マヤは学校から自宅への帰り道を歩いていた
「ふ〜今週もようやく終わったよ〜明日と明後日は休みだから夜中までゲームをやるぞ〜!!」
今日は学校から宿題を出されていた筈だがマヤの脳内からはすっかりとその事は抜け落ちており、これからの2日間の休日をどのように楽しむかを考えているとマヤの鼻にクレープ屋の甘い匂いが漂って来た、マヤが辺りを見回すと移動式のクレープ屋の車が停止しており、小腹がすいている事に気が付いたマヤはクレープを買うためにクレープ屋へと近づいて行く
「イチゴクレープを下さい!」
マヤが弾けるような笑顔で店員にそう言うと後ろを向いて作業していた店員はマヤの方を向いた、その店員は垂直に逆立てられた柱のような髪型をしておりマヤがとても良く知っている人物だった
「はいよ、ってマヤじゃねぇか、買い食いか?余り感心しねなぁ」
クレープの店員はなんとポルナレフであった、マヤは予想外の人物がクレープ屋の店員をしている事に驚き何よりもポルナレフのクレープ屋の制服とエプロンをつけて働いているというミスマッチさにマヤは思わず吹き出してしまった。
「ポル兄!?こんな所で何してるのさ?ていうかその格好…ぷ…あっはははは〜!!」
「そんなに笑うこたぁねぇだろ!!」
「ごめんごめん、それでポル兄は何でクレープ屋の店員やってんの?」
「承太郎もジュセフさんもこの街で仕事を見つけてるだろ?俺だけ働かない訳にはいかねぇし?適当に仕事を探していたらこのクレープ屋の仕事があったんでダメ元で応募したらよぉ、見事に採用されちまったってわけ」
ポルナレフの説明にマヤは納得した表情を見せるが直ぐにからかう様な表情に変わり
「それにしてもポル兄がクレープ屋をやってるなんて承兄や仗助が見たらなんて言うかなぁ?」
マヤがニヤニヤとそう言うとポルナレフは陰を落とした様子で
「承太郎達ならこの間来たぜ、承太郎の野郎俺のこのカッコを見た時、オモクッソ目を逸らしやがるし仗助に至っては堪えるす事もなく大声で笑いやがるんだぜ!ヒデェと思うだろ?」
「いやいや、承兄達の気持ちは分かるよ、私も同じ状況だったら思いっきり笑うもん、心の底から大きな声で」
「お前…本当は俺の事嫌いだろ」
「なに言ってんのさ、そんな訳ないじゃん」
マヤはあっさりとそう言うがポルナレフは疑う様な素振りを見せていると
「そんな事より私が注文したイチゴクレープを早く作ってよ!私はお客さんだぞ!」
「調子の良いヤツめ…」
ポルナレフは呆れた顔をするがとりあえずはマヤの注文したイチゴクレープの調理を始めるボウルに入れられている牛乳と薄力粉と砂糖、溶き卵で作られた生地の元をお玉で一杯分すくうとサラダ油を引かれ充分に熱を持っているクレープ用の鉄板にお玉ですくった生地を流し込むとクレープ用のトンボで手早く広げていくそして生地に熱が通り生地の表面が乾いて来ると木柄のパステルで鉄板からあげ冷ます為に調理台の上に置く、そして冷蔵庫からイチゴを数個取り出すとペッティナイフでイチゴを半分に切りそして充分に冷めた生地に生クリームを逆三角形にクリームを乗せると半分に切ったイチゴとイチゴソースをかけて最後に生地を半分におりクルクルと巻きクレープ袋に入れてマヤに手渡した
「ポル兄って見かけによらずに料理上手いんだね」
「見かけによらずってのは余計だ、俺には妹がいたんだ、だから小さい頃から料理をやってんだよ、ホラよ」
マヤはイチゴクレープの代金をポルナレフに支払いポルナレフからイチゴクレープを受け取る、マヤはイチゴクレープを頬張りながらポルナレフに礼を言うとクレープ屋から立ち去った。
「しっかし、ポル兄が料理が上手いのはホント意外だったよな〜しばらくはポル兄を弄るネタが出来たね」
マヤはそう言いながらもイチゴクレープを完食するとクレープのゴミを近くのゴミ箱に捨て改めて家へと帰る道を歩いていると帽子を深く被った女子高生がスマートフォンをいじりながらマヤが歩いている方向から歩いて来ていた、そして女子高生はマヤに気付く事はなくそのままマヤと真正面からぶつかりマヤは尻餅をついてしまった
「痛った〜ちょっと何処みて歩いてんだよ!」
マヤは怒りの表情を向けるがその女子高生はマヤには謝罪一つせずにそのまま歩き去っていった
「何だよあいつ…ムカつくなぁ」
マヤは不快感を露わにしているが気を取り直してそのまま家へと帰って行く、自分がいる既に敵スタンドの攻撃を受けている事に気付かずに…
「何が足が重いような気もするなぁ、一体どうしたんだろ?」
しばらく歩いているとマヤは自分の足が何やら重くなっている事に気がついた、気になったマヤは自分の右足を見てみるとなんと自分の右足にでかいレンガが引っ付いていた
「な、なんだよコレ!どうして私の足にレンガがくっ付いてんのさ!」
マヤは引っ付いたレンガを剥がそうとするが引っ付いたレンガはビクともしなかった
「こ、これはまさかスタンド攻撃?でも一体いつスタンド攻撃を?」
いつ自分がスタンド攻撃を受けたのかこれまでの自分の行動を思い返すと、とある可能性にたどり着いた
「そ、そう言えばさっき女子高生ぽっい人とぶつかった筈…もしかしてその時に!?」
マヤはさっきの女子高生が敵スタンド使いである可能性を感じた時、マヤの視界に先程自分にぶつかって来た女子高生が立っている事に気付きマヤがその女子高生に近づこうとした時に水色の肌した女性らしき姿が自分の目の前に現れてマヤに攻撃をして来た、マヤは咄嗟に両腕で身を守るがスタンドの攻撃に吹っ飛ばされてしまった。地に何度も転がるもマヤは何とか立ち上がるしかし更なる異変がマヤを襲った、何と先程吹っ飛ばされた時に巻き込んでしまった木製のベンチといくつかの木の枝がマヤの身体の至る何処に引っ付いていたのだ
「まっ、不味いよ!このままじゃやられちゃう!」
マヤは動かし難くなった身体を必死に動かしてながら何とかこの場を離脱しようと動き出すとあの女子高生もマヤに向かって移動し出す
「はぁはぁ、か、身体が重いよ…」
マヤは必死に歩いているが身体中に引っ付いた物の所為でその動きは酷くぎこちなかった。それに対して襲撃者である女子高生は悠々とマヤとの距離を詰めてくる
「ッ!〈ビー・ザ・ワン〉!!」
マヤは〈ビー・ザ・ワン〉の片割れを出すと小雨を降らしてその女子高生の目をくらますが女子高生はそんな事関係無いとばかりに歩みを進める
「なら、コレでどう!?」
マヤはもう片割れの赤ん坊を出すと微弱な電流を流す、普通ならば微弱な電流などは何のダメージなどならないが水で濡れている為に多少のダメージを与える
「ッ…!結構イライラする攻撃ね?」
すると今まで口を開かなかった女子高生が初めて口を開いた
「他人と関わると面倒くさい事になるから普段はあまり他人と口を聞きたくないんだけど…今回は仕方がないか」
女子高生はそう言うと同時にその女子高生の近くに水色の肌をした女性が現れた
「私の名前は
そう言い終わると香織は再びマヤとの間合いを詰めていく、相手に直接的な攻撃が出来ない自分のスタンドでは圧倒的に不利だとマヤは確信している為マヤは重くなっていく身体にムチを打って必死に歩いて行く、だが歩くペースが明らかに遅く直ぐに香織に追いつかれてしまった。
〈ブリル・ラビーン!!〉
再び〈ブリル・ラビーン〉の攻撃を受けてしまったマヤは近くにあったゴミ箱にぶつかり、マヤの身体にゴミ箱がくっついてしまったゴミ箱がくっついたマヤは最早歩く事も出来ずに地面を這いずる事しか出来なくなってしまった
「に、逃げないとほ、本気で不味い」
這いずって逃げるマヤに対してあくまでも冷めて目で見つめてくる香織、それはいつでもマヤなど始末出来るという余裕の現れでもあった、そして香織がマヤにトドメを刺そうと歩みを早めようとした時
「マヤ…お前何で身体中にゴミやらガレキやらくっ付けてやがるんだ?」
其処には今さっき仕事を終えた為帰宅途中のポルナレフが立っていた、そしてポルナレフはマヤの置かれた状況を数秒で理解するとポルナレフは自分のスタンド〈シルバーチャリオッツ〉を出してマヤと香織の間に立ったその時マヤは不覚にもその時のポルナレフの事をカッコイイと感じていた。
To Be Continued…