゃあ、もしかして隣に居るのは『ジョセフ』さん?」
「久しぶりじゃのう佳恵さん、結婚式の時以来かな?」
「承太郎君とは3歳ぐらいの時に一度会ったぐらいよね?本当に大きくなったわねぇ」
親しそうに話している佳恵達の様子に困惑しながらもチノは口を開いた
「あの、佳恵さんはその男の人達とはどういう関係なのですか?」
チノが疑問符を浮かべながら佳恵に質問する
「ええ、チノちゃんとマヤちゃんに紹介するわね、このお爺ちゃんの名前は『ジョセフ・ジョースター』で帽子を被っている男の人が『空条承太郎』くん、後一人は・・・」
佳恵に呼ばれるのを今か今かと待っている銀色の髪をした外国人の男だか
「えっと……何方様でしょう?」
佳恵のその言葉に男は漫画なら擬音が出ても可笑しくは無いズッコケ方をした
「此奴はわしと承太郎がエジプトを旅をした時の仲間の『ジャン=ピエール・ポルナレフ』まぁ見た目の割には悪い奴では無いから安心して良いぞ」
「ジョセフさん酷いッスよ」
「其れでジョセフさん達は佳恵さんとはどういう関係なのですか?」
チノはずれ始めた話を修正する様にジョセフ達に声をかけた
「おっと、スマンスマン、この家の祖父はわしの母親であるリサリサ、『エリザベス・ジョースター』の再婚相手だったんじゃよ、じゃから佳恵さんとは小さい頃に何度か会った事があるんじゃ」
「えええ!?メグのお爺ちゃんって外国人の女の人と結婚してたの?」
「マヤさんはメグさんと幼稚園の頃からの付き合いだったのに知らなかったのですか?」
「うん、お爺ちゃんはメグが小さい頃に死んじゃったって言ってたから詳しくは聞いた事は無かったんだよね」
「そうだったんですか……」
「おっほん、話を続けて良いかな?」
ジョセフが咳払いをしてそう言うとチノと
チノは申し訳なさそうな表情を浮かべた後ジョセフに先を話す様に促した
「お前さんの旦那さんから連絡を受けたんじゃよ娘の様子が可笑しい、『悪霊に取り憑かれた』と娘が言っているとな」
「あの人、いつの間にそんな事を…」
「わしらなら娘さんの事を何とか出来るかもしれん、会わせてはくれないじゃろうか?」
「私は構いませんが、でもあの子が会ってくれるかどうか」
「大丈夫だ、佳恵さん俺に任せてくれ」
そう言うと承太郎は家の中に上がり込んでいく、その後にジョセフ、ポナドルフが続いて行く
「チノ!私達も行こうよ」
「はい!」
2人はそう言うと承太郎達の後を追ってメグの家の中に入って行った。
To Be Continued……