ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

25 / 44
第二十五羽 甲冑騎士と電撃と2

香織がそう言うと〈ブリル・ラビーン〉がひっついたマヤ達を殴るとマヤ達はひっついたまま飛ばされてしまった。

 

 

「や、奴のスタンドは相手を引っ付けるだけじゃなくて引っ付けた状態で吹っ飛ばす事も出来んのかよ!?」

 

 

ポルナレフが焦りの表情を見せ、そして〈ブリル・ラビーン〉飛ばされたマヤ達は道路へと転がり落ちた、しかも丁度その一台の自動車がポルナレフと香織はしばらく間合いを図るかの様に見つめ合ってから数分が過ぎた、真っ先に動き出したのはポルナレフの〈シルバーチャリオッツ〉であった。〈シルバーシャリオッツは武器であるレイピアで素早いつき攻撃を繰り出す、しかし香織の〈ブリル・ラビーン〉はその攻撃を身を屈めて避けると〈シルバーシャリオッツ〉の鎧に軽く触れると素早く間をとる

 

 

「今の攻撃のつもりかよ?そんなヘナチョコな攻撃に俺の〈シルバーチャリオッツ〉は負けねぇんだよ!」

 

 

ポルナレフは強気な姿勢で反撃しようと構えた時に自分の身体が重くてなる感覚を覚えた、ポルナレフが〈シルバーチャリオッツ〉を見てみると〈シルバーチャリオッツ〉の身体にいくつもの瓦礫がくっついており〈シルバーチャリオッツ〉の動きを阻害していた。

 

 

「な、何だこりゃ!?」

 

 

ポルナレフが思わずそう呟いた時に生まれた隙を香織は見逃さなかった、香織は〈ブリル・ラビーン〉をポルナレフに接近させるとポルナレフを思い切っり殴った、しかしパワー自体は大した事は無い為にポルナレフは軽くよろめいた程度であったがポルナレフの身にも〈シルバーチャリオッツ〉と同じような異変が起きた、マヤと同じように瓦礫やらゴミがひっついてしまい動き難くなってしまった

 

 

「動きを奪うだけじゃつまらないからこれなんてどう?」

 

 

香織はそう言うと香織は〈ブリル・ラビーン〉でポルナレフとマヤを軽く殴る、すると2人の身体がまるで磁石のようにくっついてしまった

 

 

「ポル兄!一体何処に触れてんだよ!変態!ロリコン!」

 

 

「誰がロリコンだ!俺は中学生には興味ねぇよ!あるとするなら翠ちゃんか凛ちゃんだ!って、こんな時に何言わせやがる!」

 

 

「ポル兄が勝手に言っただけだろ!」

 

 

揉みくちゃになりながらも喧嘩しているマヤ達、そんなマヤ達に香織はゆっくりと近づいて来る、香織は自分の勝ちを揺るがないと確信しているのが見てわかった。

 

 

「不味いよポル兄!この状態じゃまともに戦えないよ!」

 

 

「とりあえず今は逃げるぞ!マヤ」

 

 

ポルナレフとマヤはくっついている状態で香織から逃げ出すがくっつている為にまともに逃げ出すのもままならなかったが必死に公園から逃げ出した、公園から逃げ出したマヤ達は商店街の中を走っていた。しかし周りの人々はマヤ達にまるで不審者を見るような目線で見つめていた、何故ならば中学生の少女を抱き合う様な形で走っている青年の姿は今の時代不審者にしか見えないからだ。マヤはポルナレフの背後を見ながら香織が余裕があるのを見せつけるかの様かな歩いて近づいているのを見つめていた

 

 

「ポル兄!どう見ても目立ってる!何とか人目がつかない場所に逃げ込めない?」

 

 

「そんなもん俺も分かってるわ!お前はまだ良いが俺は周りから不審者を見る目で見られてんだよ!それって結構キツイんだぞ!」

 

 

「ポル兄ってそんな見かけをしてる癖に意外と繊細なんだね?」

 

 

「意外は余計だ!」

 

 

ひっついて状態で逃げているにも関わらずに仲良く喧嘩しながら逃げているマヤ達を見て香織はイラつきを覚え始めていた。ポルナレフはとりあえず商店街の大通りから路地裏に抜けると狭い道を通りながら香織の目から逃れようとするが香織は〈ブリル・ラビーン〉でポルナレフの足を殴ると近くにあったゴミ箱がくっついてポルナレフは地面に転がってしまう、地面に転がったマヤ達に〈ブリル・ラビーン〉が再び触れるとマヤ達の身体は一旦離れるが直ぐに〈ブリル・ラビーン〉が2人に触れ再びマヤ達はくっついてしまった。

 

 

「え、ええええ!!!」

 

 

マヤは顔を真っ赤にして叫んだ何故ならば今度の体勢マヤが自分の尻を突き出す様な体勢であるポルナレフは前屈みの体勢でくっついていたからだ

 

 

「あははは!面白い格好でくっついちゃてるわね、このまま死んじゃったら末代までの恥じゃないかしら?」

 

 

マヤ達の姿を見て腹を抱えながら笑う香織、マヤ達は何とか反撃したい所だったが今のままでは充分な戦闘が出来ないのは分かり切っていたのでそのままの体勢で逃走を試みる

 

 

「何あの2人?」

 

 

「ロリコンか?」

 

 

「あの中学生援助交際でもしてんのかね?」

 

 

街行く人々は先程以上にマヤ達を不審者で見る目で見ていた、マヤ達の格好が見る人に誤解を招く物であるのもあるがマヤの頬がほんのりと赤く染まり涙目になっているのも更なる誤解を招く要因になっていた

 

 

「はぁ、はぁ、ポル兄、もう少し優しくしてよ、結構キツイんだからさ」

 

 

「キツイのは分かってはいるが誤解を招くような言い方すんな!」

 

 

周囲の人々の痛い視線に耐えながら何とか商店街から出るとついて来ていた香織は再び新たな攻撃をマヤ達に仕掛ける

 

 

「チクショウ!また来たぞ!」

 

 

「ちょ、ポル兄!ペースが速いよ!う、うわぁ!」

 

 

焦ったポルナレフはペースを上げるがマヤはポルナレフのペースについて行く事は出来ずに前のめりに倒れてしまい、その時に〈ブリル・ラビーン〉がマヤ達に触れ、三度マヤ達の体勢が変わる、今度の体勢はお互いが背中合わせの様な格好であり其処に沢山のゴミがひっついている

 

 

「また、体勢が変わっちゃったよポル兄!」

 

 

「マヤ暴れるな!」

 

 

お互い背中合わせでひっついている為に今までとは違いまともに走る事が出来ないマヤ達はその場でゴロゴロと回るだけであった、そんなマヤを見下すかの様に香織が近づき

 

 

「ねぇ、みっともなく命乞いをしてくれるならば助けてあげても良いけどどうする?」

 

 

「ぶさけんな!誰かそんな事するか!」

 

 

マヤは香織に怒りを露わにしながらそう言うと香織は呆れた表情で

 

 

「あっそ、じゃあ死ねば?」

 

香織はそう言うとマヤ達を車が走っている道路に向かって蹴り飛ばした、そしてマヤ達は何度か転がると道路の真ん中あたりで止まってしまったしかも最悪な事に遠くから車がこちらに向かって走ってくるのが見えていた。

 

 

「は、早く逃げないと!ポル兄も早く何とかしてよ!」

 

 

「今、必死で助かる方法を考えてんだから静かにしてくれ!」

 

 

「大人しく命乞いしていれば助かったのに馬鹿な奴らね、それじゃあさようならおふたりさん?」

 

 

そう言うと香織はマヤ達の最後を見届ける事もせずにその場から立ち去る、そしてマヤ達の元には自動車が後百メートルという所にまで近づいていた、

 

 

「そ、そうだ!ポル兄!ポル兄の〈シルバーチャリオッツ〉で何とか出来ない!?」

 

 

「そ、そうか、〈シルバーチャリオッツ〉!」

 

 

ポルナレフは〈シルバーチャリオッツ〉を出すと〈シルバーチャリオッツ〉のレイピアで車のタイヤをパンクさせて運転を止めさせた、が、しかし一台目の直ぐ後ろに二台目の車が走って来ていた、もうマヤ達の距離まで50メートルもない

 

 

「く、クソ、これまでか!」

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

マヤとポルナレフは思わず目をつぶり、その後ブレーキ音と共に何がかぶつかる大きな音が響いた

 

 

「どうやら終わったみたいね」

 

 

その場から立ち去った香織の耳にも事故の音は聞こえていた香織は勝利を確信した笑みを浮かべるがジジという音が聞こ後ろを振り返るとそこには自動車に引かれた筈のマヤとポルナレフが宙に浮かんでいた

 

 

「ど、どうして宙を飛んでるのよ!?」

 

 

その時香織は気づいた、マヤ達の近くに幼稚園ぐらいの子供が浮かんでおり、そしてその周りにパリパリと微弱な電気が走っていた。そうマヤは<ビー・ザ・ワン>の能力を使い電柱を電磁磁石とする事で危機を脱していたのだ。

 

「ま、まさか、スタンド攻撃?」

 

 

「これでもくらえ!!!」

 

 

マヤ達はマヤのスタンド能力により電磁石となった電柱を磁石同士がくっつく性質を利用しまるで自転車の様な速さで香織にぶつかり香織を吹っ飛ばした、そして吹っ飛ばされた香織は近くにあった無人のテラス席に突っ込むとピクピクと痙攣しているだけであった

 

 

涼風香織(すすかぜ かおり)スタンド名〈ブリル・ラビーン〉再起不能(リタイヤ)

 

 

香織が倒された事で能力が解除され数分ぶりにマヤ達は離れる事が出来た

 

 

「たく、ヒデェ目にあったぜ、しかしまさかあそこでお前のスタンド能力が成長するとは思わなかったぜ」

 

 

「スタンド能力って成長するの?」

 

 

「本体の精神(こころ)が成長すればスタンドも成長する、お前も今回の戦いで成長したって事だろ」

 

 

「じゃあ今日から私のスタンドの名前はビー・ザ・ワンACT2って事だね!さて、お腹空いちゃったし早く帰ってご飯食べようと」

 

 

そう言うとマヤは走って自分の家へと向かって行く、ポルナレフはため息を吐くとマヤの後に着いて行く様に歩き出したのだった。

 

 

To Be Continued……

 




スタンド図鑑


スタンド名/ブリル・ラビーン/本体/涼風香織(すすかぜかおり)19才


破壊力C/スピードE/射程距離E/持続力A/精密動作性A/成長性D


メモ/水色の女性の姿をしたスタンド。殴ったもの触れた物をくっつける事が出来る、くっつけた物にもう一度触れれば離れさせる事も出来るしくっつけた物をくっつけたまま飛ばすという芸当も可能である。


スタンド名/ビー・ザ・ワンACT2/本体/条河摩耶14才中学生


破壊力DスピードE/射程距離A/持続力A〜D精密動作性D/成長性A


メモ/マヤのスタンドが成長した姿見た目は幼稚園児ぐらいの子供であり操れる電気の威力が上がっている。其れを利用して周りにある金属を電磁石とする事で遠距離からの攻撃も可能となった。


スタンド名/シルバーチャリオッツ/本体/ジャン=ピエール・ポルナレフ32才SPW財団の職員


破壊力C/スピードA/射程距離C/持続力B/精密動作性B/成長性C


メモ/銀色の甲冑を着た細身の騎士の姿をしたスタンド。右手にあるレイピアを武器にして戦う、そのレイピア捌きは凄まじく放り投げた5枚のコインを一突きで全て貫いたり、空と空の間に溝を作って炎を打ち返したり、飛んでくる銃弾を切り落としたりもできる。目にも留まらぬ早さで繰り出される剣戟による制圧能力は非常に高い、尚レイピアの剣針を飛ばす事が出来るが射程距離は非常に短い

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。