ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

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第十八羽小麦を愛した少女と少女に愛された親子1

小麦を愛した少女と少女に愛された親子1

 

 

此処は木組みと石畳の街にある巨大なターミナル駅、其処にある一両の列車がホームに入ってくる。そして沢山の旅行者と思わしき乗客が降りそんな中に大学の教授と思わしき中年の男性と大学生ぐらいの男性が降りてきた

 

 

「ふぅ、流石にこの歳になると長旅は腰に来るなそう思うだろレオ?」

 

 

「情けないなぁサルマ父さんは頼むから無理だけはしないでよ?」

 

 

「分かってるさ、さて久しぶりに愛娘の顔でも見に行くか場所は確か…ラビットハウスだったかな?」

 

 

「母さんから貰った地図もあるし行ってみようか」

 

 

 

今日もラビットハウスは盛況だった、その理由は口コミでトニオの料理が話題になりランチタイムとバータイムのの客が飛躍的に増えたおかげだった。何時ものメンバーならば人手が足らずに助っ人を頼んでいたところだが新しく従業員となった仗助と康一、そしてトニオの弟子となった億泰のおかげで人手不足は大分解消されたのである。そんな中新しく客の来店を知らせるベルが鳴りココアが接客の為に近づくとココアはその客を見て動きを止める

 

 

「ココアさん?どうしたんですか?」

 

 

動きを止めたココアを不審に思ったのかチノが近づくとココアはその客に勢いよく抱きついた

 

 

「ココアさん!?」

 

 

いきなりのココアの行動にチノは面食らいその様子を見ていた億泰と仗助はからかいの表情を浮かべ、そして客として近くでそれを目撃したメグも顔を真っ赤にさせていた。

 

 

 

「久しぶりだね、お兄ちゃん!お父さんも久しぶり!来るなら来るって連絡してよ!」

 

 

「あはは、サプライズだよサプライズ、驚いたろ?ココア」

 

 

「君達がココアが言っていた友達かい?うちの娘が何時も世話をかけて済まないな」

 

 

ココアと親しそうに話している男性はどうやらココアの兄と父親らしい

 

 

「あの、おふたりはココアさんのお兄さんとお父さんなんですよね?私この喫茶店のマスターのチノと申します。よろしくお願いします」

 

 

「俺は保登レオ、もう分かっていると思うけどココアよりも3歳年上の兄だ、不出来な妹ども共よろしくな」

 

 

「私は保登サルマ、不出来な娘と息子の父親と言った所だ娘が色々と迷惑をかけているとは思うが仲良くしてやってくれ」

 

 

「もう!お父さんもお兄ちゃんも酷いよ!私は此処では面倒見の良いお姉ちゃんて通っているんだから!」

 

 

「でも、ココアさん良く仕事中昼寝していているよね?」

 

 

「日向ぼっこも良くしてるよな」

 

 

康一と仗助の鋭いツッコミにココアはそっぽを向いて口笛を吹いて誤魔化す、そんなココアにレオとサルマは呆れたため息をつくと其処にタカヒロが2階から降りてくる

 

 

「初めまして、この喫茶店のマスターをしている香風タカヒロです、お宅の娘さんにはうちの娘と仲良くさせて貰っていますよ」

 

 

何時もと違い紳士な様子でサルマとレオに挨拶するタカヒロ、そんなタカヒロにサルマは

 

 

「そんな堅苦しくしなくても良いですよ、私達がこの街に来たのは仕事の用事そのついでに寄っただけなんですから」

 

 

「仕事って言えばココアさんのお兄さんとお父さんは何の仕事をしているのですか?」

 

 

チノがそうサルマとレオに質問すると

 

 

「私は大学で教授をしているレオはその手伝い、因みに担当しているのは歴史民俗学だココアから聞いたいなかったのかい?」

 

 

「はい、ココアさんからそういう話を聞いた事はありませんでした」

 

 

そんなチノの言葉にココアは

 

 

「そう言えばお父さんとお兄ちゃんがそんな事を言っていたような…言ってなかったような?」

 

 

ココアは頭に沢山のクエスションマークを浮かべながら首を傾げる

 

 

「家族の事くらい覚えておけよ!?」

 

 

仗助のツッコミがココアに炸裂する

 

 

「あのう…ココアちゃんのお兄さんとお父さんに聞きたい事があるんですけど…」

 

 

今まで話を聞いていただけだったメグが恐る恐る手を挙げる

 

 

「君は確か…メグちゃんだったよね?俺達に聞いた事って何だい?」

 

 

「ココアちゃんから聞いたんですけど…お兄さん達もスタンド使いなんですか?」

 

 

「お兄さん達もってもしかして君もスタンド使いなのか?」

 

 

レオの言葉を聞いたメグは無言で頷くと〈ラブ・トパーズ〉を出現させた

 

 

「驚いたな…まさかココアの下宿先にスタンド使いがいたとはな」

 

 

メグのスタンドをみたレオはポケットの中からいくつかの植物の種が入った試験管を取り出す

 

 

「俺のスタンドは〈グリーン・ハーネット〉まぁ植物を操るだけの能力さ」

 

 

サルマの背後には灰色の身体をした成人男性の姿をしたスタンドが現る

 

 

「私のスタンドは〈ジェイグ・ハグ〉能力は直接見てもらった方が早いな」

 

 

サルマがそう言うとおもむろに近くにある椅子を掴むとそれを自分のスタンドに殴らせると椅子が繊維状に解けた

 

 

「椅子が繊維状に解けちゃった!?」

 

 

その様子を見たメグは驚きの表情をしその場にいた仗助や億泰も同じような表情を浮かべる

 

 

「私のスタンドは殴った物を繊維状にバラす能力だ、生き物も繊維状にする事も出来るし繊維状に解いた物を元に事も可能だ」

 

 

サルマの言葉通りに繊維状に解けた椅子を一瞬の間に元に戻し普通に椅子として使える事を証明する為に椅子に座った

 

 

「と、まぁ俺達のスタンド能力はこんなところだ、因みにココアから聞いていると思うが俺達はココアの時とは違い気が付いたらこのスタンドを得ていた、それと其処に居る2人組もスタンド使いなんだろ?」

 

 

「ああ、その通りだぜココアの兄さん俺と康一、厨房にいるトニオと億泰もスタンド使いだこの中でスタンド使いじゃないのはチノぐらいだぜ」

 

 

「後、此処には居ないけど私の友達のマヤちゃんとこのお店の常連の青山さん、凛さんもスタンド使いなんだよついでに岸辺露伴という漫画家さんもね」

 

 

メグが仗助に補足する様にレオとサルマに説明する

 

 

「…ココアお前の下宿先は一体どうなってんだよ?」

 

 

「あははは…」

 

 

苦笑いを浮かべるレオにココアも苦笑いを浮かべるしかなかった。

 

 

それから数分後ココアはサルマとレオを連れて街を案内していた因みに付き添いとしてメグも同行している、何故こうなったかというと純粋にタカヒロの好意による物だった、久しぶりに家族に会えたのだからと言う事でバイトを早上がりさせて貰ったのだ

 

 

「ふたりには最初に私の親友がやってるお店に案内するからね」

 

 

ココアは年相応の笑顔を見せてウキウキしながら歩いているやはり久しぶりに家族に会えた喜びが大きいのだろう、しかし丁度その時反対側から空条承太郎が此方に向かって歩いて来ていた

 

 

「ココアじゃないかメグも一緒にどうしたんだ?そっちのふたりはお前達の知り合いか?」

 

 

「承太郎さんこの人達は私のお父さんとお兄ちゃんだよ、今日は仕事のついでに来てくれたから私がこの街を案内してるんだよ」

 

 

「そうか、なら少し申し訳ない事をしたな折角の家族の水入らずの時間なんだ楽しむと良い」

 

 

しかしその時何処からか自分達を見つめている視線を感じ承太郎達は周りを見渡すと其処にはビデオカメラを抱えた女性がいた

 

 

「私は恵飛須沢絵里(えびすさわ えり)貴方達を倒せばある人達から賞金を貰えるの申し訳ないけど此処で私に倒されてくれないかしら?」

 

 

その言葉を聞いたと同時にメグは(ラブ・ドパーズ)を出して絵里に攻撃を加えようとするがその瞬間に〈ラブ・ドパーズ〉の動きが止まってしまった本体であるメグの動きも止まり身動き一つなかったまるで石像にでもなってしまったかの様に

 

 

「メグちゃん!?しっかりして!」

 

 

「………」

 

 

しかしメグの反応はなかった、その様子を見ていた絵里がビデオカメラを操作すると突然メグが動き出し(ラブ・ドパーズ)の攻撃がココアに直撃してしまった、ココアの命には別状はないか額から大量の出血をしてしまっていた

 

 

「ココアちゃん!?どうして私はココアちゃんに攻撃を?」

 

 

困惑しながらココアの出血を止める為に持っていたハンカチを押しつけるメグそんなふたりを守る為に前に躍り出た承太郎は(スタープラチナ)を出すと一気に間合いを詰めようとするが(スタープラチナ)の動きがまるでビデオの逆再生の様に承太郎の元に(スタープラチナ)が戻っていく、そして絵里は足元に転がっていた石ころを蹴るしかしその石ころは有り得ないぐらいの町スピードを出すと(スタープラチナ)の右肩を撃ち抜いた、承太郎は僅かに呻き声を上げるとその場に膝をつく

 

 

「さて、こっちの攻撃はまだまだこれからよ?」

 

 

絵里は持っていたビデオカメラでココア達を捉えようとするがココア達と絵里との間に突然に蔦が地面を突き破って出て来た、それによりココア達の姿が絵里側から見えなくなってしまった

 

 

「お、お兄ちゃん?」

 

 

蔦の反対側では地面に手を触れていたレオが静かにその場から立ち上がりココアに近づいて来た

 

 

「ココア大丈夫?」

 

 

「う、うん私は大丈夫だよ」

 

 

ココアの言葉を聞いたサルマとレオは安堵の表情をみせた後ふてぶてしい笑みを浮かべお互いに頷き合うと承太郎とメグに何かを耳打ちしながらココアを傷つけたスタンド使いに借りを返す算段を考え始めた

 

 

To Be Continued…

 

 

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