ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

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第十羽 青山スタンドマウンテン1

 

ココアとチノはふたりでコーヒー豆の買い出しへと行っていた、ラビットハウスで使っているコーヒー豆の在庫が切れそうな為ココアとチノはリゼとティッピーにラビットハウスを任せふたりで買い出しに出かける事になったのだ、因みにマヤとメグはスタンド使いとなってから日が浅い為承太郎と仗助からスタンド使いとしての特訓を受けている。何時もの仕入れ先でコーヒー豆を買い終えた2人は荷物を持ちながらラビットハウスへと帰っていた

 

「チノちゃん荷物重くない?お姉ちゃんが持ってあげようか?」

 

コーヒー豆が入った袋は意外と重くしかも今日は気温も高い為重い荷物を持って歩いてると汗がダラダラと流れていく、ココアは汗を掻きながらも黙々と荷物を運んでいるチノをみたココアはチノの体力を心配してチノの分も持とうかと提案したが

 

「大丈夫です、1人でも持てますから」

 

とキッパリ断るがチノは無理して持っているのがココアにはバレバレだった

 

「ねぇ、チノちゃん、私も少し疲れちゃったから少し休んで行かない?」

 

「そうですね!コ、ココアさんが疲れてるならしょうがないです少し休んで行きましょう!」

 

そう言うチノの表情は明らかにホッとしている物だかココアは其処には触れずに休む場所を探し始めると其処に青山翠(青山ブルーマウンテン)が現れココアとはチノに話しかけて来た、青山ブルーマウンテンは最近に映画化した人気小説「うさぎになったバリスタ」の作者である、そしてラビットハウスの常連でもある為ココア達とは親しい仲なのだ

 

「あら、ココアさんにチノさん、おふたりでお散歩ですか?今日はラビットハウスのお仕事はお休みなんですね」

 

「いえ、違います、お店のコーヒー豆が切れそうなんでココアさんと一緒に買いに行った帰りです、そういう青山さんは今日も小説のネタ探しですか?」

 

「まぁ、そんなところです、ところでココアさんとチノさんお時間があるなら少しお話しませんか?軽いお茶くらいならご馳走しますよ?」

 

時間にはまだまだ余裕ある為ココアとチノは素直に青山の好意に甘える事にした

 

「それではラパンの方で美味しい紅茶でも飲みましょうか」

 

そう言うとチノ達と一緒にラパンに向かう青山、しかし青山の口元には意味深な笑みが浮かんでいた・・・

 

「そうだ、私今チョコレートを持っているのですが良かったら食べて下さい」

 

青山はポケットの中から小さなチョコレートを取り出してココアとチノに手渡した

 

「ありがとう青山さん」

 

「ありがとうございます」

ココアとチノは青山からチョコレートを受け取ると包装紙をとりチョコレートを口に入れた

 

「チョコレート美味しいね、チノちゃん」

 

「はい、冷えていてとても美味しいです」

 

今日は何時もと比べて気温が高く暖かった それなのに青山のポケットに入っていたチョコレートは溶ける事はなく冷たいままだった、それに少し引っかかりを感じたココアだが気にはあまり止める事はなかった。

 

そしてラパンまであと数分のところまで来た時青山はチノに声をかけた

 

「チノさん、肩に埃がついてますよ?私がとってあげますね」

 

青山がチノの肩に触れようとした瞬間ココアが青山を突き飛ばした、突然のココアの行動に唖然とするチノ、そしてココアは厳しい表情で青山を睨みつけていた

 

「いきなり酷いじゃないですかココアさん」

 

突き飛ばされた時に打った腰を摩りながらゆっくりと立ち上がる青山

 

「そ、そうですよ!青山さんになんて事をするんですかココアさん!」

 

チノはココアに非難の言葉をぶつけるがココアは厳しい表情を崩さずに青山を睨みつけたまま青山の背後を指さし

 

「青山さん・・・今チノちゃんを殺そうとしましたね?その・・・『スタンド』で!」

 

ココアの言葉に驚愕し青山を見つめるチノ、しかし青山はそんなチノの様子を気にとめる様子も見せずにココアを見つめ

 

「スタンド?ココアさんが何をおっしゃっているが分かりませんねぇ」

 

青山はスタンドの事は知らないと言ってはいるがココアは青山がスタンド使いである事を確信していた。ココアは無言で(ブレイクアウト)を出現させるチノにはスタンドが見えていない為に反応は無いが青山の目線がほんの少し逸れたのをココアは見逃さなかった

 

「ココアさん?真剣な顔をして一体どうしたんですか?」

 

ココアは青山の背後に(ブレイクアウト)を出現させて(ブレイクアウト)の指先に小さな爆発エネルギーを集中させて青山に放つ、すると青山は其れを身を逸らす事です避け、(ブレイクアウト)片手が凍りついた。青山はほっとした表情を見せたが直ぐにしまったっと言う表情に変わった。

 

「やっぱり青山さんには見えているんですね、私のスタンドが」

 

「やりますねココアさん…正直貴方は優しい方だと思っていましたがまさかこんな手を使ってくるとは思いませんでしたよ」

 

「まぁね、スタンド使いが絡んでいるんだとしてたら普通のやり方じゃ対処出来ないしその他にも色々と青山さんには違和感があったからね」

 

ココアのその言葉に観念したのか青山の背後には白い着物をきて髪も肌もまるで雪のように真っ白な雪女の姿をしたスタンドが現れた

 

「本来ならばれない様におふたりを始末するつもりでしたがバレてしまっては仕方ありません。まずはスタンド使いのココアさんの方から始末するとしましょうか」

 

青山がそう言い手をココア達の方に向けると氷の固まりを作り出して其れを音速でココアの方向に飛ばしてくる、ココアは其れを横に飛んで避けた

 

「中々反射神経ですねぇ羨ましいです、ですが甘いですよ?」

 

青山の手のひらにビー玉サイズに氷が現れるとその氷は瞬くに槍投げの種目に使われている槍の形に生成された

 

「安心して下さい、ココアさんを始末したら直ぐにチノさんもココアさんのところに送ってあげますからね」

 

青山の不気味とも言える笑みに悪寒を感じるチノ、ココアはそんなチノを守る様に立ちはだかる

 

「チノちゃん、此処は私に任せて何処に隠れていて」

 

「そんな!ココアさんを置いて逃げるなんて出来ませんよ!」

 

「スタンドが見えないチノちゃんに戦う事はできないでしょ?大丈夫!チノちゃんはお姉ちゃんが絶対に守ってみせるから!」

 

「ココアさん・・・お願いですから絶対に死なないで下さい!」

 

チノは悲痛な表情を浮かべてそういうと踵を返し逃げて行くしかし青山はそんなチノに攻撃を加えようとはしなかった

 

「チノさん逃がしませんよ〜」

 

青山は氷の塊を再び作り出すと其れをチノに向かって飛ばすが氷の塊はチノにぶつかる前に独りでに砕けてしまった。そしてその間にチノの姿は曲がり角に曲がって見えなくてなってしまった

 

「あらあら〜チノさんが逃げてしまいましたか、まぁココアさんを始末した後に追いかければ問題は無いですね」

 

余裕があるのかそんな事を言う青山、そんな青山にココアははっきりとした大きな声で言った

 

「青山さん、青山さんが最初に私を狙ったならまだいいけど、青山さんが最初に狙ったのはチノちゃんの方だった、私には其れが許せない、私のチノちゃんを私の守りたい平穏な日々を傷つけるのは例え青山さんだとしても許せないから!」

 

「許せないならどうすると言うんですか?」

 

「だからチノちゃんには指一本触れさない!私はチノちゃんの『お姉ちゃん』として大切な妹を守って見せる!」

 

その時のココアの姿はまるで星の一族の人間がかつてとある殺人鬼に立ち向かった若者達が持ち合わせていた『黄金の精神』をその身に宿し体現しているようだった。

 

To Be Continued…

 

 

 

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